【中学受験】算数の解法テクニック♪

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カテゴリ: 中学受験算数

Aの2倍とBの3倍が等しい。


前回の問題は「逆比」の本質を学ぶ例題としては、
ややイレギュラーだったかもしれません。

ただ、「逆比」の概念をまったく知らなくても、
感覚的に解ける問題として取り上げてみたわけです。

さて、今回は、「逆比の基本」をやります。
逆比の作り方を覚える、のではなく、その概念を
理解することが大切です。




         ≪問題≫

  Aの2倍とBの3倍が等しいとき、A:Bは?






   ※mazuha jibun de kangae te kudasai!



■解法その1 
Aの2倍とBの3倍が等しいとき、A:Bは?

文中の2倍と3倍の2と3を左右ひっくり返して3:2とする。
正答 A:B=3:2


■解法その2
Aの2倍とBの3倍が等しいとき、A:Bは?

等しい数を2と3の最小公倍数「6」とおくと、

・A×2=「6」
・B×3=「6」

これより、

・A=6÷2=3
・B=6÷3=2

よって、A:B=3:2


■解法その3
Aの2倍とBの3倍が等しいとき、A:Bは?

等しい数を「1」とおくと、

・A×2=「1」
・B×3=「1」

これより、

・A=1÷2=1/2
・B=1÷3=1/3

よって、A:B=1/2:1:3

1/2:1/3を6で通分すると、

3/6:2/6

分母が共通なので、分子の比3:2が答となる。


■解法その4
Aの2倍とBの3倍が等しいとき、A:Bは?

等しい数を「1」とおくと、

・A×2=「1」
・B×3=「1」

これより、

・A=1÷2=1/2
・B=1÷3=1/3

よって、A:B=1/2:1:3

(※ここまでは「解法3」とまったく同じ。)

1/2:1/3について、

・右項の分母3×左項の分子1=3
・左項の分母2×右項の分子1=2

正答 3:2


■解法その5
Aの2倍とBの3倍が等しいとき、A:Bは?

2の逆数は1/2、3の逆数は1/3

よって、A:B=1/2:1/3=3:2

正答 3:2


以上5つの解法のうち、僕が授業で一番最初に
解説する方法はどれでしょう?
また、それはどのような理由によるでしょうか?

これを真剣に考えてもらうと、
「逆比」の面白さと同時に注意すべき点が
浮かび上がると思います。

そのあたりはまた次回に。

それでは~。





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Last updated  2008年05月07日 06時00分52秒
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