第16回アカデミー賞で作品賞にノミネート。ヘンリー・フォンダは、20世紀フォックスと契約している間、彼が出演しなければならなかった映画のクオリティに不満を持っていたが、本作品は珍しく彼が実際に主演することに熱心だったその時代のわずか2本の映画のうちの1本。ウィリアム A. ウェルマン監督は小説「オックスボウ事件」が大好きで、長い間映画化を望んでいたが、権利所有者は、メイ・ウェストのキャスティングを望んだ。最後にウェルマンは自分で権利を購入し、映画を彼のやりたいように製作。サミュエル・フラーやクリント・イーストウッドもこの映画を気に入っている。20世紀フォックスの責任者ダリル・F・ザナックは、スタジオセットで安価に作成することを主張。ただ興行成績はぱっとせず同時にリリースされたスタジオのローレル&ハーディコメディに負けている。