「きらりの旅日記」

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ほしのきらり。

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2023.07.07
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カテゴリ: 歌舞伎
東京・歌舞伎座「七月大歌舞伎」午後の部・・・最後3つ目の演目は静の法楽舞です手書きハート



九世市川團十郎歿後百二十年

劇聖と謳われた「九世團十郎」が制定した

新歌舞伎十八番のひとつ。

平成30年に新たな着想により

復活上演された本作を、

九世團十郎の歿後120年という

節目の年に上演します。

河東節、常磐津、清元、竹本、長唄囃子の五重奏など、

豊かな音楽性とエンターテーメント世溢れる、

目にも耳にも楽しいひと時を堪能しましょう


松岡亮作

三、歌舞伎十八番の内

かまくらはちまんぐうしずかのほうらくのまい
​鎌倉八幡宮静の法楽舞​





夜な夜な物の怪が現れるという

鎌倉の荒れ寺に、

怪しい風と共に現れたのは、

一人の老女。

以前は、

都の白拍子であったと語る老女は、

舞を舞い始めます。

やがて老女の姿が見えなくなると、

次々と物の怪が集まり・・・。



三、「九世市川團十郎歿後百二十年 新歌舞伎十八番の内

『鎌倉八幡宮静の法楽舞』」

作:松岡亮

【出演】

静御前 / 源義経 / 老女 / 白蔵主 / 油坊主 / 三途川の船頭 / 化生: 市川團十郎

三ツ目 / 町娘 / 五郎姉二宮姫: 市川ぼたん

提灯 / 若船頭 / 竹抜五郎: 市川新之助

僧普聞坊:大谷廣松

僧寿量坊:市川男寅

僧隋喜坊:中村玉太郎

蛇骨婆:市川九團次

姑獲鳥:中村児太郎

僧方便坊:中村種之助


【こんな・・・お話】

​歌舞伎十八番の内『鎌倉八幡宮静の法楽舞』​

音楽は、河東節、常磐津、清元、竹本、長唄囃子

5つの音楽の掛け合い

特に、河東節(かとうぶし)は・・・「助六」


舞踊は、早替わりをふんだんに取り入れた変化舞。

團十郎さんの7役の早替わりがお見事


お話は・・・

源平の合戦、

源義経と妾の静御前の物語。

義経の兄、

源頼朝に捉えられた静御前は、

鎌倉の鶴岡八幡宮で、

舞を舞うように所望されます。


最初は、

團十郎さんが、

老女に扮し、能のような所作で登場

もとは、都の白拍子だったと、語るこの老女が舞う。

舞は、どんどん変化してゆき、

最後に、化生 (けしょう) ・・・お化けになる

音楽は、

常磐津と清元の掛け合い。

次々と物の怪も登場します。

ぼたんちゃん&新之助くんも・・・登場

「我らが父十三代目にさも似たり」 のセリフもあり、

竹本のリズミカルな音楽が楽しい。


白蔵主、白狐のような團十郎さんが登場

ここは、

新歌舞伎十八番『狐釣』が引用された踊り。

音楽も、河東節、長唄と次々登場。

早替わりで、

『油坊主』が引用された踊り

花道で、油坊主にぶつかったと思ったら、

早替わりで、

三途の川の船頭(團十郎さん)の登場

しずやしず、しずのおだまきくりかえし、
​賤や賤、しずの苧環繰り返し​

  むかしをいまになすよしもがな
​昔をいまになすよしもがな​

静御前が、愛する 源義経を思って

鎌倉鶴岡八幡宮で、詠んだ歌です


いよいよ團十郎さんの静御前の登場

烏帽子を被った義経の團十郎さんが、

見事な早替わりで登場


静御前が、義経との別れや、

我が子を頼朝に殺されたことなどを悲しんでいると、

次第に化生に変化してゆく・・・。

音楽は、五重奏となり厚みを増す。

最後は、幕外からの引っ込み・・・おわり。



(写真撮影:ほしのきらり。)

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最終更新日  2023.07.07 00:10:13
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