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2023.03.18
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2022年9月刊
ミーティアノベルス
著者:香月しをさん
「馬鹿野郎!あんな子供に手を出せるか!婚約者と言っても、まだ子守りをしているようなものだ!」
小さな頃から大好きだった婚約者が友人と話しているのを聞いてしまった伯爵令嬢のシェイラ。
ショックを受けて、家まで追いかけてきた婚約者である侯爵令息のクリフトンに素直じゃない態度を取ってしまう。
思春期で拗らせている不器用すぎるクリフトンはシェイラの気持ちを取り戻すためにポンコツ恋愛指南書を使って不器用に口説いているが、それが全て裏目に出てしまい……。
「気持ち悪いんですけど」
「なんで一人称がコロコロ変わるの?」
淑女教育は進んでいるが、どうしても素の部分が出てしまうお転婆シェイラ。
果たして二人の恋の行く末は?
​    ↑楽天ブックスより、あらすじ引用

登場人物
 シェイラ=とある出来事から婚約者に不信感を抱く伯爵令嬢。
クリフトン=侯爵家の三男でシェイラの婚約者。
 ジャミラ=男爵家の養女。


女系一族のデイビス伯爵家に産まれたシェイラに婚約者が決まったのは10歳の時。
母同士が友人だという​マッケンジー侯爵家の三男クリフトンは2歳年上の美少年だった。
出会ってすぐに仲良くなった二人は、毎日のように近所の森に出掛けては汚れるのも気にせず遊び回り、お互いの両親にお小言を食らっていたものだ。
だが、そんな生活も2年ほどで終わりを告げた。
元々貴族の令嬢と令息、クリフトンは騎士として稽古に励むようになり、シェイラは礼儀作法や将来母の後を継いで領主となるため、その勉強が本格化。
以前ほど遊びに行く時間は取れなくはなったが、その代わりに毎月必ずディビス邸でのお茶会にクリフトンを招いて近況報告し合っていた。

シェイラはクリフトンが大好きだったし、政略結婚とは言えどきっと上手くやっていける。
そう思っていたのに、偶然クリフトンとその親友との会話を聞いてしまいシェイラはショックを受けた。
クリフトンにとってシェイラとの関係は色っぽいものではなく子守みたいなものだったらしい。
彼もきっと自分と同じ想いだと思っていただけにシェイラは打ちのめされ、代わりに沸いてきたのはクリフトンへの不信感。
とはいえ、婚約破棄する気は無い。相手がどう思っていようとこの結婚は家同士のつながりの為。そもそも政略結婚とはそういうものではないか。
裏切られた気持ちで頭が一杯になってしまったシェイラは、以降クリフトンを信じることを止め距離をおくことにした。

一方、クリフトンは彼女に親友との会話を聞かれてしまった事に気付き青くなっていた。
あの言葉自体を切り取って聞いたなら非常に拙い。
彼にとってシェイラは初恋の人で何よりも大事な子なのだが、思春期故の事情でまだ12歳の彼女に不埒な真似をしそうで焦っていたからだった。それを親友にからかわれ、ついムキになって言い返した所を聞かれてたなんて最悪だ。
何とか、彼女の誤解を解かねばと足繁く邸に通ったが聞く耳持たずで聞き入れられそうにない。
途方に暮れていた頃、見かねた親友のアドバイスで恋愛小説のヒーローの様に振舞ってはみたが、気味悪がられるばかりで効果はイマイチだった。
関係は拗れたまま、それから3年が経ち、シェイラがアカデミーに入学する頃、すっかり男前に育ったクリフトンは学園の女生徒憧れの人物となっていた。
中でも、ジャミラと言う男爵家の養女がクリフトンに付き纏い、シェイラを敵視して・・・。

このジャミラ、相当な悪女で後半かなりの騒動を起こして学園を追い出されるんですけど、とにかくある意味天晴な根性してました。
それこそ、シェイラがその点だけは認めていたほど。
読んでると確かに、バカだけど、熱意はもの凄いんだよなぁジャミラ。
騒動の前に、クリフトンとの仲も一進一退っぽい感じになりかけてたものの、後にあの言葉の誤解も解けて仲直りを果たします。
でもこれ、理由を話す方も聞かされる方も非常に恥ずかしいだろうな。
サブキャラの王太子が良いキャラしてて個人的にお気に入り。


評価:★★★★☆
TL小説ではなくラノベです。





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最終更新日  2023.03.18 17:28:51
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