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2022.11.29
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カテゴリ: 識別について
これから本格的な冬になると、フィールドでコミミズクの姿を見かけます。
姿はともなく、その鳴き声については文献のほとんどが鳴かないと解説して
いるものが多い傾向です。しかし、下記のような報告がありますので紹介します。
しかし、石川(1985)は、千葉県習志野市の海岸部に位置している埋立地で1980年
から1985年の間に調査をした結果を整理し報告しています。
それによると、コミミズクの鳴き声は日没後の夜間に聞くことができ、
鳴き声は「ギャーウー」という大きな叫び声で連続して鳴くことが多い、
そのほか「ギャウー」とか「ギャー」という鳴き声もだし、まれに「ケッケッ
ケッケシ」という連続した鳴き声、「ピーピーピー」、「ホーホー」と小さな
鳴き声も確認していると報告しています。
さらに、石川(1985)は、警戒心の強いネズミ類の不意をつく採食方法を行なう
本種にとり夜間の活動時間中に飛びながら大声をだして鳴くことは、採食行動に
対し不利益なので鳴かないことが多いのではないかと指摘しています。
高野(1980)が日本にいる期間は鳴かないことが多いとしている記述、
高野(1985)では、越冬中の縄張り争いをしている場合にはキッキッ、ビイー、
ビーイときしるような声を出すとしている点、叶内(2011)も同様で越冬中は
あまり鳴かず飛翔中の争いでギャア、ギーャと鳴くと述べているのは、石川(1985)の解説と同様です。
(引用)
高野伸二.1980.野鳥識別ハンドブック.p198.日本野鳥の会.
高野伸二監修.1985.カラー名鑑.日本の野鳥.p336.山と渓谷社.
石川 勉.1985.コミミズクの鳴き声について.Strix.p67-68.日本野鳥の会.
叶内拓哉.2011.山渓ハンディ図鑑 日本の野鳥.p382-383.山と渓谷社.
(写真)
アップしたのは2013年1月、2月千葉県流山市、2015年1月茨城稲敷市、




















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最終更新日  2022.11.29 20:21:02
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