6月11日(火)
内村鑑三「一日一生」より
(注)文語は口語にし、意訳しています。また聖書の聖句にも、わたしの
解釈的なものが含まれる場合があります。お手元の聖書でご確認してくだ
さい。また、
ここに記載されていることは、すべてわたし自身(後藤瑞義)に向けてのことです。
奇異なる現象
今日、非戦論者は無神論者の中に多く、キリスト教信者は概して主戦論者が多くおります。神様などいないという者が平和を唱え、神様は愛なりと叫ぶ者が戦争を謳歌しているのです。キリスト教は、もう陳腐なものとなったのでしょうか、あるいはキリスト教信者が堕落してしまったのでしょうか。これを解決するためには、キリスト教を捨てるか、キリスト教信者を退けるかの二つにひとつです。わたしは、キリスト教は捨てることは絶対にしません、ですから、止むを得ないことですが、今日の世の中のキリスト教信者と言っている人たちを排除したいと思うのです。
(注)以上は、「内村鑑三所感集」(岩波書店)よりの転載です
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