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しばらく書いてなかったので、これまでの闘病記録を続けます
<投薬治療と入院>
以前にも書きましたが、TS-1とシスプラチンの併用療法なので、
・3週間TS-1を朝夕食後2回服用
・服用開始後8日目にシスプラチンを点滴で投薬
(このために、7日目に事前入院し、点滴開始。8日目当日は朝から吐き気止めを点滴と飲み薬で服用し、大量の点滴を24時間体勢で3日ほど継続。シスプラチン排泄の為、利尿剤も投与)
・入院中は殆ど食欲なくなり、吐き気もする。1週間位でだんだん体調がよくなり、自力で食事が摂れるようになったら退院。相部屋なら約10万円(私の場合、今は個室にしたので+9万円)
・退院後もTS-1は続き、3週間目が終わると化学療法は一旦中断(2週間インターバルをあける必要あり。従って1コース5週間のサイクル)
入院中は、トイレに行ってはベッドに戻り、トイレに行ってはベッドに戻りの繰り返しで、ス トレスがたまりました。相部屋だと部屋にはトイレが無いので、行くのが大変。特に夜中。
また、相部屋だと、重症患者もいて夜中に叫び声を上げたりして、とてもベッドで休まりません。しまいには、寝れないから面会ルームのソファに横になってました。
まだ9月の暑いころだったのでよかったですが、この寒い冬ではとてもムリですね。
このため、2回目の入院からは個室を希望しました。
9月の一回目の抗がん剤治療は、副作用は多くなかったので、トイレと食欲減退だけがつらかったです。でもあまり耐えられないほどではなかったので、何もしていない9月の終り頃なんかはとても元気で、がん患者とは思えないくらい
もともと、病気が見つかるまで何も症状は出ていなかったので、治療していない状態のほうが元気なくらい。
相部屋の患者さんで69歳の男性が胃がんで入院してましたが、そのかたもとても元気で血色がいいんです。いつもゴルフをやっていて、声もハリがあって大きいのでホントにがん患者?って感じ。
この人から聞いた話では、もっと古株の入院患者がいて、その人は40代くらいだが、結構末期のガンだといわれたにもかかわらず、エレベーターを使わずに階段を上り下りし、病気に負けない気概を持って頑張ってる人がいる。その人は既に医者から言われた余命を超えて生き続けているらしく、声も大きくてガッツのある感じらしい。
だから、あなたも若いし気落ちしないで見習ったほうがいい!とはげまされました。
同じ患者さんで頑張っている人を見ると、とても勇気付けられます。
その後、10月・11月と昨年は合計3回抗がん剤治療を受けました。10月も11月もほぼ状況は同じ。個室にした分、気楽になったのが救いでした。
ただ、10月はちょっと調子に乗りすぎて、最後の日の晩に焼きそばを食べたところ、それまで殆ど口にしていなかったものを食べたせいで、下腹が激痛を起こしてしまいました。
トイレに行って便を出したくもあり、口からも吐きそうにもなり、冷や汗は大量にあふれ出てきて大変でした。なんとか翌日には治まりましたが、調子に乗ってはいかんと戒めをうけました・・・
食事はゼリーとかヨーグルトとかバナナとかパンとかそんな感じですかね。
暖かいものはにおいがして気持ち悪くなるので、冷たいものばかり。夏場はよかったけど、寒くなるにつれて食欲がもどりにくくなりました。
自分で売店に行き買ってくるのですが、それも多少の気分転換になります。病室に閉じこもりきりではね。
個室ならテレビも見放題(相部屋はテレビカード式だし、気を使ってあまりゆっくり見てられない)なんですが、昼間のテレビはろくな番組やってないからあまり見てません。
サッカー日本代表の試合とか、日本シリーズとか、スポーツ中継はいいですね。
入院に当って、スマホに買い換えました。ケータイでは機能的には不十分でネットを見たかったからなんですが、これが大正解!!
暇つぶしには最適でした。若い看護婦さんはまだ買い替えに迷っている人がいたので、機能や費用を説明したりして、仲良くなる事もできました。
あと、入院中は殆ど点滴しながらの移動なので、お風呂が大変です。
看護師さんを呼んで、水が入らないような処置をして入浴するのですが、上着を脱げないので、更衣室に看護師さんと一緒に行って上半身はだかまでついてくれます。
スマホに迷ってる若い看護師さんなんで、ちょっとこっちも恥ずかしい。。。
食欲もなくなって、便も出なくなってしまったから下剤をお願いしたら、座薬しかなくて自分で入れるのかと思ったら、その若い看護師さんが来てお尻に入れるというので、これまたちょっと恥ずかしかったですね・・・
退院後は、CT検査と胃カメラで経過観察をしました。医師からは「縮小しているようですね」と効果があったことを伝えられ喜びました!
自分の首の部分の腫れも小さくなっている事は実感できていたので、体内も縮小効果があったことを確認できて、よかったです。このまま治療は継続ということにあらためてなりました。
ところで、12月は行ける時に行っておきたいトルコ旅行にでかけた為、入院は年末を避け、年明け1月にしました。
この1月の入院が実は大変で・・・続きはまた今度。