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tajim

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Jan 27, 2006
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携帯を盗まれてしまった。
帰りの電車でバッグのいつもの内ポケットに携帯がないことに気づいた。
無意識に別なところに入れてしまうこともあるので、探したけど見つからなかった。とりあえず家に帰って(どこかから呼び出し音が聞こえることを期待して)自分の番号に電話してみると、つながらない。おかしい。

問い合わせのために携帯のネットワーク会社に電話をしてみると、今日、私の番号から3ポンドくらいの電話をかけた形跡があるという。明らかに私ではない。ということは、やっぱり盗られたのだ。

思い当たることがないわけではない。
最後に携帯を見たのは授業の終わった1時ごろ。
そのまま友人達と大学近くのパブにランチを食べに行った。
パブは混んでいて、(嫌だったけど)床に荷物を置くしかなかった。一応、隠すようにバッグの上にコートを丸めて置いておいた。続いて私と背中合わせの席に三人組の男女(若い男2人とおばさん一人)が座り、おばさんは私の荷物の横に自分の荷物を置いた。そのまま私達も、後ろの人たちも昼ご飯を食べていた。後ろの人たちのほうが先に食べ終わり、帰り支度をしていた。と、おばさんは自分の荷物(ジョンルイスの緑の買い物袋)をやたらがさがさとさぐっている。なんだかずいぶんがさがさしてるし、隣にあるわたしの荷物に触れられるのが気分が悪いので、私はバッグを手で引き寄せた。と、おばさんは私のほうを見て、「Sorry!」といってにこっとした。悪い人には見えなかった。私が「It's OK」と言うと、3人組は去っていった。

でも、その時しかありえない!
あんな平然とした顔をして、微笑みながら、あの50は過ぎているだろうおばさんが、私のかばんから携帯を盗んでいったのだ。
きっと、あの緑色の袋には穴が開いていて、おばさんは自分の荷物に手を入れるふりをしながらその先にある私の荷物を探っていたのだ。常套手段に違いない。
どうしても信じられないのは、あの人たちが(恐らくは)盗人集団だということ。外人のようだったけど、身なりはきちんとしていたし、だいたいゆっくりとランチを食べていた。この国には明らかにチンピラに見える若者とか、子供とか、見るからに盗みそうな人たちはいっぱいいるし、そういう時はこっちだってもっと気をつける。でも、あんな普通に見える人たちが盗人なんて・・・

でも、おそらくそれが狙い目なんだろう。
大学周辺は大英博物館もあるし、観光客や留学生が多い。あの辺のパブで外人の近くに席を取り、食事をするふりをしながら同じ手で荷物をあさっているんだろう。そんな手に、まさか自分がひっかかるなんて思わなかった。気をつけてなかったわけじゃないし、ずっと目に入るところに置いておいたのに。それでも今日は座った席が悪く、いつもの安心なルール(荷物は壁際か目の高さに置く、貴重品は別にしておく、等)が守れていない状況だったのも事実で、私は何度か席をかわりたいと思ったし、ちょっと落ち着かない状態だったのも確かなのだけど。

幸いなこととすれば、電話代の被害が3ポンドくらいですんだことと、携帯の本体が最近無料でアップグレードしてもらったものだったこと、それからうちにアップグレード前に使っていた本体がまだ残っていること。盗難届けを出したので電話はすぐに止めてもらったし、携帯本体も「ブラックリスト」に載せるそうだ。三日で新しいSIMカードを送ってくれると言うし、番号も変わらないらしい。ようするに、三日すれば前に使っていた携帯が普通に使えるようになるということだ。コールセンターの人のめずらしく手際の良い対応に、きっと携帯盗難ってすごく多いんだろうなー、と思わされた。

それにしても悔しい。せっかくビデオフォンが手に入ったところだったのにな。もう最新機種を手に入れるのはやめよう。アップグレードの代わりに値引きをしてもらったほうがよさそうだ。





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Last updated  Jan 28, 2006 04:02:34 AM
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