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カテゴリ: ★★★★☆な本
ささらさや

事故で夫を失ったサヤは赤ん坊のユウ坊と佐佐良の街へ移住する。そこでは不思議な事件が次々に起こる。けれど、その度に亡き夫が他人の姿を借りて助けに来るのだ。そんなサヤに、義姉がユウ坊を養子にしたいと圧力をかけてくる。そしてユウ坊が誘拐された!ゴーストの夫とサヤが永遠の別れを迎えるまでの愛しく切ない日々。連作ミステリ小説。


<感想> ★★★★☆

加納朋子さんの作品を読むのは3作目ですが、加納朋子さんほどポジショ

ンが明確になっていない作家さんも珍しいのではないかと思います。 基

本的にはミステリー仕立ての作風ですが『ガラスの麒麟』などを読む限り

文体は江國香織さんのそれに近いと思います。 

本書もストーリー自体に目新しさはないもののあらゆるジャンルを内包し

た加納ワールドが展開しています。 主人公のさやは最近の若い母親像と

かけ離れた人物設定になっています。 さやの使っているベビーカーがA

型でもB型でもなく昨今見かけなくなった乳母車というのはある意味で象

徴だと思います。 私たちは死という最大の不条理から逃れることが出来

きません。 逝ってしまった者、遺された者。 それぞれ、それをどのよ

うに受け容れるのか?そんなことを考えされられました。 

子供が生まれたばかりの時不安に思っていたことっていくつもあると思い

ますが、本書にもさやの視点を借りていくつか語られています。 突然の

高熱の正体が突発性発疹だったり・・・。私は大泉門(あたまのプヨプヨ

したところ)の存在が信じられませんでした(笑) 

私自身は未読ですが『いま、会いにいきます』と比較して読んでみても面

白いかもしれません。 






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最終更新日  2006.07.28 22:11:30
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