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副題には ~AI時代の新しい働き方へ~ とある。 著者は早くからインターネットに興味を持ち、それに対応して、ネットに関する情報を発信してきた。その頃特に注目していた方。その後、どのような考えをしているのかということで、手に、、 以下、目次 第一章 独学の第一歩を踏み出そう 1 「独学は難しい」という思い込みから脱却する 2 なぜ独学の方が良いのか 3 とにかく始めよう 第二章 独学者たちの物語 1 外国語を独学でマスターした人たち 2 良き時代のアメリカの独学者たち 3 数学者や自然科学者にも独学者 4 独学の芸術家 5 独学への先祖返りが起きる 第三章 私も独学で勉強した 1 私は学生時代から独学を続けてきた 2 大学を出てからの独学 第四章 独学は新しい働き方を可能にする 1 学歴獲得から能力獲得へ 2 時代が急速に変わるので、不断の勉強が必要 3 フリーランサーや兼業を目指せ 第五章 なぜ学校でなく独学の方がよいのか 1 社会人向け学校はビジネス 2 ギルドの一部としての学校 3 学校でなければできないこと 第六章 独学を継続させるには 1 継続のためのテクニックこそ重要 2 独学を続けるには具体的な目的が必要 3 強いインセンティブが独学を牽引する 4 勉強は楽しい 5 教えることによって学ぶ 6 どうやって勉強の時間を作るか 第七章 学ぶべきことをどのように探し出すか? 1 独学では自分でカリキュラムを作る 2 問題は何か、重要なことは何か 3 重要である2割をどう探すか 4 書籍から知識を得るテクニック 第八章 英語は独学でしかマスターできない 1 英語の必要性がますます高まる 2 専門分野の英語が必要 3 文章を丸暗記する 4 聞く練習に集中する 5 教材となる音源はウェブにある 6 通勤電車の中で勉強する 第九章 検索は独学の重要な道具 1 知識を「プルしよう」という態度が重要 2 検索のテクニック 3 検索の落とし穴 第十章 人工知能の時代に独学の必要性は高まる 1 AIが人間の知的な仕事を代替する 2 AI時代には独学がやりやすくなる 3 AI時代にこそ学ぶことの価値は高まる 以下、本文から“”部抜粋引用 “社会が大きく変われば、新しいチャンスが生じる。それを捉えることができれば、新しい成長ができる。 日本では、第二次世界大戦後に、こうした時代が到来した。ソニーやホンダなどの新しい企業が登場し、目覚ましい成長を実現した。 世界では、いま情報関連の技術によって、新しいフロンティアが開けつつある。それを捉えることが必要だ。 高度サービス産業で重要なのは、個人の独創性を引き出せるような労働環境だ。 それは、創造性から生み出される革新が、きわめて大きな利益と成長をもたらすからである。 ‥‥‥ このため、アメリカをリードしている企業は、さまざまな工夫をして、個人の重要性を引き出そうとしている。 現代の世界をリードしている企業は、いずれもアイディアとイノベーションによって成長している。” “組織自体がいつまで続くか分からない。だから、組織に依存すればよいのではなく、一人一人が「個人としての市場価値(マーケットバリュー)を持っているかどうか?」を問われる。「どの組織に所属しているか」でなく、「どれだけの能力を持っているか」が重要なのだ。 ‥‥‥ 変化への対応は、個人の立場から必要であるばかりではなく、日本全体としても必要なことだ。日本御産業構造や経済構造を大きく変えなければならない。” “人生100年時代になれば、大学で学んだものだけでは不十分だ。若いときに教育されたことだけで一生生きていける時代ではなくなる。 リンダ・グラットン・アンドリュー・スコットは、人生100年時代には、ライフステージを構成し直すことが必要だと言う。 そのためには、新しい知識を得ることが必要だ。そして、それは独学によって得るのが最も効率的だ。 勉強するのは若いときのことであると考えている人が多い。しかし、これからは高齢者の独学が重要な課題になる。 高齢者は、それまで得た知識のストックを保有しているわけだから、新しい知識を吸収し、それを解釈し、それを活用することを、若い人よりは容易にできるはずである。” “世の中には「プッシュ」されてくる情報を受けるだけの人が多くいる。これは、テレビの視聴時間が長いことに現れている。テレビは、受動的手段の典型だ。画面から流れてくる情報をただ受け入れるだけのことだ。解決したい何らかの問題のために、情報をプルする手段としてテレビを使うことは、まず不可能だろう。 日本では、一般に「検索」機能に対する意識が低い。日本の書籍に索引がないものが多いのは、書籍が「プル」の手段として意識されていないからだろう。アメリカでは、索引のない本は専門書とみなされない。これは、情報を「プル」したいと考えて本を読む人が多いからだろう。” “新しい情報に接したとき、それにどのような価値を認めるかは、それまで持っていた知識による。新しい情報に接しても、知識が少なければ、何も感じない。しかし、知識が多い人は、新しい情報から刺激を受けて、大きく発展する。 新しいアイデアを発想するためには知識が不可欠だからだ。既存の知識と問題意識のぶつかり合いでアイデアが生まれるのである。その場合、知識が内部メモリにあってすぐ引き出せるようになっていないかぎり、それを発想に有効に使えない。したがって、アイディアの発想のためには、多くの知識を内部メモリーに持っていることが必要である。”----------------------------------------------------------------------------------------- 独学を進めるうえで、そのベースに必要なのものは、あるものを体系化していくためのシステマティックなチカラと編集力ではないか。 それはやはり数十年の社会生活で培った中から生み出されるのだろう。 それを基にして、大きな幹としての方向性と目的を持って、ネットなどから「プル」的に情報を収集したりしながら骨格体系を組み立てていき、人生百年時代の新たな課題とするのがよいのでは、、 そんなことで、後半戦を生きるテーマが見えてくるような気がする。 にほんブログ村 ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter ----------------------------------------------------------------------------------------------- --------------------------------------------------------------------------習志野わくわくMAP--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2018年08月08日
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著者が今までに書いた本からエッセンスを抜き出した内容なので、各々が短文、暑い夏にも軽く読めるということで、、、第一章 幕末・維新・明治を眺めて 江戸時代まであった、島国に生きる知恵 幕末期日本人の天皇観 コチコチの愛国者というものは もし勝海舟なかりせば 海舟のやった無血開城 海舟の胸に息づいていたもの 勝海舟の幕末 西郷隆盛をどう見るか 明治維新、あれはやっぱり 幕末の大動乱でひどい目にあったのは 祖母が繰り返し語ったこと 明治は江戸の尻尾 海陸軍はかくて陸海軍になった 西郷隆盛の首 日本海軍はその名分を 日清戦争に異を唱えた勝海舟 日露戦争は、人心をまとめて鼓舞しつつ 日本海海戦を語る諸書にある言葉 日露戦争時の日本人捕虜 日比谷焼き打ち事件が起きたわけ 日露戦争終結後、スローガンが生まれた 世論とジャーナリズム きれい事のみ戦史に残し 近代日本を創った男第二章 大正・昭和前期を見つめて 石橋湛山、大正13年の社説 母と、大正12年の関東大震災 「天災は忘れた頃にやってくる」 おっかない時代は治安維持法からはじまった 「生命線」というスローガン 昭和3年、荷風さんはすでに乱世と観た 大量失業が招き寄せたもの 昭和5年の二大政党 「非常時」が叫ばれはじめて ずっと非常時だった 戦争に突入する時 新聞は「沈黙を与儀なくされた」わけではなく 「攻撃は最大の防御なり」と信じて 昭和八年、交際連盟脱退直後の春に 国連脱退の国民気分 名投手沢村栄治の無念 昭和11年の国難 昭和11年、2・26事件のあとで 2・26事件後の出版弾圧 昭和12年1月の野上弥生子 それは昭和12年3月30日に配布された 昭和13年の反戦句 大本営発表に熱狂した頃 昭和12年の東京下町風情 あのころ蚊帳が怖かった 下町の言葉の威勢のよさ 下町の夜を渡った音色 流行歌は反戦歌だった 鉛筆のなつかしい香り 昭和10年代、隅田川の向こうは 横須賀で見た駆逐艦 もしも中学の入学試験に落ちたなら 川向こうの小さな働き手 玉の井初見参の記 昭和14年、国の節義によって戦ったノモンハン ノモンハン停戦後の結論 ノモンハンから今につづくもの 昭和15年7月、首相近衛文麿の積極方針 昭和15年8月の、ぜいたくは敵だ! 日中戦争に倦んできて 昭和15年の群集心理 日中戦争の4年半で 昭和16年1月の示達、戦陣訓にこうあった 昭和16年春、石原莞爾の予言 昭和16年、開戦の二か月前にこの国がやったこと 開戦一カ月前、大本営が考えた戦争の見通し 日本人は12月8日のラジオ放送をどう聞いたか 真珠湾への奇襲作戦 山本五十六の無念第三章 戦争の時代を生きて第四章 戦後を歩んで第五章 じっさい見たこと、聞いたこと 第三章以降も、興味深い見出しがずらり並んでいるが、見出しから内容がある程度、想像できてしまう部分もあり、あまりネタを明かすのは何なので省略 以下、本文より“”部引用抜粋 “昭和八年、国際連盟脱退直後の春に つまり時代の風とはそういうものかもしれない。平々凡々に生きる民草の春は、桜が咲けばおのずから浮かれでる。国家の歩みがどっちに向かって踏みだそうと、同時代に生きる国民の日々というものは、ほとんど関係なしに和やかに穏やかにつづいていく。じつはそこに歴史というものの恐ろしさがあるのであるが、いつの時代であっても気づいたときには遅すぎる。こんなはずではなかった。とほとんどの人びとは後悔するのであるが、それはいつであっても結果がでてしまってからである。 『B面昭和史』” “もう「絶対」という言葉は使わない 家に、いや、家のあったところに戻ったのは、もう太陽も高くなった朝の九時ごろではなかったかと思う。びしょ濡れの洋服を乾かさないことには寒くて寒くてたまらなかったし、それに靴下だけでは焼け跡を歩くことができない。洋服を乾かす火は周囲に山ほどあった。靴は川に飛び込もうと人が脱いだのが何足もあった。すべてそれを利用した。いま回想すれば、まわりには炭化して真っ黒になった焼死体がいくつも転がっていたのである。その人たちは船に乗る前に確かに目にした、あのかんな屑のように燃え上がった人たちであったのだろう。しかし、過去に多くの死体を見てきたためか、感覚は鈍磨していた。 家は綺麗に焼けている。あまり帰りが遅いので焼け死んだかと思っていたらしい父が、どこからともなく姿を現わして、何もいわずにニコニコとしたのが嬉しかったことも覚えている。 そしてその焼け跡で、俺はこれからは「絶対」という言葉を使うまい。とただひとつのことを思った。絶対に正義は勝つ。絶対に日本は正しい。絶対に日本は負けない。絶対に我が家は焼けない。絶対に焼夷弾は消せる。絶対に俺は人を殺さない。絶対に‥‥‥と、どのくらいまわりに絶対があり、その絶対を信じていたことか。それが虚しい、自分勝手な信念であることを、このあっけらかんとした焼け跡が思いしらせてくれた。俺が死なないですんだのも偶然なら、生きていることだって偶然にすぎないのではないか。中学生の浅知恵でもあろうかもしれない。でも、いらい、私は「絶対」という言葉を口にも筆にもしたことはない。 『日本国憲法の200日』”“「あきらめ」が戦争を招く 戦争は、ある日突然に天から降ってくるものではない。長い長いわれわれの「知らん顔」の道程の果てに起こるものなんである。漱石が『吾輩は猫である』八章でいうように、「すべての大事件の前には必ず小事件が起こるものだ。大事件のみを述べて、小事件を逸するのは古来から歴史家の常に陥るへいとうである」、つまりでっかい事件にのみ目をくれているのはみずからが落とし穴に落っこちるみたいなもの、日常座臥においておさおさ注意を怠ってはならないのである。そのつどプチンプチンとやらねばならない。‥‥‥いくら非戦をとなえようが、それはムダだと思ってはいけないのである。そうした「あきらめ」が戦争を招き寄せるものなんである。 『墨子よみがえる』” ---------------------------------------------------------------- 今年5月に八十八歳になったという筆者、終戦時には15才、いまや数少なくなった戦争を肌で感じた、というか生死の狭間で生き残った世代の貴重な記憶の数々、戦争はダメだ、悲惨であるということは誰でも言えるが、それを体で体験した人との意識のギャップはやはり大きい。 戦争で失われた命、数百万人の犠牲の上に今の繁栄がある、、、戦後七十数年の恵まれた時代に生を受けたことに感謝し、 「あなたが生きている今日は、昨日死んだ誰かがどうしても生きたかった明日」こんな言葉も反芻しながら、 8月は昭和史を振り返るには、なぜか似つかわしい月、鎮魂の月でもある。 にほんブログ村 ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter ----------------------------------------------------------------------------------------------- --------------------------------------------------------------------------習志野わくわくMAP--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2018年08月07日
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このタイトルがなんとも魅力! それに、著者自身が自分が越境者との立場で論を進めていて、その経験の中での幅広い見識がきっとためになるとの思いで購入。目次第一章 「越境する人間」の時代1 「知の越境者」が求められている2 政治と経済の越境第二章 私はこうして越境してきた1 逆境は独学で切り抜ける2 自分の足りないものを点検し、補う第3章 リベラルアーツは越境を誘う1 画期的アイデアが生まれる背景2 すぐ役立つものは、すぐに陳腐化する第4章 異境へ、未知の人へ1 使える「ゆるやか演繹法」2 この人びとに惹かれる3 人こそ異境である第5章 「越境」の醍醐味1 守られているものは弱い2 歴史への越境、歴史からの越境3 南スーダンと戦後日本の共通項第6章 越境のための質問力を磨く1 愚かな質問はない、愚かな答えがあるだけだ2 想定外の質問を投げかける終 章 越境=左遷論1 「事実」が揺らいでいる2 ムダなことが後で生きてくる “アメリカではプロ野球選手が現役を退き、第二の人生を歩みだしたとき、医学部に入って医者になったとか、大学院で経営学を学び始めたとかいうニュースを耳にすることがあります。そのたびにずいぶん向こうは生き方に幅があるなという印象を受けます。” “リベラルアーツという言葉を聞いたことがあると思います。これは専門の世界に入る前に、いろいろなことを横断的に(越境的に!)身につける学問のあり方を言います。東京工業大学で同僚だった上田紀行教授は、「リベラルアーツは人を自由(リベラル)にする」と言っています。また、リベラルアーツはいろいろな知を相渉る、という意味でも、越境です。” “一見、すぐには役に立たないかに見える哲学が、やがて量子力学を発展させることに役立つ。「すぐに役に立たない」ことは、「いずれ役に立つ」のです。 第二次大世界大戦後、湯川秀樹博士が中間子論でノーベル物理学賞とったのは、基礎に中国古典、漢文の素養があったからではないかと外山滋比古氏は指摘します。湯川博士の弟の環樹氏は中国文学の大家でした。” “戦前の日本では旧制高校でリベラルアーツ教育が行われていました。戦後は、旧制高校が4年生の新制大学の教養課程になり、ここでリベラルアーツを教えることになりました。また一部に、欧米型のリベラルアーツ専門の大学を設立されました。 しかし学生から大学の一般教養に対して「高校の延長で面白くない」「早く専門教育を受けたい」という声が上がり、文科省は、大学での教育内容に関して細かく指示を出すのを止め、大学の自主性に任せるようになりました。「教育の自由化」の一環と言っていいでしょう。その結果、多くの大学で教養課程を解体したのです。 ところが、今度は学生を受け入れる企業側が文句を言い出しました。教養や常識のない新入社員が増えた、というのです。ちょうどオウム真理教に大勢の理工系の学生や卒業生が入信していたことも分かったころのことです。しっかりした教養があればそういうこともなかったのではという反省もあって、文科省の中央教育審議会が2002年、教養教育重視を再び掲げました。 それがまたここに来て、一般教養批判が文科省から出されたわけです。教育は国家百年の計と言います。こうネコの目のように方針が変わるようでは、いい人材など育ちようがありません。 日本のリベラルアーツ教育は何度か恣意的な波に洗われたというのは記憶しておくべきことではないでしょうか。” “フランスの大学入学資格試験には「哲学」が出題されます。たとえば「不可能を望むことは不条理であるか?」といった試験問題に4時間もかけて答えるのです。 フランスのエマニュエル・マクロン大統領はこうした試験を通ってきたのです。およそ哲学のことなど考えたこともなさそうな日本の政治家たち。議論で太刀打ちできるのでしょうか。アメリカでも学会や会議があると、夜にはたいていパーティーが催されます。そこで仕事の話をするのは無粋だとされています。オペラを話題にしたり、印象派の絵画について蘊蓄を披露したり、教養の幅と深さが求められます。 日本人はそういうパーティーの席でも仕事の話をするので敬遠されます。それはほかに話題を持たないからです。” “私がゆるやかな演繹法と呼ぶのはこのことです。 常に取材は、ギリギリのスケジュールで進みます。だから、心に余裕がないと、目の前にある宝も見逃してしまいがちです。先のセルビアの難民の話で言えば、公園でたむろする難民の様子を映像に収めれば、それで番組は成立しますが、難民たちに「夜はどこで過ごしているの?」と聞いたことで、全く予想もしていなかった映像が撮れたのです。 この ”ゆるやかな演繹法” というのは、実は応用範囲が広いのです。狙いを定めておくものの、そこで発生する偶然の果実は取りこぼさない。事前にものを調べておくというのは、仕事のいろはです。しかし、ただ思い描いた通りのものを持って帰ってくるだけでは、発展がありません。見知らぬ何か、予想もしなかった何かを掴んでこそ、事前準備は生きたことになるのです。” “知は横につながると面白いということは、人と話をしていても分かります。意外な発見があり、それが次の燃料となって話が展開していく。あまり話が転がらない、という場合、お互いに燃料としてくべる材料の持ち合わせが少ないか、あまりにも同質の燃料しか持っていないかのどちらかです。 異質なものが出会って、化学反応が起き、火花を散らす。そういう対話、あるいは知の交流が理想的です。複数の人がいて、話し合いの場が生き生きとしているときは、たいてい中心にいる人が適度に異物をその場に投げ込んで、火に勢いをつけているのです。” 越境、、 あまり意識しないで安穏と過ごしていると、従来のフレームから出ることを忘れ、ついその中で過ごしてしまいそうになるが、やはり、越境すると視点が変わる、こんな生き方があったのか、こんな見方があったのか、そんな感動に触れることが多くなるし、そんな発見があった方が面白いし楽しい。 リベラルアーツ、、すぐには役立たないが人生後半に効いてくる、そんな感じがする。「若いとき、もっと勉強しておけば良かった」という声をよく聞くし自身でもそう思う。それは主にこのリベラルアーツの範疇ではないかと思う。幸せな気持ちで過ごすために、リベラルアーツの果たす役割は大きいのでは? この本での印象深いキーワードは、「生き方に幅がある」と「リベラルアールは自由」この二つかな? そして、ちょっと飛躍があるかもしれないが結論 1. 越境して幅のある人生を過ごそう 2. 横串しを差して面白いことをしよう 3. リベラルアーツに親しんで自由になろう こんな感じで、、、、、、、 にほんブログ村 ~~~募集は終了しました!!~~~ 創作ダンスきらおどりコンテスト in 習志野 出演者 募集中!! ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter ----------------------------------------------------------------------------------------------- --------------------------------------------------------------------------習志野わくわくMAP--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2018年07月13日
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もう昨年春に定年を迎えてしまったが、定年が含む意味は深い。 百年時代、帯にも書いてあるように、「人生は、二度ある」と考えた方が適切なのかもしれない。 この考え方の切換えは、その後の長い年月をどう過ごすか、まだまだ参考になることが多いし、この定年以降の過ごし方について、皆といろいろな話ができるように肉付けもしておきたい。以下 目次第一章 人生は二度ある?「夢の中へ」日がなテレビを見て過ごしている「定年後」は50歳から始まる「10年後のありたい自分」「定年待合室」余生から第二の人生へ働くことに疑問を抱く45歳からは人生後半戦人生百年時代とは言うけれど女性の「定年後」は成長分野お金の「見える化」が第一歩家計版バランスシートの勧め簡単に老後破産はしないやはり主体性がポイント第二章 「もう一人の自分」を発見大道芸人の2時間の説教体調不良をきっかけに二刀流「働き方改革」の主体は誰か「もう一人の自分」を見つけるイキイキ働く50代社員会社員から独立する人も辞めるか、残るかの選択ピンク・レディー効果を目指す企業不祥事の根底にあるものじゃんけんを続ける複数の自分を持つ芸名を名乗ってみる「いくつもの時間」が大切第三章 60歳からのハローワーク もう一度就活をするなら?人生いろいろ、定年後もいろいろ同僚として一緒に働けるか雇用に関する企業調査定年の前に助走を大学の就職センターにて「パパの明日はわからない」短期のバイトでつなぐ身の丈にあった起業思いを事業に乗せる出る杭が次の道を開くとにかく動き回ってみる第四章 最後に戻るのは地域と家族生き甲斐を生むパン屋背筋がピンと伸びる4人に1人は友人ゼロ?認知症サポーター養成講座「こんな世界があるのか」こんなに人に感謝されることはないクレーマーが多い?なぜ役割を果たすのか男の井戸端会議室「この指とまれ」現代の寺子屋地域に社会システムの構築を「最高の人生の見つけ方」会社参観日の勧め家族新聞の発行第五章 童心に返る子供たちの小さな宇宙「だれも、はじめは子どもだった」子供の頃の自分が活きる転身者の「きっかけ」分析空飛ぶ自転車の夢忘れかけていた夢大人の今も子どものまま働かないオジサン「自分は芸人になろう」地域活動や学び直しにも同窓会の活用も小学校の校門に集合若い人の役に立つ第六章 魅力的な先達に学ぶ向こうから呼んでくれる?「この人みたいになりたいな」魅力ある人に重ね合わせる「手の届く人」が大切歩いた道筋に留意量を集めて質に転換思い込みから脱却見えない編集者過去の自分に重ねるなぜ人に出会うのか?「億千万の胸騒ぎ」第七章 逆境がチャンスに病気は語りかける震災で変わる人投げ銭の重みを知る「鳥屋籠」若い時は組織にどっぷり挫折の中にヒントが孤独な期間が必要時間軸で考える死から逆算する死んで再生するなぜ地獄と極楽があるのか「人は死んだらどこに行く?」エピローグ 定年準備のための行動六ヶ条第一条 焦らずに急ぐ第二条 趣味の範囲にとどめない第三条 身銭を切る第四条 個人事業主と接触する第五条 相手のニーズに合わせる第六条 自分を持っていく場所を探す “本来人間には、いろいろなことを感じ取って豊かになれるはずの力があるのに、様々なことに心を奪われることで物事が見えなくなり、そしてやがて見ようともしなくなる。この本は、大人とこどもの2つの立場を経験していることをもっと大事にしなければならない、と警笛を鳴らしているように思える。 ‥‥‥ のちに紹介するように、私が取材した中で、中高年や定年後になって子供の頃の自分を呼び戻している人たちが少なくなかった。彼らが「いい顔」をしていることが印象的だった。子どもの頃の自分と今の自分がつながると、それが一つの物語になる。この物語を持っている人は強い。そのため研修では小さい頃に好きだったことや、こだわっていたこと、場合によってはコンプレックスのあったことを再び取り込むことを進めている。 誰もが子どもの頃を経て今に至っているのに、多くの人がそれを忘れている。特に組織で働くビジネスパーソンは未来にも過去にも繋がらず現在だけを生きているのが特徴だ。宝物は子供の頃に隠れている。” “私たちは、自分自身が今までの積み上げた経験に基づいて現実を捉えがちだ。それが唯一の世界だと勘違いしてしまう。 自分の物差しの外にあるものは目には入ってこない。捉えづらい世界は無視してしまう傾向がある。自分で枠組みがあると思ってしまえば、本当に枠組みの中に埋没してしまう。その狭い視野を広げるためのヒントになるのはこのスペクトルの考え方である。 プラットナー氏は、物、値、性質、考え、または活動などを幅広く捉えて、識別できる違いが多ければ多いほど、状況に対する理解が深まると述べている。 また、味わい深い経験は、2つ以上のスペクトルの組み合わせから生まれるという。たとえば音楽で言えば、音波の周波数(音の高さ)と振幅(音量)、タイミング(リズム)などが驚くほど複雑に絡み合ってできている。色では、色合いと明るさと鮮やかさといった具合だ。 これらの相違するレベルの情報を数多く集めることによって、表面的、二元的な見方ではなく本質を見極めることができるようになる。” “当時の仏教界の中心人物である土宜法竜に宛てた手紙の中で、熊楠は「縁起」の説明を「人との出会い」に絡めてズバッと書いている。彼は原因―結果の関係にある「因果(律)」と「縁起」の関係を整理している。 因果律は必然性があるが、複数の因果律がたまたま交差する点を彼は「縁」と捉えた。しかもその交差する点で因果律の方向性が変わる場合を「起」としたのである。そして「人の出会い」をこの縁起の例として述べている。 ‥‥‥ 一般には、偶然は個人の手の届かないものだとか、偶然か必然かの二者択一で論じられがちである。しかし限られた範囲では心構えや姿勢で偶然を変えることが可能であって、その重要な例が「人との出会い」だと言えないだろうか? そう考えるともともと、偶然は人に絡む出来事とも言えそうである。” “そして人と人とが課題意識でつながることが大切で、そうすれば互いの関係も強まるし、長続きもする。だから常に自分の持っている課題を外に向かってはっきりと表明しておくことだ。心の底から大切だと思っていることは、一定の普遍性があるので、志の近い人との出会いを磁石のように結びつける効果がある。前述の地域での活動における、あぐり塾や男談などの活動でも、自らのスタンスを明確にすることが多くの人を呼び込むポイントになっている。自分なりの「面白いもの」を見つけて、稚拙であっても情報発信する、そうすれば自然と出会える人も増えていく。 ‥‥‥ 一人だけで人と人との出会いの交差点に立つのは、なかなか大変である。先ほどの南方熊楠の考え方からすると、「起」を増やすには、できるだけ因果律の交差する点(「縁」)を多くすることである。やはり多くの人と出会う場所に身をおくことが大事である。 実際には、人の集団が大きな役割を果たしている。特に、課題意識の共通した人が集まる団体は有効である。 ‥‥‥ また社会人大学院などでは、受講生仲間で新たな展開が生まれることもある。一緒に学ぶ仲間がいれば初めの第一歩も踏み出しやすい。 ‥‥‥ また自分なりの課題意識で、気楽な勉強会や研究会を立ち上げるのも有効だ。それ自体が定年後の居場所になることもある。” “私は50歳から、サラリーマンの傍ら、著述活動に取り組んできた。その中で感じることはゼロから新たな人間関係を築いたり、今までとは違うスキルを身につけるためには、相当の時間をかけないとどうにもならないということだ。私自身もこの積み重ねについては甘く考えていた。人の歩む道はいつもそれはそれ以前とつながっていて、いきなりジャンプすることができないのである。どんな人も、かなりの期間を経なければ蝶にはなれない。本章の各事例はいずれも時間をかけて、自分と会社との関係や家族との関係を変えた人たちだ。 今までの諸々の関係を変えるには時間を要する。むしろ時間の経過自体が変化を生み出すと言ってもいいだろう。そのため、この関係性は時間軸の流れで変えることがポイントだ。 ‥‥‥ 取材をしていて感じるのだが、彼らが発することが比較的多いのは、「好きな仕事をする」ではなくて、「せっかく生まれてきたのに」というニュアンスの言葉なのである。そういう意味では、定年というのは人や仕事、組織との関係が大きく変わるポイントであり、切り換えるチャンスなのである。” 帯の裏面に書いてあるように「定年後」と考えるより「人生は、二度ある」と考える方が適切なのだろう。文字通り、この二度目をどうするのか、これは会社生活で消耗しすぎない時に、ある程度考えておくことにこしたことはない。 なぜなら、定年を迎えてしまうと楽になり、日々その中で安易に流れやすいし、「余生」との心理からも目的目標がぼやけやすく、また、体力や気力も下り坂なので、なかなか思うに任せないまま、年を重ねやすいのでは、、、 しかし、よく考えると現役時代と同じくらいの自由時間がある。 「人生は、二度ある」こんな視点から従来の考えをリセットして組み換え直すのも、十分に意義があるのではないか? ここでやはり問題なのは考え方、生き方を短時間で切り換えるのは難しいということ。それなりの時間が必要なので、50歳前後から取り掛かるとソフトランディングしやすいと思うけど、どうなのかなあ?? にほんブログ村 ~~~募集は終了しました!!~~~ 創作ダンスきらおどりコンテスト in 習志野 出演者 募集中!! ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter ----------------------------------------------------------------------------------------------- --------------------------------------------------------------------------習志野わくわくMAP--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2018年07月11日
