大黒天


チベットやインドの神様で、大黒天の原型です。

チベット仏教の護法神としても知られる仏像 大黒天(マハーカーラ) 黄銅 一点もの

大黒天は生殖と繁栄をもたらす神様です。
「生殖」ですからね、マハーカーラのはじめとおわりの「マ」と「ラ」を
とって「マラ」という言葉が生まれたなんていう説もあるようです。
インドではリンガといって男性のシンボルをご神体として崇めますが、
大黒天はその流れをくんでおります。
男性のシンボルに五穀豊穣や恋愛成就を祈るわけです。
あー、だからお父さんは「大黒柱」なのね。うふふ。

木彫仏像大黒天120cm楠木彩色
大きな袋をもって頭巾をかぶり、右手に小槌という姿は、
男性のシンボルが変化した姿とも言われています。

【高岡銅器】大黒天像 銅製


高村光雲『大黒天』銀製

そんなわけで、日本でも各地に男根祭(へのこ祭り)というものが
あったらしい。今もあるのか?

日本トンデモ祭

昔、旅行から帰ってきた友達が、そんな祭りをする地方に行っていたらしく、
そこかしこに男根のご神体がある環境にひたってきたために、
学校帰りの遊歩道で、にょきにょき建ってる石のポールが
「全部アレに見えてしょうがない」と、
ちょっとノイローゼになっていた。
家族旅行で行ったらしいが、お年頃の女子のために
場所は選んで欲しいものだなぁ、と思う。

ところでガマガエルは、大黒天の化身だそうで、
昔、大きなガマが、モノをよく引き寄せることがあったとかいう
伝説から、大黒天と結び付けられたらしい。
したがってカエルは縁起がよろしい。

グジェリ madeinロシア ガマガエル
「お金がカエル」などと語呂合わせして演技をかつぐのが
一般的だが、カエル=大黒天という理解が正しいようで。
それで財布は「ガマ口」いうのか。
財布というのは、お金を出すのではなく、基本、入れるものか…。

【カエル革製】がま口(大)
こんな財布はあまりない。
カエル革とは恐れ入る。

ちなみに、家の蔵(蔵なんて田舎にしかないけどな)は、
白壁が基本なのは、大黒天にちなんでいるそうだ。

白=福、なのだそうだ。

大黒天=日天、とも称す。
日天=太陽=生命力=生存・生殖・繁栄







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