王道ロマンス小説にハマったので感想ブログを作ってみた

一夏5413

ラノベ好きが乙女系小説にドハマり。少しでも興味を持ってもらえたらとブログを開設してみました。女性向けのライトノベルの感想も上げていこうと思います。ヴァニラ文庫、密猫、ジュエル、ティアラ文庫、ベリーズ文庫＆マカロン文庫、ロイヤルキス文庫等。女性向けラノベは現状ではビーンズ文庫とスターツ出版文庫が多いです。

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購入タイトル紹介　９月下旬まで
華麗なるホテル王は溺愛契約で絡め娶る【大富豪シリーズ】
毒兄に囚われた彼女が、本当の愛を知るまで～再会した次期CEOの一途な情熱求婚～

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2023.05.29

クールな救急医は囲い娶ったかりそめ妻に滾る溺愛を刻む【ドクター兄弟シリーズ】

カテゴリ：ベリーズ文庫

２０２３年５月刊
ベリーズ文庫
著者：佐倉伊織さん

車の前に飛び出した子どもをかばい大ケガを負った和奏は、エリート救急医・皓河に助けられ、ひょんなことから連絡先を渡されてふたりは急接近する。退院後、和奏がストーカーに悩んでいることを知った皓河は彼女を自宅に連れ帰り、なんと契約結婚を提案して!?　かりそめの新婚生活が始まると、彼の過保護な独占欲が急加速！　「一生愛したいのはお前だけだ」--とろけるほどの熱烈愛を日々注がれて…!?

登場人物
　吉木和奏＝子供を庇って重傷を負った際、偶然その場に居合わせた救急医の皓河
　　　　　　と知り合う
　堀田皓河＝救急医。和奏に興味を持ち、彼女に契約婚を持ち掛ける。
　　　藤野＝和奏に付き纏うストーカー。
　松波初音＝皓河の幼馴染。

２カ月連続刊行の「ドクター兄弟シリーズ」の１作目だそうですが、内容的には同作家さんのドクターもののスピンオフっぽい内容です。
ので、皓河の同僚が前作のヒーロー達で、読んでて「ああ、そういえばこの人」と、思った登場人物が数名。
とはいえ、それぞれ独立したお話なので、前作を読んでいなくても問題はありません。
でもまぁ読んでれば、ニヤリとできる場面もあるよとってことで。

交通事故で両親を亡くした経験から、道路を飛び出してトラックに撥ねられかけた子供を庇い重傷を負った和奏。
偶然その場に居合わせた救急医・堀田皓河の適切な処置により、重体だった子供の方も一命をとりとめて一安心。
一方和奏の方は頸椎にヒビが入ったのと腕の挫創、顔にも派手な擦り傷を負ったものの、翌日には退院となった。
だが、腕の傷が思いの外痛んで、処方された薬では抑えられず難儀していた所、事故当日に身内がいない事を話していた堀田から、困ったことがあれば連絡をと電話番号を渡されていたのを思い出し、連絡を入れるとすぐに自宅まで飛んできてくれた。

だがその際、のっぴきならない事情で買い物に出ていた和奏は、自宅近くで自分に付き纏い行為を続けている藤野と遭遇。松葉杖で思うように動けない彼女を救ったのは連絡を受けてやって来た皓河だった。
彼の機転により、恋人のフリをして藤野を追い払ったものの、この状況下では逃げようがないので不安感が増した。警察に相談しているけれど、付き纏いだけでは精々注意勧告程度しかできないらしい。
彼女の事情を聞いた皓河は、自らのマンションに匿うことを提案。
コンシェルジュ在中なのでセキュリティ面は万全だからと。
ありがたい話だが、そこまでしてもらう義理は無い、渋る和奏に更に皓河が告げたのはまさかのプロポーズ。
どうやら、周囲から結婚をせっつかれているばかりでなく、彼も女性たちから言い寄られて迷惑しているらしい。お互い利害関係は一致しているので飽く迄契約結婚とのことだが、本当に良いのだろうか。
和奏には反対する身内もいないので問題ないが、彼の両親はポっと出の自分をどう思うか。
不安に思いつつも、そこは問題ないと押し切られた挙句、彼の両親は反対どころか大歓迎され、二人は早々に入籍したのだった。

契約婚なこともあり、一応一線を置いて接してた和奏だったが、皓河は彼女を溺愛。思いがけない甘い新婚生活に。
しかし、藤野は和奏を諦めず、密かに彼女を付け回して二人が暮らすマンション付近や、彼女の職場を見張っている姿が目撃され・・・。

ストーカーってホント、事件に発展しないと警察が動かないから怖いですよね。
皓河の親が警察官僚だったおかげで手を回してくれたけれど、本来ならそう上手く行かないのが常。この後の展開がちょっと怖かったです。でも、和奏の優しさに藤野が改心してくれて良かった。
これで一安心と思いきや、皓河に女の影？と誤解から大揉めしかけるものの、実はその女性・松波初音の正体は・・・。
この辺は残りのページ数からしてそうだろうなとの予想通り。
次作にて初音の事情とその恋物語が展開されるようです。ってことは当然、今作の二人も登場かな。
そんなわけで、６月刊も楽しみです。

評価：★★★★★
ヒロインの人の好さに脱帽。そりゃヒーローも一目惚れしますわ。

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