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2022.04.20
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2021年11月刊
ジュリアンパブリッシング・ロイヤルキス
著者:すずね凛さん
病弱で本好きだったグローリアは、100年前のエルダー王国・グローリア公爵令嬢として転生してしまう。愛読していた歴史書に記されていた、「政略結婚が原因で王族が滅ぶ」という悲しい歴史を繰り返さないよう、フリードリヒ王太子と転生した自分自身を遠ざけ奔走する。しかし、なぜかフリードリヒはグローリアばかり構ってきて!? 別のご令嬢に一目惚れするんじゃなかったんですか!? 嫉妬の炎を燃やし激しい愛撫でグローリアを求めてきて……。燃えるような快楽を注がれ純潔を散らされるグローリア。もしかして、愛されてもいいですか? 美貌の王太子×転生して愛と健康を享受するグローリアの転生ハッピーラブ!


流行りの悪役令嬢ものです。
病弱で十代のうちに儚く亡くなってしまったヒロイン。
目覚めると愛読書の悪役令嬢に転生してしまったことに気付いた彼女は破滅エンドを回避すべく奮闘します。
先ずは婚約者である王太子とお邪魔キャラである自分との婚約を破談に持って行き、主人公と結婚させようとアレコレ手を回すのだけど、王太子はヒロインに執着し続け主人公には興味ゼロ。
しかも、破談どころか婚前交渉にまで及ばれる始末。
どうやらヒロインが破滅エンド回避に動いていたことで、まさか歴史が変わってる?
でも、とある人物の登場で主人公に降りかかる悲劇だけは確定事項のようで・・・。

中盤くらいまではまあ為人が変わったせいで悪役令嬢のはずが良い人ととられたり、ヒーローに溺愛されたりと思惑とは変わってしまうと言う王道展開です。
歴史を変えてしまったことで先が読めなくなり、慌てるヒロイン。
終盤は悪役キャラの策略で大ピンチに陥るもヒーローの助けで事なきを得てハッピーエンド。
ヒロインの気風が良くてとにかく好感の持てる子でした。


評価:★★★★☆
よくある話と言えばそれまでですが、この作家さんなだけあってやはり面白いです。
欲を言えば普通に紙媒体の文庫で販売して欲しかった。





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最終更新日  2022.04.20 17:14:45
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