雀坊の納戸~文鳥動向の備忘録~

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文鳥屋

2023年12月16日
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カテゴリ: 文鳥動向の備忘録
​​​「夜会」に参加できないチバちゃん​ ​​

 ノビィが亡くなったので、その空き地にチバちゃんのカゴを移し、昼から放鳥に参加させたが、どこかに隠れてしまい、見失った飼い主を慌てさせ、「夜会」でも慣れずに固まっていた。
 どうやらテレビが怖いらしい、と気付き、今日は昼間に手に乗せてじっくりテレビを観察させた。この子は頭が鈍いものの良く考えるタイプのようで、小首をかしげてテレビを見ていたが、危険はなさそうだとわかってくれたようだ。今後も、少しずつ納得していってもらえればと思う。
 ↓は、チバちゃんと一緒に連れてきたレッコ。ヒナ換羽が重く、かったるそうで神経過敏になっている。生えてくる羽を見ると、くっきり濃いシルバーになりそうだ。

 さて、千葉のチェーン店は、昔ながらなので、過剰に期待しなければ問題ないかと思う。衛生面などで不満を持つ人もいるかもしれないが、「昭和」はあれが「デフォ」だ。チェーン店であれなら頑張っているのではないか、と私には思える。
 しかし残念ながら、未来はないのではなかろうか。という思いは、より大きなチェーン店の展示販売方法を見ていて確信に変わってしまった。彼らのビジネスモデルは、犬猫などの数万円以上する比較的大きなほ乳類の販売を主にしたものだが、特に犬の展示販売などあって良いものとは私には思えず、そうした考えが世の中でも一般化してきており、販売する子犬の週齢規制などその場しのぎでは済まなくなるのは、海外の動向から見ても、火を見るより明らかに思えるのだ。
 末端の店員など問題意識がなくてもやむを得ないが、お客に渡す書面に仲買業者名を明示するなどどのような責任逃れであろうか。仲買など関係ないだろう。例えば、文鳥の場合、静岡県で生まれたヒナを大阪の仲買業者から仕入れたとしているが、重要なのはどこで生まれたかである。そもそも、静岡から大阪に輸送して全国の小売りに振り分けるとは思えない。
 飼い主に渡すべき情報はどこで生まれたか、であり、犬なら、昔風に言えば犬舎(日本犬なら「○○荘」と呼称していたはず)、ブリーダー名である。それが透明化され、それぞれのブリーダー情報をネットで確認できるようになって初めて、悪質ブリーダーによる問題繁殖を抑制できるのだが、それが出来ないのでどうでも良い仲買いの情報など載せているように見える。無意味だ。
 チェーン店が存在し得なくなり、生体の直譲が一般化すれば、文鳥も気軽に買えなくなり、文鳥屋までやって来て、今の数倍の値で買う羽目に・・・なってくれたら、個人的には良い未来にも思えるのだが、飼う人がごく少なくなるので、飼料や飼育用品の入手に難渋するだろう。今でも、ペアの相手を探すのに苦労するくらいなので、せめてブリーダー(アマチュアとかプロなどという区別は無意味)の横つながりを考えないといけない。
 それにしても、大昔、その役割を飼鳥団体が担ってくれるだろうかと期待していた。しかし、基本的に昔の好事家集団、つまりトリキチ親父たちの団体なので、バブル世代あたりに多い軽い人たちとかが元気な時ならまだしも、品評会などを開いて考えの足りないアマチュアを集め、「プレゼント~!」などとして生体を配ったりするような感覚では、時代から乖離していくのは必然であった。

 何も期待していないし将来性も無いと見なしながら、今現在、便利なのでサルベージ作戦を繰り返しているのだが、やはり幻滅しか覚えない。カメが説明の際に手に乗っているのに驚き、今回のシノなどフタをしないケースでじっと静かに待っているのを見て驚愕し、それほど親しく接することが出来ているのかと感心したのだが、何のことはない『奴隷の従順』に過ぎない。飼い慣らすのが上手と言えなくもないが、自由を奪い自己表現の機会を与えず犯行の気持ちさえ起こせなくしているだけだ。
 普通の飼い主が簡単に他で買えるような飼料を用いず、パウダーフードを与えて差し餌を止める機会を奪い、当然、飛行する能力も奪い、それが正しいと思っているのだから、始末に負えないどころか、はっきり言えば虐待である(↓今日のシノ。当然クチバシにヒナ特有のパッキンは無い。それは、ひとり餌になっていて当たり前な成長段階を意味するが、当たり前のように差し餌をし、それを客に強要する無知さ加減は呆れを通り越しており、シロウト同然どころかシロウト以下だ)我が家に来たトダもコジマもカメもシノもあっという間に手に乗らなくなっているが、それは私が虐待したからではなく自由にしたからだ。
 『奴隷の従順』をペット動物に強い、飼い主になる人の飼い方を縛る、どこからどこまでも自由の抑圧であり、得られるのは、会社の営業利益と末端従業員の盲目な自己満足だけではなかろうか。・・・それでも、存在する限りは利用したいのだが、奴隷を奴隷として維持するのも難しく、自由な文鳥の姿も知らない初心者には、残念ながら勧められない。利用する場合は、マニュアル店員のくだらぬ能書きを聞き流す忍耐力と、奴隷化されていると理解して接するだけの知恵が必要となるだろう。













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Last updated  2023年12月16日 20時41分50秒
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