ついでのついでに、格助詞と副助詞の違いも(中3内容)
「私 が
被害者です」
「私 は
被害者です」
上の例文にある「 が
」が格助詞で、下の例文にある「 は
」は副助詞です。
日常生活ではどうでもいい話ですが、国文法では区別されます。
「は」が副助詞であることは、意外と盲点になるので、私立入試の文法問題では出題されることもあるかもしれません。
これも、まず原則を覚えましょう。
格助詞→主に名詞と助詞につく→つまり 用言にくっつくことは出来ない
。
副助詞→名詞だけでなく、 用言と助動詞にもくっつくことができる 。
以上が基本的な原則です。
つまり、用言(動詞、形容詞、形容動詞)にくっついて、意味の通る日本語になっていれば副助詞と判断できますし、用言にくっつけると日本語にならない場合は格助詞です。
簡単な判別方法ですですが、たとえば、次の例文を覚えておき、□の中に当てはめていけば解決します。
Aくん「ね~ね~、キャラベルの先生って怖いの?」
Bくん「うーん、どうだろう?怖く□ないよ!」
この□の前にある「怖く」という言葉は形容詞です。
先ほどの「原則」で述べましたが、形容詞の直後には、 副助詞は入り込めるが、格助詞は入り込めない
という基本原則があります。
つまり、「は」は入るが、「が」は入れないはずです。試しにやってみると・・・
「怖く は
ないよ」→意味が通じるので「は」は副助詞で決定。
「怖く が
ないよ」→意味不明なので「が」は格助詞で決定。
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