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著者の、今とこれからの時代に対する、感覚の良さに惹かれるものがある。 著者の本、これが6、7冊目かな?以下、目次第一章 大切なものは「弱いつながり」 昭和の人間関係の縮図のようだった記者時代 「強いつながり」という病 「強いつながり」ありきの仕事 一対一の関係でもらった特ダネ ヒエラルキーがむだな忙しさを生む 固定的な生き方は人間関係を狭める 個別の関係を積み重ねる時代 同調圧力による強いつながり 副業や転勤も見直しが進む 会社員もリスクヘッジが必要 「弱いつながり」へと移行する現代 まずは社会活動から始めてみる 少子高齢社会で生き残る 郊外は消滅の危機にある 現代は何もしない方がリスキー 若者の意識は地方に傾斜している むしろ「アス」の生き方を築く 世間という観念が崩壊した現代 正義と悪は容易に入れ替わる 日本は昔から村社会だったわけではない 共の空間にいかにコミットするか 共を中心に公と私を変えていく第二章 「弱いつながり」を育てるノウハウ 芋づる式に人間関係を広げる 遊ぶのもインプットという仕事 年齢にこだわらず関係を築く 何をもって「友だち」とするか 看板や所属を問わない関係を築く 面ではなく点でつきあう なるべくヒエラルキーから遠ざかる 人を判断する7条件 嫌な人からさりげなく遠ざかる フェイスブックの2つの利点 いい人には実際に会いにいく 網の交差点にいる自分をイメージする 会社員ではなくなった自分を想定する プライバシーをあえて公開する 過激な発言・批判的な発言はしない 善良なインフルエンサーを探せ 他者との相互作用で個は築かれる 相互作用は境界線の揺らぎを生む 周囲の人間に恵まれるよう関係の取捨選択を 必要なのは「コミュ力」だけではない 大切なのは笑顔、好奇心、謙虚さ 自分のプライドを見直してみる 小さな一言を忘れずに伝える 一番大切なのは持続性がある関係 仕事も持続性がないとつまらない 夫婦関係をフラットに保つ方法 共通の友人が少ない方が夫婦は長続きする 所詮は他人であることを念頭に 相手の言いたい放題を我慢する 「たまにくる人」程度に調整を第三章 「弱いつながり」を仕事に落とし込む 不安と不安定はまったくの別物 人間関係によって仕事が回る 機動的な働き方が一般化しつつある 赴いた仕事を神聖視してはいけない 人生はピースを埋めていく作業 わらしべ長者的収入には誰にでも手にできる 現代にマッチしている「まれびと」 「君の名は。」はまれびとの典型 多様な力学が作用して数字に表れる 自分でつかんで前に進むしかない 新聞は読まなくてもいい!? 排除する知識を先に考える 歴史書には不安解消の効果も 合理性の果てに人間性が残る ある到達点を目指すには我慢も必要 老後の労働をイメージしておく 40代になったら就活を始めてみる 弱肉強食の世界から共存の世界へ 現代人は一回り近く若返った 転職可能年齢は上昇していく 若者と中高年の競いあいが到来 どんな職能でもプロになり得る 小さな仕事をたくさん積み上げる第四章 他拠点生活で再認識した、人との出会いの大切さ 他拠点生活のきっかけは震災 まずは近場に拠点を持ってみる 無謀な方がショックは小さい 慎重に入口を見極めるのも大切 他拠点生活でいろいろと意識が変化 精神的にも肉体的にも身軽になる 都市と地方をつなぐハブになる メリハリのある生活を楽しむ 人間関係から仕事を見つけていく アフロヘア営業マンとの出会い 人と会うことで領域を広げる第五章 ゴールなき人生を楽しむ プロセスを楽しむ人生 成功の定義が変わってきている リアルな現実の方が共感できる ピークハントとロングトレイル 人生は偽ピークの連続である 安定も強さも不確かな時代 誰もが「バタフライエフェクト」を起こせる 人生は短絡的な物語ではない プラスや高みがすべてではない お金持ちは「暖房のきいた部屋」 お金はあればあったでめんどくさい 年収が増えると支出も増える 貯蓄で安心感を得るのは難しい 達成が楽しいのは達成した瞬間だけ 長くつきあえる若い友人を作る以下本文から“”部、抜粋引用 “‥‥‥、やたらと儀式が好きです。何人かが参加するトークイベントなども、1時間前に全員が集まって、話すことを決めて、といったことをしたがります。それではイベントにライブ感がなくなり、まったくおもしろくありません。 こういう感覚が日本の労働生産性を著しく下げている最大の要因ではないかと思います。現在は正社員が少なくなっていますし、「忙しい忙しい」といつも言っていますが、その大半は余計な打合せや儀式などで占められているのではないでしょうか。” “‥‥ ツイッターやフェイスブックでは、ある問題について多様な意見が交わされています。それぞれの意見の違いもあれば、政治的立ち位置の違いもありますから、それはまったくかまいません。しかし、あまりに狂信的なことばかりを書いている人たちは怖いので、私はフォローを外します。 現在はバランスを欠いている情報の方が読まれやすい傾向があります。しかし、バランスを欠いたものが好きな人は、人間性もバランスを欠いていると思われるものです。だからこそバランスは大切であり、それが人間関係の維持にもつながります。” “いま私にとって大切なのは、自分の書いた本なり、言論・発言なりがすぐに大きな反響を呼ばなくても、回り回って誰かに届くことです。いわば、バタフライエフェクト(蝶の羽ばたきが竜巻のもとになるような効果。「風が吹けば桶屋が儲かる」と同義)のような効力を信じているのです。 実際、30代の優秀な官僚に会った時、「佐々木さんが2009年に書いた、あの本を読んで官僚を目指しました」と言われたことがあります。本当にうれしかったですし、自分にそんな小さな効力があればそれでいいと強く感じました。” 抜粋文とは関係ないが、、やわらかで広く緩いつながりの中で生活していると、何年先かはわからないけど、何かと何か、それがソフトであったり、人であったり、漠然としていたものが有機的につながりだして、今までにない何かしら新しく、「もの」や「こと」が機能しだすのではないか?そんな予感、たぶん誰もがしていると思うし、、、FBなどの世界も文字通りそんな感じで動いているようで、、今はそんな環境の時代。著者が「現在はいろいろな価値観がシフトしていく過渡期にある」と述べているが、価値感もそうであり、仕事観、生活観、そんなものも含めて、今はそんな時代なのだととらえて、漠然とまだ目にはきちんと見えていない、新しい価値を創造していく時代なんだと、、、 それが「人生の黄金期」とも重なり合って、わくわくする、いまだかってない面白い時代だ。 にほんブログ村 ~~~募集は終了しました!!~~~ 創作ダンスきらおどりコンテスト in 習志野 出演者 募集中!! ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter ----------------------------------------------------------------------------------------------- --------------------------------------------------------------------------習志野わくわくMAP--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2018年06月30日
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著者が言うには、50歳から75歳が人生の黄金期。本当にそうだと思う。 特にその中でもしがらみが減り、体力的にもいける60歳台はその真っただ中、今までの経験から様々なことに味わいを感じながら過ごせて、その体験から世の中に還元することも可能、なので、再度、今の生き方を再確認する上で購入。以下、目次第1章 人生100年時代を生き抜く技法 転換期に直面したあなたへ 30代の「幸福」と50代の「幸福」は違うもの 100年時代の人生を4つに分けて考える 第3期は「収穫」の時期 これから可能性は広がっていく! 目指すのは「魂が喜ぶ」生き方 華麗なる転身、伊能忠敬の生き方 エネルギーを投入する場を持ちつづける 心が動いているか 自分を輝かせる場を見つける第2章 人生後半のチェックリスト 最近、感動していますか? 心が動いたことを、何かに書きとめていますか? どんな時に自分がイキイキできるか、知っていますか? これだけは守りたいという「生活信条」がありますか? 「食わず嫌い」していませんか? 世の中で話題になっているベストセラー、読んでいますか? 「ワクワクすること」を増やせていますか? 「好きなもの」「好きなこと」をどれだけ挙げることができますか? 50あるチェックリスト、これ以上、目次を示すと、この本の内容を半分以上紹介してしまうことになりそうなので、以下の8割?はカット! 以下、本文から“”部抜粋引用 “50歳くらいになると、これまでの経験や培ってきたものの蓄積がいろいろあります。 一見、まったく異なる分野、未知の分野のように見えても、やるべきことを具体的に分解して考えてみると、「ああ、それならやれるよ」といったことがあるものです。自分の持ち味を活かせる、自分が「何かの役に立てる」と思えることは、精力的に取り組む大きなモチベーションになります。 それには、いろいろなチャンスに出会うことが大事です。 自分をオープンにして、いろいろなことを前向きに、面白がってどんどん受け入れるようなスタンスを持つことが望ましいのです。” “絵画、美術作品にしても、直に見るゴッホの色彩、運慶の造詣の迫力などは、まさに「百聞は一見に如かず」です。 芸術に触れるいちばんの意味は、人が「命のエネルギー」を注いで生み出しているものに出会い、そこにみなぎるパワーを感じることにあります。 敷居を高くしなくていい、命のエネルギーを感じることこそが大切なのです。” “私は大学の授業の中で、「三語のキーワード検索」を学生にやってもらうことがあります。どういうキーワードを入れると、求めているものがスッと出てきやすいのか、言葉の選び方ひとつでどれくらい差が出るのかが、とてもよくわかります。 テーマを出して、これについて検索をかけて知り得たことを発表する、ということをやってもらいます。” 以下、おわりにから “何歳になっても「学びつづける」 という意欲を失わない人は幸福であるというのが、私の教育学者としての信条でもあります。学びつづけることが、変化を生み、変化が柔軟性を生み、柔軟性が勇気の源になっていく。学ぶことを軸に後半の人生を構成していくことによって、幸福感は安定したものになると思います。” 最終ページにも記載されているが、「自分自身の魂の世話」をすることにより、よく生きることを目指して、毎日を楽しく、上機嫌にすごすことが肝要とのこと。 まさに、この言葉に集約されているのではないかな?!! いずれにしろ、今の過ごし方を、より補強することができた。いろいろなしがらみから解き放たれて、しかも、今までの経験値から、道端の花をひとつ見るにしても感慨深く眺められるし、ちょっとした出来事なども味わい深く感じられる。 今のところ、体の自由も効くし、今の時期を楽しまずして、いつ楽しむのかという感じ。 一昨年、四国八十八か所巡礼の最後、一番札所の霊山寺で住職の法話があり、「これからは、我がままに生きなさい」との言葉を、そのまま受け取ってしまって過ごしているが、、ある方が話すところによると、それは「あるがままに生きなさい」ということだそう。ともかくも、そんな、柔軟な気持ちで過ごしたい。 にほんブログ村 創作ダンスきらおどりコンテスト in 習志野 出演者 募集中!! ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter ----------------------------------------------------------------------------------------------- --------------------------------------------------------------------------習志野わくわくMAP--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2018年06月20日
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午前中は、今までで一番、盛り盛り沢山の「ぶっくさろん」満員御礼!さすがに賑やか、「セルフブランディング」というテーマを切り口にして、普段は聞けない、各員の人生観や教育論なども混じり込んで、とても興味深く面白く、話に花が咲いた。 そうそう、折しもワールドカップの最中、ドイツのミュラー選手の話も面白かった。なお、次回(第18回)「習志野ぶっくさろん」は8月18日(土)です。夕方は、アジサイとキャンドルの花咲く前でのMさんの美声を聞きに、、ところが残念ながら、これからというところで、傘の花が咲いてしまった、Kさんからの次回に楽しみをとっておくようにとのメッセージだったのかな?梅雨時も、いろんな楽しみ方がある。 にほんブログ村 創作ダンスきらおどりコンテスト in 習志野 出演者 募集中!! ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter ----------------------------------------------------------------------------------------------- --------------------------------------------------------------------------習志野わくわくMAP--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2018年06月16日
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データの取扱いは本当に面白い。大変に興味深いということで、パラパラっとみて購入以下、目次Ⅰ ビッグデータの時代 1 データサイエンスの登場 2 台頭するデータサイエンティスト 3 統計学の流れ 4 コンピューターとインターネットの流れⅡ データとは何か 1 定義と種類 2 コストと価値 3 バラツキと分布 4 相関と因果、回帰 5 データに基づく意思決定と不確実性 6 取扱い上の倫理Ⅲ データに語らせる――発見の科学へ向けたスキル 1 データサイエンスのスキルの学び方 2 データ処理と可視化 3 データの分析とモデリング 4 ビッグデータの処理と分析 5 人工知能とデータサイエンス以下、本文から“”部、抜粋引用 “ビッグデータの登場により、データサイエンスの3要素(データ処理、データ分析、価値創造)のスキルを統合したような人材が求められるようになり、データサイエンティストと呼ばれるようになった。 ‥‥‥ 実際には3要素のすべてのスキルを備えた理想的な人材が容易に得られるわけではなく、個々のデータサイエンティストにはそれぞれの得意分野があることが多い。したがって実際のデータサイエンスの応用は、得意分野を異にする人々が協力しておこなうことが多い。 ‥‥‥ 特に価値創造については、直面する課題に応じてそれぞれの分野の知識を必要とすることが多いから、データサイエンティストに求められるのは、あらゆる固有分野の知識というよりは、それぞれの分野の専門家と話ができるコミュニケーション能力や、それぞれの課題に対して、それをデータサイエンスの手法に合うように定式化したり、データサイエンスの観点からの一定の解決策を提案できる提案力である。” “最近のイノベーションには縦串より横串の手法のほうが、より貢献が大きいのではないかということである。1990年以降は様々な「物」の完成度はかなり高くなり、また先進国においては物がすでにかなり行き渡った状況になってしまったため、物よりもソフトウェアやコンテンツの比重が高くなった。ソフトウェアやコンテンツ作成におけるイノベーションは、さまざまな要素を柔軟に組み合わせる横串の手法によるところが大きい。 横串縦串の議論は、日本の教育における文系・理系の区別にも関連している。大学に進学する日本の高校生の多くは、すでに高校1年の終わりに文系理系の進学を決めて大学受験に備える。大学の教育も縦割りであり、大学を卒業して社会に出ると文系出身者は営業や経営にかかわり、理系出身者は技術者になる、というのが昔ながらの人材像である。しかしながら、今は技術のわかる経営者、ビジネスのわかる技術者が求められる時代である。特にデータサイエンスは分野自身が文理融合である。データサイエンスの三要素である情報学と統計学のスキルは理系であるが、価値を引き出せるデータは人々の行動などのデータであり文系が主である。現在では、データはあらゆる分野で得られるようになっており、そもそも文理の区別が意味をなさない。この点については、前に紹介した未来投資戦略で言われている通りである。” ---------------------------------------------------------------- 今までとは違う「くくり」が必要とされている時代、あまりにもそこに対する改革がついていっていない。 逆に個人的にはそこに着眼して物事を進めていけば良いのかもしれないけど、、 このチャンスに、統計学に対する専門家の育成もアメリカなどに比べると雲泥の差だとのこと、日本大丈夫か?? ところで、最近は地域のデータなどもオープンにされる方向に向かっている。その際は、ありきたりの横並びのデータ開示ではなく、可能な限りのデータオープン化を望む。そのデータをいろいろな人がいろいろな視点からみて分析して、その街が保有していた隠れた個性を見出して、未来の街づくりを創造していく、考えただけでも楽しい。今はそんなことができる時代だ。 例えば、アイデアは組合せとはよく言われるが、グラフ(Ex.十字分析など)の縦軸と横軸に何を配するか? これも文字通りアイデアのセンスのひとつ。その意外性からグラフを作り現れた図より、ある関連性が読み取れそうなものなら、飛び跳ねたい気分になる。 また、話はそれるが、競馬などのデータも馬柱などに盛り込まれた様々な要素のどれとどれとどれをピックアップして加工するかなども面白く、データサイエンスに対する興味は尽きない。 40年在籍したT社では全社運動の一環で、統計学についてたくさん学ぶ時間を持てた。SQEなる資格収得の機会にも恵まれた。 今、これらについてどの程度、記憶に残っているかは疑問だけど、そんな知識が社会で活かせれば本望だ。 にほんブログ村 創作ダンスきらおどりコンテスト in 習志野 出演者 募集中!! ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter ----------------------------------------------------------------------------------------------- --------------------------------------------------------------------------習志野わくわくMAP--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2018年06月15日
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以下、目 次はじめに ファンベースは、あなたが思っているより、たぶん、ずっと重要だ第一章 キャンペーンや単発施策を、一過性で終わらせないために第二章 ファンベースが必然な3つの理由(1)ファンは売上の大半を支え、伸ばしてくれるから(2)時代的・社会的にファンを大切にすることがより重要になってきたから(3)ファンが新たなファンを作ってくれるから第三章 ファンの支持を強くする3つのアプローチ~共感・愛着・信頼「共感」を強くする A ファンの言葉を傾聴し、フォーカスする B ファンであることに自信を持ってもらう C ファンを喜ばせる。新規顧客より優先する「愛着」を強くする D 商品にストーリーやドラマを纏わせる E ファンとの接点を大切にし、改善する F ファンが参加できる場を増やし、活気づける「信頼」を強くする G それは誠実なやり方か、自分に問いかける H 本業を細部まで見せ、丁寧に紹介する I 社員の信頼を大切にし「最強のファン」にする第四章 ファンの支持をより強くする3つのアップグレード~熱狂・無二・応援「熱狂」される存在になる J 大切にしている価値をより前面に出す K 「身内」として扱い、共に価値を上げていく「無二」の存在になる L 忘れられない体験や感動を作る M コアファンと共創する「応援」される存在になる N 人間をもっと見せる。等身大の発信を増やす O ソーシャルグッドを追求する。ファンの役に立つ第五章 ファンベースを中心とした「全体構築」の3つのパターン(1)中長期ファンベース施策のみで構築する(2)短期・単発施策でファンをゼロから作っていくところから始める(3)中長期ファンベース施策を軸に、短期・単発施策を組み合わせていく第六章 ファンベースを楽しむ(もしくは実行の際のポイントの整理) ① スモールスタートで楽しむ ② 時間をかけることを楽しむ ③ ファンになってもらう過程を楽しむ ④ 常連さんをお迎えすることを楽しむ ⑤ ファンという少数と楽しむ ⑥ コミュニティ運営を楽しむ ⑦ キレイゴトを楽しむ以下、本文から“”部抜粋引用 “あなたの周りには必ず類友(強いつながり)がいる。あなたの価値観の変化によって年々入れ替わっていくが、必ずいる。彼ら彼女らは同類だから話もしやすいし趣味も合う。だからその言葉には耳を傾ける。類友の体験や意見は、自分にとって役に立つ確率がとても高いからだ。 だから、ある商品を類友が「自分の言葉」で(言わされたのではない本音の言葉で)褒めていたら、まったく関心がない商品だとしても「へー、それ良さそうかも」と心を動かされる。自分が顧客になるとは思っていなかった商品でも、ちょっと気になっていたけど手を伸ばさなかった商品でも、すっとその存在が心に入ってくる。 ‥‥‥ その意味において、価値観が近い類友は、テレビやネットを陵ぐ最強メディアと言ってもいいし、類友の実体験による「自分の言葉」は、この過酷な情報環境において。超貴重な情報源なのである。” 自身の経験を踏まえても、商品への関心は、やはり口コミがベースになっている。 ところでこの本は、狭義のマーケティング的な視点としてだけではなく、人生百年時代と言われる中、その人生後半の生き方や生活の仕方にもつながるような内容も、一部含んでいるように思える。 ここでいう商品は当然ながら「もの」だけではなく、「こと」も含む。というか、今や世の中の成熟化に伴い、「こと」が消費の中心になってきているのでは? そんな中で、商品を売る場合は志向の類似したコアなファンを大事にすることが肝要。 これは商品だけにいえることではなく、心地よく生きる上においても、そういう環境に身を置き、生活する日々の心を安定させ、生活の質を確保して過ごすことにも通じているのだろう。 自身の志向を考え、志向の合う人と時間を過ごすことが肝要だと、、 そこで、人間関係も、退職に伴い、その目的からゲゼルシャフト的なつながり方が強い仕事仲間から、それ以外に切り替えることもポイントのひとつになるのだろう。 なお、本文最後はマザーテレサが広めた有名な言葉で締めくくられている。 最後に、以下、あとがきから、“”部抜粋引用。 “そこで、2015年11月に、ロバート・ウォールディンガ―教授がある研究結果をスピーチしたのだが、その内容をひと言で言うと「人生を幸せにするのも、人を健康にするのも、人間同士のつながりである」ということである。ちょっとスピーチから抄録してみよう。 75年にわたる研究からはっきりと分かったことは、私たちを健康かつ幸福にするのは、富でも名声でも無我夢中に働く事でもなく、良い人間関係に尽きるということです。 人間関係に関して、3つの大きな教訓がありました。 第一に周りのとのつながりは健康に本当に良いということ。家族・友達・コミュニティとよくつながっている人ほど幸せで、身体的に健康で、つながりの少ない人より長生きするということが分かりました。 第二に、50歳で最も幸せな人間関係にいた人が80歳になっても一番健康だったということ。 第三に、良い関係は、身体の健康だけでなく脳をも守ってくれるということ。 75年にわたる研究で、定年退職後一番幸福な人は、仕事仲間に代わる新しい仲間を自ら進んで作った人たちです。” “ボクは「4th」というコミュニティを作り、もう2年半、かなり濃厚に運営している。 4thとは、つまり4番目。家族という生活空間、友人という遊び仲間、同僚という仕事仲間、その次にくる「4番目の仲間」という意味である。” 「4th」っていうのも面白い表現だ。 にほんブログ村 創作ダンスきらおどりコンテスト in 習志野 出演者 募集中!! ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter ----------------------------------------------------------------------------------------------- --------------------------------------------------------------------------習志野わくわくMAP--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2018年06月10日
