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たがみよしひさの人気コミックのアニメ映画化。 長い原作を80分弱の作品にしたため、原作とはかなり異なったストーリーになっている。が、展開のスピードは<もの凄い>という他はなく、まるで速読でもしているような走馬灯的ビジュアルで驚かされる。 その点は評価できるし、アクションもふんだんなのだが、原作にあった世界を支配するコンピュータとのラストバトルがカットされて、止め絵でエンドクレジットに突入。そこを一番期待していただけに、ちょっといただけない。BGMと声優のキャスティングは良し。深夜放送にて鑑賞監督 出崎哲井上和彦/岡本麻弥/小林清志/千葉耕市
2024/10/31
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第三次世界大戦を扱った映画は多々あるが、本作が最もリアリティに富んだ仕上がり。 戦時核兵器を攻撃によって無力化できる衛星を開発したアメリカの博士が、ソ連のスパイに誘拐される。機密の漏洩を恐れたアメリカは、ソ連の潜水艦ごと博士を抹殺する。超タカ派のソ連国防相は、これをきっかけに戦争を仕掛けようとするが…というストーリー。 大戦時には、資源も何も無い日本はアメリカに見捨てられる点や、スターウォーズ計画の詳細な解説など、公開当時にはかなり衝撃的な内容が盛り込まれている。アニメだが、決して子供向けではなく、あくまで「実写だと何億ドルもかかるので、アニメという手法を用いた」の感覚。娯楽近未来SFとしては、十分満足できる。 余談になるが、政府高官(初老のメガネの男)の声を間嶋里美がアテていてずっこけた。演技はちゃんと中年の声に寄せようとしていたので、謎の配役だ。1985年3月26日 テレビ朝日にて鑑賞監督 舛田利雄/勝間田具治 北大路欣也/夏目雅子/金内吉男/雨森雅司/青野武/柴田秀勝/宮川洋一/間嶋里美Primeビデオで配信中です
2024/10/30
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今回取り上げる「EAT-MAN」は、98年に放送されたほうでなくて、通称「ラヴィオン編」と呼ばれる97年放送のシリーズ。原作とは異なるオリジナルのストーリーの全12話。(第2期の「EAT-MAN'98」は原作に忠実) 本作の特徴は、超ハードボイルド。アニメ版「子連れ狼」といってもいい(乳母車と大五郎は出ないが)。金属を食べて銃火気に変換して武器にできるボルト・クランクという謎の男が主人公。彼の肩書きは「冒険屋」で、依頼を受けて難事をこなすのが仕事である。一旦受けた仕事は、それが正義でなくとも必ず遂行するのがモットーで、政治家の暗殺を助けるはめになったり、国家反逆罪の軍人の死刑を実行したりする。 一見、非道な行為に思えるが、彼は相手の真意を悟り、その行動が二手も三手も先を読んだうえでの選択だったりするので、渋くてニクいストーリーを堪能することができる。まさに大人のアニメ。 低予算だったらしく、画にあまり動きが無いのが難点だが、毎回展開される奥の深いストーリーが、それを補って余りある。主演のボルトの声を担当した江原正士も、すばらしい演技だった。筋肉少女隊のオープニングテーマもGOOD。 テレビ東京深夜にて鑑賞監督 真下耕一江原正士(ボルト・クランク)/久川綾/雨蘭咲木子/水谷優子/上田敏也/家中宏ブルーレイはこちら↓EAT‐MAN PERFECT Blu-ray BOX
2024/10/29
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