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2022.01.14
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ジュリアンパブリッシング・フェアリーキス
著者:葉月クロルさん



↑楽天ブックスより、あらすじ文引用


自分はおまけの脇役かと思いきや実は主役だった、ってお話。
小説家になろうの女性向けR18部門であるムーライトノベルスで連載されていた同名タイトルに加筆訂正して纏めたものらしいです。ヒーロー視点の書下ろし番外編付き。

発売日を見てもらえると分かるように5年近く前に発売された本のため新品のリンクは出ず電子版ですが(しかもサイズミスった)綺麗で可愛い絵柄なので本文イラスト付きなのは良いですね。
発売年月が経ってるおかげか、ミチル編(2巻は主役が違う?未読なので不明)はピッコマの話読み「待てば0」で書下ろし部分も含め全話無料で読めますが、イラストは入ってないし完全無料だと1日1回10ページ弱しか読めないため、それをノベルス1冊分となれば結構な日数がかかるので(1/20までならチャージ半減かかって1日2回読めるみたいですが、それでも話数を考えると)そちらで読み始める方はご注意を。
私は当時ピッコマ入りたてで慣れておらず根気よく待てば0で読みました(^_^;)
因みに挿絵の方によるコミカライズ版も出ています。

ムーンライトノベルズに掲載されていた連載版はノベルスが発売されても4年以上経つ去年秋以降くらいまで読めていたんですが現在削除されており読めません。運良くそちらも消される前に読むことが出来ましたが後日談が少し違う?←何か月も前なので記憶が朧気


ここからネタバレと感想。
というか、ネタバレに関しては引用したあらすじ文にラストまで要約されて書かれてますね(苦笑)
現在連載を読んでて先を知りたくない方はブラウザバックしてください。

ヒロイン・大沢ミチルは大の石好きの大学3年生。
ある日、同じく石好きで気の合うサークルの後輩・木下麻紀と帰宅途中交通事故にあいます。
気付けば2人共何故か無傷なだけでなく、どう見ても現代日本では有り得ない異世界にいました。

これぞ流行りの異世界召喚かとワクワクする2人だけど、どうやら召喚石を媒体にやって来たらしく、呼ばれたのは石の持ち主の麻紀だけ。ミチルはただの巻き込まれでガックリ。

実はこの麻紀、元々異世界のエスティリア国の人間なのに何かの手違いで日本で産まれてしまった神子だったらしく、精霊からの命によりついに召喚が実行されたのだという。
(シチュとしては妖精の取り換えっ子みたいなものかな)
事情は分かったけど、居心地の悪い親戚の家で厄介になってた麻紀は日本に特に何の未練もないのに比べ、家族仲が良い上に巻き込まれて来たミチルは元の世界に戻してくれと懇願するも、本来麻紀を迎えるためのもので帰る必要も無い一方通行の召喚です。現状では戻る方法はありませんでした。

ショックを受けるミチルですが、国王と同列の地位らしい神子になる麻紀の大事な友達で大学の先輩だということで、彼女のこともエスティリア国の王家は重要人物の「センパイ」と称して丁重に扱うと決定。
ミチルには世話係に王弟の妻・リーナが付き、優秀と評判で大層な美形の騎士でリーナの甥でもあるカインロットが護衛騎士に就任します。

至れり尽くせりの対応で一転して上機嫌になるミチル。
カインロットは一見冷たい印象で侍女たちの話では「氷の牙」という異名で呼ばれてるらしいけど、何とも厨二病臭い呼び名に偽りなく女性たちに黄色い悲鳴を上げられても見向きもせず、ミチルに尽くすカインロットは職務に真面目な男でしたが、どうも自分への対応で奇妙に感じる節がある。そしてミチルはあることに気付きます。
彼のストライクゾーンがロリだと言うことに。
完全無欠っぽいカインロットさんにまさかの性癖が発覚ww

ミチルは20歳でありながら見た目は座敷童とあだ名がつくほどの年齢不詳ぶりで可愛らしい上、身長も160あるのに長身揃いのエスティリア国ではかなり小柄の部類らしく、子供に手を出したらさすがに異世界のこの国でも犯罪になる中、彼女は合法的にも正にカインロットの理想のタイプでありました。
道理であの過保護ぶり。
移動の際、慣れない靴で靴擦れしないようお姫様抱っこがデフォとかお兄ちゃん呼びを要求するとか護衛騎士とは?と思ってたらやっぱりこの世界でも斜め上の対応だった(笑)
そりゃ、リーナも甥の残念過ぎる性癖については話に難いですわ、主に疑問に思われなきゃ多分言わなかったと思われる。
それでも鉄の意志で耐え抜いていたカインロットですが(あれで?)始まった神子教育で溜まった麻紀のストレス発散の飲み会で前後不覚に酔っぱらったミチルは絡み酒で彼の忍耐の限界値を更新させます。

翌日、何も覚えておらず挙動不審なカインロットを尻目に神殿に呼び出されるミチル。
そこで待っていた精霊から聞かされたのは帰る方法が見つかったとかいう嬉しい知らせなどではなく、自分が召喚された真の理由でした。

石が大好きでコツコツ集めたコレクション1つ1つを大事にして惜しみなく愛情を注いでいたミチルは石たちからも愛されていました。
が、あの事故でミチルは本来死ぬ運命で、それを嘆いた石たちの願いを聞き届けた精霊が麻紀の召喚とタイミングを合わせて一緒にエスティリア国に送ることで彼女の命を永らえさせたのです。
石たちのミチルへの深い愛に( ;∀;)
元の世界ではミチルは事故で既に死んでいるから、例え帰る方法が見つかってももう家族の所へは戻れません。
残酷な真実を知って取り乱し過呼吸を起こしたミチルにキスをして落ち着けたのはカインロットでした。
この出来事から急激に彼を意識するミチルですが、彼女には更にこの世界でも希少で重要なある適正があり・・・。


いやぁ、このお話本当に面白かったです。
何でムーンライトで連載?なろうのノーマルの方でいいんじゃと思ったらよくよく思えばカインロットさんがいたわね(^_^;)
この人、ミチルとの初夜で喜びのあまり大暴走してたからなぁ。

今回、参考に色々この作品のレビューも目にしたんですけど、やっぱりこのシーンが賛否両論で、指摘されてたユーザーさんも多かったのも納得。
ドン引きとまでは行かないけどアレは軽く引くわ。
まあ、騎士に就任した当初からカインロットの性癖はミチルにもバレてたし、本人たちが幸せならいいんでしょう。
それにしても懐妊するの早かったねぇ。

今後もエスティリア国での地位も安泰だし、交際期間をすっ飛ばしはしたものの愛する夫もGETしたミチル。
仲が良い麻紀もいるし、悪人が一人もいない何とも優しい世界のお話で、ミチルの召喚理由が少し気の毒なのを除けば、最後まで幸せで面白いラブコメでありました。

書下ろしの番外編はカインロット目線のお話でしたが、この人は本当にブレないw


評価:★★★★☆
ストーリー展開、キャラクター、セリフのテンポなどラブコメとして読む分には満点。
でも、どうにも終盤のTL要素は蛇足な気がしてしまったのと、個人的に件のシーンの変態度に少し萎えてしまったためそこだけマイナスで。
変態チックなラブシーンが苦手な方はそこだけ飛ばすのもあり、かな。





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最終更新日  2022.01.15 10:28:01
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