5月22日(水)
短歌集(282)
中公文庫:日本の詩歌29より
昭和五十一年十一月十日初版
五味保義(3)
疾風 とよもす 篠原 の中をゆく妻が 眼鏡 のひかるさみしさ
裏山の枯色したし 春雨 はゆふべほどろに雪になりつつ
様々 に泣けるみどり 児 小さきにわがあはれなるものも 交 れり
冴 えざえと山の日させる背戸畑に乳児 抱 き来ればくさめせり
かぎりなく立つ白波に寒々と 時雨 ながらふる浜に来にけり
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