つきあたりの陳列室

プルシェンコ

(6)

テーマ：スポーツあれこれ(11417)

カテゴリ： Sport

トリノ五輪フィギュアスケートのエキシビションを見終えたところです．今回男子は一切見ていませんでしたから，エキシビは，男子やペアなどをチェックするために楽しみでした．ええとですね．

プルシェンコ．

もう，コーエンも荒川も中国のすごいペアも，何もかもが頭からぶっとんだ．今までブライアン・オーサーにだけ感じていた，男子のフィギュアの凛々しさと美しさを，遥かに凌駕していました．今まで考えていたフィギュアの範疇を超えた世界で，なんだかもう別物でした．というか，同性として，畏怖の念を感じました．

エキシビなのに，めちゃくちゃ高い，たぶん4回転．
長い長いアレグロのステップ．
何であんなに動けんだ．
終わったあとも，たいして息もあがってない．
次のアンコールに向けてまだ顔が真剣なまま．
そして即座にショートプログラム並の長いアンコール．
そのスローな曲の中にも，緩急を入れて，
オペラがエモーショナルハードコアになってた．

それが終わると君子，王子様に豹変．
何十回笑顔でカメラに投げキッスしても，全然，厭味じゃない．
だってすごいんだもん！！この男．

なんなんだよプルシェンコ．怖ろしいよ．
ここまで，人間やれるのか．
こんな綺麗な顔した若い男が．
フィギュアかよ，これが．
プルシェンコか．
ロシアか．
男か．

世界って残酷だな．
そんで美しい．

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