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2023.09.09
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2022年2月刊
ロイヤルキス
著者:佐倉紫さん

「あなたをエスコートするのは、わたしの役目だ」伯爵令嬢のリネットは、継母から隣国に売り飛ばされそうなところを、レイフ侯爵に救われ保護される。レイフへの恩返しのためお手伝いを買って出たリネットの“働けて嬉しい”と喜ぶ健気さにレイフは心惹かれる。レイフからの信頼を得たリネットは、彼のパートナーとしてはじめての舞踏会へ参加することに。「女神のようにきれいだ」華やかなドレス姿のリネットに魅せられたレイフは、蕩けるキスと甘い愛撫で、リネットの心と身体に刻まれた傷を癒していき……。クールだが誠実な侯爵閣下×慈愛に満ちた初心な伯爵令嬢の煌くシンデレララブロマンス!!



登場人物
 リネット=伯爵家の長女。実母が愛人だったため義母たちに虐げられていた。
  レイフ=元騎士で侯爵家当主。
 ジェシー=リネットの義母
 ナタリア=リネットの異母妹。
ブリジット=レイフの異母妹。


あとがきにて作者さんも触れられていた通り、王道のシンデレラストーリーです。


愛人の子であるからと、伯爵家に引き取られた10歳の頃から義母​と異母妹から虐げられ、使用人扱いされていたリネット。
しかし、伯爵家は相当ひっ迫しているらしく、彼女は異母妹のデビュタント費用捻出のために陰で人身売買をしている豪商に売られてしまいます。
隣国に売られた挙句行先は娼館と聞いて絶望していたリネットは、運良く人身売買組織を追っていた騎士団のガサ入れに同行していたレイフと言う青年に救出され、彼の屋敷で保護されることになった。

レイフは元騎士で、今は家督を継いで侯爵家当主だと言う。
彼の屋敷で手厚いもてなしを受けたリネットは、恩返ししたいと手伝いを申し出、使用人と混じって働き始めた。
そうしていくうちに、彼女は使用人たちと仲良くなり、その為人のおかげか、リネットが伯爵令嬢だと判ると侯爵夫人になることを望まれるように。
長年この家に勤める執事にまで、それとなく言われて戸惑うリネットだったが、それと言うのも傍から見てもレイフ自身が彼女を気に行っていたからだった。
知らぬは本人ばかりなりということで、どんどん外堀を埋められていくも、リネット自身もレイフのことを段々意識し始め良い雰囲気に。
使用人たちが、そろそろレイフが婚約すると言い出すのではと期待していた矢先、彼に連れられて出掛けた舞踏会で、リネットは異母妹・ナタリアと再会し・・・。


性格の悪いこの異母妹との再会で、リネットは思いもよらないトラブルに巻き込まれます。その前に一時、レイフの妻の座を狙っていた公爵令嬢ブリジットとも揉めてたりはしたんですけど、ある意味育ちが良いせいでブリジットは何だか憎めないひとでした。
終盤ちゃんと謝罪してたし、多分、根は良い人なんだろうなぁ。
でも正直、中盤くらいまでこの人が何かやらかすのかと思ってた(スマヌ)
結局、義母と異母妹が、王族とも懇意なレイフの婚約者を誘拐したってことで、相応の報いを受けるのですが、リネットの父である伯爵はただ忙しくて家に寄り憑かないだけかと思いきや、実際はとんでもないクズと発覚。伯爵とその夫人、次女は罪に問われてアルバートン伯爵家は没落。
犯罪者の家族がいることでリネットはレイフとの結婚に躊躇するも、結局は押し切られて無事結婚。
エピローグでは3人の子宝に恵まれた彼らのその後が描かれて終わっています。

前述の通り、展開としては王道中の王道。
悪役たちは見事にザマァされ、美しく健気なヒロインはヒーローに見初められて玉の輿。それだけでなく、ヒロインは慈善事業家としても名をはせることに。
なんかもう、ホントに出来た子でした。
誘拐や人身売買が横行している理由や、義母たちがやらかそうとしていた悪事については長くなるので敢えて割愛しています。


評価:★★★★☆
王道シンデレラストーリーがお好きな方におススメ。





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最終更新日  2023.09.10 01:11:48
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