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tajim

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Jan 22, 2006
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この間久々に、ロンドン市内で終電の時間を無視して飲みました。法律でパブの営業時間が自由になったので、いつまででも飲めるだろうと思いきや、今までどおりに11時になると閉まってしまう店ばかり。ようやく探したパブで飲んでいるとそこも1時には閉まってしまう。そこから開いている店を求めて深夜のソーホーを随分うろうろしました。基本的に田舎者なので、酔っ払いや客寄せでにぎわう風俗街自体が珍しくて落ち着かない。なんだかうるさいし、汚いし、危なっかしいし、ようやく見つけたオープンカフェでは目の前の通りで暴走族が休憩中で、排気ガスを浴びながらのお茶。なんだかすっかり気分をそがれて、2時半に解散、それぞれナイトバスで帰ることに。もう絶対あんなところであんな時間に飲みには出ない!と誓いたくなりました。

以前深夜にロンドンに出たときも、かなり嫌な思いをしました。一人で夜中のウォータールー駅に着くと、もう地下鉄は終わっている。仕方なくバスを探して駅の外に出ると、外では怪しい人々が無言で(お互いそっぽを向きながら)マッチ箱のようなものを渡している。ようやくバス停を探して待っていると、大きな犬を連れてリュックをしょった中年の女性が「私はスコットランドから来てバスの乗り方が分からないのよー。誰か教えてー。」と言いながらふらふらしている。でも、バスが来ると慣れた様子で定期で乗り込んだ。その女性はバスの中でも挙動が怪しく、落ちた定期を拾おうとかがんだら、開いていた背中のリュックの中身が全部飛び出した。すると、落ちたものの中には本や水に混じって、いくつもの注射器。それで挙動がおかしかったのだ。

やっぱり田舎者なんだと痛感しますね。こんな思いをして外で飲みたくないと思ってしまう。家で美味しいワインでも買ってゆっくり飲んだほうがよっぽど楽しい。他の2人(独身、市内在住)は慣れた様子で、全然不快に感じている風でもなかったけど、今度はお酒を持ち寄ってうちで飲みましょう、とうことに。

それにしても、ナイトバスがあるからいつでも帰れるというのは嬉しい。ロンドン市内を縦横に走る真っ赤なロンドンバスのいくつかは、深夜12時を過ぎると日中より長距離のルートに変わり、早朝まで途切れることなく走り続け、酔っ払った市民を家に連れて帰ります。早々に終電を迎える電車や地下鉄の時間が終わると、ナイトバスの時間になります。私の住んでいる町も普段はロンドンからのバスなんて出ていない田舎なのに、ナイトバスの時間になると直行便が出ます。乗ると一時間以上かかるロンドン市外の終着駅なのに、料金は日中の市内バスと同じ一律料金だし、トラベルカードも定期も使えます。深夜なのに、普段の電車よりもかなり安い料金で直行で帰れるんだから、こんなにありがたいことはありません。何よりも、何時になったって公共の交通機関で安全に帰れる、という安心感が嬉しい。こういうところはやっぱり市長のケンの力かな、と感心させられますね。それでもやっぱり公共交通機関の料金は高すぎますが。






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Last updated  Jan 26, 2006 10:26:43 PM
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