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こういう表題にちょっと弱いのか、ペラペラめくってしまったら最後、 しかしながら、いつも思うことだけども、これからの生活に役立つものが一行でもあれば、それでよいとの思い、 ランチ一食分で、そんな情報が得られれば、とんでもなく安いもの。目 次第一章 なぜ団塊の世代が日本を先導するのかクリエイティブシニア/教養とは何か――知識、知恵との違い/団塊の世代のアドバンテージ/経済発展下のライフスタイル/学びの姿勢の変化――エキスパート型とオールラウンド型/教育システムがオールラウンド型を増やした/エキスパート型の育て方/能力を生かせない日本型教育/シニア世代は学びの楽しさを知る/古い価値観と戦ってきたシニア世代/知的エリートの特徴/マニュアル人間から知の発信者へ/高等教育にチャレンジするシニアたち/年代にあった知的生産がある/コラム 俳句とイロハ歌第二章 成功している人の時間にはメリハリがある忙しい人がよく遊んでいるのはナゼ?/知的活動の時間/観察眼を養う方法/迷ったらやる/断わる基準を持つ/とっさの記録・記憶/「世に役立つ」楽しい生き方/人の欲求はどう充足されるのか/「欲求充足」から「楽しさ」へ/コラム IRのコンセプト第三章 民間パワーは権威を駆遂していく民間のパワー――まぼろしの邪馬台国/偉大なる素人/帰納的な知の集積/権威者の底の浅さ/マスコミの失墜/日弁連の失墜/大学の失墜/浮上する民間研究の価値/「ブレインストーム」的習慣でアイデアを捕まえる/「質問する力」の相互作用/事実とは何か/事実の一般化/どうやら真実・事実らしい/客観性の保持/方法論の一例――反面教師としての厚労省の研究/期間の設定/レファレンス・ピリオドの問題/データの管理と開示/厚労省ギャンブル依存研究の犯罪的な問題点第四章 知と知が手を結ぶとき――行間の解読といらない情報情報の海で溺れる人々/シンギュラリティ・ポイント/情報を捨てる能力/盗用と引用の違い/日本人の情報環境――取捨選択の哲学/ゴミ情報とノイズ情報/単なるウソ/胡散臭い論調/本物とニセモノを見分けるために/筆者の人生哲学/情報のウラを読み解く方法/出来事の展開を読む方法/アイデアのカバン/知と知が結びつく瞬間の感覚第五章 著作への道――まず「やってみる」という近道スピーチもレクチャーも同じこと/クリアファイルの活用術――元ファイル、サブファイル、何でもファイル/名刺・写真・イラスト・メモ/最新デバイスの活用/著作に向けたノートの作り方/ノートの冒頭数ページは/論文の基本的な書式と意味/チャプター上構成と、執筆の準備メモ/あれこれ考えるより。まず書いてみる/読みやすさを念頭に置く/文章の練習に、15分スピーチ特訓/研究発表(プレゼンテーション)の方法/著作への道/コラム “Breaking New Snow”という問いかけ第六章 本物を知る世代の新たな冒険パワフルな団塊の世代が世の中を変える/団塊の世代が変えてきたもの/価値観革命の世代/コラム イエスのコンサートにて/クール・ジャパンは身近にある/団塊世代は工夫する/クール・ジャパンとバッド・ジャパン/若者たちの逃避傾向/マニュアルの弊害/トレンドを追う生き方の虚しさ/良い子はしてはいけません/アイ・アム・ア‥‥‥/上には上がいる/自由の怖さ/クリエイティブ・じーちゃん/コラム 手塚治虫とハインライン しばらく読み進めたが、政治色を若干感じさせる内容、なんか表題にマッチしない的な、それが少し鼻につくようなところもあったが、読み進めるうちに消えていった。 やりたいことって、そんなに明確でなくても良いと、方向が大体わかっていれば、その年齢になった時点で徐々に、、 ただ選択肢と幅はそれなりに持っておかなければいけないとの前提条件のもとに、それらが補強されるところはされ、されないところはそのままになり、そんな感じで良いのでは、この15年を振り返りそう思う。 ただここに行きつく準備は早めにしておくに越したことはない。 以下、本文から“”部 抜粋引用 “俳句が静かなブームだという。テレビ番組の影響が強いらしい。有名人たちがゲストとして登場し、与えられた題に従ってランク付けされる。表面的には単純な番組に過ぎないが、キレの良い講評をし、辛口の(それでいて、時として見せる愛情溢れる)点数をつける先生の人柄が、人気の源である。ゲストたちや司会者たちらの機転もまた、見ていて飽きさせない要素となっている。番組に刺激されて歳時記を手に入れ、自分もやってみる。大変いいことである。あえてコラムに取り上げた理由は、ゲストたちの工夫や努力に、一種の知的挑戦の例を見るような気がするからである。 俳句は、五音・七音・五音(五・七・五)を基本とする、日本で生まれた短い詩の形態であるが、奥は深い。通常は季語が必要で、番組の解説によると、視覚(情景)、聴覚(音)、臭覚・味覚・触覚などが、あざやかに(正しい順序で)展開するものが高評価になる可能性が高い。技術的にもかなりのレベルが要求されるが、スタートしたばかりの素人はエキスパート並みの作品を作ることもあって楽しい 高評価を受けるために、より重要な工夫として、「発想の転換・展開」が不可欠で、これがより面白い部分である。情景や美しさがどれほど忠実に記述されていようと、発想の転換・展開による「ヒネリ」がなければ、エキスパートレベルにはなかなか近づけない。とはいえ、ヒネリすぎてもまた「ひとりよがりの句」となってしまい、読み手に理解されない。つまり駄作とされる。そのヒネリは感性のニブい(頭のカタい)人には、かなり難しい部分であるらしい。 ここで求められているヒネリは――この部分が筆者の言いたいことの中心概念であるのであえて強調するが――常に周囲を見渡し、いろいろなことに興味を持ち、チャレンジし、そして自分の感性を磨き続けなくては育めない類のものである。前述の教科書と教育の話に似ているが、自分で考え、自分で決断しなくてはならず、点数をつける方法も予め決まっているわけではない。「絶対的な正解など存在しない世界」が俳句の感性なのである。” “「人生最大最上の楽しさは、知の発信(と、そのプロセス)にあり」。これが本章の結論となる。 “新しい知識を発信する民間人パワーは、主としてこの帰納的アプローチを中心とすることが多いようだ。自分の身の回りで起こっていること、その地に住んでいないとわからないことなどをまとめ、一定の背景的考察を加えて世の中に発信する。その考察をまとめるにあたり、その原因となるよるものや事象に関する、なるべく多くの共通項を探し、可能なら理論化を試してみる。つまり観察から入り一般化への道筋を考える、帰納的アプローチが中心である。 ‥‥‥ 民間人パワーの利点は、専門家なら慎重になりすぎて躊躇するレベルのことを言うことができ、かつ理論などをあまり気にする必要もない点にある。” “筆者が30歳になるかならないか、という頃のある朝、目覚めたときに不思議な感覚を持つ自分を発見した。過去に首をツッコミ、ある程度まで勉強した多くのトピックが、「有機的につながっている」ように感じたのである。ドラマチックなふりをして、大げさな表現をしているのではなく、(うまく言えないが)断片的な多くの知識が「手をつないでいるような感覚とも言うべきか。叱られるのを覚悟で言えば、ある種の天啓か、悟りのような境地だったのである。 ‥‥‥ ある日、知と知が手を伸ばし、結びつくときが来る。そして新たな次元が加わる。その日まで新しいことにチャレンジを続けてみてほしい。これが筆者の願いである。” あの正岡子規も病に伏して、病苦と戦えたのも、たぶん、俳句を楽しむという知があったからだと、この本を読んであらためて思い返すことができた。 人それぞれが今まで積み重ねた異なる経験知を、自分なりに組み立てなおして、生かして、新たな知を生み出すことが生きがいであり、楽しみであり、苦しみも救うことではないかと‥‥、 ここで、今までのおぼろげな仮説に、裏付け補強ができたようなイメージ、シニアの背中を押してくれる感じ、、考えてみれば大変な収穫。 そういえば、俳句で思い出した! NHKの俳句番組を見ていたら、義父の俳句が紹介されたことがある、もう7年前になるのか、、 あらためて鑑賞してみる。 「出来上がる までが楽しき 雪達磨」 にほんブログ村 創作ダンスきらおどりコンテスト in 習志野 出演者 募集中!! ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter ----------------------------------------------------------------------------------------------- --------------------------------------------------------------------------習志野わくわくMAP--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2018年05月17日
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何年くらいだろうか、ここしばらくは、週刊誌を含めて雑誌類は買ったことがなかったが、最近、はずみで数冊買った。 雑誌は気がむいた時に、気がむいたところしか読まないので、ほんの僅かしか、見開いていない。 開けば偶然の出会いが待っているのかもしれない、しばらくは脇に置いておこう。 にほんブログ村 創作ダンスきらおどりコンテスト in 習志野 出演者 募集中!! ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter ----------------------------------------------------------------------------------------------- --------------------------------------------------------------------------習志野わくわくMAP--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2018年05月06日
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まずは、以下、目次第一部 青春と挫折伝説の先祖・無敵齋 待望の「サラブレッド」誕生 ややこしいやつ 薩摩流のスパルタ教育 「日新公いろは歌」の教え 妙円寺武者参りの因縁で大けが 郷中教育でリーダーを育成 郡方書役助時代の上司・迫田太次右衛門 「武の国」の武士とお百姓 学問への異様な傾倒ぶり 改革派として藩政に関心を抱く 義絶と詰腹・薩摩青年の倣い お由羅騒動起こる 赤山籾負の血染めの襦袢 相次ぐ父母の他界 最初の結婚に失敗 念願の江戸出府が叶う 島津斉彬という名君 キセルの音が違ったわけ 篤姫の輿入れで鑑識眼を磨く 「独立独行の気性あり」 豪傑・藤田東湖の家で酩酊 松平春獄人人材登用力 師とも仰いだ英才・橋本左内 陽明学と朱子学の世界観 斉彬の急死 勤皇僧・月照との心中未遂事件第二部 復活と策動蘇生後の緩慢な自殺 革命思想を育んだ島暮らし 桜田門外の変、長州と薩摩の熱気 久光を「地ゴロ」呼ばわり 再び遠島、沖永良部島への流罪 幕末の風雲、西郷再びの召還 長州藩の動きを徹底的に探索 蛤御門の変で初めての戦陣 長州征討参謀から日本の顔に 「天下の世話」を理解した糸子夫人 高杉晋作との秘密会談説 薩長同盟成立への思惑 倒幕の密勅VS大政奉還 孝明天皇の死 王政復古のクーデター 「短刀一本あればことは済み申す」 自己保身より死の覚悟 従道の首を銃弾が貫通 イギリスの恫喝という一策 東征軍編成と軍資金の捻出 大総督府参謀として東海道を下る 太田垣蓮月が託した和歌 山岡鉄舟との談判に応じる 蔵屋敷での勝との事前交渉 京都太政官での深夜の激論 江戸城明け渡しの混乱、相次ぐ脱走 彰義隊との上野戦争を指揮 北陸戦線で吉二郎が戦死 「ぽんぽんが痛くなった」 奥羽越を平定、そして帰郷第三部 失意と天命明治新政府のスタート 位階も賞典禄も返上したい 妻子との束の間の家庭生活 西郷マニフェストの中身 「今だ戦争が足り申さん」 東京暮らしの実相あれこれ 政教に始まる道徳国家への夢 留守政府という呼称のおかしさ 明治天皇の西国巡航に随行 次第に募る失望感 征韓論と遣韓論 紛糾する閣議と勅裁 暇ある黄金の玉、暇なき銀の玉 異色の公家、岩倉の武家不信 「脱出す人間虎豹の群」 名こと料理人の証言 揮毫の特徴「、」と「・」 文字に表れる沈着な性格 私学校暴発に「ちょっしもた!」 政府に尋問の筋これあり 朝敵として最後の突撃 以下、本文から“”部抜粋引用 “‥‥西郷も含めて、薩摩の武士たちの精神性を考える上で重要なのが『日新公いろは歌』です。その中からいくつか挙げてみます。 ロ:楼の上にもはにゅうの小屋も住む人の 心にこそはたかきいやしき ――大きなお城に住む人も、貧しい小屋に住む人も、心体が清く正しければ高貴であり、そうでなければ卑しいものだということです。 ‥‥ 後年になって、維新の功業を共にした人たちが、『いろは歌』の二番目「ロ」の教えに背いて次々と巨大な家を建てました。これが重要なポイントで、そうこうしているうちに西郷は嫌気がさして薩摩に帰ってしまうんです。” “西郷が考えたこの道徳国家という理想は、昭和天皇の教育あたりまでは残っていて、昭和天皇の教育係だった杉浦重剛は帝王学としてこんな話をしていたそうです。 中国では堯舜の時代、古の聖天子は乗り物で道路を通る時、死刑になる罪人がいるとその手を持って一緒に泣いていた。こういう罪人を出すのは君主たる自分に徳がないからだ、一人の罪人も出ないような道徳国家にするのが君主の務めなのに、自分はなんてだめなのか、そう思って泣いた――という話です。 似た話は昔の殿様もよく聞かされていて、これが君主の帝王学というものでした。政治の目標というものは単に物的な実現ではないのであって、人間の心の問題、道徳倫理の実現であり、哲学的レベルで政治を考える。それが西郷が生涯をかけて追い求めていた夢だったのです。 もちろん、こういう西郷に共感できる人もいれば、人の心の問題に入ってくるのは政治のおこがましさだという人もいるでしょう。でも、「政治はどこまで倫理哲学か」は人工知能の時代を迎えた現代社会においても、いっそう重要な論点でもあります。 西洋は物的には優れているかもしれないが本物ではない。人間にとって真の国家像は別にある。西郷はそう思っていましたが、やればやるほど日本はエセ西洋国家みたいなものへと移っていき、物的な問題ばかりを追い求めるように見えてきたのです。どれだけ弟や同士たちが血を流して死んでいったとしても、理想の政教ができるような国を作れたなら、それに足る革命だったと思えますが、西洋の真似事がそれより劣る国を作るのが日本国家なのか――。 そう考えて失望していく西郷の姿がありました。実際、このあたりでは、単なる洋化主義者ではなかった明治天皇と西郷は、心が一致していたような気がします。 最近は書物が氾濫し、いろいろと他者の文章や考えを寄せ集めたようなものも散見される中、一次情報を重視し、体を動かしてそこに近づいていく姿勢で、、古文書などを自分で読み解いての視点と独自の感性で書かれている。 長期的&マクロ的な視座に立って、地頭で物事を考察し発信できる作家であると思われ、これからも応援していきたい一人。 なお、先日BSでの長時間にわたる池上彰対談も面白かった。平成の司馬遼太郎とも言われているらしい。 最後に、以下、はじめに から抜粋引用 “本書では、西郷の側近くにいた人々の証言などをあらためてひもとき、素顔の西郷はどのような人物で、いかなる考えをもって生きたのか、を伝えてみます。いずれにせよこの異端の人物なくして今の日本の姿はない、そのことに思いを馳せながらお読みいただければ、と思います。” にほんブログ村 創作ダンスきらおどりコンテスト in 習志野 出演者 募集中!! ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter ----------------------------------------------------------------------------------------------- --------------------------------------------------------------------------習志野わくわくMAP--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2018年04月30日
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今回の共通テーマは「明治」 まな板にのった本は以下、「汽車に乗った明治の文人たち」出口智之(教育評論社)「カントリーダイアリー」イーデスホールデン(サンリオ社) 「犬たちの明治維新」仁科邦男(草思社文庫) 「南方民俗学」南方熊楠(河出文庫) 「森の思想」南方熊楠(河出文庫) 「素顔の西郷隆盛」磯田道史(新潮新書) 「明治国家のこと」司馬遼太郎(ちくま文庫) 「ある明治人の記録」石光真人(中公新書) 今年は明治維新から150年、いろいろな角度からみた明治時代を、参加者みんなで共有し、明治が少したぐり寄せられた。 次回は6月16日(土)テーマはブランディング。 これからの時代は、個人、地域、団体などのいずれでも、それぞれが保有する強みや特徴を活かしてのブランディング戦略は欠かせないということで、これに関することを共通テーマに! 習志野ぶっくさろん 終了後にちょっと、あの森に、、 にほんブログ村 創作ダンスきらおどりコンテスト in 習志野 ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter ----------------------------------------------------------------------------------------------- --------------------------------------------------------------------------習志野わくわくMAP--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2018年04月07日
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今日は実家に行き、いろいろなものの整理の序章、、、自身が読んだ本など、大部分の処分を依頼したが、そのうち何冊かを持ち帰った。 なぜか、これはそのうちの2冊、昭和46年5月発行と書いてある。 たしか発売されてすぐに買った記憶がある。 ということは京都での下宿生活を始めてから間もない時期のこと。なぜか身近に感じて、興味深くあっという間に読んだことを憶えている。 「シャンクレール」なるジャズ喫茶にも何回か行ってみた。 450円とある。今の価格の1/3くらいだろうか、、 それにしても時代は変わった。当たり前だけど、、、、、、 にほんブログ村 ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter ----------------------------------------------------------------------------------------------- --------------------------------------------------------------------------習志野わくわくMAP--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2018年03月27日
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考えるという当たり前にやっていることが、例えを使ってわかりやすく書かれていたので、再度、立ち返ってみたく、、、、一章 情報洪水時代で変わる「頭の使い方」 情報洪水時代、新しい頭の使い方が求められる なぜ「考える」ことの価値が高まってきたのか 変化の時代に必要とされる頭の使い方 いまだに「正しさの基準」に縛られている日本人 「正解」を探すことは考えることにつながらない 考えるとは情報を「調理する」こと 「知る」と「わかる」の違い 頭の良さには2種類ある まわりの評価に合わせるより、自分で考えた結果に意味がある 本書で身に付けて欲しい力二章 頭の中に質の良い情報が集まる「網」を張る 考えている人といない人は、情報の取捨選択の仕方が違う あらかじめ頭の中に網を張って情報を待ち受ける 良い網を張っていると良い情報が引っかかる くっついたものによって網を太くしていく あせらず、自然に引っかかるものを待つ 自分の専門以外にも網を張っておく ぼんやりとした好奇心をはっきりとした問題意識に変える ネガティブな感情も問題意識に転換できる 感情を感情のままにしない、整理するクセをつける オリジナリティーは完全にゼロから生まれない三章 知的に考えるための「調理道具」を揃える いきなり考えてもうまくいかない理由 ものごとを抽象化して構造をとらえるクセをつける できなくてもかまわない、クセをつけることが大事 幹をつかむ 共通点を探す 相違点を探す 情報処理の基本は分類、ファイルの整理を同じように考えてみよう 考える土台を鍛えれば、より高度な思考が可能になる 無意識に行えるようにクセづけするのが、頭の情報処理の基本四章 情報は流れてくるまま、流しっぱなしに 入ってくる情報は絞らず、意図的に間口を広げておく 情報そのものより、どう料理して何に使うかが重要 遠い情報に注目する 大量の幅広い情報が思いがけないヒントに結びつく 読書は唯一、能動的に情報を得るアクション 引っかかった情報はたなざらしにしておいていい あがかないで機が熟すのを待つ五章 頭に残った情報は熟成し、やがて知性に変わる 頭に残った情報は「思考の骨組み」になる いかに違う情報同士を積極的にくっつけていくか これからの時代に必要なのは結びつける能力 抽象化する力を高めて、頭の中で化学反応を起こす 学問とは抽象的理論から具体的な結果を導き出すこと 異分野に転換させる頭の使い方を意識する 情報を「構造化」できると、応用可能な範囲がもっと広がる 絶えず自分の問題に置き換える訓練をする 問題の本質は似たところにある 教養や歴史の本当の意義 絶えず視点を変え、頭を揺らす思考実験を 間を置く効能 深く考えることで、問題意識はより高度なものへと進化する 考えることに終わりはない 以下、一部“”本文から抜粋引用 “私は、「考える」という作業は、「情報を調理すること」だと思っています。 ‥‥‥ 実は、考えるというプロセスも、これとよく似ています。よほど新鮮で優れた情報でない限り、その情報を右から左に流して、良い解決策になることはほとんどありません。自分の中でその情報を、一定期間寝かせたり、さまざまな角度から検討したり、ほかの情報と組み合わせたり、価値判断を加えたりして、有意義な解決策を導き出せるようにしていく必要があります。これが情報を適切に調理することであり、考えるという作業です。” “必要なのは「考えるための土台」は、具体的なものを抽象化してとらえるクセをつけることです。 ‥‥‥ 得られた情報を抽象化して理解しておくクセをつけるのが有効なのです。 ‥‥‥ 個別具体的なものを、抽象化して頭の中に入れておけるようになると世界は大きく広がります。” “調理器具として揃えておく必要があるのは、あくまでも、抽象化して理解しようとするクセだけです。日頃から、「ああ、抽象化っていうのは大事なんだなあ」「単に情報そのまま受け取るではだめで、抽象化の工夫が必要なんだなあ」と思うことがポイントなのです。” 考えることを調理に例えての記載は非常にわかりやすい。 なんだ、こんなこと、当たり前のことではないか、日頃、行なっているよ、とも思える内容ではあるけど、情報化時代に手軽に情報を得てしまい、その回答も、ともすればネットで探して何とかやり過ごしてしまうような風潮にあって、再度、基本的なことを振り返るには良い。 一昔前であれば、知識だけでも考えるヒントとして、それだけの価値があったが、今や、そのヒントは真偽も含めて、巷にいやというほどに、あふれかえっている。ともすれば圧倒的な情報の消費に流されていくばかりで、何のための情報なのか、知識なのかとの、知識はその「手段」であることを再度認識して、その「目的」は何かに立ち返る必要性がある。 知ってそれを日々の生活や人生に具体的にどう生かしていくか? もちろんこれは昔からそうではあったが、よりそこにスポットライトが浴びるのは当然なこと、、 AIの社会の到来も叫ばれている折、人間として生存していくための役割を考えるうえでも、ここは、知恵の絞りどころではないか? また、他の本にも、「知識の抽象化」が大事と書いてあったが、それがいかにもわかりやすく書いてある。知識を抽象化すると、いろいろな組み合わせを考える際に、そのオプションが増え、脳内で繋げやすくなる。 知識の抽象化で思い出した、、、 佐藤可士和氏が本などで書いているデザイン論なんかもこれにつながっているんじゃないかな? アイデアとか創造性とか盛んに言われるけど、極論すると、要はこの抽象化した中で、異質に見えるもの同士をつなげていく能力に尽きると思う。これって一口に抽象化って言っても、その切り口がいろいろあって、奥が深く、妙味のある世界だとは常々思うところ。 風呂場の中でとか、歩いていてとか、ふと、ボケッとした時に、突然つながる、あの感覚が楽しくて、そのために生きているのかも、、と言っても過言ではない、、 もちろん、思いつくのは取るに足らないものばかりだけども、、 抽象化する「クセ」をつけて、それら異質と思えるものを結びつけていく、そして、実際にそれを試行していくことを、これからも楽しみの一つとしていきたい。 にほんブログ村 ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter ----------------------------------------------------------------------------------------------- --------------------------------------------------------------------------習志野わくわくMAP--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2018年03月09日
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著者の若い頃の特異な体験も踏まえての内容と、どこかで読んで、興味がわき、手にしてみた。第一部 賢明なもう一人の自分 深く考える力とは、心の奥深くの自分と対話する力 誰の中にもいる「賢明なもう一人の自分」 文章に表すと、「賢明なもう一人の自分」がつぶやき出す 「賢明なもう一人の自分」の持つ不思議な能力 我々の能力の発揮を妨げる「無意識の自己限定」 考えを文章に表すことは、「もう一人の自分」への呼びかけ 考えるだけで、「もう一人の自分」が現れてくるようになる 「もう一人の自分」は、異質や正反対のアイディアに刺激を受ける 「もう一人の自分」は、自問自答に、そっと耳を傾けている 「もう一人の自分」は、「問い」を忘れたとき、考え始める 「もう一人の自分」は追い詰められたとき、動き出す エッセイを、「推理小説」のようにして読み進めていく 「自分だけの格言集」を編むつもりで、本を読む第二部 深き思索、静かな気づき 文章書くこと、読むことは、思索の階段を降りていくこと 人生のすべての記憶 直感力を身につける二つの道 直感を閃かせる究極の技法 「静寂心」の本当の意味 「正念場」で掴むべき叡智 「完璧主義者」の真の才能 プロの技術を掴めない理由 言葉に「言霊」が宿る条件 究極のコミニケーション技法 「創造性」をめざす過ち プロが「奥義」を掴む瞬間 「成功者」の不思議な偶然 創造という行為の秘密 潜在意識のマネジメント 才能の開花を妨げる「迷信」 古典を読むときの落し穴 謙虚さと感謝の「逆説」 嫌いな人が自分に似ている理由 「不動心」の真の意味 「解釈力」という究極の強さ 起こること、すべて良きこと 「明日、死ぬ」という修行第三部 言葉との邂逅 心に触れる言葉に巡り会ったとき、深い思索が始まる 「もし、万一、再び絵筆をとれる時が来たなら」 「何も知らない子供たち。彼らはあれでいい」 「小石までが輝いて見えるのです」 「若いときには、若い心で生きていくより無いのだ」 「鋼鉄はいかに鍛えられたか」 「自ら恃む所頗る厚く、賤吏に甘んずるを潔しとしなかった」 「あなたは、多くの知識を持ってはいるが、心が貧しい」 「万物と自己とは、根源的には一つ」 「我々の心は、本来、境界の無い世界に、自ら境界を作り出し」 「無明と業は、知性に無条件に屈服するところから起こる」 「今後百年の間に、地球上での成長は限界に達するであろう」 「我々は、いま、ターニングポイントにさしかかっている」 「地球幼年期の終わり」 「進化とは、宇宙が、本来的に持つ『遊び心』に他ならない」 「無数の人々とすれ違いながら、私たちは出会うことがない」 「永遠の一瞬」 以下、本文から一部“”部 抜粋引用 “週末、海や山などの自然に触れることや、静かな場所で瞑想することを習慣とする人々は、意識的にも、無意識的にも、この「心の環境問題」への懸念を抱き、自身の心の深層を浄化する「潜在意識のマネジメント」を行なっているのであろう。” “「不動心」とは、「決して乱れぬ心」のことではない。 「不動心」とは「乱れ続けぬ心」のこと。 ‥‥‥ 生身の人間であるかぎり、一瞬、心が大きく揺らぐことはあってもよい。その場所に戻っていけること。それが、「不動心」の真の意味に他ならない。 あたかも、優れたテニスプレーヤーが、大きく体勢を崩しながら球を打ち返した後、すぐに、体勢を正位置に戻すように、「不動心」を身につけた人物は、何があっても、すぐに「心の正位置」、すなわち「平常心」や「静寂心」に戻ることができる。” “二一世紀の宗教の第一の条件は、「文化への昇華」。 この日本という国において、人々が日常使う「縁」「一期一会」「有り難い」といった言葉に、どれほど深い精神性が宿っているか、我々は、気がつかなければならない。” “一つの写真、一つの絵からも、言葉が伝わってくる。 それもまた、言葉との邂逅。 なぜなら、たとえ文章であっても、一つの言葉と出会うとき、 それは実は、他者の言葉と出会う一瞬ではない。 それは、自分の心の奥深くの、魂の声が聴こえてくる一瞬。 その一瞬を求め、書を読む。” 以下は謝辞から一部引用 “我々の心の奥深くには、必ず、「賢明なもう一人の自分」がいる。 そして、その「もう一人の自分」の声に耳を傾けるならば、 それが、不思議な形で、良き人生を導いてくれる。” 「深く考える力とは、心の奥深くの自分と対話する力」との意味深い言葉が目に入る。多分、若かったその時の貴重な体験が反映されているのだろう、、、 「深くもう一人の自分と向き合う」そんな時間を定期的にとっていれば、たぶん間違いも少なく、穏やかな日々を過ごせるのだろう。 心の片隅に宇宙を感じて生きるということかな、その宇宙的な、時空の中で、要は、一人ひとりが生かされているんだという風に受け取ってみた。 一番大事なのは何かな、、「心の置き場所」かな 究極こんな感じだろうか? 「宇宙を感じながら、一日いちにちを生きる、このつかの間の、仮の世界で、、、」 同じ年代の方の著書、、 東山魁夷や棟方志功の含蓄ある言葉の紹介などもあり、、、自然に素直に読めて深い、 目先にとらわれずに、見えるものだけを追わず、、 心静かに穏やかに日々を過ごすためにおススメ! にほんブログ村 深く考える力 (PHP新書) [ 田坂広志 ]価格:950円(税込、送料無料) (2018/3/8時点) ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter ----------------------------------------------------------------------------------------------- --------------------------------------------------------------------------習志野わくわくMAP--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2018年03月08日
