◆本日は副詞的用法でした。
副詞は「動詞」や「形容詞」を説明することばです。
動詞を説明する時 は、「 ~するために 」と訳します。これは「 目的 」を表しています。 文の最後に 修飾語として置きます。
形容詞を説明する時 は、「 ~して 」と訳します。これは「 原因・理由 」を表しています。 感情を表す形容詞の直後 に置きます。
塾の先生によっては、別々のものとして指導しますが、うちの塾ではまとめて指導しました。赤字の部分を覚えておきましょう。
◆ところで、授業でも訂正しましたが、テキストに「微妙な」英文が散見されました。
不定詞を否定するときは、不定詞の直前にnotを入れます 。これは名詞的用法でも副詞的用法でも同じです。
しかし、 不定詞の副詞的用法で「~しないように」という意味を作る場合は、「not to 不定詞」は、多くの場合 使うことが出来ません 。
↓
「~しないように」という意味を表したい時は、「in order not to」か「 so as not to 」を使います。 これが原則です。
ただし、「~しないように 注意する 」という文を作りたいときは、「not to 」も可能です。すなわち、 Be careful not to や Take care not to の形は許されます。
これについては、いくつかの参考文献を挙げておきます。
(1)表現のための実践ロイヤル英文法(旺文社) P124
「~するために」をto ~で表すのに対し、「~しないように」はふつう「in order not to」「 so as not to 」などを用いる。
ただし、be careful take care などの後では慣用的にnot to を用いる。
例 Be careful not to fall.
ロイヤル英文法(旺文社) P472
「~しないように」
be careful、 take care などの後では慣用的にnot to を用いる。
その他の場合には、「 so as not to 」または、より堅い言い方では「in order not to」を用いるのが普通。
基礎英作文問題精講(旺文社) P98
「~しないように」はnot to do では表せないことが多い。(be careful、take careなどの例外はある)
「~しないように」を表す場合には、「in order not to」「 so as not to 」を使う。
例解 和文英訳教本(プレイス) P144
「~しないように」の表現にnot to do だけではダメだということを知らない学習者は多い。「in order not to」や「 so as not to 」なら良いが、やはり文章体である・・・
「~しないように」の表現にnot to do だけではダメだと言ったが、例外としてbe carefulとtake careは「~しないように注意する」というときは、 be careful not toとtake care not to で良い。
現代英文法講義(開拓社) P211
in order not to/ so as not to は否定のto不定詞の前でも規範的に使用される。
(←目的の場合のnot to 不定詞は不可能ということ)
と、まあこんな感じです(引用部分は青字)
文法書でもこれについて触れているものは意外と少ないようです。自校作成校でどこまで減点されるかは不明ですが、 国立、日比谷、西、国際の4校を受験する生徒は、知っておいた方がいいでしょう 。
<部活時の水分補給について>
不定詞の副詞的用法以上に間違いが多いのが、水分補給の仕方です。
本日は、夏場の給水についてお話ししました。
私たちの時代は「バテるから水を飲むな」と言われて育ってきた時代です。しかし、 現代のスポーツ医学では、水は飲まないといけない とされています。
とりわけ夏場のスポーツは、上手に水分補給してください。 目安は15分にコップ1杯 です。これが脱水症状を起こさない給水ペースです。
これを具現化したスポーツがフルマラソン(42.195km)です。
フルマラソンでは、5kmごとに給水地点があります。プロのマラソンランナーは1kmを約3分で走りますから、5kmごとに給水地点を置けば、ちょうど15分で1杯分の水を飲むことができます。
このペースで水を飲まないと脱水症状を起こしてしまう危険性がある のです。
サッカー選手も試合が中断されたら、すぐさまピッチの外で水を飲みます。
それに対して中学校の部活は危険ですね。顧問もコーチもいない中で、中学生だけで何時間も練習している。顧問の先生の中にもスポーツ医学については素人の方が混ざっています。
今回の大津市の事件でもお分かりだと思いますが、 学校というところは、問題が起こってから腰を上げ始めます 。
ですから、水分補給が少ない部活動に入っている子は十分に注意してください。最低でも30分に1回は水を飲まないとダメです。そうでない部活は対策が必要でしょう。(対策は授業中にお話ししました)
それにしても、一部の中学校で行われている顧問やコーチ不在の部活練習は、どうにかならないのでしょうか。ここは教育委員会が動くべきところでしょう。
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