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2024.03.03
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カテゴリ: スターツ出版文庫


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2024年2月刊
スターツ出版文庫
著者:香月文香さん

異能が尊ばれる至間国に、異能が使えない「無能」として生まれ、虐げられてきた櫻子。最強の異能使いの冷徹軍人・静馬に嫁ぎ、溺愛される日々。そんな中、櫻子の前に静馬の元婚約者と名乗る伯爵家の令嬢・沙羅が現れる。彼女は「静馬の妾になりに来たのよ」と、櫻子に宣戦布告!? “封印”の強い異能を持つ美貌の沙羅は、無能で奥手の櫻子とは真逆で、女性の魅力に溢れている。初めて嫉妬という感情を覚えた櫻子は、ある大胆な行動に出るが…。愛を知らぬ夫婦に生まれた甘く幸せな変化とはーー?



登場人物
 仁王路櫻子=異能を使えない「無能」と虐げられていたが、後に触れた異能を無
       効化する「無を能う異能」持ちと判明する。
 仁王路静馬=伯爵家の当主で櫻子の夫。
       強い異能力を持つ故に「異能病」を患っている。
 百済原沙羅=静馬の元婚約者の伯爵令嬢。
  萩野真浩=沙羅に想いを寄せる幼馴染。


夫である静馬の誕生日が間近に迫り、櫻子は家族として何をすればいいのか頭を悩ませていた。女中の小鞠によれば贈り物をするのが定番のようだが、この手の祝い事とは縁のない家庭環境だったせいか誕生日という概念が無い。
取り敢えず、本人に欲しいものをそれとなく尋ねるのが良いのだろうか。
そんな静馬は御門からの呼び出しで出かけてしまい、出かける予定も無くなってしまった。彼を見送った後、小鞠が慌てた様子で櫻子を呼びに来た。
何事かと思えば、裏口から客人がやって来たらしい。
勝手知ったるその人は百済原沙羅と名乗り、何と静馬の元婚約者だと言う。そして、何を思ったのか彼の妾になりに来たと宣言。

沙羅の話に戸惑うばかりの櫻子だったが、静馬と婚約していた頃からも画家を目指していた沙羅は美術大学に通い留学にも行っていた。
だが、本人の知らぬ間にいつの間にか婚約破棄されており、静馬は櫻子と結婚。ましてやそれを聞かされたのが10日前というのだから、色々と納得いかないのも判る。
しかし、もう妻を迎えているなら仕方ない。ずっと静馬が好きだったと言う沙羅はそれならせめて妾にしてほしいということらしい。
それというのも沙羅の父が10日前に事故死。御門から代々大切なお役目を担っていた当主の突然の死に引き継ぎが出来ていない彼女の家は大わらわ。
一先ずの安泰のために、沙羅はこのままだとあまり好かない華族の家に嫁に出されるかもしれない。でもたとえ妾でも仁王路家と縁続きになればと一縷の望みを掛けていた。
のっぴきならない状況なのは判るが、当然ながら帰宅後の静馬は沙羅の希望を拒絶。櫻子もさすがに容認できず諦めて欲しいと説得したが沙羅はめげなかった。

静馬は御門からの命により任務で暫く留守となり、その間、何故か沙羅と櫻子は会話しているうちに意気投合して親しくなっていた。
思わず誕生日の贈り物のことまで沙羅に相談してしまった櫻子は、彼女の実家に招待された。隠谷という地方の町なのだが、静馬もそこに赴いており丁度いいだろうと思わず誘いに乗った櫻子。
だが、現地では「異能」による暴走事件が相次いでいて・・・。


シリーズ3作目では恋のライバル登場、と思いきや、櫻子に親友ができるというエピソードでした。沙羅さん、最初は自信家でいけ好かない印象だったんですけど芯があってすごくいい人でした。
静馬に惚れてはいたものの、妾になりたい云々の話は序盤ですぐ無くなります。
色々ともの知らずな櫻子を気遣い、親身になって相談に乗る。年上の気のいいお姉さんに変わるのが本当に早かったw
事件の方は、沙羅の実家が担っていた「封印」の力とある石の存在が深く関わっていて、裏では<啓示>が暗躍。どうやら櫻子を危険視しているようだけど、やっぱり彼らにとって某アニメの幻想殺しみたいな彼女の能力は脅威なんですかねぇ。
新キャラも増えて、もう少しお話も続きそうです。


評価:★★★★★





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最終更新日  2024.03.03 18:28:18
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