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年配の方の軽く読める本ということで、、、目 次第一章 どん底に落ちたら、掘れ ローカルがグローバルになる 煮詰まっている現代人 人文学で何を教えるか 禁煙主義者として 永遠の杜 発展祈り業 虫採りと解剖の共通点 人工知能の時代に考える 虫と核弾頭第二章 社会脳と非社会脳の相克 地方消滅の対策は参勤交代 社会脳が不祥事を起こす 止むを得ない 持続可能社会 環境問題の誤解 人生から反応を差し引いたら 一般化が不幸を生む 人口が減る社会 わかりやすい世界第三章 口だけで大臣をやっているから、口だけで首になる ブータンの歯磨き粉 大阪都構想投票 なぜ五分五分だったか 言葉で世界は動かない 状況依存 米軍の「誤爆」 イスラム国を生んだもの デジタル社会のアナログ人間 EU離脱とトランプ第四章 半分生きて、半分死んでいる 殺しのライセンス 意識を持つことの前提 公が消える時代 俺の戦争は終わっていない 葬儀屋の挨拶 老人が暮らしにくい世の中 半分死んでいる 地味な仕事への対価 年寄りと子供 コンピューターとは、吹けば飛ぶようなもの第五章 「平成」を振り返る いまだに煮詰まっていないものは何か 日本は文化国家ではない バブル時代の書評番組の報酬 オウム真理教からハリー・ポッターへ 信じる方がバカ 何を復興というべきか 気候変動と虫総 論 あとがきに代えて 就職状況は売り手市場らしいが 自分の好きなことにどう向き合うか 現代社会から「外れている」人に注目する理由 現代の問題は一般論としての人生と、個々の人生の乖離 「人は何のために生きるのか」 この本の最大の視点は「社会脳」と「非社会脳」の相容れないものの対比ではないか? その主内容である、筆者の立ち位置であり、世間から一歩はみ出して社会を俯瞰観察しての「非社会脳」は本来極めて自然なのだろう、 他方、人間として社会に生まれ出て、この自然と対極にある社会で生きていくために必然的に備えることを余儀なくされる「社会脳」、 このトレードオフの中で私たちが仕事をしているところに、いろいろな悩みが発生しているのだろう、きっと、、、 あの、毎度いろいろな組織で繰り返される何人も連座してもお詫びのシーンも思い浮かぶ、、、 それと、もうひとつ、、 頭の中でくすぶっていて棄却されないでいる9.11の公式見解への考えも興味深い。著者もそのような考えなのか! 何しろ、8.15を小さいころに学んでしまった人にはそう見えても、何ら不思議ではないのだろう。 常に社会は「洗脳」と「たてまえ」が、、、跋扈している。テレビ画面からの受け身的な情報の中で生きていると、戦後教育の暗記教育、日本独自の単質的文化とも相まって テレビなどのメディア文化の中で育ってきた世代には、きっと何も見えていないのだろう、、 やはり一つひとつを地頭で考えることが、今の時代は特に大事では、、 にほんブログ村 ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter ----------------------------------------------------------------------------------------------- --------------------------------------------------------------------------習志野わくわくMAP--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2018年03月06日
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楽に読める五木本ということで、、以下目次はじめに 健康がストレスになる時代がきた 氾濫する健康情報の中で 何をどう食べるかだけでも説はいろいろ 健康不安も立派なストレス「健康でありたい病」の私たち 日本列島を覆う「健康という病」 風呂にもおちおち入れない ヘルシー情報が増える一方 誰もが振り回されている 正しい生活はできているのか?という不安 願うは健康のことばかり 「メタボが長生き」の真偽 ヘルスリテラシーをどう身につけるか 今の肥満には政治的・経済的背景も 健康が産業と結びつきすぎている 私の不健康の履歴書 敗戦の頃、健康という考えはなかった 病院に集まる人の多さに驚く 脚の痛みに病名はついたが 痛みを抱えつつの養生 「完全な健康」などない健康情報とどう付き合うか どの記事も充実していておそろしい 医学は進歩し、専門家の意見は分かれる 養生は趣味くらいがちょうどいい 健康ノイローゼだけは避けたい 第三の健康論の波 戦後の健康ブームを振り返る 一日一食は是か非か 一日三食説の背後に見えるもの 規則正しければ健康なのか 一日一食半スタイルにした理由 何が快適かは人それぞれ養生するか、病院頼みか ついに軍門にくだるか 左足の痛みとの格闘 現代医学は、単純の痛みや不調には無力 体は「治す(なおす)」のではなく「治める(おさめる)」 自分の体に正しい関心を持つ 風邪を上手に引くのは難しいか ひどかった風邪のトリガー 生涯現役も大変だ 睡眠リズムについての考察 変拍子でどう眠るか コーヒーと死亡リスクと頻尿問題 眠れない夜に悩んだら 「身体語」を聴くということ 養生は「身体語」をマスターすることから 片頭痛を治めようとした話 養生は自己との対話 片頭痛と低気圧の関係を体感して 座標軸は身体の声 健康法には正反対の意見が常にあると心得る 腰痛が教えてくれたこと 腰をすえる自分なりの方法健康寿命と老いについて 年寄り笑うな、あしたの自分 元気で長生き、が叶う人は少ない 団塊800万人の健康と老いへの不安 人生100年、後半生をどう生きるか 老いと死を自覚するということ 新しい死生論を求めて 健康寿命にとらわれすぎない以下、本文から“”部抜粋引用 “問題は国民の健康が、産業と結びついていることではあるまいか。検診にしても、ワクチンにしても、その他の活動にしても、もしそれにかかる費用がすべて税金や国の負担で公的になされるとしたら、はたして積極的な組織の上が行われるかどうかを疑わしい。” “私が敗戦後、70年、この春までかたくなに病院にいくことを拒絶してきたのは、その当時のトラウマのせいかもしれない。あの時、なすすべもなく死んでいった人たちに申し訳ない、というコンプレックスがあったのだろうか。それとも注射一本、売薬ひと包みさえ受け取ることができなかった母親への、無意識の感情がわだかまっていたのだろうか。” “確かに健康にこだわる気持ちはわからぬものでもない。一千兆円以上を抱えた国の負債、ハイパーインフレのおそれ、極東をめぐる国際政情の不安などを考えると、一体何を頼りにして生きていけばいいのか見当がつかない。金を買え、ドルを買え、国外に資産を移せ、などと教える評論家もいるが、それはかなりの資産家へのアドバイスだろう。 大災害がきても、超インフレになっても、テポドンが落下しても、そこで価値の変わらないものは何か。 それが健康だ、と一般の人々が考える。健康は貧者の資産であり富者のアクセサリーである。かくして健康はドルよりも、国債よりも、金よりも安定した価値あるものとみなされる。 現在の健康ブームの背景には、そんな時代の不安が潜んでいるのではあるまいか。” “自分の体は自分で治す。治すのではなく、治める(おさめる)。それをモットーにして戦後70年を生きてきた。日常の生活の中で、ありとあらゆる自発的な工夫をこらして、それが効果があったかどうかはさだかではないが、とりあえず今日まで病院のお世話にならずに過ごしてきたのである。” “野口整体で有名な野口晴哉師は、どこかでゴホンといったら喜べ、といっていた。風邪と下痢は体の大掃除。崩れた体の調整が行われようとしているという考え方である。 「風邪もひけないような体になるな」 とも野口師は言っていた。 風邪は崩れかかった身体の調整である。だから、上手に風邪をひき終えたら、その前よりはるかに体調が良くなっているはずだ、と。ここで難しいのは、上手に風邪を引き終える、ということだ。” “いっしょに乗っていたガイド役のドイツ人学生が、車の音楽をラジオに切り替えて耳を傾けていたが、やがて私にスピードを落とすようにと言ったのだ。さっきまで「もっと飛ばせ」と、繰り返しけしかけていた相手がである。 けげんそうな私の顔を見て、彼は言った。 「ハイウェイの交通ニュースが、大きな低気圧の谷が近づいてきていて気圧が下がっているから、スピード80キロにおさえるようにと警告を発したんだよ」なぜ低気圧がくるとスピードを落とさないといけないのかというと、「ドライバーの心身機能が低下し、反射神経や視神経もふだんよりにぶくくなるから」だと言う。” この健康問題を考える時に、抜きにして語れないのは、日本人の気質。 その気質として感じるのは、「過剰対応」と「周囲との均質的同調」、、、当然ながら、それが良い面もあれば、そうでない面も、前者はとりわけ「技術的」な面に、、 もう一点の健康についてのポイントは「バランス」、何事もバランスが大事だが、近年はバランスをとても取りずらい時代ではないか、たとえばモニターを一日中眺めているような仕事も増えていたりで、、仕事だけでなく、、ことアンバランスを探せば、他にも枚挙にいとまがない。 「健康には○○が良い」などとテレビなどで放映されると、ワーッとなびく、が、「温故知新」という言葉もある。古くから言い伝えられていることに「健康のヒント」がほとんどあるのではなどとも、、、 そこには売らんかなの商業資本主義が見え隠れしているように感じれるときもあったり、、、 いずれにしろ、ちょっと何かあったらすぐに医者には??で、 自然治癒力をまずはメインに、適度にほどほどにを基本に、少し鈍感になり、、、そして、やはり、西洋医学への偏りすぎを是正し、東洋医学とのバランスを考えながらが良いのでは、と個人的にはつねづね感じているところだけど、、、どんなものかなあ? ところで、体を治めるという考え方や、風邪の治し方など、今度、引いたときの参考になるし、低気圧の話なども面白い。また、本書の冒頭には、あの安保徹さんの話も出てきたりで、なかなか興味深い。 にほんブログ村健康という病【電子書籍】[ 五木寛之 ]価格:780円 (2018/2/21時点) ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter ----------------------------------------------------------------------------------------------- --------------------------------------------------------------------------習志野わくわくMAP--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2018年02月21日
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T氏がタイムラインでこの本を紹介していた。その中で、高度成長の正体について、今までとはちょっと違った視点で、端的に述べていたのが印象に残り、購入してみた。以下、目次はじめに なぜ今僕は日本最高戦略を語るのか 「欧米」という概念を見直す 高度経済成長の3点セット 落合陽一の3つの再興戦略第一章 欧米とは何か 「欧米」というユートピア 公平にこだわり、平等にこだわらない日本人 「西洋的な個人」の時代不適合性 「ワークライフバランス」から「ワークアズライフ」へ 「わかりやすさ」の対極にある東洋思想 日本というブロックチェーン的な国家 日本型イノベーションを定義する 2000年に日本が変われなかった理由 平成という破壊の時代を超えて第二章 日本とは何か 日本の統治構造を考える イノベーティブな日本の宗教 日本にはカーストが向いている 百姓という「多動力」 中流マスメディアの罪 日本は超拝金主義 日本を蝕むトレンディードラマ的世界観 「ものづくり」へのリスペクトを回復せよ第三章 テクノロジーは世界をどう変えるか コンビニに行かなくなる日 エジソンとフォードが20世紀を作った 「人工知能と呼ばれているもの」の本質/最適化/統計・創発 近代とは何か 自動翻訳が劇的に普及する 日本のサービスが世界で売れる 自動運転タクシーを安く使えるようになる 東洋のイメージをブランディングする 5Gでテレプレゼンス 5Gで自動運転者がつながる 5Gで3次元のリアルタイム中継 5Gで触覚伝達を 「デジタルネイチャー」とは何か 人と機械が融合する自然 テクノロジー恐怖症との折り合い第四章 日本再興のグランドデザイン 人口減少・高齢化がチャンスである3つの理由 ゲートのない世界へ アジアにロボットを売りたい放題 機械と人間の融合が進む 日本は機械親和性が高い ブロックチェーンと日本再興 日本はトークンエコノミー先進国 地方自治体によるICOの可能性 ICOは新しい「国の形」を作る戦略 シリコンバレーによる作詞の終わり 世界VSカリフォルニア帝国 ビットコインの未来を占う「3つの問い」 人類史上稀有なチャンス第五章 政治(国防・外交・民主主義・リーダー) 日本だからこそ持てる機械化自衛軍 インド・中国・北朝鮮 揺らぐ民主主義 民主主義をアップデート リーダー2.0とは何か 次の10年に向けて第六章 教育 新しい日本で必要な2つの能力 幼稚園には行かなくてもいい 小学校でするべきこと センター試験をやめよ 大学生には、研究をさせよ MBAよりもアート 英語力よりも日本語力第七章 会社・仕事・コミュニティー 「ワークアズライフ」の時代 恐竜型企業と哺乳類型企業 兼業解禁と解雇緩和をセットにせよ 士農工商を復活させよう 「ホワイトカラーおじさん」の生かし方 フランスの男女平等を真似するな 年功序列との決別 「近代的人間」からの卒業 「自分探し」より「自分ができること」から始める モチベーション格差の時代 おわりに 日本再興は教育から始まる 僕が筑波大学を辞めて大学に再就職した理由 僕が学生に投資をする理由 僕がポジションを取る理由以下、“”部本文から抜粋引用 “高度経済成長の正体とは「均一な教育」「住宅ローン」「マスメディアによる消費者購買行動」の三セットだと僕は考えています。 つまり国民に均一な教育を与えた上で、住宅ローンにより家計のお金の自由を奪い、マスメディアによる世論調査を行い、新しい需要を喚起していくという戦略です” “われわれは「欧米」という言葉を使うことをとりあえずやめた方が良い。「欧米」ではなく、米国、英国、ドイツ、フランスというふうに、国の単位で語るべきです。また、いつの時代の、どの国か、ということも重要です。そうするだけで、議論がとてもしやすくなります。具体例がなく、普段、何気なく使っているくせに意味をいえない単語が我々の言葉には多すぎる。それは、近代日本語もまた、即席作りの言語だからです” “これからの日本に大事なのは、いろんなコミュティーがあって、複数のコミュニティーに所属しつつ、そのコミュティーを自由に変えられることです。どのコミュニティーを選ぶかは本当に人それぞれです。家族を基盤にしてもいいし、会社を基盤にしてもいいし、地域コミュニティーを基盤にしてもいいし、趣味を基盤にしてもいい。ひとつのコミュティーに依存するのではなく、いろんなコミュティーに依存すればいい。そういうふうになれば、日本人の生活や仕事がもっと楽しくなるはずです。ですから、この感覚を共有できる地域経済を作り出していかなくてはなりません。そのためのビジョンの共有と教育が必要なのです” “たとえば、東京都は国会の方針と違う方針をとってもいい。世界で一番強い都市のひとつである東京が、国と違うことをいい、国と異なる方針で動くのは個別最適と全体最適が異なることを示す重要な例になるはずです。東京は日本最大のローカル/もしくはグローバル都市でいいのです。そういう関係にしていけば、地方自治は国に大きな発言力を持つことになる。ほかに、沖縄や北海道などの独自の文化圏を持つ地域が、ある程度政策的に資金的に独立するための方法論を探すのも意味があると思います。もし沖縄が独立したら、僕らの国政意識も今より高まるはずです” “僕は高校受験の時は英語を勉強しましたが、TOEFLの勉強をしたり、英会話のための勉強したことが一度もありません。それでも、ツールとして、英語はわかるし、書けるし、話せます。それは、僕自身が生産者として、英語の論文をたくさん読んで、書いて、英語でしゃべっているからです。重要なのは、英語そのものではなくて、発信すべき内容があるかどうかなのです” “この拝金主義を抜け出すためにも、もうちょっと文化性を持つようにしないといけません。まっとうな心を持っていれば、「お金を稼いでいるからすごい」とは思わないはずです。それなのに、今の日本では、「お金を稼いでいればすごい」というふうになってしまっています。もともとの日本人は、収入を生むことと生み出す価値と資産はそれぞれ異なったものであって、収入ばかりを考えることはなかったはずです。 少なくとも、昭和の一億総中流の時代はここまで拝金主義ではありませんでした。しかし昭和の終わり前には、拝金主義的な流れがどんどん強くなってきました” “拝金主義を脱するためにも、文化の育て方は欧州に学ぶべきです。もともと日本は欧州から学んだ社会体制を持っていて、文化の価値をよくわかっていました。大学にしても、かっての帝国大学は文化に寄与しているかをきちんと意識していました。それなのに、今ではそうした意識が完全に薄れてしまっています。 欧州では、アーティストや博士はとても尊敬されています。それは社会に価値を生み出しているからです。アーティストというのは、人類が今まで蓄積してきた美の最大到達点をさらに更新しようとしている人たちです” “日本でも今、VALUやタイムバンクといったサービスが人気を博しています。僕は双方ともに登録していますが、VALUは落合陽一という個人に値段がついて、タイムバンクは落合陽一の時間に値段がつきます。ともに落合陽一という個人の価値に関するトークンをあたかも株式市場のように取引し、クラウドファンディングのように応援できる仕組みなのです” “トークンエコノミーは中央集権から脱する切り札になります。‥‥ 日本は古来より、中央集権だったことはほとんどありません。地方自治こそこそが日本の国に合っています。今、日本に必要なのは、民主主義を地方自治重視にアップデートする、あらゆる地域の主体の参加意識をもう一度地方に戻すことです” “コラボレーションがなぜいいかというと、信用創造を通じて、経済全体のお金を増やすことができるからです。 ‥‥‥ たとえば、「落合陽一×堀江貴文」の会社のようなものつくったら、一気に投資家からお金が集まるかもしれません。僕と堀江さんの掛け算によって、今までにない価値が生まれて、単独で事業を行う時よりも大きな信用が創造されるでしょう。こうしたコラボレーションがいたるところで起きるような社会経済のシステムを組み立てていくべきです” 著者の若さにどの程度の内容か、あまり期待をせずに読んでみたが、その心配は稀有に終わった。 粗削りだが日本の歴史などバックボーンを論じながら、少子高齢化を逆手にとってのビジョンに夢が広がる。 一律アバウトでとらえる世間の風潮にクギをさし、より明確に解きほぐす内容に好感が持てる。応援したい若手の一人として注目していきたい。 著者の地頭で考えた発想に、今まで一般に述べられている論調と一味の違いを感じる。お薦めの一冊。 にほんブログ村 日本再興戦略 [ 落合陽一 ]価格:1512円(税込、送料無料) (2018/2/18時点) ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter ----------------------------------------------------------------------------------------------- --------------------------------------------------------------------------習志野わくわくMAP--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2018年02月18日
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副題は ~国難を憂い、国益を求む~ とある。以前から気になっていた政治家の一人、ということで、どんなことを考えているのか理解したいという思いで、はじめに 東京オリンピックの記憶 将来は政治家になりたい 2つの祭典のメッセージ 日本という国の大切なもの 国難を前に、やるべきことがある第一章 国益とは何ですか 「官邸に来てください」 国益の意味合い 短命政権では外交はできない 北朝鮮問題にキーマンはいるのか トランプとプーチンの大人の対応 危機管理のシステムは必要である 中東問題に自主外交で向き合う イスラエルと関係強化 日本の弱点であるエネルギー問題 もう一度、国益とは何か第二章 外交のすすめ 鈴木宗男事件とは何だったのか 外交とインテリジェンス スペシャリストを養成する必要 未来を築く外交を 沖縄に心を寄せる政治 普天間基地の辺野古移設には後悔がある 中川一郎と小渕恵三の背中 「トラストミ―」ではだめなのだ 憲法改正は正々堂々と議論すべし第三章 日本とロシアのこれから 安倍晋太郎とゴルバチョフ 「時間はかかってもいいから、領土問題を解決してくれ」 画期的だった「日ソ共同声明」 小渕恵三の最後の思い 北方領土が一番返還に ”近づいた日” “失われた10年” を越え、種が花を咲かす “引き分け” という戦略 「紛争の島ではなく、平和の島になる」 モスクワ訪問記第四章 あるべき政治家像 父にできなかった親孝行 中川一郎に捧げた秘書人生 政治家は本気で勉強すべし 失言は政治の価値を下げている 田中角栄ブーム 地元のために命がけで “利益誘導” する 「モリカケ」問題に振り回される 問題の本質は何か 行き過ぎた “忖度” 鈴木宗男事件のような危うさ 高齢化と少子化に向き合う “明るい未来” を作る特効薬はない第五章 私には夢がある―国難の時代の政治 北海道は食料自給率200% 過疎のスパイラルに陥る地方 なぜ日本に閉塞感が蔓延したのか 国に吹き荒れる “風” の恐ろしさ 馬脚をあらわす “風使い” 次こそ命がけの戦いをしよう 新党大地、地域政党が活躍する時代 収監と公民権停止という経験 民主党との共闘体制を改めた理由 アメリカなきTPPは大きなチャンス この国に我が身を捧げるおわりに 政治家を志す 天国と地獄を経験した “政治人生”以下、本文から””部抜粋引用 “国会やマスコミで喧伝された疑惑は、まったくのデマ、もしくは作り話だった。私が有罪となったのもいわゆる国策捜査によるものだ。取り調べの際、最初は居丈高だった検察官が、最後には私に対して申し訳なさそうにしていたことを憶えている。国民から絶大な人気を誇った小泉純一郎元首相、田中真紀子元外相を敵に回し、政治腐敗の象徴のように言われた私に有罪判決を出すことが彼らに与えられた使命だった。 裁判で採用された証言は、関係者に対し「このままだとお前も逮捕するぞ」となかば脅迫のように強要されたものばかりだった。事件に巻き込まれ、心ならずとも私を裏切るような証言をせざるを得なかった関係者には同情している。” “国益を考えるなら、どんどん人材を育て、有益な情報収集できるようにすべきなのに、実際に行われているのは全く逆の足を引っ張るような人事。そしてそれを改め、ノンキャリアに希望を与えようとする政治家も存在しない。これではいつまでたっても日本のインテリジェンスは育ちようがないだろう。” “70年ほど前の昭和20年6月、沖縄戦を指揮していた海軍陸戦隊司令官大田実少将は自決直前、海軍次官あてに沖縄県民の献身的な戦いを打電し、最後を以下のような文章で締めた。「沖縄県斯ク戦ヘリ 県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ」 太田少将の思いを汲んだかどうかはともかく、戦後歴代の総理はそれぞれが沖縄の長年にわたる犠牲に敬意を払い、沖縄のために何ができるかを常に考えてきたように思う。その沖縄への配慮がなくなってしまったのは、小泉政権以降のことだ。理由は明確。極端にアメリカの意向を気にかけるようになったからだ。外務省も防衛省も、沖縄の現実を直視すべき沖縄担当大臣ですら、アメリカの機嫌を損ねたくないから沖縄に犠牲を強いる。” “強い信念と豊かな人間性を持つ者が、国益のためにと大きなビジョンを持って行うのが政治だ。それが最近ではまるで小学校の学級委員がそのまま大人になったような高学歴で偏差値秀才の人間ばかりが議員になっている。 かっては国会議員になる前に地方議員として行政を学んだ方が多かった。 … . 一方、問題起こした議員の経歴を見ると、世襲や元官僚や元弁護士ばかりだ。申し訳ないが官僚出身の政治家のほとんどは省内の出世レースに敗れた者だ。省内に居場所はなくなったが、エリート意識は持ちたい。そんな官僚が「政治家にでもなるか」と候補者の公募にエントリーするのだ。” “かっての日本はもっと助け合い、譲り合う社会だった。「困った時はお互い様」「互譲のの精神」で仲良く生きてきた。それがいつの間にか自分だけがよければいいという風潮がはびこってしまった。 特効薬はない。まずは政治家が率先して道義を示すことが肝要だろう。” “こんな社会にしてしまったのは政治の責任だろう。政治家が道義をかなぐり捨てて金やポストを追い求め、モノ優先の心を失った政治をしてしまった。その傾向がさらに強まったのは小泉政権時代。彼が掲げた新自由主義は、市場原理、競争原理で強い者が善で、弱い者が悪というやり方だった。 競争を激化し、国民に幸福はモノや金で手に入るという錯覚を起こさせ、自由という名の思いやりのない社会にを作り上げてしまった。「自民党ぶっ壊す!」と言っていた小泉元首相が本当に壊してしまったのは、日本的価値観だったのだ。” “小泉政権が国民の絶大な支持を得ていたころ、地方のため、弱者のために異を唱えた私は、守旧派のレッテルを貼られ、マスコミから古い象徴のように叩かれ、あっという間に永田町からパージされてしまった。国策捜査によって権力の中枢から引きずり降ろされ、いわれなき誹謗中傷にさらされ、そして逮捕、収監。まさに天国から地獄に真っ逆さまに落とされた感覚だった。 あの時ほどこの国に吹き荒れる”風“の恐ろしさを感じたことはなかった。日本は一国家一言語一国民の国で、良くも悪くも右だ左だ、上下だと分けたがる。それがいい方向に進めば一体感のある国ということになるのだろうが、ともすれば間違った方向にも一気に進む危険性をはらんでいる。” “これから景気が回復すれば、そんな雰囲気が変わるのか? 私はそうは思わない。モノや金は何も解決してくれない。長い不景気のなかで日本が学んだのは、まさにそのことだったのではないだろうか。 これからの日本は、どうすべきかしっかりと立ち止まって、あるべき姿を考えるタイミングだと思う。日本の美徳、日本の道徳、日本人らしい生き方、考え方。それらをもう一度見直し、国民みんなで考える。そのために政治があるのだと思う。” --------------------------------------------------------- 政治家の責任は大きい。政治家の一挙一投足が社会に与える影響は大きい。 ノブレスオブリージュという言葉もある。トップの言動を見ての国民の心が荒れないか、そのあたりが非常に心配、、、 国会の審議や論戦を見ていても、伝わってくるものが感じられない、虚しさを感じる。 胆力のある政治、道義を大事にする政治を期待したいのだが、、、 当然ながら、議員すべてがすべてではない。 一部にみられる政治家の、、そして、ひいては、そのような政治家を選んでいる国民、、、日頃から感度と関心を上げて、良質の政治家を見つけ出していかないといけない。 胆力のある政治家が少なくなってしまったが、著者は数少ないそのうちの一人、昭和の政治家というイメージ、顔が見える政治家の一人、 そして、地域政党、これからは「地域の時代」がこなくてはいけない日本、そんな意味も含めて頑張ってほしい。 にほんブログ村 ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter ----------------------------------------------------------------------------------------------- --------------------------------------------------------------------------習志野わくわくMAP--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2018年02月18日
