梨畑稲造日乗

梨畑稲造日乗

1月6日


246号を上ってくる途中、みぞれまじりの雨は、雪に変わりかけたが、清水橋を過ぎるころには、意気地もなく降りやんだ。
僕を車に乗せたのは、話し相手がほしかったのか、一人で帰るのが淋しかったのか、眠気防止のためなのか。
人の疎らな渋沢駅のホームに降り立った僕は、気温三度の寒々しい夜に凍えてしまいそうだった。


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