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2023.06.21
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カテゴリ: マーマレード文庫

2022年8月刊
マーマレード文庫
著者:西篠六花さん
バリスタとしてコーヒー店を営む七瀬は、交通事故で負った醜い傷のせいで恋愛を諦めていた。しかし店に通う公認会計士・拓人から熱く迫られ、頑なな心を溶かされて身体ごと甘く溺愛されるようになる。ところが彼との秘密の因縁を知り、別れを告げて姿を消すものの、諦めずに捜してくれた拓人と再会。彼の一途な深愛と独占欲に抗えなくなり…?


登場人物
 小此木七瀬=コーヒー店を営むバリスタ。
  桐谷拓人=公認会計士。七瀬の店の常連で彼女に交際を申し込む。


コーヒー店を営む七瀬は、子供の頃に負った怪我の痕のせいで失恋をしてからというもの、恋愛から遠のいていた。
しかし、そんな彼女にも気になる存在が。
近所にある経営コンサルティング会社に勤める公認会計士の桐谷は、繁忙期以外は週に何度も通って来てくれる常連客で、初めての確定申告に頭を悩ませていた時アドバイスをしてくれた人物だった。​
端正な顔立ちで穏やかな話し方をする彼に好感を持つ七瀬だったが、数年前、信じていた恋人に手酷くフラれたことがトラウマとなり、桐谷からプライベートで誘われても一歩を踏み出せずにいた。

先ずは友人から初めて互いを知ろうと食事やジムに誘われ、楽しい時間を過ごすうちに頑なだった七瀬も桐谷に心惹かれて行くように。
彼の心が変わらないか、思い切って傷跡を見せた所、桐谷の気持ちは変わることなく、その後二人は正式に交際を始めたのだった。
かつてないほどの幸せな時間に七瀬も内心浮かれていたのだが、ある時の会話にて彼女が両親を亡くして叔母の養女となり名字が変わったこと、そして七瀬の旧姓を聞いた桐谷は驚愕した。

事故が起きたのは18年前。居眠り運転のトラックに追突された乗用車は炎上。
そして被害者家族の名字。
それはまさしく、桐谷の父が起こした事故で・・・。


事故の加害者家族と被害者家族と言う、どうすることも出来ない壁が二人の間に立ち塞がり、ヒロインは究極の選択を迫られることに。
当初、ヒーローは打ち明けると決心したものの、言い難くてズルズル引き摺った結果、妹に知られて交際を猛反対した挙句、ヒロインを逆恨みし数々の嫌がらせを仕掛けます。
おかげでヒロインの店は窮地に立たされ、弁護士に相談した所、浮上した犯人はヒーローの妹。
理由を聞いたら、あの事故以来、桐谷家も散々だったと言う恨み言。搾り取った賠償金で悠々とこんな店出して暮らしてるなんて、という理不尽な言い分。
これには読んでて本当に腹が立ちました。いやいや、こっちは両親亡くなってヒロインは一生消えない傷跡背負って生きてるんやで。
妹の言い分に、金より両親に生きててほしかったと言い切ったヒロインの心境は推して知るべし。それより彼女にとって深刻なのはヒーローが加害者家族だということを黙っていたと言うこと。
諸々重なって混乱したヒロインは彼に別れを告げ、店も畳み姿を消してしまいます。

もうこれどうなっちゃうの~って感じでしたが、最後は再会してハッピーエンドとなったのでホッとしました。
ヒーローが諦めないでいてくれて良かった。
結局ヒロインも忘れられずにいたことが大きいんでしょうけど、じれじれも極まれりなので、続きが気になってしょうがなく、あっという間に読み終えてしまった本です。


評価:★★★★☆





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最終更新日  2023.06.21 18:18:07
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