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副題は ~「情報洪水」を泳ぎ切る技術~日経新聞1月17日の朝刊一面下段に本の宣伝が載っていたので、読んでみることに。以下、目次第一章 溢れる情報と求められる調べる力 爆発的に増えている情報量 公開情報と非公開情報 調べるチカラの重要性 情報の構成要素を意識する インターネットの普及で意見・解釈情報が拡散 情報とインテリジェンス 情報の種類:一次情報と二次情報 一次情報を確認することの大切さ 何のために情報を調べるのか 情報収集する際に心がけるべき3つのこと第二章 情報感度は誰でも身につけることができる 調べるチカラをつけるために必要な情報感度 強い好奇心・探究心 調べたいテーマが広く多様 知識・経験が豊富 情報感度から見た事実と意見・解釈の関係性 同じ情報に接しても人によって感じ方が異なる 情報は多ければ多いほど良い? 収集した情報の鮮度は大丈夫? 正しい情報はあるのか? フェイクニュースと統計・グラフのウソにだまされない 断片の情報だけで全体を判断しない すぐ役立つ情報とすぐには役立たない情報 調べるチカラをつけるための3つの情報ネットワーク 人工知能が発達すると情報収集の3つのネットワークは不要になるのか? 自ら取りに行く情報と向こうからやってくる情報 収集した情報をどうやって蓄積するか 収集した情報の活用と情報発信第三章 情報源について知る インターネット上にすべての情報はない 人はどのように情報収集を行っているのか? 情報源としてのテレビ ソーシャルメディアの利用状況 紙媒体の情報ネットワークの代表選手:本・雑誌 本を読むだけで情報収集力に差をつけられる 情報源としての人 フロー型の情報源とストック型情報源を使い分ける第四章 インターネットで調べる まずはGoogleで調べる キーワード検索のキホン キーワードを並べて検索結果を絞り込む 演算子を使いこなす Google画像検索も使おう 検索オプションを使いこなす 日本語キーワードだけではなく英語キーワードでも検索する 検索結果は何ページめまで確認すれば良いか ウィキペディアやまとめサイトには要注意 別の検索エンジンを利用してみる Amazonを検索エンジンとして利用する 筆者のおススメ情報源ウェブサイトとその利用方法 レファレンスサイトを活用する ニュースなどの時事トピックはソーシャルメディアから入手 アラート機能を使って情報が自動的に届くようにする アラートに登録すべきキーワード第五章 インターネット以外のネットワークから調べる インテリジェンス機関と情報収集・加工 実はインテリジェンス期間が収集する情報の95%は公開情報 情報のプロフェッショナル集団でも間違える 自分に合う本の選び方 様々な本の種類 情報収集を目的とした本の読み方 紙の書籍と電子書籍のどちらを読むべきか 人とのつながりを大切にする 人はそれぞれ独自の情報を持っている 人が持っている事実情報と意見・解釈 人的ネットワークから情報を入手する4つのポイント 与えよ、さらば与えられん終 章 調べる力を磨くための7つのポイント 情報収集に対する好奇心を持つ 情報収集の目的をハッキリさせる 日々情報に触れて知識ストックを増やし情報感度を上げる 事実と意見・解釈および意図・意思を区別する インターネットのみの情報収集に偏らない ツールやアプリを活用する 情報発信をする調べる力を向上させるための文献リスト以下、本文から“”部抜粋引用“情報には、ニュースやソーシャルメディアに代表されるフロー型の情報と、官公庁や企業ウェブサイト、書籍および人の頭の中にあるストック型の情報の二つに分けることができます。”“政府統計の総合窓口(e‐Stat)では、オンライン上で縦軸・横軸の項目を選んで統計表やグラフ表示を行うことも可能になっています。‥‥‥ 日本の統計データを探しているのであれば、まずは政府統計の総合窓口をチェックしてみる習慣をつけていただくと良いと思います。”最近、ともすればテレビやネットなどのフロー型の情報に偏りがちになる、一概に悪いことではないのだろうが、やはりバランスを考えて接する必要がありそう。また、以前から気になっていたRESAS、これを機会にIDを登録してチャレンジしてみた。 にほんブログ村 ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter ----------------------------------------------------------------------------------------------- --------------------------------------------------------------------------習志野わくわくMAP--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2018年02月08日
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副題は ~プラザ合意とバブル~この本との出会い、実は、先日の同期会で、参加者のG君から、スマホで表紙の写真を見せてもらい紹介を受けた本、、何でも、ゴルフで、著者の奥さんとラウンドして、その際に紹介されたとの話、、通常のパターンであれば読まなかったかもしれない、出合わなかったかもしれない本、、以下、目次第1章 1985年の日本グリコ・森永事件、つくば博/NTT誕生、男女雇用機会均等法制定/夕焼けニャンニャン、日本人宇宙飛行士誕生/バックスクリーン3連発/桑田・清原、運命のドラフト/エネルギーに溢れた時代第2章 日米経済摩擦1 日本の黒字、アメリカの赤字2 強いドル、強いアメリカ第3章 1985年8月12日 月曜日 大きな事件が集中した特異日第4章 プラザ合意1985年1 始まりの日 その12 始まりの日 その2第5章 円高始まる1 円相場を決めるもの2 もっと円高に第6章 円高不況 1986年1 不況始まる2 公定歩合と金融緩和3 東京サミット第7章 孤立する日本 1987年1 ルーブル合意2 国際協調と言う幻想3 10月19日 ブラックマンデー第8章 バブル始まる 1988年~89年1 株価38915円2 私をスキーに連れてって3 カネ余り4 リゾート開発と巨大ホテル5 クリスマスイヴと朝シャン6 ロックフェラーセンター7 アメリカ買収8 日本的経営第9章 NOと言える日本 1989年 日本でわざわざ得る必要がない/極めて珍しい状況第10章 失われた20年 1990年1 バブルはじける2 なぜ気づかなかったのか3 損失補填と不良債権4 最後の日米経済交渉第11章 混乱する金融 1997年1 北海道拓殖銀行と山一証券2 銀行が危ない3 小泉首相の経済政策4 低迷するGDP第12章 政権交代 2009年1 中国に抜かれる2 失われた20年が終わらない3 民主党の経済無策第13章 アベノミクス 2013年から現在1 安倍首相 再登板2 大胆な金融緩和3 アベノミクスへの批判4 重過ぎる金融の負担第14章 プラザ合意と経済の空洞化1 生産拠点の海外移転2 NOと言える日本の誤算3 アベノミクスの限界第15章 無条件降伏から30年1 ブレトンウッズ体制2 プラザ合意体制第16章 日本経済の興亡 未来1 トランプ大統領と空洞化2 国破れて企業あり3 アベノミクスの今後4 空洞化への対応5 日本経済の興亡 未来は?以下、本文から“”部抜粋引用“85年頃の日本は、どこかエネルギーにあふれていたと書いた。プラザ合意から30年が経ち、一番変わってしまったのはそこだ。56年の経済白書が「もはや戦後ではない」と宣言したあたりから、日本経済は高度成長期に入る。56年からプラザ合意の85年まで、これも、たまたま同じように30年になるが、その30年の間、日本人は「明日は今日よりはいい」という素朴な信念を持っていた。給料は毎年上がり、家には新しい電化製品が入り、車も買える。自分の家庭を見れば、豊かになる日本が見えた。明日は今日よりはいいと素朴に思えたのである。しかしプラザ合意から30年を経たいま、日本人は「明日は今日よりいい」とは思えなくなってしまった。長い不況で、私たちにはなによりもまず、生活防衛が大事になった。生活防衛が大事だから、お金が入ると何かを買うより、貯金に向かう。明日が今日より悪くなるのであれば、お金を貯めておかなければならないのだ” 本書は時系列で、この30年の経済の動きを示すとともに、社会の出来事も記載している。いろいろな会談でも、経済の動きでも、その時にはそれがどのような意味を持つのか、一般には的確につかめていないのが実情、また、経済政策の影響もある程度の時間を経て、プラス・マイナスのどちらかが効いてくるのが現実。プラザ合意にしてもあの合意がどんな意味を持っていたのか、それが理解されだしたのは、だいぶ経ってから、、、この30年を歴史的に顧みて、現在からこれからを予想するには良い材料の一つには成りえる。が、、、かたや、現在、、今、どんなことが起きていて、それが近い将来にどんなことが起きるのかの予測をするには、ある面では参考にはなる。トランプ政権がやっていることが、どういう意味なのか、その仮説を立てることも可能、あくまでも一つの仮定として、、、結論としては、、やれ成長がどうだとか、目先の名目的な数値を扱っても、将来へのツケが軽減されていかない限り、希望の持てる将来が描けない、、その不安がある限りは、明るい未来は描けない、砂上の楼閣だとの幻想がますます増すだけとの個人的な思い、、 極めて難しい問題とは思うが、そこの本来やるべきこととのバランスを考えてこそである。 にほんブログ村 ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitterベルギー王室御用達 高級 チョコレート ジャン・ガレー ミニバー24本セット バレンタイン ギフト 2018 チョコ プチギフト 個包装 小分け かわいい おもしろ おしゃれ 義理チョコ 会社 職場 大量 義理 ----------------------------------------------------------------------------------------------- --------------------------------------------------------------------------習志野わくわくMAP--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2018年02月04日
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2014年秋、市民参加の ”アイデアソン” で、「コーヒーを飲みながら読書会でも」との話が出て、始めたのが2015年4月、早いもので丸3年近くが、、 今回15回目をむかえ、取り上げられた本は百冊を超え、そこに凝縮された百人の方々と出会った勘定、これらを身近に住む方々と緩やかに共有、、 その結果は決して目に見えないが、、、 きっと何かに、、、都度配布される資料を保管しているファイルも満杯、2冊目を用意しなければ、、ちなみに、次回は4月7日、テーマは「明治」時代はもちろんのこと、チョコでも大学でも、明治に関係あればオーケーです! にほんブログ村 ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitterベルギー王室御用達 高級 チョコレート ジャン・ガレー ミニバー24本セット バレンタイン ギフト 2018 チョコ プチギフト 個包装 小分け かわいい おもしろ おしゃれ 義理チョコ 会社 職場 大量 義理 ----------------------------------------------------------------------------------------------- --------------------------------------------------------------------------習志野わくわくMAP--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2018年02月03日
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副題は~過ぎ去りし政治家の面影~以下、目次はじめに ―政治家の「顔」が見えた頃第一部 政局の人間模様 第一話 夜明けの二本足 第二話 六さんの八面六臂 第三話 角栄邸の正月 第四話 10年たっても竹下さん 第五話 ドン金丸の「常識」 第六話 小渕さんの気配り 第七話 携帯の世代交代 第八話 シンキロウの孤独第二部 永田町人物列伝 第九話 ヤマテーの矜持 第十話 才人と呼ばないで 第十一話 新生クラブの椅子 第十二話 ハラケンの土下座 第十三話 宇宙人の「させて頂く」 第十四話 「宰相夫人」管見第三部 新聞記者見聞録 第十五話 首相動静 第十六話 一声百行 第十七話 つまらなければ鑑真 第十八話 学歴不問 なぜか書店で手が伸びたこの本、それは21世紀に入って、それもこの4,5年の自民党内があまりにも目に見えなくなってしまったから、、理由はほとんどこれだけ、、 本の帯にも書いてあるが、、、以下、はじめにより “「政策」が大事だという。その通りである。が、政治の基本は「人」である。一昔前、永田町には、というより自民党には「人」がいて、いろいろな「顔」が見えた。「顔」がしっかりと見える政治だった。もちろん、とんでもない「顔」もあった。しかしノッペラボーと金太郎飴ばかりよりはましである。” 最後に、 第九話 ヤマテーの矜持 から以下、抜粋引用 “佐藤氏に愛され、復帰後、初代の沖縄開発庁長官にもなった。総務長官二期と合わせて、大事な時期の三期連続の沖縄担当は山中氏の自慢である。 沖縄に尽くそうと思ったのは薩摩藩による過酷な琉球支配への思いからだという。「償いの使者」を自任していた。山中家の先祖は都城島津氏の郷土である。長く沖縄で一番、人気のあった本土の政治家であったことを否定する人はいない。 2002年、沖縄復帰30周年の節目に際して沖縄の有志によって山中氏への「感謝の集い」が開かれる。これに合わせて山中氏の自叙伝と沖縄へのかかわりをまとめた「顧みて悔いなし」を出版する。小泉氏は山中氏を「万年青年」と評し、「読んで悔いなし」との祝辞を送っている。” 十八話中の十話以上は、一話一人ということで、名物的な個人をまな板に乗せている。田中六助、金丸信、加藤紘一、藤波孝生、他、必ずしも首相経験者とは限らない。 にほんブログ村自民党秘史 過ぎ去りし政治家の面影 (講談社現代新書) [ 岡崎 守恭 ] ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter ----------------------------------------------------------------------------------------------- --------------------------------------------------------------------------習志野わくわくMAP--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2018年01月28日
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現代は、電磁波破壊が起きない限り、一人ひとりがどんなログでも残せる時代、自分しかないオリジナルのログを残しておいた方が面白いという選択で、、昨夜の雪を想いながら、、、遅まきではあるけど昨年一年間で読んだ本で面白かったベスト5を選んでみた。 にほんブログ村 ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter ----------------------------------------------------------------------------------------------- --------------------------------------------------------------------------習志野わくわくMAP--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2018年01月23日
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副題には ~戦国女性の素顔から幕末・近代の謎まで~ とある。小見出しがなんとも魅力的、どんな話だろうかと興味をそそられる、一つひとつが短編で時間の合間に気軽に読める、ということで、、第一章 古文書発掘、遺跡も発掘 油酒樽煮詰まった埋蔵金 「世界遺産」に皇后くぎ付け 初期古墳を護れ 秀吉の天下統一戦と本願寺の協力 城の便所は天井は高く 股を潜るか、斬り捨てか 今も生きる「慎み」の教え 羽生君、「殿」を演じる 故郷のうなぎで祝い酒 1840年豪農の豪華な旅 昭和天皇を育てた男 殺人子爵の不吉な短冊 皇居の激しい空襲被害第二章 家康の出世街道 若き家康を「見える化」 浜松に史上最強の霊地 出生城の本丸を掘る 日の目を見た「家康の堀」 三方ヶ原の戦いの真相 天下人、敗走中の気配り 「鰹のたたき」家康も絶鼓 真田の首に語りかけた言葉 豊臣の金銀の行方 水戸は「敗者復活」藩 「家康くん」の天下獲り第三章 戦国女性の素顔 家康の離婚伝説 「築山殿」の元の名は 美女処刑と信長の死 「直虎」大河の朝ドラ化 家康と直虎の野外劇 「直虎」を名乗ったものは 秀吉は秀頼の実父か第四章 この国を支える文化の話 能は見るより舞うもの 信長と同時刻生まれの男 毒味をさせた「毒味役」 かぐわしき名香の物語 「信繁」も加わり兜に香 秘伝書が伝える「生花の化学」 上方の富くじは太っ腹 江戸期の婚礼マニアル 「寺子屋」文化の遺産 我々は「本が作った国」に生きている 自宅で寄席は「先生」の務め 昭和初年の美容整形第五章 幕末維新の裏側 龍馬の書状「発見」二題 龍馬が導いた西郷症状 西郷書簡と日本の歯科 「民あっての国」国、山田方谷の改革 吉田松陰の複雑な側面 会津で戦死、若き親戚を弔う 維新の京都、民衆の肉声第六章 ルーツをたどる 全人類のなかで 隠された「宇喜田」姓 黒田家は播磨から流浪か 福岡藩士のミステリー 忍者子孫たちとの交流 浦上玉堂と磯田家 中根東里と司馬遼太郎第七章 災害から立ち上がる日本人 江戸人と大火 江戸の隕石いずこに 津波を物語る寺社 山頂で富士山卵 安政地震下、江戸商人の日記 熊本城サグラダ・ファミリア計画 熊本城石垣の補強法以下、まえがきから“”部抜粋引用 “‥‥やっているうちに、古文書が読めるようになった。ほかの参戦者の遺した「肉声」ともいうべき記録も読みたくなって、どんどん古文書をあつめて解読した。自然と、戊辰戦争の実像がみえてきた。なにしろ、参加した人からの直接の情報、一次情報に接しているのだから、面白い。 この一次情報というのが肝腎である。「歴史の楽しみ方」でも触れたが、このごろ、歴史小説を読んでも、面白いものが少ない。理由ははっきりしている。情報化社会、ネットの社会になって、情報検索が容易になり、同じ情報をコピーして共有するようになったからである。歴史小説家や脚本家は、古文書は読めなくても、たいてい情報検索は巧い。そのせいか、どの歴史小説を読んでも、情報が金太郎飴のように似ていると、私は感じている。すでに活字化された有名な史料やネット辞書に出てくる情報が手をかえ品をかえ加工されているだけだから、みんな同じようなものになる。‥‥ 本書は、これと一線を画したい。‥‥”以下、本文から“”部抜粋引用 “ネットの時代は誰でも情報発信できる。ネット空間には玉石混合の情報があふれていて、ほとんどは埋もれてしまう。埋もれないためには、粗製濫造でなく、それなりの品質管理がなされた価値ある一書を出す必要がある。本が本としての存在感と信用・役割を取り戻せるか、今その分岐点に立っている。 日本が植民地にならず独立を守れたのは、単に遠い島国だったからではない。島国というならフィリピンもスマトラも、みな植民地になっている。日本が独立を保ってこられたのは、自らの出版文化を持ち独自の思想と情報の交流が行われたからである。歴史家としていいたい。この社会はその重みをもう一度かみしめなくてはならない。” “実は私の五代前、磯田由通の甥・高山紀斎がこの神戸事件の現場、隊列中にいた。彼は今度こそアメリカに負けまいと思ったか軍人政治家をめざし米国に留学した。しかし虫歯になった。治療してくれた米国人に説得され進路変更、歯医者になり、帰国して現存最古の近代歯科医学校を創った。これが東京歯科大学になる。大正天皇の乳歯も彼が抜いた。” “陽明学者の安岡正篤が「古代の聖賢は別として、近世の偉人といえば、私はまず山田方谷を想起する。この人のことを知れば知るほど文字通り心酔を覚える」といった。‥‥‥ 近年、方谷の経済思想に着目する経済人や官僚が増えている。全日空の大橋洋治会長は社内改革の前に方谷を学んだ。「これを精神の中に入らなければ、会社の構造改革ができないぞ」と思ったのは、「総じて天下のことを制するものは、事の外に立って事の内に屈してはならない」という方谷の言葉であったという。組織の内輪の論理でなく、「全般を見渡す見識を持って大局的な立場になってことをやる」と決意したという。” “世界銀行は、2050年、中国・米国のGDPは日本の約8倍、インド・EUは約5倍になると予測している。さてこの島国の世界シェアに占める人口ピークは1700年、軍事ピークは日露~満州事変、経済ピークは購買力平価で中国よりGDPが大きかった1970年~2000年頃でもう過ぎた。そして、この国はもはや大国と軍事対決できる経済的実力はない。経済の世界シェア=量が低下するならば、質を高めるしかなかろう。小国化しても良質の「価値」を保つ国のあり方を研究しなくてはなるまい。” 疑問や興味が生じるとすぐに一次情報を取りに出かける、そのフットワークが良い。古文書を嗅ぎ分けるチカラを持っている。幼いころから備わっているというか生まれつき備えている感じ。 ひとくち話的に一つひとつの話に味がある。歴史好きの人との話をするときに、話の展開の糸口にもなりそうな話題がわんさか。 その他、いろいろな地方の物語も豊富に出てくる。地方の話をするときの、盛り上がる切り口にもなりそう。 話材の展開に意外なつながりが出てきたりして、その意表を突かれるのも面白い。 単なる流行作家ではない、この歴史学者は注目に値する、そして登場人物が260名ほどに及ぶ本書ももちろんお薦めです。 にほんブログ村日本史の内幕 戦国女性の素顔から幕末・近代の謎まで (中公新書) [ 磯田 道史 ] ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter ----------------------------------------------------------------------------------------------- --------------------------------------------------------------------------習志野わくわくMAP--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2018年01月22日
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ちょっと表題に意表を突かれるが、年配者の日記風な記録、どんな過ごし方をしているのか、どんな考えでいるのか、興味がそそられて、、、以下目次2016年 7月 私は少しずつ丹念に未来を殺害してきた2016年 8月 「先生、晩年の心境はいかがですか?」2016年 9月 いま急激に「世界観」も「私観」も変わりつつある2016年10月 私は、ひたすら自分を救うために書いている2016年11月 人生のすべての苦しみは「私がいる」と思い込んでいること2016年12月 あと何年ここまで歩いて登ってこられるだろうか2017年 1月 私はこういう記念日が嫌いなので、何もしない2017年 2月 過去と未来の絶対的差異性という大きな問題2017年 3月 私は息をしてるあいだは希望を持っている2017年 4月 彼らを見渡しながら、過去とは何か、ふたたび考える2017年 5月 じつは誰も真の意味で憎くはなく、恨めしくもないのだ2017年 6月 すべてを「逆の視点」から見直すと見通しがよくなる2017年 7月 「ハッピー、バースデイ、トゥー、ユー」以下、本文から面白いところをいくつか“”部抜粋引用 “人生の全ての苦しみは「私がいる」と思い込んでいることに帰着するのだから、この思い込みを消去できれば、すべての苦しみから(「私は死ぬ」という苦しみからさえ)解放される。少なくともはっきりしていることは、「私」は〈いま〉いないということである。たしかに「私」は〈いま〉「いる」感じがする。しかし、よく反省してみると、「いる」と言っても、そのつど体内のある「感じ」をそう呼んでいるだけであって、その「感じ」がすなわち「私」であるわけではない。体内と体外と特定の皮膚によって分けるのも偶然的である。私が天空の星々星を見ているとき、見ている大脳や眼球に加えて対象としての星々まで「私」と呼んでいけないわけはないからである。” “KOKI会を象徴するような、ラテン語の格言がないかとみんなに頼まれていたが、ラテン語のテキストからセネカの次の文章を選んだ。「老年は愉しみに充ちている。もし、君がその使い方を心得ているなら」。それを皆にメールで送ったところ、大変評判がよい。もう一つ、KOKI会にうってつけの文章がある。それは「私は息をしているあいだは希望をもっている」というものであるが、これは「米寿会」(?)のためにとっておこう。” “私は電車内で化粧をしてはいけないと確信しているので、見つけると必ず注意する。それも、車内に響き渡る声で「化粧をやめてください!」と女性の目の前で怒鳴るのである。不意打ちを食らって、びくっと肩をすくめる人もいる。そして、ほとんどの場合、無言でやめるが、えんえんと続ける場合もある。その場合はどうするか?さまざまであるが、今日の場合は、その女性の目の前に立って、「やめろ!」と怒鳴って、持っていたリュックサックをどさっと彼女の真横に置く。すると、その衝撃でかすかに飛び上がって、「殴れば!」と言う。「殴らない、ただ化粧をやめればいい」と答える。彼女はしばらく私の顔にらんでいたが、やがて立ち上がり「死ね!このじじい!」と叫んで、隣の車の車両に移った。私もとっさに「お前も死ね!」と叫んでいた。あとで「おまえも」は間違いだった、「おまえが」と言うべきだったと考えておかしくなった。これも「気晴らし」である。” あとがきから “「はじめに」に「あとがき」に書くべきことを書いてしまいましたので、何も言うことはないのですが、一つだけ。 読み返してみて、われながら「よく考え、よく行動し、よく働き、よく遊び」、まさに若いころの怠惰を必死に取り戻している感じです。しかし、あとは死ぬだけなのに、こうして自分の興味の惹くこと〈のみ〉に全力で取り組んでいる「充実」して見える老後も、無限に虚しく、絶望的なのです。このような老後のあり方を望むものはほとんどいないと思いますが、本書で私が読者に最も伝えたかったことはこのことをなのかもしれません。” 最近1年間の日記、ポジティブな表記が社会に蔓延する中、その逆手を行く、人の悪口などを平気でオープンにしている、自身の生き方もネガティブさを前面に打ち出していて、、、哲学者ゆえの考えか? 「毒にも薬にもなり」、すべての方にはお薦めはできない内容であるが、大変ユニークで面白い、哲学的な文面と日常の生活が入り混じった日記、もちろん難しい哲学は読んでもわからないところがほとんど、そこは、ほとんど飛ばしてしまったが、 最後の方で紹介されている、自由については、なかなか面白そう、、時間について、自由についての記載はよく理解できていないが、なんか言わんとしていることはわかるような気が、、する、、 例えば星空を眺めて何百光年先の星の光を見たとして、今見えているのは、これをズームアップすると何百年前の世界、になるのだろうか?? これを逆に今、自分たちの地球が他の星から見られているとすると、、 何百光年先から見える風景はどんなだろうかなどと、何もわからない頭で考えると混乱する、けども、なんか不思議で面白そうな世界、、、この最後の方のページはまた、じっくりとページを広げてみたい。 他、ラテン語の名詞を見て、そういえば数年前に定年になり退職した方が、これからラテン語を勉強すると年賀状に書いてあったことを思い出した、が、その先にあったものは何か?聞いてみたくなった。 にほんブログ村 ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter ----------------------------------------------------------------------------------------------- --------------------------------------------------------------------------習志野わくわくMAP--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2017年12月30日
