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本日もホームでしたが、小学校のスキー教室があまりにも大人数でゲレンデが占領された為、ほとんど練習にならず。まあこんな時は気楽にいきましょう
なにせゲレンデ2本だけのスキー場に、指導員だけで58人も用意しなければならなかったと言ってましたからその混雑振りは予想できるでしょう。でも賑わうスキー場って良いモンです、あんまりガラガラじゃスキー場の将来が不安になってしまいますからね
さて、そんなワケで今日はあんまり書く事が無いので、この間の「レース」を振り返ってみました。そう、あの「転倒により最下位となったレース」についてです。本当はあんまり思い出したくも無いんですけど、そうも言ってられないので。きちんと振り返り、きちんと反省しないと進歩がありませんから。
まずあのレース、最初から「迷い」だらけだったんです。
第一に「天候」、当日は朝からどんよりとしていて、直ぐに崩れ出し重い雪へと変わりました。実は私、昔「どしゃ降り雨の中でレース」をやった事があり、その後に熱を出して3日間寝込んだ事がありまして「悪天候のレース」には非常に神経質になっちゃうんですよね、今回もいつ雪から雨に変わってもおかしくない天気でして、参加を取り止めようかと考えてたんです、でもそんな弱気じゃいけないと思い参加しました。まあこれは「失敗の理由」にはならないでしょうが、これがケチの付き始めだったのは間違いありません。
その2「板の選択」、当日私は2本の板を持って行きまして、どっちを使うか最後の最後まで迷っていました。1本は「191cm、純粋なGSレース用の板」で、もう1本が最近ずっと使ってる「178cm、ロングターン用デモ板」です。天候が良ければ、少なくとも雪も雨も降っていなければすんなりと191cmのGS板で決まりだったんですが、この悪天候ではそれを使いこなせる自信が無く、レーススタート直前まで迷い、結局安全策を取るということで178cmデモ板を選択しました。
本来、単純に結論から言えば「正解」だった筈なんですが、そこには大きな落とし穴が。
もしも長い板で参加していたなら、あの転倒した3旗門目はもっとスロースピードで進入せざるを得なかった筈なので、多分転倒には至らなかった筈なんです、しかし選んだのが178cmの短めの板だったが為に、少しくらい飛ばしてもクリア出来るだろうという甘い考えを起こしていたのは事実。結果オーバースピードとなり、気を付けていたにもかかわらず「高温、悪天候によりエグレまくっていたコースの吹き溜まりへと乗り上げての転倒」という情け無い結果を引き起こす事になってしまったんです。
まあ、それをクリアできるだけの技術が足りなかったというのは言うまでも無いんですが、足りなきゃ足りないなりのレース運びというものがありまして、それを無視したが故の「至極当然の転倒」と言わざるを得ないでしょうね。しかしスタート台に立った直後ですら「この板で良かったのかなあ・・・・」と迷ってたんですから、そんな思考回路で上手くなんか行く筈がありませんよね、あの日、私には「決断」というものが一切ありませんでした、「参加するのか、取り止めるのかの決断」、「どっちの板を選択するのかの決断」、そして転倒する旗門を前にした時の「攻めるのか、抑えるのか、の決断」、その全てが「迷い」となっていました。こういう時の迷いって、間違いなく滑りに表れます、影響します。これは検定の時でも同じで、滑りの中で「どうしようか?」とか「どっちにしようか?」などという迷いが出た種目は、決して合格点は付きません、当然です、検定員の目に「迷い」が映るからです。
勝負に「たら」「れば」は禁物です、でももしあのレース、最初から「今日はこっちの板!そして無理せずに抑えて滑る!」とか「無茶を承知でGS板!」という決断があったならば、もうちょっと違った結果が出ていたかも知れません。
ただ、一番最良の決断は「この天候でのレースは参加しない!」って選択が最良だったのかも知れません、少なくともあの時の私の技術力では、ね。
どんな失敗であっても、そこには必ず「失敗した理由」が存在します。予めその「理由」になるものを取り除いておけば「失敗の可能性」は減らす事が出来ます。それにはまず「自信を付ける」のが最善であり、その自信を付ける為には「練習を重ねる」って事が最善策なんでしょうね、「自己暗示に掛ける」って離れワザもありますが、あまりに現実離れした手段なんでちょっとそこまでは・・・・・・・