映画一点豪華主義
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ロンドンに留学中の女子大生ランディが、狼人間に襲われて自分も狼人化してしまう。オカルト学の権威である大学教授イアン・マシスン教授は、彼女をもとに戻そうとするが、二人は次々と怪奇な事件に巻き込まれてゆく…。 こう書くと、オドロオドロしい怪奇談のようですが、実際は、元気少女ランディとカタブツ教授のコンビが、毎回、奇妙な事件を解決してゆきます。全20話で、最初の14話まで舞台はイギリス、残りはロスに移動(イギリスの制作会社が降りたためとか)。 主人公のランディは満月の夜には狼女になってしまうので、教授が地下牢に鎖で監禁せざるをえないハードコアな設定や、夜明けとともに人間に戻り、ショックで泣きじゃくるランディを教授が抱きしめるグッとくる描写などがストーリーに絶妙なエッセンスとして添えられ、シリーズに深みを与えていました。 放送時間は日本テレビの水曜日の深夜。当時私は仕事が忙しく、深夜に帰宅してリアルタイムで観ていたため、ほとんどビデオに録画していなかったのが悔やまれます。かろうじて録画が残っているのは2エピソードですが、そのうち1本がシリーズ最高傑作と言われている「SFショーの怪」。 往年のSFテレビシリーズ(モロにスタートレックのパロディ)のコンベンションが開催される雪山のホテルにやってきたランディたちが、謎の殺人事件に巻き込まれるというストーリー。コンベンションにありがちなイタイ描写が満載で、SFシリーズの主人公たちは過去の栄光にしがみついていたり、オタクが重要な鍵を握っていたり(あ、そういう意味では「ギャラクシー・クエスト」の先も行ってる…)、爆笑とサスペンスが連続します。 “一点豪華”ポイントは、標題にもあげましたが、コメディタッチのストーリー展開とあまりにもギャップのある残酷&スプラッター描写。四肢バラバラは日常茶飯事、毎回血のり数十リットルをブシャー! でも、そのギャップが強烈な魅力になってましたね。 主演のケイト・ホッジは童顔でキュートなのですが、「悪魔のいけにえ3/レザーフェイス逆襲」でレザーフェイスに追いかけまわされたり、「ヒドゥン2」で顔にエイリアンが張り付いたり、「ラピッド・ファイアー」ではブルース・リーの息子とベッドでいちゃついたりと、色モノ女優化してます。個人的には好きな女優さんですけど。 と思って改めていろいろ調べたら、第1話の演出が「特捜班CI☆5」のデニス・アビイ(「男の正義は野生の証し」)じゃないですか! しかも脚本はミック・ギャリス(「ザ・スタンド」など最近のS・キング作品の監督)!! 意外なところに意外なつながり新発見。 これもなんとかDVD出したいな~1990年度イギリス・アメリカ作品/全20話製作:デヴィッド・ローセル 監督:デニス・アビイ他 音楽:スティーヴ・レヴィン ケイト・ホッジ(水谷優子) ニール・ディクソン(神谷和夫) ビデオ・DVD ともに未発売
2006/09/26
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