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日本でずっと暮らしていると、考え方が、その同質性ゆえのフレームに収まってしまっているので、収まっていることすら気がつかなくなる、、そんな時は、やはり、外国人の考え方を、知りたいと、、 本は手軽に教えてくれるということで、、、以下、目次第一章 その「選択」があなたの人生を変える ―シーナ・アイエンガー 文化によって異なる選択の考え方 まず選択するアメリカ、経験を重視する日本 日本式モデルの短所とは何か 安部首相の決断力は日本の士気を上げる 「間違った決断VSより正しい決断」という誤り なぜ楽観主義を持つことが重要なのか これからの時代をつくる「文化的知性」 インターネット時代に求められるスキル まったく新しいビジネスを生み出すために第二章 共産中国の正当性が失われる日 ―フランシス・フクヤマ 中国版「アラブの春」は発生するか 習近平政権の持続可能性 長期的にはアメリカ型システムが有利 「Gゼロ」になることはありえない TPPは市場開放の良いアイデアだ 安部「価値観外交」の筋のよさ 政党間の競争をもっと促進せよ第三章 国家の繁栄は「政治制度」がもたらす ―ダロン・アセモグル 「包括的」な制度と「収奪的」な制度 ボツワナがめざましい成長を遂げた理由 中国にイノベーションは起こせない 経済が変われば政治も変わるという理論の間違い エジプトと北朝鮮が持つ共通項 ダイアモンドの理論が説明できないこと 日本は「収奪的」な要素が残る「包括的」な社会 日本企業にヒエラルキーは不要だ第四章 製造業の常識を破壊する「メイカーズ革命」 ―クリス・アンダーソン イノベーションが現実世界にやってきた メイカ―ムーブメントと産業革命 なぜ「WIRED」編集長の職を辞したのか コンピューターオタクに留まらない大潮流 ソニーに完勝した四人の若者たち ユーチューブはロングテールの最適例 「フリー」「シェア」が消費スタイルを変える 二十一世紀に成功する会社の条件 ソーシャル・フィルターがニュースを選ぶ時代 非金銭的な価値がメディアを動かす 「場」を提供するというビジネスモデル第五章 オリンピックで倍増する東京の魅力 ―リチャード・フロリダ 経済を駆動させる「クリエイティブ・クラス」 危機こそが次の成長を生み出す 待ち望まれる新しい生活様式のインフラ 金融危機はフォーディズムの終焉だった 日本人は強靭な回復力を持っている オリンピックがもたらすインパクト ニューヨークはなぜ世界最強の都市なのか サービス部門をもっとクリエイティブに 英語はもはや世界の中心だ第六章 日本は「イノベーションのジレンマ」の最先進国だ ―クレイトン・クリステンセン 日本とアメリカの経済構造の違い イノベーションには三つのパターンがある プリウスは持続的イノベーションの代表例 理想的な企業運営の循環モデルとは エンパワリング・イノベーションを喪失した日本企業 共通の言語・方法論の構築こそが不可欠だ アップルは将来、ソニーと同じ轍を踏む 未来をアウトソーシングしてしてはいけない 優れた経営理論と素晴らしい人生の関連性 お手軽な解決法を超えたツールを手に入れよう第七章 愛はクローン人間の悲しみを救えるか ―カズオ・イシグロ 自分の運命を知らないクローンたち この世界は「子供時代のメタファー」 なぜミステリー感がつきまとうのか 〝逃亡〟の話は書きたくなかった 愛は死を相殺できる力になる 「何かを予言している」という誤解は避けたい 若い人を書くために必要なこと 「実際に起こらなかったことを思い出す」 村上春樹は最も興味ある小説家 英語が支配的になることの危険性 リアリズムの外側で書ける作家は稀有だ 短編小説と長編小説の違いとは何か 舞台設定は単なる技術の一部 底流にあるヒューマン・ストーリーを問う 「ほんとうの日本」と「脳裏にあった日本」 日本語を押し付けなかった両親への感謝以下、本文から、“”部抜粋引用アイエンガー “世界のほかの地域出身の人を理解する能力です。これまで慣れ親しんできた文化とは異なる文化において新しい状況を学ぶ思考力や、相手の文化に共感し、適応する行動力を養う。これは日本のビジネスパーソンの本当に弱いところです。”フクヤマ “いま安倍首相に求められるのは、自らの党に関する既得権を一部でもよいから打破することです。どの国でも既得権者の存在が、政治システムに不均衡な影響を与えてきました。とくに自民党はそうです。悪循環を終わらせるまたとない機会がやってきたのです。”アセモグル “残念ながら安倍首相が現在の権力を守る参入障壁を壊そうとしているようにはみえません。マクロ経済の問題に取り組む姿勢は評価しますが、経済が停滞状態にあるとき、人々はあまりお金を使わない。財政出動は一時的な効果しか生まないのです。それよりも必要なのはイノベーションであり、それを起こすために需要なのは規制緩和・構造改革です。”アンダーソン “‥‥‥答えはプラットフォームにあります。‥‥‥プラットフォームこそが、オープンイノベーションの活用される場なのです。‥‥‥プラットフォームを自ら創造しなくてはなりません。そして、新興企業は新しくつくりあげたプラットフォーム上で、もともとプラットフォームを所有していた人々が考えもしなかったアイデアを実現していきます。つまり、すべての大企業が抱える問題は、いかに他者の手によって、イノベーションを起こしうるプラットフォームをつくるかにあるということです。”フロリダ “クリエイティブな労働者は自分がありのままの状態で活躍できる、純粋な環境を必要としているということです。つまり、東京の価値を創出するために重要なことは、持続可能なコミュニティをつくることであり、クールなコミュニティをつくることではありません。” “なかでもトップに立つ都市と、そうでない都市の違いは寛容性にあるといってよい。寛容性が高い場所は人の参入障壁が低く、それがあってこそ、世界中から最精鋭の人材を惹きつけられます。” “東京は、世界のなかでもクリエイティブな都市です。食べ物、テクノロジー、新しいビジネスモデルという点で、極めて優秀です。ただ、やはり均質性が強すぎる。それがオープンさの欠如につながっているのです。その欠如のために、東京はかなり損をしています。”エピローグから “超一流の学者や作家がわれわれに提供してくれる視点は、そうした知のバランスを形成するとき、最大の効果を発揮してくれる。報道されては消えていく情報に振り回されず、その情報のほんとうの価値や重要性を理解するためには、総合的な知の枠組みを、自身の中に構築していなければならない。” やはり、考え方が柔らかい、というか発想が豊か、 日本人は同質的すぎるとの指摘が本書の中にもあるが、まさに独創性、創造性という点からも参考にするべき点がたくさんあるような、、、日本人の均質性は右肩上がりで、しかも、大量生産大量消費の工業化時代は長所であったが、今のような改革期においては、それが逆に作用しているのだろう、、まだ、いまだに、その時に組み立てられた考え方や仕組みや制度から、多分抜け出せていない。 もちろんベンチャーなどは取り組んでいるが、中核を成す出来上がっている組織では?、、、 あとは、この中に出てくる、プラットフォームって言葉、ずっと気になっている。キーワードのひとつかなあ。 にほんブログ村 ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter ----------------------------------------------------------------------------------------------- --------------------------------------------------------------------------習志野わくわくMAP--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2017年12月28日
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20歳以上も年上の方の経験談、これからの参考になる、、ということで読まないわけにはいかない、、、以下目次第一章 「歳をとる」とはどういうことか 歳をとってみないとわからないことがある 「下流」を杞憂するより自らの足下を固めよ 散歩好きだった私が存分に歩けなくなった 歳をとると自然に矩をこえなくなる 「ああ、漱石はまだ若かったんだなあ」 私小説的な読み物は年寄りには馬鹿馬鹿しい 詩は何歳になっても感動できる 純粋なるエンターテイメントのおもしろみ 何の役にも立たなくても知ること自体が楽しい 理屈や体系から離れてみよう 歳をとっても記憶力が衰えない 物忘れなど憂うなかれ 英詩の全文もどんどん暗記する 「歌詞」を覚えることの効用 継続さえすれば語学の力だって伸びる 能力が鍛えられると教えてくれた幸田露伴 時代が変わっても進化しない本物を学ぼう 老人の話が役に立つ理由第二章 凡人にとって本当の幸せは「家族」である 長姉が教えてくれた人生のいちばんの幸せ 結婚生活は「障害」か「大正解」か 業績と家庭とは何ら矛盾しない 幸福を手に入れた天才、晩年に孤独だった天才 孫自慢ができなくなった 時を失することなく結婚を奨めよ 結婚という大博打のリスクを低める方法 私の背中を押してくれた家内 「見てみろ。あのおばあさんの幸福そうな顔」 子供のいない人生に手応えはあるか 親の恩は子に送れ 「金婚式」は「結婚式」よりもさらに素晴らしい 家族軽視・独身賛美は「悪魔のささやき」 「悪魔のささやき」を退ける知恵 栄えている社会の良き伝統に学ぶ 家族がなくても「惜福」「分福」「植福」 未来に花開く「福」の種を増える至福 第三章 「お金」の賢い殖やし方、使い方 喜寿で背負った二億円の借金 定年後の気分を左右するのは収入の有無 特待生になれなければ退学 本田静六先生の教えで経済を知った 大富豪からどん底に落ちてもめげず 「天引き貯金法」という偉大な伝統 我が父の「金は天下の回りもの」 なぜ相続税を廃止せねばいけないか 金持ちへの嫉妬が生んだ大きな悲劇 ハイエクの教えに学ぶ 高橋是清の痛快なる経済論第四章 健康のために大切なこと 自分を呪っては絶対にいけない 不治の病なら無理に治さないという選択肢も 「虚弱体質」をされていた子供のころ 私の身体にはチーズがあっていた 睡眠・昼寝は健康のもと 呼吸法で生気を横溢させる 「栄養」という視点からのアプローチ 身体を柔軟にして血の流れを良くする 年に二回くらい断食すると調子がいい クスリも放射線も量の問題 放射線のことは専門医に聞く 自然食品に執着しても必ずしも長生きしない やはり長生きした人の話を参考にすることだ第五章 不滅の「修養」を身につけるために 老後こそ「機械的な仕事」を心がけよ 漫然とやってはいけない わが書斎の「原風景」 高齢者に適しているのは「修養」 「修養」と「教養」の違い 古典への入り口は肩肘の張らない道を 「短い名句」が救ってくれる 日本の和歌がしみじみとわかる 和歌や俳句から得る思わぬ気づき 詩から歴史を学ぶ第六章 次なる世界を覗く ―宗教・オカルトについて 「未知なる世界」は存在するか 「神は隠れている」 パスカルの賭けの理論 世界でいちばん進んだ宗教共存 外国人に天皇、神社を理解させる方法 宗教を信じて愚かになるのではいけない 九十五歳を超えると宗教すらいらなくなる第七章 「幸せな日々」のためにやるべきこと 冷暖房で日々の幸福度は劇的に上がる 「床暖房」は老人の幸せの最たるもの 井戸を掘ったらいい水が出るところに住む 「生前葬」はかけがえのない記憶を残す 遺産相続など案外脆い この人とまた会えるとはかぎらない 人生の本当の幸せは平凡なところに宿る 目次の詳細を見れば、なんとなく内容もわかるけども、以下、本文から“”部少し抜粋引用 “漱石自身、そういう小説づくりに耐えきれなかったのではないだろうか。彼は晩年には、毎日のように七言律詩をつくっていた。本当は、小説よりも律詩をやりたかったのではないかとさえ思えてくる。 吉川幸次郎先生は、「明治のころの漢詩を見ると、乃木希典大将と夏目漱石の詩は、当時の清国も含めて一流だろう」という趣旨のことを述べている。それほど漱石の律詩は素晴らしいものだった。私も、漱石の律詩は素晴らしいと思う。この年になって読んでも感激するものばかりだ。詩というのは、作者の人柄や私生活とは離れた、まったく別の世界の賜物ではないかと思う。 ‥‥‥ 歳をとると私小説はつまらなくなく思えてくるが、詩は何歳になっても感動できる。詩には自らの内なる何ものかを呼び出してくれる力があるのであろう。” “必ずしも子供向けというわけではないが、私が子供の頃から愛読していた捕物帳、とりわけ岡本綺堂の「半七捕物帳」は、あいかわらず、何度読んでもおもしろい。 「歳をとって頭が子供に帰ったのかな」とも思うが、子供を喜ばせるようなストーリーは楽しく感じる。それはつまり、純粋なるエンターテイメントとして成立していることの裏返しなのであろう。 最近は読み返していないが、漱石の「坊ちゃん」を読み返すと、案外おもしろく感じるのかもしれない。 深刻ぶった私小説などよりも、子供にとってもおもしろい話のほうが、歳をとってからも楽しめる。それがこのごろの読書人としての私の素直な感想である。” “理屈で考える分野は、若いときの方が研究が進む。たとえば、数学の高度な研究などは、若い時分にやった方がいい成果が出るだろう。歳をとると、若いときのような成果は出にくくなるようだ。言語の分野では、論理言語学を専門としている人は、歳をとってくると研究が進まなくなる。理屈で考えるものや、体系的に考える必要があるものは、若いうちに研究をしたほうがいい。 だが、語源や制度の研究のようなものは、体系的にやる必要がない。興味が沸いたところを調べるやり方でいいから、歳をとってからでもけっこうおもしろい。それよりも、さらにおもしろいのが、理屈を離れて味わえる漢詩や英詩や俳句や和歌である。” “萎縮している筋肉、血管、神経を柔軟にすることが身体の健康を高めることを確信した長井は、以降、これを体操法として広めたのである。 真向法を愛好している人で健康長寿な人は多い。萎縮している筋肉、血管、神経を柔軟にし、血液の流れを良くしてやることが身体の健康を高めるというのは、確かに理に適った考え方である。さらに真向法では腹式呼吸やプラス思考が大切なものとされるが、これは塩谷信男先生の教えにも通じるところがある。” “(人は、機械的に働くという習慣 ―勉強の習慣― がつくと、つぎからつぎへと、最初は考えることもできなかった大作を仕上げることができるようになるものらしい) このような習慣のありなしは、間違いなく、老年の生活の充実を大きく左右するように思う。もちろん大作家ではないのだから、何時間も机にかじりついていなくてもいいかもしれない。しかし、毎日同じ時間を決めて、機械的に何らかの知的作業、つまり勉強するという習慣を持っているかどうかで、その人の生活は画然と変わるはずなのである。 ‥‥‥ 佐藤一斎の「言志晩録」の中に、「少にして学べば、則ち壮にして為すこと有り。壮にして学べば、則ち老いて衰えず。老いて学べば、則ち死して朽ちず」という有名な言葉がある。” 今後、ますますの高齢化社会になるので、この本の中にも、これからのブームや流行のヒントが隠されているようにも思える。 本に書かれている視点を少し掘り下げて、そこに若干の味付けをして、「これからはこうなるだろう」との仮説を立てて、取り組んでみるのも面白いのではなどと、、 いずれにしても、良い習慣を考えながら、朽ちないように、、 にほんブログ村 ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter ----------------------------------------------------------------------------------------------- --------------------------------------------------------------------------習志野わくわくMAP--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2017年12月26日
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FBでKさんが紹介、推奨していたので、早速購入。以下目次序章 知的戦闘力をどう上げるか ―知的生産を最大化する独学のメカニズム 独学を効果的に行う4つのモジュール 「戦略」は粗い方向性だけで良い第一章 戦う武器をどう集めるか ―限られた時間で自分の価値を高める 「独学の戦略」とは 戦略の設定は「テーマが主、ジャンルが従」で プロデュースとは掛け算 ジャンル選びは「自分の持っているもの」を起点に考える 「独学の戦略」を立てると、アンテナの感度が上がる 知識は整理されていないと使えない第二章 生産性の高いインプットの技法 ―ゴミを食べずにアウトプットを極大化する インプットの目的は4つ まったく違う「読み方」が求められるビジネス書と教養書 インプットは「短期目線」でいい 「知の創造」は予定調和しない 無目的な勉強こそ後で活きる 心地良いインプットに用心する ガベージイン=ガベージアウト 未来をつくるためにこそ古典を読む 身の丈に合ったインプットを 関連分野を固めて読む 「教養主義の罠」に落ちない 情報は量より「密度」 人と話す=最も効率のいいインプット 「問い」のないところに学びはない 自分らしい「問い」を持つ第三章 知識を使える武器に変える ―本質を掴み生きた知恵に変換する 知識を使いこなすための抽象化と構造化 抽象化の思考プロセス 「専門バカ」になるか「ルネサンス人」になるか 抽象化は場数を踏むしかない第四章 創造性を高める知的生産システム ―知的ストックの貯蔵法・活用法 イケスに「情報」という魚を生きたまま泳がせる ストックが厚くなると洞察力が上がる イケスに入れる情報=魚を選り抜く アンダーラインは「事実」「示唆」「行動」に引く 本をノートだと考えてみる 転記を「9カ所」に制限して選り抜く 迷ったらアンダーラインを引く 必ず後で検索できるイケスに入れる キンドルなどの電子書籍を活用する 「転記」の際は、ビジネスや実生活にとっての「示唆」を書き出す タグ付けにより、思いもよらない「組み合わせ」を生み出す 「本のプレイリスト」を作るつもりで 変化の速い時代を生き抜くには「アンラーン」が必要第五章 なぜ教養が「知の武器」になるのか? ―戦闘力を高めるリベラルアーツの11ジャンルと99冊 どうせ買うなら長持ちする武器 歴 史―人類のらせん状の発展から未来を予測力を予測する力を身につける 経済学―競争に勝ち続けるためにマーケットの原理を知る 哲 学―今のルールに疑問を感じ、自分の頭で考える力を鍛える 経営学―思考プロセスを追体験しながらビジネスの共通言語を学ぶ 心理学―人間がどう感じ、考え、行動するかという「不合理性」を知る 音 楽―全体構想の良し悪しを直感的に判断できる力を高める 脳科学―人間がしばしば起こすエラーを正確に理解予測する 文 学―「実のある嘘」から人間性を深く理解する 詩 ―レトリックの引き出しを増やして「言葉の力」を身につける 宗 教―特定の組織や個人の思考・行動パターンを理解する 自然科学―新たな発見や仮説がビジネスの問題解決の糸口になる 以下、本文から抜粋引用 “人の学習には一種の偶然=セレンディピティが働きますから、独学によって学ぶ内容をガチガチに固めて、それ以外のインプットは極力しない、などということを心がけると、かえって偶然の学びがもたらす豊かな洞察や示唆を得られないということにもなりかねない。 私自身はむしろ、本当に大きな気づきや学びは、むしろ偶然からのインプットによってしか得ることができないのではと思っています。 ‥‥‥脳科学者の茂木健一郎氏は、この「予定調和のなさ」について、「偶有性」という言葉を用いて説明していますが、これは独学者にとっては大変重要なコンセプトで、身もふたもない言い方をすれば、学びは「偶然の機会」を通じてしか得られないということなのです。 したがって「独学の戦略」を策定する際には、大まかな方向性を定める程度にとどめ、あえて大きな緩みや余白を残しておくことが大事です。「一体なんの役に立つのかわからない‥‥けど、なんだかすごい」という情報は、いずれ知的生産を支える大きな武器になります。” “クランボルツは、キャリアの目標を明確化し、自分の興味の対象を限定してしまうと、偶然に「ヒト・モノ・コト」と出会う機会を狭めることになり、結果としてキャリアの転機をもたらす8割の偶然を遠ざけてしまうと警笛を鳴らしています。 クランボルツの調査からは、成功する人は「さまざまな出会いや偶然を前向きに楽しめる」という共通項があることがわかっています。” “そしてこの不思議な能力、つまりあり合わせのよくわからないものを非予定調和的に収集しておいて、いざというときに役立てる能力のことを、レヴィ・ストロースはブリコラージュと名付けて近代的で予定調和的な道具や知識の組成と対比して考えています。” “前漢時代の歴史家である司馬遷は、その著書「史記列伝」の中で、「知ることがむつかしいのではない。いかにその知っていることに身を処するかがむつかしいのだ」と指摘しています。” “いたずらにインプットを増やすよりも、将来の知的生産につながる「すじのいいインプット」の純度をどれくらい高められるかがポイントとなるわけで、わかりやすくいえば「量よりも密度が重要になる」ということです。 だからこそ「テーマ」を設定し、そのテーマに沿ったインプットを意識することが重要なわけです。” “なぜメモが大事かというと、メモが癖になると、”感じること” も癖になるからだ。 野村克也『ノムダス 勝者の資格』” “君自身が心から感じたことやしみじみと心動かされたことをくれぐれも大切にしなくてはいけない 吉野源三郎『君たちはどう生きるのか』” “抽象化がなぜ大事になるかというと、個別性が低下するからです。いろいろな状況に適応して考えることができるようになるわけです ‥‥‥抽象化するというのは、つまり「どんな場所、どんな時代」においても成立する命題、つまり数学でいう「公理」として書き換えるということです。” “抽象能力は、人間の能力の中でもとりわけ高度で、非常に多くのイノベーションを生み出す核となる能力です。 ‥‥‥ 抽象という活動には、枠組み(フレーム)が与えられていないからです。 新井紀子『コンピューターが仕事を奪う』” “抽象度を上げてみると「一定のつながりがある、しかもそれぞれ事前に意図することは難しいというような、「適度なランダムさ」が、新しいアイディアの組み合わせをもたらしてくれるということです。” ‥‥‥ なぜダイバーシティーが重要かというと、これは要するに「思いもよらない組み合わせ」を作るためなのです。” “その時その場所だけで支配的な物事を見る枠組み、それはたとえば「金利はプラスである」という思い込みのようなものです。つまり、目の前の世界において常識として通用して誰もが疑問を感じることなく信じきっている前提や枠組みを、一度引いた立場で相対化してみる、つまり「問う」「疑う」ための技術がリベラルアーツの真髄だということになるわけです。” “一方で、現在の日本に目を転じてみれば、そこには病的な「専門家信仰」が目につきます。組織の中で、「博士号取得以来、この道一筋ン十年」という人が、専門家としてハバをきかせているわけです。彼らのうちの少なくない人々が、組織内の若手や非専門家ら部外者の意見や提案を、専門家の印籠のもとに「素人の戯言」と一蹴し、結果として世界の進化を拒むことに少なくない貢献をしています。” “学びのためのコンテンツはあらゆるところに溢れており、かっての独学者たちが負ったハンディを私たちは負わずに、むしろ自由で柔軟なカリキュラムという「独学の美点」を最大限に掴み取ることができる時代に生きています。” まとめ方にセンスを感じる、必要なところに適宜、言葉の定義が、例えば、“洞察力とはつまり、「目に見えない現象の背後で何が起きているのか?」「この後、どのようなことが起こりうるのか?」という二つの問いに対して答えを出す力のことです。” のように、しっかりと入っていて、わかりやすい。 キーワードもバランス良くちりばめられている。古典をよく理解しているので、内容が表層的ではなく裏付けに基づいていて納得しやすい。など、密度が濃くてわかりやすい書物、やはり古典を含めて本をたくさん読んでいる方の本は厚みがある。 本文から拾ったキーワードを以下にいくつか “領域を越境する人、情報の密度、知の創造は予定調和しない、遇有性、新しい問いを作る、ブリコラージュ、メタファー、カウンターバランス、アナロジー、‥‥” 来年も、計画も大雑把に、いろいろな意味での「ぶらり」とか、を継続しよう。それも何か気になるとか、なんか面白そうなとか、なんか惹かれる、とか、なんかわからないけど、そんなことに常に門戸を開いておこう、、 直観を大事に、、内なる声を大事に、、ウィークタイも有効に活用しながら、、、 そしてそれらを、いつでも引き出せるようにストックして、いこう。 今の時代は一昔前に比べたら、雲泥の差の環境にある。 知識の習得も、ツールを用いてその知識を使って実際に試してみることも安く簡単にできる時代、この環境を生かさない手はない。 そこで試行錯誤、トライアンドエラーを繰り返していく中から何かがきっと生み出せるかもと、、 地域でネットで、楽しみながら、面白がりながら、独学を継続して過ごしていきたい。 にほんブログ村知的戦闘力を高める 独学の技法 [ 山口 周 ] ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter ----------------------------------------------------------------------------------------------- --------------------------------------------------------------------------習志野わくわくMAP--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2017年12月18日
