王道ロマンス小説にハマったので感想ブログを作ってみた

王道ロマンス小説にハマったので感想ブログを作ってみた

PR

プロフィール

一夏5413

一夏5413

コメント新着

aki@ Re:個人的に面白かったと思う作品ランキング 1月中旬まで(01/21) この様な書込大変失礼致します。日本も当…

カレンダー

お気に入りブログ

まだ登録されていません

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2022.01.30
XML


2018年11月刊
ロイヤルキス文庫
著者:森田りょうさん



↑楽天ブックスより、あらすじ文引用

4年近く前の発売ですね。
先日、kinndle unlimitedの読み放題作を漁ってて見つけた作品ですが何か表紙に見覚えがあり、あれこの文庫うちに無かったっけ?と積読の山を探したら、ありましたよやっぱり。
しかも購入特典のペーパー付で(^_^;)
多分、身代わり花嫁ものにハマってた時期に買っておいてそのまま忘れて本棚にってパターンだな。そんなわけで文庫の方で読了。

しかし、これは何とも内容が薄い・・・。
話の大筋としては王道だし悪くはないんですが、官能小説読んでるのかと思う程ラブシーンが多くて、多分ページの6割くらいに該当してたから読んでて唖然。
これはこの作家さんの作風なんでしょうか。


取り敢えず、ここからネタバレと感想。

18年前、シエヌ国に双子の王女が誕生。だが昔から双子は凶兆の証とされており、出産に立ち会った巫女が国王夫妻を騙し、妹姫の方を王宮から連れ出すと金で雇った男にこの国以外のどこかへ捨ててくるよう依頼します。
男は隣国ペンバードン国の下町スアラのとある菓子店傍に姫を置くと、せめてもの情けとして国王夫妻が名付けた「クリスティーナ」と肌着に書き付けその場を去りました。

時は流れて、子宝に恵まれなかった菓子店夫婦が店の傍に捨てられていた赤ん坊を引き取り、クリスティーナは美しく明るい働き者に育ち、町の住民達にも可愛がられていました。
ある時、彼女は幼馴染で騎士見習いのジェロームからこの国の王子・アレンの良くない噂を聞き、嫌な気分になります。
冷酷で性格が悪く女癖も悪いなどとそんなはずはない、クリスティーナがそう言い切るには理由がありました。
10年前湖で遊んでいる時に不注意で溺れかけ、そこを助けてくれたのがアレンで、その時交わした会話ではアレンは王族としての誇りを持った優しい人だった。今思えばあれが初恋だったなとも思うけれど、相手が王子では叶うはずもない恋、もしもなどあり得ないはずでしたが、ある日店にシエヌ国の騎士が現れ、クリスティーナの顔を見るなり泣き出し、あなた様をお迎えに来たのですと告げます。

騎士は事情を話し、自分が18年前産まれてすぐ攫われたシエヌの第二王女で、長年国を挙げて捜索されていたと言うのはわかったが、両親の実の子でないことにショックを受けるクリスティーナは、状況を察してこのような日が来ることを覚悟していたという母・ダリルに送り出されスアラを旅立ちます。
シエヌ王国では実の両親の国王夫妻と双子の姉・ブリジットが自分の到着を待ちかねており、18年ぶりの再会を喜び、クリスティーナの王宮での生活が始まりました。

数か月後、浮かない顔の姉を不審に思い事情を尋ねると、ペンバードン王国のアレン王子との政略結婚の話が来たのだが、姉には恋人がおりどうしても嫁ぎたくないのだと言う。
相手がアレンと知り、クリスティーナはそっくりな自分がブリジットとして嫁げばいいと提案し・・・。

この政略結婚、実はペンパードンの国王が息子の良くない噂を払拭するために考え付いたもので、シエヌの王女ならどっちでもいいんですよ。ブリジットには将来を誓った恋人がいるので双子の妹のクリスティーナを嫁がせますと言えば済んだ話だったのに、やらなくていい入れ替わりなんてことしちゃうから後々面倒になると言う。
そして当のアレンには忘れられない少女がいました。湖で助けたあの娘は元気だろうか、と。

顔合わせの席でアレンは目の前に現れた王女を見て驚きます。あの娘に似ている王女を一目で気に入り暴走モードへ突入した彼は、出会った初日でディープキスをかまし、ペンパードンに慣れるためにと王宮へ連れて帰ると即関係を迫って来て深い仲になったら、そこからもうラブシーンの連続。王子どんだけ盛ってんの(苦笑)

途中、クリスティーナに請われ婚前旅行にかこつけてスアラに連れて行き、母とつかの間の再会を果たしたり、結局入れ替わりがバレてあちこちに説明と謝罪に回ってたりしますが、驚くことにここでもう終盤ですからね。

アレンの根も葉もない噂を流して王家の信頼を失墜させようと企んでたのがペンバードンの宰相なんですけど、この人も王位継承権でもあるのかと思ったらそんなこともなく、どうやって自分が国を掌握するつもりだったのか、さっぱり。
最後は部下に命じてクリスティーナを浚い辱めようとした所をキレたアレンに叩きのめされ国外追放になった、特に印象もない悪役でした。出て来たのも最後の方だったし。

やたらと子供が子供がと終盤の方のラブシーンで言ってたから予想の付くラストでしたが、結婚式シーンから数年後、男女の双子と第三子を妊娠中のクリスティーナとアレンの幸せそうな家族の一コマで了。
特典ペーパーは第三子のサラも二歳になり、四人目を作ろうという夫婦のお話でした。
なんて言うか、将来的に子沢山な国王一家になりそう。


かなりのご都合展開ではありますが、何も考えずに読むには良いのでしょうかね。
あと、生粋の王女さま育ちのブリジットは一人称「私」なのに、下町の菓子屋育ちのクリスティーナの一人称が「わたくし」って。
育ての親がクリスティーナの肌着の上等さから貴族の娘に違いないと思ってたらしいから、「わたくし」と言わせてたんだろうか。


評価:★★★
ストーリーとしては星2つ半ってとこですが、イラストは美麗だったので星3つで





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2022.01.31 11:52:34
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: