東村山グルメ日記

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マサ@東村山

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2005年01月25日
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カテゴリ: うどん
 武蔵野うどんに「正統派」というモノがあるとしたら、今回紹介する「ますや」はまさに正統派だと思う。以前にも書いたが、いい意味で力が抜けているところが武蔵野うどんのいいところであり、そういうお店が正統派だと私は思う。この「ますや」は、マスさんというおばあちゃんが切り盛りしているお店で、連日、ご近所さんで賑わっている。
 場所は東村山駅東口から府中街道に出て、所沢方面に向かって歩く。1キロほど先に「久米川辻」という交差点があり、そこを左折して10メートルほど歩いた左側にある。



 普通の一軒家という感じの玄関先に紺地に「ますや」と白抜きした暖簾がたなびく。武蔵野うどんならではの風情満点だ。入ると小上がりは人でいっぱい。私はカウンターに座り、「肉汁うどん」(700円)を頼んだ。
 あらかじめ茹でておいたうどんを器に乗せ、カウンターの大皿にある3種類の野菜天ぷらを皿に乗せ、肉汁を別の器に注いで出来上がり。



 作り方にはいくらでも突っ込みどころはあるが、マスさんが「はい、お待ちどうさま」と出してくれた時点ですべてOK。すべてはマスさんをはじめ、家族の人が朝早くから起きて作った手作りなのだ。何の文句があろうか。
 ほんのりと薄く色のついた麺は武蔵野うどんの証。早速、肉汁につけていただきま~す。うーん、旨い。讃岐うどんほどではないが、ちゃんとコシがあり、しかもモッチリとして柔らかい。ごぼう、タマネギ、ニンジンの3種類の野菜天ぷらと一緒に食べると、さらに旨さが増す。食べ終えると、マスさんが「お代わりはいいのかい?」とニッコリ。この日はお腹いっぱいだったので断ったが、あのマスさんの笑顔につられて頼んじゃう人は多いだろうな。

 実は私、カミさんが妊娠していた2003年12月に一緒に「ますや」に来たことがある。臨月のカミさんは運動不足ぎみだったから、散歩しようということでテクテクとココまで歩いてきて、「小腹が空いたから」と入ったのだ。ちょうど昼時を過ぎた2時ぐらいだったと思う。お客さんが少なかったせいもあり、マスさんはいろいろと話しかけてくれて、帰りに「これを食べなさい」と自家製のゆずジャムをくれた。断っておくが、私もカミさんもマスさんとは初対面だ。でも、すごくよくしてくれた。私とカミさんにとっては忘れられないお店である。
 武蔵野うどんの良さは、うどんの味だけじゃないってことを教えられたお店でもある。





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最終更新日  2007年10月13日 05時54分04秒
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