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副題に ~修羅場からのサバイバル護身論~ とある。以下、目次第一章 悪は人間によって行われる 人をおとしめ、苦しめたい 「負の側面」にあるもの 人と人の関係から悪は生まれる 集めた情報をどう使うか 悪についての専門書 邪悪なる者の描かれ方 スターリン主義下の神学者 自然の悪か、道徳的な悪か 二つの世界大戦、ホロコースト、原爆投下 人体実験に見る悪の両義性 天??論と原発事故 社会そのものが悪に浸る アウグスティヌスが説いたこと 行き着く先は啓蒙主義 鈍さが生む集合的無意識 悪魔は存在する 感度が鈍くなっている 「不可知の雲」とは何か どのように欲望を扱うか 法則1 悪に無自覚であってはならない第二章 金と欲望から生まれる悪のシステム 人間の本性がむき出しになるとき 日常生活に潜むもの 資本主義社会の病 ライターの石に換えておく 商人資本とカネ貸し資本 マルクスと賃金 資本主義を回すための制度 金銭感覚がおかしくなるとき 労働者にとって最大の敵 「闇金ウシジマくん」の世界と資本主義 愛人ができるとなぜカネがかかるのか ホストクラブと欲望のスパイラル 悪い方を選択する 神中心から人間中心へ 人間の自由意志に問題がある 年をとるにつれて悪人になる 法則2 欲望は自力でコントロールせよ第三章 誰の中にも悪がある 政治家と官僚と利権 「首相夫人」という立場 権力とカネ 「ゼロ地点」の危うさ 内在的倫理をつかむ 日常生活の中がフィールドだ 能力は他者のために使え 江戸時代まで休日はなかった 働き続けるのは罪 表層の下に潜むメッセージ 人間には悪が内在している 不当に話を盛ってはならない 責任回避と嘘つき プロテスタントの人間観 理性が信じられなくなったとき 啓蒙から大量殺戮へ 「神の収縮」でできた空間 世界初の殺人は兄弟殺しだった 「あいつさえいなければ」の原点 他者を利用して生き延びる 離婚して五年後に訪れる後悔 一人ひとりが抱えている闇 日常には悪がいっぱい 自立して生きる 受けるよりは与える方が幸い 世の中の法則を使って戦う インチキな関係をリセットする 法則3 不当に人を利用してはならない第四章 不条理さに何を見るか 世間がなんと言おうと関係ない 無意識に表れたヨーロッパ的文脈 因果関係による善悪を打ち砕く サタンのささやき 主は与え、主は奪う 老いと死からは逃げられない 突然、心の中に聞こえる声 「幸福をいただいたから、不幸もいただこう」 聖書に現れる火を噴く獣 人間が理屈で考えてはいけない 「復讐するは我にあり」への誤解 法則4 正しいことをしても醜い目に遭うことがある第五章 言葉だけで心理を操る 人間関係を破綻させる 人生をおかしくさせる物語 下界に降りてくるトリックスター すべてを語らない 今までなかった感情がせり出す 関係を本質的に変化させる おごる側の権力論 悪の働きかけに反応しない 右は善、左は悪 日常に紛れ込む異物 法則5 反応し過ぎてはならない第六章 直感と洞察力を働かせる テロの脅威に対峙する 知性のぶつかり合い 改宗した“青い目”のテロリスト 「バベルの塔」とグローバリゼーション シンボリックな意味を読み解く 他者を理解しない「巨人的わがまま」 不合理ゆえに我信ず 欧米でディベートが発達した理由 自分の人生の基準はどこにある? セクハラ、パワハラは悪 資本主義的発展への意義申し立て 絶えず隣人を発見せよ 法則6 目に見えるものだけが真実ではない第七章 角度を変えて世界を見る 信じているから語らない ドストエフスキーが描く悪 神などいない 「身代金」で悪から逃れる 過剰さの裏側 国家に対して怯える人間 なぜ保守的になるのか スパイ容疑で拘束 行動と考えに乖離はないか 世界を理解する考え方 ライプニッツの発想 ローレンツと「種の保存」 「利己的な遺伝子」と新自由主義 思想的潮流への目配り 法則7 専門家と称する人物の行動を見続けよ 深い洞察からの著述をたぶんあまり理解できていないし、読みこなせていないが、ぐりぐりと思わずマーカーで記したところは数知れず、そこからランダムにいくつかを以下 “”部 抜粋引用。 24ページ “そもそも「悪」と聞いてピンとこない人、自分の周りにも悪があることに気がつかない人は要注意です。自分が気づいていないだけで、無意識のうちに、あなたが周囲に「悪なるもの」をまき散らしている可能性だってあるからです。こうした無自覚の悪というのも悪の一形態といえます。” 48ページ “我々はいま、「悪に対する態度」が鈍くなった時代に生きています。 ‥‥‥悪に対して鈍感になることは、同時に、他者の苦痛に対しても鈍感になるということです。” 126ページ “要は、職場でも家庭でも人間関係のちょっとしたところや、一瞬の隙間のようなところに「ちょっと待てよ」という声が聞こえてくることがふいにある。その声を無視してしまうのか、あるいは、それをきっかけに自分の心を見つめ直して、人間と人間の関係を、神と人間の関係のように修復修復していく一方とできるかどうか。 それが隣人を発見することであり、悪を克服していくことだとフロマートカ神学は教えているように思います。” 128ページ “‥‥‥資本主義というシステムは、他者を利用しないと生き延びることができない、すべてを商品という形に転換させなければ回っていかない仕組みです。その中に欲望かき立てるという悪が埋め込まれているからこそ、悪は容易に克服できないと言えるのです。” 175ページ "‥‥‥私たち自身も、人間と人間の関係の中から、どのような悪が出てくるかということに敏感でいなければなりません。日常の中にこっそり紛れ込んでくる異物に敏感にならなければなりません。 自己中心的な人や自己愛が過剰な人、幼児性が抜けない人や、何を考えているかわからない人、いろいろな人間がそれぞれにうごめくこの世界には、さまざまな悪の形があります。自分自身の生活を振り返ってみて、自分の人生に「ユリ」や「みるめ」のようなケースがないか、注意深くあれ、とこの映画を教えているのかもしれません。 口は災いの元とは、古くからあることわざですが、イエス・キリストもまた、「口に入るものは人を汚さず、口から出てくるものが人を汚すのである」と言っています。日本的な文脈よりもさらに深く、鋭く、「悪は言葉から生まれる」と説いているのです。 言葉による「悪の連鎖」が、人間の運命をおかしくさせる、ということは、よくよく認識しておく必要がありそうです。” あとがきから “悪を脱構築するためには、仏の力でも、超越性でも、神でも、その表現はいろいろあるが、人間の外部に目にはみえないが確実に存在する力があり、その働きかけが不可欠と私は考えている。” 人間関係の中に悪はある、資本主義社会の中に悪がある、現代社会は日本は悪に鈍感な時代、、 また、ある側面からみると、言葉が軽い時代、言葉と行動が伴わない時代、、 今は悪がばら撒かれている時代なのか? そのような時代、悪に鈍感になってはいけない、そのようなものには近づいてはいけない、遠ざけなければいけない、異物が異物と認識できなくなったらどんな世界になるのか不安である。 と勝手な解釈、、、 本書は、「悪」という視点で、基本から手繰り寄せての内容。善悪は表裏一体で併せ持つもの、その悪に引き込まれないためにどうすればよいのか、、を考えさせられる。 ここでは主に、キリスト教、聖書をベースに「悪」とはどういうものかと論じているが、普段、あまり接したことがない聖書の世界でもあり、 ああ~、そういうことを言っているのかな と、視野が広がった感じ、欧米人の行動を理解する上でも参考になる。 この方の著書を読むたびに、あの頭の大きさと「知の巨人」という言葉を思い出してしまう。 次から次から出版される本に、内容の重複が少ないのも、たんに売れている作家とは一味もふた味も違うと感じる。 その要約できないほどの内容を考えればこの方の本は安い、とてもお買い得だ。 にほんブログ村 ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter ----------------------------------------------------------------------------------------------- --------------------------------------------------------------------------習志野わくわくMAP--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2017年12月15日
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以下目次第一部 日本の未来と私たちの選択内田樹国家主権の回復は日本人の歴史的使命である文明的な転換点にある世界/人口減少と超高齢化に直面する日本/ネポティズムに陥った安倍政権/対米従属の中の「代官政治」/ 対米従属が生まれた歴史/理想の国はシンガポール?/今こそ日本の主権回復を加藤陽子国家と国民の関係が変わる時1.はじめに2.私的領域と公的領域 教育勅語をめぐる葛藤/教育勅語の位置づけの変容3.国会と内閣の関係 国会での審議形式の変化/退位をめぐる特例法の審議でも4.共謀罪をめぐる日本の対応 国連特別報告者の提示した論点/当局による監視活動への歯止めが必要/政府の反応の裏面にあった「大前提」とは/歴史から学べる事は何か高村薫異論を排除する空気に私は言葉で抗う「復古」を求める人々/横行する私的な歴史解釈/原則無視がもたらした結果/国民の日常生活が監視される/異論を排除する社会/立憲主義否定の出発点/しっかりと目を見開いて社会を見る/社会の暴走を許さない力がある日本語半藤一利日本はポイントオブノーリターンを超えた世界史の中の昭和史/明るかった昭和の暮らし/ポイントオブノーリターン/空襲の焼け跡で決意/戦争ができる国の条件/「共謀罪」法と治安維持法/歴史家が見る安倍政権/北朝鮮は大日本帝国の亡霊か/歴史は繰り返されるのか三浦溜麗9条を進行している人たちが戦争を起こす安倍政権の右傾化とはどういうものか/護憲が去り「生活保守」が台頭する社会/反米から反中に変わるナショナリズム/日本型リベラルの欺瞞/安倍政権と憲法改正/憲法9条を失った日本の行方/共謀罪をめぐる議論の問題点/徴兵制で批判されたことへの反論第二部 共謀罪は歴史をどう変えるか落合恵子伝えない不誠実さ、伝わらないジレンマドリアン助川反権力作品、いまは罪に問われぬが小林よしのり自由奪われた羊にさせられるのは嫌平野啓一郎監視されるかも、気にする社会恐ろしい周防正行心の内、絶えず監視される社会に溝口敦暴力団対処法の論法が一般人にも荻上チキ監視社会と堂々と示して審議を青木理自由が死滅する。それでいいのか宮嶋茂樹不肖・宮嶋「共謀罪」を語る江川紹子思考停止の雰囲気。それでいいのか田原総一朗自民党内に議論なし一番怖い池内了科学者の思想、裁かれた歴史も尾木直樹時間切れの多数決、やっちゃいけない小澤俊夫表現、文化にとっては致命的亀石倫子恣意的な運用は日常茶飯事杉浦正健当時は通すつもりなかった荻野富士夫治安維持法と危険性共通パトリック・ハーラン乱用されぬ仕組みづくりを水野智幸恣意的な運用に懸念以下、本文から“”部抜粋引用 “帝国化という文明史的趨勢と並んで、日本の場合は、人口減少という喫緊の課題が切迫しています。1億2,700万人の人口が21世紀末には中位推計で50,000,000人にまで減ると予想されています。80年余りで人口が70,000,000人減るのです。その時点での高齢者率は41%。このような人口減少・超高齢化を日本も、世界のどんな社会もかって経験したことがありません。どう対処していけばいいのか「正解」を知っている人間はどこにもいません。 何が起きるのか、社会構造はどう変わるのか。今すぐに周知を集めて予測を立て、対応策を講じる必要があります。でも、そのような危機感は社会的には共有されていない。いまだに政官財の要路にある人々は「成長戦略」とか「少子化対策」というような空語をむなしく語っているだけで、ゼロ成長、人口減の時代にどうやってソフトランディングするかという緊急で具体的な問いには取り組む気がない。“ “内閣と国会の関係は、静かに目立たないかたちだが、実のところ大きく変容をを遂げていると思われる。” “ネポティズムは「貧すれば鈍す」的状況で採択される典型的な政治的態度です。パイが大きくなっている局面では、一人ひとりのパイの取り分が増え続けるので、分配方法に多少のアンフェアがあっても、あまり気にしない。でも、これ以上パイが増大することが期待できないという「貧する」局面になると、権力者たちはあからさまに自分の身内にだけ手厚く分配していくようになる。森友学園・加計学園問題は今の政権のネポティズム的本質を露呈させたものです。 しかし、ネポティズムの毒は単なる身びいきとか利己心というようなものにはとどまりません。権力を持つものが身内とイエスマンだけを常用するというマナーは短期間にあらゆる領域に広がります。現に、権力を持つものが自分に阿諛追従する者たちだけを重用し、批判的なものには何も与えないという「ルール」はこの数年で日本中の全ての組織に蔓延してしまいました。“ “2015年の総務省のガイドライン改正により、捜査機関は、携帯電話事業者から特定人の位置情報を本人に通知することなく取得することができるようになっていることなどを忘れずにいたい。” 2000年以降、特に平成の中盤から後半にかけて、国際的な面や国内的な面を含め、社会の基本的な部分が変わってきた感が強い。とりわけ、この数年は、肝心な部分において、目に見えるところ、目に見えにくいようなところ、目に見えないところで、大きく変容していると感じる。まさに半藤氏がいうように「ポイント・オブ・ノーリターン」を超えたのかもしれない。 にほんブログ村 ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter ----------------------------------------------------------------------------------------------- --------------------------------------------------------------------------習志野わくわくMAP--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2017年12月10日
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この間読んだ「死ぬほど読書」ですっかりファンになってしまった著者、その80歳近い方が非常に心配していること、渾身の力を込めての書と感じたので、アマゾンで手配、、、喫緊のテーマでもあり、一気に、、以下目次序 章 それでも戦争を選ぶのか 1.戦争は勝っても負けても無傷ではすまない 日本は中国好きが9%嫌いが89% 違いを受け入れていた明治の日本人の度量 歴史認識は永遠に埋まらない ビジネスの基本は相手の文化を尊重すること 相手を見下す危険 2.国家経営と企業経営 トップは常に責任を取る覚悟が必要 責任は問われない体制の問題 日本は無責任文化から決別せよ第一章 戦場の真実 1.人は人を殺せるか アメリカ兵の人殺し発砲率が上がった理由 普通の市民でもその場にいればやる 2.言葉にできない想いを汲み取る 戦争末期の戦争の真実 酸鼻を極めたフィリピンの山中彷徨 組織も規律も失った敗軍の兵 3.戦場は人を狂わせる とどまるところのない無間地獄 証言者が見た中国での日本軍 横行した理不尽な殺人 戦場の人肉食 4.天皇陛下万歳と叫んで死んだ兵はわずか 何のために死ぬのか 戦争で生き残れるかは運次第 苦労をかけた母親のために生きて帰らねば 5.明暗を分けた終戦後の収容所生活 遺体も凍る零下40度のシベリア 落盤事故で4人が死んだ米軍捕虜収容所 異色の中国軍捕虜収容所 悲劇の連鎖を止める決断 6.戦後はいまだに終わっていない 戦地に残る113万柱の遺骨 中国に残した負の課題第二章 戦争勃発の真実 なぜ戦争が起きるのか 1.負ける戦争をしてはならない 情報を握りつぶした陸軍大臣 無責任な戦争指導者たち 2.戦争とマスメディアの責任 戦前も現在も、戦争報道は売れる なぜ戦争一色になったのか 3.新興国と覇権国の衝突 現在にも生きるツキジデスの罠 同盟関係の危険 戦争を回避するのが優れた政治家 4.何のために戦争するのか 領土拡張は重荷になる 石橋湛山の小日本主義 資本は牡丹餅、土地は重箱 国の力は領土ではなく人である 相手を知らないことの危険 5.いま日本が戦争する危険はあるか 過激な戦争論が飛び交う理由 反感が戦意に変わる第三章 日本を取り巻く脅威の真実 1.日本にとっての脅威の変遷 東西冷戦の崩壊で生まれた新たな脅威 尖閣をめぐる中国軍の実力 増大する中国の国防費 防衛費拡大競争は日本の自滅 2.中華民族の夢 中国は過去の債権回収を始めた アメリカとの新型大国関係 新時代の米中関係 偶発的な衝突を防ぐ洋上の紳士協定 3.北朝鮮の軍事力の実力 テポドンは脅威とならない 中ソに見捨てられ核に生き残りをかけた北朝鮮 4.北朝鮮軍の自暴自棄こそ最大の脅威 「ソウルは火の海」は口先だけの脅しではない 中国、ロシア、韓国から見た北朝鮮 世界にとって脅威は独裁者の自暴自棄 核戦争の起きない仕組みをつくれ第四章 安全保障と防衛力の真相 1.安全保障と防衛力を同一視して議論する日本人 中国をいかに味方に引き入れるか 安全保障政策とは国際政治 自衛隊は強くあらねばならぬ 防衛予算はリスクマネジメントのコスト 2.自衛隊の実力 米海軍に匹敵する海上自衛隊の対潜水艦能力 サイバー空間における戦争 サイバーアタックの手法 IT兵器の出現と戦場 3.日米安保条約の真実 アメリカは本当に日本を守るのか アメリカ人から見た安保条約の意義 在日米軍を守るのは日本の自衛隊 4.日本の安全保障は誰が考えているのか 日本版NSCの設置第五章 日本は特別な国であれ 1.日本は世界の手本となれ グローバリゼーションと国家の対立 テロとの戦いでも日本ならならではの働きをせよ 南シナ海問題の本質 戦争は何の国益にもならない 2.A級戦犯合祀と靖国問題 A級戦犯の合祀は英霊も喜ばない 3.日本人は勇気を持って敗者の歴史を学べ 歴史とは勝者の物語 現代史を知らない人の強硬論 あの戦争が正しかったとする歴史修正主義 自分に心地よい物語をつくることはやめよ 4.最も重要な抑止力は政治家の質である 民主制度は万能ではない 日本に必要なのはステーツマン エリートなき国は亡びる エリート教育の3つの要諦 5.今の日本が採るべき選択肢 わずか数十年後に迫る大問題 日本人には世界に誇れる知恵がある 見開きのページで、いきなり1ページを割いて、田中角栄元首相の言葉を引用している。 “戦争を知っている世代が政治の中枢にいるうちは心配ない。 平和について議論する必要もない。 だが、戦争を知らない世代が政治の中枢となったときはとても危ない。”以下“”部、本文から抜粋引用 “軍事ジャーナリストの田岡氏によれば、安全保障とは防衛力強化のことと思って議論するのは間違いだという。 田岡氏は「対立関係にある一方の国が軍備を強化すれば、相手も対抗上強化に動き、軍備拡張競争の悪循環に陥ることが多い。財政を傾けて競い合って、安全性どころか、互いの破壊力が高まり敵対感情が募って危険は増大する。それを考えれば安全保障の要諦はできるだけ敵を作らない、減らすことである」とする。 「敵対しそうな国は懐柔に努め、中立的な国はなるべく好意的中立に、味方はしっかり引き付けるのが基本だ」という。 敵をつくらないことが目的の安全保障に対し、敵がいないことには成立しないのが防衛計画だ。防衛計画とは特定の国を仮想敵国として定め、それと戦って自国を守るために戦力を整え作戦を練ることだ。 防衛力の向上は安全保障の一つにすぎないのに、それが安全保障政策の目的であるように思うのは、目的と手段の混同だ。安全保障は国民から選ばれた政治家が担うべき政策であり、防衛を担当するのは軍人である。” “民主主義では政治家は民意に敏感だ。 民意が特定の国との対立感情に向かっていけば、政治家はそうした民意におもねりがちとなる。民意というのは流動的である。1つのトピックによって、親しみから対立へ、対立から友好へと大きく振れる。 一国の舵取りを担う政治家は、こうした漂流する民意とともに外交や国際政治を硬直化させてはならない。常に交流のチャネルを開いておくべきだ。“ “ただし、私はそうした事実をもって日米安保条約を否定するつもりはない。 私が言いたいのは、アメリカが守ってくれているからと、アメリカに依存して日本の安全保障、防衛を正面から考えようとしない日本人の思考停止状態に問題があるということだ。 アメリカが、アメリカの事情で日米安保条約を結ぶのは当然のことである。それは安保条約がアメリカにとって意味のあることだからそうしているのであって、アメリカが日本を保護するためにやっていることではない。 日本も日本にとって有利であれば、安保条約を継続すればよいことだ。 しかし、安保条約がどういうもので、何ができて何ができないかを知らないまま、安保条約がなければ日本は中国に侵略されるからというような、現実離れした浅はかな議論ばかりを続けているようでは日本の安全保障は心もとない。” “政治家は、国を指導する立場にあるステーツマンであらねばならない。 国民の声が誤った方向に向かっているときに、選挙で勝つために誤った声に迎合する政治家はポリティシャンだ。たとえ国民から支持されなくても、真に国民にとって必要と判断した政策は、あえて民意に反してでも発言し実行するのがステーツマンである。 民意はときに過ちを犯すということが、民主主義のウィークポイントだ。 最大の過ちは戦争である。政治家の使命の第一は戦争に導かないことだ。国益のために戦争も辞さずという声を聞くこともあるが、その国益とはいったい何なのか。国民を犠牲にして成り立つ国益などあろうはずがない。 日本において最大の国益とは、国民を戦禍に巻き込まないことに尽きる。 そのために日本にはステーツマンが必要なのである。ポリティシャンは要らない。では、ステーツマンの条件とは何か。人並み優れた知識や見識はもちろん必要だ。だが、それだけではない。哲学や信念、高い倫理観、道徳心という心の資質がより問われる。”再度、冒頭の角栄氏の仮説、、、 “戦争を知っている世代が政治の中枢にいるうちは心配ない。 平和について議論する必要もない。 だが、戦争を知らない世代が政治の中枢となったときはとても危ない。”まことに的を得た発言かと、、戦争経験者が少なくなった今、本当にそのように感じる。 単なる感情論や好き嫌いの情緒論などで他国民を判断してはいけないし、決して戦争を近づけはいけない、その民意が空気となり、すべては連鎖し、つながって動いているということを、、 まずは、現代史を、戦争とはどういうものかを、もっともっときちんと知ることが、今すぐの課題だなと、そんな時に、この一冊も参考になった。晩秋の夜、ロックをチビチビと飲みながら、、 ところで、明日は47回目の憂国忌だ、、 にほんブログ村 ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter ----------------------------------------------------------------------------------------------- --------------------------------------------------------------------------習志野わくわくMAP--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2017年11月24日
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定年を名前に使ってのいろいろな本が出ているが、それら40冊近くをまな板に乗せて「定年後は何かしなきゃ、生きがいをもたなきゃ病」の呪縛をとくという目的で「なにもしない生活」だってありじゃないのと批評を加えている異色?の本、ということで、、、第一章 定年バカに惑わされるな 達人ヅラをした偽物たち 定年からがおもしろいという輩 「輝く」定年後はあるのか 市民講座などにつられない なにをしてもしなくても、大差なし 「ライフシフト」なんかどうでもいい 定年は誰にとっても初めての経験第二章 お金に焦るバカ 定年後のお金の話はめんどくさい お金の不安は解消しない 伝家の宝刀か、錆びた刀か 退職金や年金の平均額を知っても無意味 定年後いくら必要かを決めるのは自分 上流と下流、幸福と不幸のあいだ第三章 生きがいバカ 充実した生活とはなんだ? 20年が一度にやってくるわけではない 「もちろん、何もしないよりはいい」 定年は「終わった人」か? 私も「する派」だった 「生き生き」定年バカ なにもしない自由第四章 健康バカ 「健康が一番」はわかっているが 心配しようとしても、心配のしようがない 健康マニアの定番メニュー 健康診断は受けない 不安に怯える人 「長生き」なんかどうでもいい 健康寿命もまたただの数字 ただ元気でいてくれさえすれば第五章 社交バカ 湖畔の公園でひとり 「ひとり」がそんなに寂しいか ボランティアは「すべき」といって、自分はしない人 社会と「つながり」たがるバカ 「地域デビュー」なんかしないほうが互いの幸せ第六章 定年不安バカ 定年の準備などできるわけがない 切羽詰まらなければ本気になれない こうすればこうなります、の大雑把 資格をとる? 住宅ローンの繰上げ返済は大切第七章 未練バカ くすぶりつづける自我 旧職の地位にしがみつくバカ まだモテると思ってるバカ 「終わった人」のつづき ムフフのバカ男 まだ「現役」といいたがるバカ なんのために60年も生きたのか第八章 終活バカ 「終活」は認知されたのか 私はまだ墓を建てていない 死のイベント化の派手と地味 棺桶体験をするバカ 「なにも足さない。なにも引かない」 定年後の達人とはこういう人のこと第九章 人生を全うするだけ 定年おめでとう 夫と妻の地獄 千人いれば千の自分の「意味」がある 好きにするしかない 自分にとっての意味さえあれば 負けたときにこそ人間の品格 たかが定年 この本、ネガティブな言葉が多くて、あまり推奨はできないが、健康バカの章は、ある程度共感できるところがある。以下、“”部抜粋引用 “近藤誠氏の「健康診断を受けてはいけない」(文春新書2017)を読んで、我が意を得た。「受けなくてもいいよ」ではなく「受けてはいけない」なのである その本を読んでまず驚くのは、「欧米諸国には職場の健康診断の制度も、人間ドックも存在しない」ということだ。それは健診じたいの有効性(有益性)を示す「データ」が得られなかったからだが、日本では健康増進法や労働安全衛生法によって、受診が義務化されている。なぜかというと「健診が厚労省の権益の源泉となって」いるからである。健診だけではなく、厚労省は各自治体にも「がん検診を実施するよう仕向けている」 つまりこういうことだ。厚労省にとっては自分たちが「管轄する業界(縄張り)の繁栄が一大関心事」であり、そのために「職場健診やがん健診を推進すれば、受診者が増え、自然と病人が増加し、医療費増大と業界繁栄につながるわけです」。業界とは、「病院や人間ドックなどの医療機関、製薬会社、医療機器メーカーなど」のことである。 健診・検診そのものにも問題がないわけではないが、そこに医者が関わってくる「医療介入」が行われると、検査をしなければわからなかった「検査病」が見つかる。その結果、今朝まではピンピンしていたわれわれはいきなり病人予備軍にされ、再検査、薬処方、精密検査はては即入院、手術ということになってしまう。昔ならただの老化現象に過ぎなかったものが、今や「生活習慣病」として、高血圧、高コレステロール血症、認知症、骨粗しょう症などの「病気」にされてしまった。” 本書は極論かもしれない、、しかし、日本人の気質、国民性なのか、「過剰対応」「集団洗脳」が気になる時がある。健康などにも、少しその傾向が出ているのではないかなどと、漠然と以前から感じていることでもある。もちろん、病気予防のメリットが当然ながらあることは否めないが、、、そこのさじ加減が難しい、、、適度に、適度に、、 にほんブログ村 ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter ----------------------------------------------------------------------------------------------- --------------------------------------------------------------------------習志野わくわくMAP--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2017年11月21日
