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(ウチでは)平成最後のシルバーヒナ
元号を選定したそうで大騒ぎであった。何でも万葉集から採ったそうだが、なぜわざわざそのようなことをするのか?それに違和感を覚えない「有識者」とは、いったいどのような知識の持ち主なのか、摩訶不思議である。
なぜ?だって、元号というのは古代中国の真似に他ならず、そもそも漢字だよ?当時の話し言葉、つまり大和言葉を苦労して万葉仮名に置き換えて書き表した 万葉集からわざわざ漢文部分を引っ張り出す不自然さは滑稽
としか言えないだろう(せっかくなので「いろは元年」とかにすれば良いではないか!)。
などと批判すると、元号に思い入れがあるように勘違いされそうだが、さにあらずだ。元号は書類作成時に面倒なので、伝統文化としてこっそり続けるだけで正式の文書の年月日記載からは排除すべきだと思っている(伝統文化は目立って邪魔だと葬られるので、目立たぬように続けるべきという考え)。何しろ、書類の日付に平成何年と書かなければならない時に、とっさに今現在が何年か思い出せないのが、恥ずかしながら事実なのである。
もし、「バテレン」による西暦が嫌なら『皇紀』(初代神武天皇が即位したとする年を元年としたもの)でも良いし、この際太平洋戦争で敗れた日本が主権を回復した1952年から数えるような方式を創出てもらっても良い。とにかく、元号のように切りが悪くぶつ切りになるものではなく、継続してカウントされるものを、文章の日付に用いるように統一してもらいたい。
で、令和。個人的にはピンとこないが、これは慣れだろう。ようは、何でも良いのだが、せっかくなので意味を考えれば、令、現在もかろうじて使われる令夫人とか令嬢の令だろう。このレイは、たぶん麗に通じて、うるわしい、すばらしい、くらいの意味のはずなので、 平和って素晴らしい、という意味
かと思う(政府が何と言っているか聞いてなかった。なお、このいい加減な個人的見解に対する苦情は受け付けない)。意味としては無難と言えようか。
ただ教養あふれる者(ウソ)としては 「巧言令色すくなし仁」 の令の方が頭をよぎるので、「令」のイメージとしては、華美・浮薄になってしまう。・・・平和ボケにならないように、せいぜい気をつけたいものである。
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