進学塾キャラベル 西東京市 都立自校作成・難関私立高校受験

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2013年03月27日
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カテゴリ: 全学年へ伝達事項

本日は中1クラスでしたが、他の学年の方もお読みください。 

<テスト>

◆英語のテストは、前回より再テストが減りました。また、再テストの子も、ミスの数が減ってきています。最終的には全員満点が当たり前という空気を作り出していきましょう。

◆指定された語数以外で解答している子が2名いました。すなわち、 短縮形を使ってはいけない問題なのに、勝手に短縮形を使っているということです 。こうした指示は必ず守ること。

<数学:宿題の大問2について>

◆宿題にしておいた問題の中から、少々難しいと思われる大問2について解説しました。

◆まず私が解説した後に、何人か指名し、同じ解説ができるかどうか試しました。しかし、みんななかなか解説することできません。 頭では分かっていることを、言語として解説することが出来ない のです。

たとえば、都立中や都立自校作成校では、こうした能力が試されています。「頭では分かっているのですが・・・」という状態を早く抜け出せるようにトレーニングを重ねていきましょう。

◆上記に関連して。

「頭では分かっている・・・」と書きましたが、実は本当には分かっていないのです。 「本当に分かっている状態」とはどういう事かと言えば、それは「他人に説明できる」ということ です。したがって、言葉で解説できないうちはまだまだです。学校のテストでも応用問題になると得点できない子は、こんなところに原因が潜んでいます。

◆宿題ノートをチェックしました。大問2の解き方を全員分確認しました。答えだけ書いている人もいれば、色々と試行錯誤している子もいます。

さて、いろいろと試行錯誤している子の多くが、 実際に具体的な数字を当てはめて考えています 。これはこれで良いやり方です。難しい言葉で表現すると、 抽象的で分かりづらいことを具体的な例で考えている のです。これを「演繹(えんえき)」と言います。 (正確には、ちょっと違うのだけれども・・・)

一方で、黒板で解説した方法は、具体的な数字は用いませんでした。 抽象的な内容のまま解説した わけです。これも1つのやり方です。

さて、どちらがいいのでしょうか 。もちろん、どちらもOKです。いや、どちらのやり方もマスターしてほしいと思います。しかし、あえて言えば、 なるべく後者のやり方(私が解説したやり方)で出来るようにしてほしい です。(いきなりは無理ですが)

よく世間では、「文系」と「理系」と言いますが、 理系の人は、物事を抽象的なまま考えることができます 。たとえば、数学の公式についても、 理系の人は文字のまま理解することができる のです。一方で 文系と呼ばれる人間は、実際に具体的な数字や具体的な事例に当てはめないと理解できない のです。

「数学は暗記科目か暗記科目ではないか」という議論も、実はここにヒントが隠されています。そもそも、文系人間と理系人間で、頭の使い方が全く異なるのです。そこから生じる不毛な論争です。

(これについては、いつか詳しく書きます。 どちらが正しいかではなく、どちらも正しいのです。頭の構造が根本的に異なるのですから、一般化できない 問題なのです。)

理系の人は、1つの抽象的な公式を理解しておけば、それだけで何千もの問題を解くことができます。(高校で勉強する「物理」という科目が良い例です)

一方、文系の人は、極端な話、1000個の問題を解くためには、1000通りの解法をマスターしないとダメなのです。(歴史の勉強が良い例です。1つの法則が通用しないので、全事例を丸暗記するしかない。)

うちの塾では、中1段階からトレーニングをし、 みなさんに抽象的な考え方を身に付けてもらいたい と思っています。そこで、本日はあえて抽象的な解説を行った次第です。

<指示された通りに行う>( 極めて重要

本日英語の授業中のことです。私が否定文や疑問文の作り方を説明し、その後、問題演習の指示を与えました。すると、生徒達から「先生、短縮形を使ってもいいですか?」という質問が数回飛んできました。

これは学校ではやめてください

たった今、私は黒板でやり方を説明したわけです。しかし、次の瞬間「短縮形を使ってもいいですか」という質問が飛んできました。これはつまり、 私が解説した次の瞬間には、「別のやり方で勝手にやり出している」ということになります

これが指示を聞けない子の典型的な例です。

短縮形は言われなくてもやります。しかし、物事には順序があり、先生の指示通りに行うことが何よりも大切なのです。

おそらく小学校時代に英語の勉強をしてきたので、予め短縮形も知っていたのでしょう。それはそれで素晴らしいことです。

しかし、先生の「まずはこのようにやってください」という指示を聞けない子は、 学校でも様々な場面で、先生の指示を聞き逃すケースが想定されます 。成績が上がらない子は、ここに原因があります。

繰り返します。

塾でも学校でも、先生の指示は正確に受け取ってください。

◆上記に関連して。

学校で上記の行動(質問)は、 学校の先生に嫌われます 。学校の先生にとって、 最も授業がやりにくいのは、生徒達が既に塾で勉強しているために、先生の授業を真面目に聞いてくれないという状態 です。

先生の立場になって考えてみてください。学校の先生は、今日から新しい単元を教えようと準備してきているわけです。それなのに、生徒達が既に内容を知っていて、その内容を先に喋ってしまう。こんなにやりづらいことが果たしてあるでしょうか。

みなさん、小学校の時も、そのような態度で授業に臨んでいたのではないでしょうか。

中学では決して上記のような行動は取らないように。常に「初めてのつもり」で学校の授業を聞いてください。めちゃくちゃ重要なことです。これは「マナー」です。






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最終更新日  2013年03月28日 02時26分54秒
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「キャラベル(Caravel)」は、大航海時代に活躍した小型船です。操舵性が大変高く、逆風でも前進できるのが特長でした。

「キャラベル船」と同時期に活躍していた大型帆船「キャラック」は、大量の物品を積むことができたので、商業・貿易は大きく発展します。つまりビジネス向け・お金儲け向けの船です。しかし、多くの人員・スタッフが必要で、航行精度という面で弱点を抱えていました。とりわけ、強風は苦手で、逆風が吹くと転覆する可能性も大きかったと言われています。

そこで登場したのが「キャラベル」です。キャラベルは大変優れた操舵性とスピードを兼ね備えていました。必要な人員も少なくて済み、費用面でも大変優れていたと言われています。小型で小回りが利き、逆風の時でも風を味方につけ、精度の高い航海が可能になりました。「キャラベル」の登場により、大航海時代の活動範囲は大幅に広がっていき、数々の偉業が達成されました。


塾も船と同様です。

大型の塾には大型の塾なりの良いところがあります。しかし、規模が大きくなればなるほど、多くのスタッフが必要となり、授業料も高くなってしまいます。「生徒の学力アップのため」に各種講座や合宿を行うのではなく、「社員の賞与(ボーナス)のため」に特設ゼミや合宿を開催するという本末転倒な経営になってしまいます。

こうした大手塾が都立高校を受験をする上で必ずしも適している訳ではありません。
せっかく授業料の安い都立高校に入れたとしても、その前段階として、塾に何百万円ものお金をつぎ込んでいては、あまり意味がありません。

進学塾キャラベルは、教室の規模を最小限に抑え、高い操舵性を重視しております。また、塾長が指導にあたることにより、授業料も最小限に抑えています。キャラベルは、保護者の方が求めている操舵性と経済性を兼ね備えた進学塾です。

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