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読書家の生き方考え方の基本的エッセンスが詰め込まれている本、ということで、読んでみることに。以下、目次第一部 人生観を高めるための十五の視点 第一章 内的充実への生き方・考え方 「自分探しの旅」「外からの規範」でなく「内からの規範」を求めて 近代科学思考からの自由 要素還元主義の弊害を超える 不確定性原理の意味 知の限界を示した「新たな知の原理」 正しいオカルト 理性の「光」だけでない「闇」の部分の重要性 本性としての「善」 性善説に立った人生観こそが大事 内なる声 自分の心の奥底からの声に耳を傾けよう 小恍惚のすすめ 自己実現の日々の喜びとは 人間としての気概 人生とは自らの気概を作り上げる道程 第二章 知的生活への生き方・考え方 自己探求としての知的生活 読書から築き上げる自己の思想と哲学 知的正直のすすめ わからないことに対していい加減であるな 自分ライブラリーのすすめ 蔵書で作るあなたの自分史 知的時間術 知的生活を充実させるにも技術がある 知的執筆術 物を描くために心がけたい技術 リソースフルのすすめ 知的発想を増やし高めるための姿勢とは レトリックのすすめ 論理によらない知的説得術を習得しよう第二部 歴史観を高めるための19の視点 第三章 日本人の血に流れる精神 内なる伝統 日本人としてのアイデンティティーを探るために 精神の源流としての記紀 古事記と日本書紀は日本の貴重な宝 和歌の前の平等 万人は何において平等と日本人は考えていたか 言霊思想と言挙げせぬ国 多弁や理屈を嫌う国の言語的伝統 聖徳太子イズム 日本的なあまりに日本的な思想の源流 妙なる共存 精神における日本的寛容さの不思議 男性的原理・女性的原理 二つの原理を内含する日本の伝統 大和言葉と漢語の語感 「和」と「情」を言葉でも使い分ける日本人の感性 「七生」という精神 日本人の精神文化に欠かせないオカルト発想 「まことの花」の教育論 「生涯これ道なり」の発想と生きがいのある人生 徹底分解の精神 「和魂漢才」「和魂洋才」を成し遂げた原点 秀でた計数能力と経済感覚 商経済の中で培われた日本人の伝統 第四章 国家としての日本の本当の姿 独自国家・日本 私たちがシナを中国と呼ぶのは変なこと 国体は変化すれども断絶せず 国家の中心に正統が座り続ける強み 白人神話への大いなる 日本が世界的な人種差別の思想を打ち破った 統帥権干犯問題 変えられぬ憲法は時に暴走を許す武器になる 東京裁判史観からの解放 「非常識極まりない極悪日本人」という嘘 日本人の誇るべき三つの「刷り込み」 後世に伝えていきたい国民的精神 文明を牽引する国・日本 日はまた昇り、世界をあまねく照らす以下、本文から、“”部 抜粋引用 “この内なる声に耳を傾けてそれに従うことや、心の底でうずく欲求に従うことは、とりもなおさず自分の可能性の追求であり、それを大切にすることが、生きがいにつながるのだと思います。このことは、ドイツの心理学者カール、ビューラーの機能回と言う考え方に通じます。” “近代科学社会が目を向けなかった精神的な世界、宗教的な世界、プラトン的な世界、そこに今現代人が探し求めている真の幸福や生きがいがあるように思えてなりません。物質だけに目を向けていた自分を少し方向転換させることが求められているのでしょう。 管理社会に働くサラリーマンや、受験勉強している高校生、人生の目標を失ってノイローゼになりかかっている大学生などは、まず、囚われをなくし、喜びを知覚する心の能力を機能させることが大切です。それが抑圧の中から本当の自己を見出す手がかりとなるからです。また、生きがいを見失ったように感じている人にとっても、まず、「何が自分に鋭い喜びを与えるか」を内省することから始められたらいいと思います。そこに、どこかで置き忘れてきた鍵が見つかるはずです。” “天皇陛下が子供の頃の英語の教師であったバイニング夫人は、少女の頃、夕暮れの空を飛んでいく鷺か何かを見たとき、一瞬、その美しさに我を忘れるような体験をしたと書いています。それで夫人はその後の生活においても、小さなことにうっとりとする体験をすることに努めたといいます。大きな喜びで夢中になれるような事は、人生において少ないかもしれませんしれない、しかし、人生のあちらこちらで、小さな恍惚感を味わうことができると彼女は言うのです。 芭蕉に「山路きて 何やらゆかし すみれ草」という句があります。すみれ草は日ごろは目にもとめない草ですが、それに見とれてしまう。このときの芭蕉も同じく小さな恍惚の状態と言えるのです。こういう小恍惚がしばしば起こる時が、本当の自己が伸びている時なのです。” “自分のアイデンティティーを模索したり、ライフスタイルを築くためには、自分の心の底でうずく欲求や内なる声に耳を傾け、それを育てていく勇気が必要です。それは普通の人の場合、かすかな声であるために、心の内側によほど注意して耳をそばだてたいと聞こえてこないのです。 実はこの内なる声に心の内側に耳を傾ける、つまり内省的になると言う事は、知的生活の始まりでもあるのです。乳児を抱えた母親が、母乳を与えながら、女体の神秘、誕生の神秘、生命の神秘と言うものを考え、瞑想的内省的気分に入るならば、それは知的生活の一場面なのです。男性でも入院生活などをして、内なる声を聞き、自分の生命について考えるようになる人がいますが、それも知的生活といえます。” これらは生き方についての、ほんの一部であるが、このほか、日本人としての考え方などもその基本が大変にわかりやすく書かれていて、読んでいても心が落ち着く本である。 また、オカルトについても触れている場面では、「特に現代人は、「闇」のほうの教育や経験が乏しいだけに、注意が必要です。」と断りを入れているが、その理性だけだは対峙できないことについて、決して否定していないのも、感覚的に素直に受け入れられる。 「知の巨人」の思索を集大成とあるが、決して誇大の帯び書きではない、お薦めの本です。 にほんブログ村 ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter ----------------------------------------------------------------------------------------------- 習志野の森----------------------------------------------------------------------------------------------- NPO法人 希望の虹-------------------------------------------------------------------------------- --------------------------------------------------------------------------習志野わくわくMAP--------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2017年10月27日
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以下、目次第一章 構成の秘密 ―ブリッジの作り方 まずはテーマを決める 「身近な話」には魅力がある 「連想ゲーム」トレーニング 結論よりも、まずは「書き出し」を 無駄を恐れない 「部品」の種類は多めに持とう 向田邦子のうまさの秘密 読者に展開を予想させないテクニック 文章に必要な「部品」は探しにいくもの 時には強引につなぐ 池上式、文章校正力向上法 「部品」を集める感覚で、知識をストックする 職業病も悪くない 思考に「奥行き」を持たせるトレーニング方法 最後をちょっと緩める第二章 本当に伝わる「表現」とは わかっていることを、わかっている言葉で書く ベタに書くことを恐れない 感情は抑える ツッコミを先回りする 短文の効用 とにかく「削る」練習をする 簡潔であることの強み 「誰に読んでもらうか」を意識する 好きな表現は「使ってはいけない表現」 なぜその本が好きなのかを分析してみる 「控えめな表現」の効用 「たとえ」の作り方 「です・ます」調と「だ・である」調の書き分け ことわざの使い方 「自分」に取材する 毒舌は名文である 許される毒舌、許されない毒舌 戯作者の手法 季節感の出し方 自分の文章は、時間をおいてから読み直す第三章 名分でリズムを学ぶ 名分を「書き写す」意味 「リズム」を身体になじませる 「お勉強」では続かない 家具を買い足す感覚で好きな言葉を集める 「事実の積み重ね」で内面を描く 「体言止め」でリズムを整える 映画的な工夫第四章 悪文退治 悪文の見本 書きにくいことは「人に言わせる」 「〇〇したいと思います」は避けよう 「こだわる」と「片手落ち」の本来の意味 ちょんちょん括弧は逃げの言葉 「絆」は使いたくない言葉、「機会」は注意しなければいけない言葉 自慢話はしない 失敗談こそがもっとも面白い 無理に奇をてらった話をしない 以下、本文から“”部抜粋引用 “将棋の世界に、大山康治15世名人という大棋士がいました。「得意な手はなんですか」と問われて、「プロに得意な手なんてありません。得意な手があるならアマチュアです」と答えたという話があるんです。私は、これにギャフンとなりました。言われてみればその通りで、「好きな表現」というのは、自分にとって「便利」だから使ってしまう表現にすぎなくて、その文章にとって最適の表現ではないことも多いんですね。響きが綺麗で、文章が締まるからよく使っているということでもなくて、ただ、自分がラクできるから使っている。ラクをして、いい文章なんて書けるわけがない。だから、「好きな表現=便利な表現」だとすれば、「好きな表現=使ってはいけない表現」ではないか。大山名人の言葉に接してから、そんなふうに考えるようになったんです。”“政治家を批判するときに、口から唾を飛ばして激しく怒ると、読者はその政治家の味方についてしまう。激しく批判したい時ほど8割くらいの力に抑える。すると、「手ぬるいな。もっと怒ってもいいんじゃないか」と、読者が怒る側にまわるんです。こちらからガソリンを撒いて火を大きくしようとすると、読者は火を消しにくる。こちらが火種をそっと差し出せば、読者がガソリンを巻いてくれる。文章というのは、一方通行ではないんですね。必ず読者が読んでくれて成立する。自分の書いた表現で読者は何を思うか、読者がどのような行動に出るか、考えながら書くこが大事です。““版画でも、「こういう絵柄を描こう」と張り切って全部彫ってしまうと、印刷した後、何も浮き上がってきませんよね。彫りすぎると何も彫らなかったのと一緒になってしまう。だから、余計なところは彫らないように、ぐっと我慢する。彫るべきところだけを、表現を凝らして掘る。これは文章も同じなんです。”基本的には、淡々と事実だけ書いていく。そして、「ここぞ」というところだけアイディアとテクニックを駆使して表現する。「文章というのはこうやって書くもんだ」と教わったのが、この文章でした。”将棋界の大棋士、政治家の批判、版画の話、さすがにたとえに引っ張っての内容が非常に分かりやすかった。ぐりぐりとマーカーで記したこの個所をピックアップしてから気がついた。いずれも竹内氏の言だった。この人の本は初めてだったので、新鮮だったのかな?あとは、近年良く聞く「こだわる」という言葉、十数年前、以前勤めていた会社の社長がこだわりを持てとよく使っていた。 良いこと、悪いことの両面で使われていたのがちょっと気になっていたが、本来は良い面では使わないのが正しいとのことだった。しかしながら、やはり、一番面白いのは、いかにしてブリッジを創るか! そこではないかと、個人的には、、、思う。 にほんブログ村 ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter -------------------------------------------------------------------------------- NPO法人 希望の虹-------------------------------------------------------------------------------- --------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2017年10月05日
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著者は読書家の経営者として知られている。そのような方が、軽くわかりやすく書いた本、その方と対話がしたくて、引き出しの一端を垣間見たくて、、 以下、目次 第一章 本に代わるものはない 本の時代が復活する 専門家であっても信頼できるとは限らない 情報のクオリティーを見抜く 「自分は何も知らない」と自覚する 読みながら考えないと身につかない 無駄な読書なんてない 人がすすめる本はあてにならない 好色本や漫画からも学べることはある 何が教養を磨くのか 本は働く意識を大きく変える 人間ほど複雑なものはない 見栄を張るための読書にも意味はある 第二章 どんな本を読めばいいのか いくつになっても偶然の出会いは楽しい いい本を見抜く方法 書評はどこまで信頼できるか ハウツー本は読まない 古典の値打ちとは何か 理解できない本は著者にも問題がある 関心があっても縁のない本もある 入門書や解説書は必要か ベストセラーは読む価値があるのか 週刊誌は読書に入るか 第三章 頭を使う読書の効用 「考える力」はこうして培う 考えながら読むことを意識したきっかけ 歴史書から人間の本質を学ぶ 小説で考える力を養う 理論書だけでシングルプレーヤー 欲望をどこまでコントロールできるか 読書は無償のものである 第四章 本を読まない日はない 本を読まないと寝られない 頭に残るノート活用術 関心があれば俗っぽい本でも徹底して読む 締め切りを設定すると集中できる 本にお金を惜しまない 基本的に積ん読はしない 多読と精読どちらが良いか 苦手な本の読み方 不足している感情を本で補う 第五章 読書の真価は生き方に現れる 仕事の姿勢を読書がただす 他人の失敗談は役に立たない 「自伝」は眉に唾をつけて読む 問題がなくなるのは死ぬとき 「癖を見抜いて、それを生かす」 一つでも心に刻まれる言葉があれば、儲けもの 読書は孤独な行為ではない 読書と品性 生きている限り、人にはやるべき仕事がある 第六章 本の底力 思考の棚にフックをつくる 運がくる人の理由 スランプに陥る人の特徴 本は「人を見る目」を養ってくれる 怒りとの付き合い方 死をどうとらえるか 読書は心を自由にする 以下は裏表紙から “もし、あなたがよりよく生きたいと望むなら、「世の中には知らないことが無数にある」と自覚することだ。すると知的好奇心が芽生え、人生は俄然、面白くなる。自分の無知に気づくには、本がうってつけだ。ただし読み方にはコツがある。「これが重要だ」と思った箇所は、線を引くなり付箋を貼るなりして、最後にノートに書き写す。ここまで実践して、はじめて本が自分の血肉となる。伊藤忠商事前会長、元中国大使でビジネス界きっての読書家が、本の選び方、読み方、活かし方、楽しみ方を縦横無尽に語りつくす。” 以下、本文から“”部、一部引用抜粋 “1日仮に30分本を読むとします。それを毎日の習慣にして10年もすれば1800時間ですから、かなりたくさんの本が読めるはずです。30年続ければ5400時間、1日たった30分でも、全く読まない人と比べれば、知っていることにものすごくさが出るし、人間としての幅や人生の豊かさという点においても、かなり違うはずです。 読書は著者との対話ですから、それを習慣化している人は実に様々な人と日々出会っているということになります。それが何十年と続けば、膨大な人数になる。その中には深いやりとりも無数にあるでしょう。” “日々の仕事に何気なく生かされていることがたくさんがあると思います。本のどの言葉に影響受けたか、と聞かれて、すぐに頭に浮かぶわけではないのですが、無意識のうちに、いろいろな言葉に普段の自分が生かされていることは間違いありません。” “本を読んでいて、あまり期待していたほどのではない内容だなと思っても、1つでも2つでも心に刻まれる言葉があれば、儲けものと思ったほうがいい。 ‥‥‥ とくに人間への洞察や生き方に影響与える言葉というものは、それを記憶しても、すぐに生かせるものではありません。‥‥‥ 本で出会う言葉と体験は互いにキャッチボールをしながら、その人の人生を作っていくのだと思います。つまり本で読み、心に刻まれた内容は、必ず生き方に表れる。 そうなるためには、心に響く言葉を反芻してじっくり味わい、さまざまな体験について、それを洞察する視線を持っていないといけません。” “セレンディピティーと言う言葉があります。素晴らしい偶然に出会ったり、予想外のものを発見するという意味の言葉ですが、本をよく読んでいると、このようなセレンディピティーは起こりやすくなると思います。セレンディピティーはいろいろな人と出会って知見が高まると、起こる頻度が高まるといわれます。 本を読むのも、いろいろな人と出会って付き合うことです。したがって本をよく読んでいる人は、セレンディピティーを一層招きやすくなるのではないでしょうか。 読書をすると自分の中に引き出しがたくさんでき、問題意識が生まれます。つまり思考の棚にさまざまなフックができるのです。“ 最近、若い人などの本離れがよく言われるが、この目に見えない行為、って年を重ねるごとに効いてくるような気がする。とくにある程度の年齢になったときに、、 昔は本を汚すことに抵抗があった、が、 10年くらい前から、感じ入ったところに、線や印を構わずに付けて、それで読んだ後に重要度をはかり、そこからピックアップしてブログにまとめることにより、読みっぱなしがなくなったので、少し脳内に要点が滞留するようになった気がしている。 だから本は借りない、必ず買う。 そして、一冊の本で一行でも線が引ければ、それで収穫だと思う。 そして、このセレンディピティという言葉、とても気になっている。最近よく取り上げられる概念だけど、読書もそれを招きやすくすることは理解できる気がする。そしてこのセレンディピティを感じた時の感動は何にも代えがたい。これを常に心の奥底で求めているのかもと思ったりも、、 あとは、バブルの後遺症による巨額の不良債権処理の時期でのことにも触れているが、、その際の判断にも数々の読書などから得た知見と結びつけて記されている。会社にはいろいろな経営者がいるが、このような処理だけに限らず、著者のような造詣の深い経営者のもとで仕事をした人は、きっと「いろいろな意味」で幸せだろう。などと秋の夜に、、、 にほんブログ村 ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter -------------------------------------------------------------------------------- NPO法人 希望の虹-------------------------------------------------------------------------------- --------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2017年09月23日
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副題は ~隠された日本支配の構造~ とある。 以下、目次 第一章 日本の空はすべて米軍に支配されている 第二章 日本の国土はすべて米軍の治外法権下にある 第三章 日本に国境はない 第四章 国のトップは「米軍+官僚」である 第五章 国家は密約と裏マニアルで運営する 第六章 政府は憲法にしばられない 第七章 重要な文書は、最初すべて英語で作成する 第八章 自衛隊は米軍の指揮のもとで戦う 第九章 アメリカは「国」ではなく「国連」である 目次が内容を端的に表している。どこにでもある表と裏、フォーマルとインフォーマルの世界、それは当然ながら国とて例外ではないということだろう。 以下、本文から“”部 抜粋引用 “「古くて都合の悪い取り決め」=「新しくて見かけのよい取り決め」+「密約」” “つまり「戦後日本」という国が持つ大きな歪みの根底には、日米のあいだで結ばれた「法的な関係」が存在する。しかしその姿が、日本人にはまったく見えていない。 最大の問題は、そもそも1952年に日本の占領を終わらせた「サンフランシスコ平和条約」が、実は普通の平和条約ではなかったことだ。 たしかにそれは、「政治」と「経済」においては占領状態を終わらせた「寛大な」条約だったが、逆に「軍事」に関しては、安保条約と連動するかたちで日本の占領を法的に継続し、固定するためのものだった。 その結果、「戦後日本」という国は21世紀になってもなお、 「軍事面での占領状態がつづく半分主権国家」 であり続けている。” “指揮権密約とは、一言でいってしまえば、 「戦争になったら、自衛隊は米軍の指揮のもとで戦う」 という密約のことです。 “とにかくアメリカでは国務省の官僚だけでなく、大統領から将軍たちまでがつねに「法的正当性」につての議論をしています。もちろんそれは「法的公平性」の意味ではなく、国際法の名のもとに、相手国にどこまで自分たちに都合のいい取り決めや政策を強要できるか、またそれがどれだけ国際社会の反発を招く可能性があるかということを、常に議論しながら政策を決めているということです。 他国の人間を二十四時間、銃を突き付けて支配することはできない。けれども「国際法→条約→国内法」という法体系でしばっておけば、自分たちは何もしなくても、その国の警察や検察が、都合の悪い人間を勝手に逮捕してくれるので、アメリカはコストゼロで支配できる。戦後社会においては、軍事力ではなく、国際法こそが最大の武器だというわけです。” “いつになるかわかりませんが、きちんとした政権をつくって日本国内の既得権益層(いわゆる「安保村」の面々)を退場させ、アメリカの大統領や国務長官に対して、「現在の日米関係は、朝鮮戦争の混乱のなかでできた、あきらかに違法な条約や協定にもとづくものです、こうした極端な不平等条約だけは、さすがに改正させてほしい」 といって交渉すればいいだけです。” 公文書などを調査している方々の論によって、裏側にある何か見えないものが、何かとてもわかりやすくなってきた気がする。 日本が背負っている課題はとても重いが、これを根本的に解決しないと、いつまでもモヤモヤ感は消えないのかもしれない。 にほんブログ村 ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter -------------------------------------------------------------------------------- NPO法人 希望の虹-------------------------------------------------------------------------------- --------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2017年09月20日
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以下目次 序 章 下り坂をそろそろと下る 小さな国/スキー人口はなぜ減ったか/3つの寂しさと向き合う/ちっとも分かってない 第一章 小さな島の朝鮮 瀬戸内・小豆島 島の子供たち/キラリ科/なぜコミニュケーション教育なのか/人工動態の変化/Iターン者の増加/島に出会った理由/農村歌舞伎の島/町の取り組み/小豆島高校、甲子園出場 第二章 こうのとりの郷 但馬・豊岡 環境と経済の共生/城崎国際アートセンター/短期的な成果を問わない/城之崎という街/アーティストのいる街/小さな世界都市/未来へ/豊岡でいいのだ 第三章 学びの広場を作る 讃岐・善通寺 四国学院大学/大学入試改革/大阪大学リーディング大学院選抜試験/三位一体改革の本質とは何か/四国学院大学の新しい試験制度/地域間格差の恐れ/変われない地域/伊佐市 第四章 復興への道 東北・女川・双葉 福島の金/女川/獅子振り/高台移転/番屋の力/ふたば未来学園/低線量被曝の時代を生きる/対話劇を創る/地域の自立再生とは何か 第五章 寂しさと向き合う 東アジア・ソウル・北京 新・冒険王/日韓ワールドカップと嫌韓の始まり/インターネットという空間/確証バイアス/韓国の病/ヘル朝鮮/北京へ/文明と文化の違い/新幹線はなぜ売れないのか/文明の味気なさに耐える/安全とは何か/零戦のこと/最大の中堅国家/安倍政権とは何か/二つの誤謬 終 章 寛容と包摂の社会へ 坂の上の雲/四国のリアリズム/人口減少問題の本質とは何か/偶然の出会いがない/何が必要か/亡びない日本へ 以下、本文から“”部抜粋引用 “現在、日本の労働人口の七割近くが第三次産業に従事しています。しかし、いまだ、この国では、教育のシステムも雇用や福祉政策のシステムも、大量生産大量消費の工業立国の時代のままです。経済の構造改革がなし崩し的に進められたにもかかわらず、社会のシステムの改革が進んでいない。” “私たちはこれから、「成熟」と呼べば聞こえはいいけれど、成長の止まった、長く緩やかな衰退の時間に耐えなければなりません。その痛みに耐えきれずに、これまで多くの国が、金融操作・投機という麻薬に手を出し、その結果、様々な形のバブルの崩壊を繰り返してきました。この過ちも、もう繰り返してはならない。” “自分たちの誇りに思う文化や自然は何か。そして、そこにどんな付加価値をつければ、よそからも人が来てくれるかを自分たちで判断できる能力がなければ、地方はあっけなく中央資本に収奪されていく。 私はこのような能力を、「文化の自己決定能力」と呼んでいる。 現代社会は、資本家が労働者をむち打って搾取するような時代ではない。巨大資本はもっと巧妙に、文化的に搾取を行っていく。「文化の自己決定能力」を持たずに、付加価値を自ら生み出せない地域は、簡単に東京資本(あるいはグローバル資本)に騙されてしまう。“ この本の中には、「」書きで、たくさんのキーワードが出てくる。以下いくつか、、 「文化による社会包摂」「文化へのアクセス権」「関係人口」「関心共同体」「文化資本の格差」「確証バイアス」等々、、 経済成長一辺倒の掛け声だけでは片手落ちで、違和感しか感じない。 避けては通れない道を、無理やり視点をそらしたりしていると、そのつけは未来へ回る、、その代償はきっと大きい、、 表題から、少し五木寛之的な内容をイメージしたが、全く違う、主に演劇文化という視点からの実践的な内容で書かれている、いい意味で予想が外れた。 これからの現実を素直に前向きに考えるために、また、地域や地元の問題を考える上でも示唆に富んでいる内容でお薦め! にほんブログ村 ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter -------------------------------------------------------------------------------- NPO法人 希望の虹-------------------------------------------------------------------------------- --------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2017年09月16日
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個人ブランドについては、興味があり、関係する書籍は、それなりに読んできたが、やはり、これからの時代の生き方を含めて、これは重要なコ ンセプトになるので、、、 まずは目次 第一章 競争しないための戦略 競争戦略論 第二章 AIに仕事を奪われない方法 イノベーション 第三章 戦わずして勝つのは真の戦略 バリュープロポジション 第四章 あなたの強みを育てる 強みの構造とセレンディピティー 第五章 リスクを下げて何度も挑戦する リアルオプション理論 第六章 没頭すれば一流になれる 内発的動機付とフロー理論 第七章 あなたの物語が奇跡を生み出す センスメイキング理論 第八章 失敗があなたの武器になる 仮説検証とアダプト施行 第九章 コンフォートゾーンから脱出せよ ダイナミックケイパビリティ 第十章 自分のためから社会のため ソーシャルネットワーク理論と利他的動機付 以下、本文から"”部抜粋引用”自分しか提供できない価値と言う事象について これは陶芸家が器をつくる場合と同じだ。陶芸家は最初から緻密な器の設計図を持っているわけではない。そもそも土は生き物だ。陶芸家とは「どんな器をつくろうか?」と考えながら、土をこねくり回し、土と対話しながら、大まかな形を作りつつ、徐々に仕上げていく。 バリュープロポジションづくりも同じだ。大まかに考えたうえで、まずやってみる。やってみた結果を見て修正しながら、次第につくり込んでいくものなのだ。言い換えれば、走りながら考えていくのである。” "強み=才能×技術×知識のかけ算強みとは他者と比べて勝っている能力のことだ。自分の強みは三つの要素の掛け算で成り立っている。””バリュープロポジションをつくるコツは、全体を貫くシンプルでわかりやすい物語をつくることだ。ここで役立つのが、社会心理学者のカール・E・ワイクが提唱する「センスメイキング理論」である。「センスメイキング」とは「意味をつくる」ということだ。”他にも「フロー体験」「自分なりに楽しめる部分を見つけてそれを広げていく」「リーンスタートアップ」「たこ足型人間」などキーになる言葉や単語がたくさんある。 セルフプランディング、パーソナルブランディング、その呼び名はいろいろあるけれど、要は一人ひとりが自身の強みを育てて、それを世間に知らせて、社会の役に立つ、、 これはこれからの生き方の基本となる考え方。 「夢こむさ習志野」も、 一人ひとりが輝くことにより、おのずとその集団である地域も輝きを増して、その地域ブランドも向上すれば、その場所も豊かに発展していくという視点で活動している、が、 もっと個人的に考えても、ライフとして、この考え方を持っていれば、定年後にも生きてくる一気通貫的なもので、地道にこのブランドづくりを積み重ねていくことが肝要との考え。 「夢こむさ習志野」は、”あなた、あなた方”という「商品」を共に考え、開発、協力し、発展させてつなげていきます。これをテーマにワークショップなどの開催も視野に入れ検討中。と個人的には、、、 理念と活動方針 http://yumecomusa.web.fc2.com/rinen.htm セルフブランディングのセミナー開催 http://yumecomusa.web.fc2.com/h26.7.21yousu1.htm 「夢こむさ習志野」HP http://yumecomusa.web.fc2.com/ #本 #読書 #書評 にほんブログ村 ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter -------------------------------------------------------------------------------- NPO法人 希望の虹-------------------------------------------------------------------------------- --------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2017年09月07日
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論理的な本を読んでおくと、客観的にかつ冷静沈着にニュースを見られるのではと、手に取ってみた。 以下、目次 はじめに 日本を守る最善の選択は何か? 第一部 世界最強の日米同盟 米国は日米同盟を手放せない 自主防衛は幻想である 第二部 北朝鮮 VS 日米同盟 1994年北朝鮮核危機の真相 北朝鮮の軍事力の実像 日・米・韓の「戦争力」と金正恩斬首作戦 米朝チキンゲーム 北朝鮮はインド、中国型経済成長を目指す 第三部 中国 VS 日米同盟 東シナ海で中国を抑え込む日米同盟 南シナ海での米中衝突はあるか? 中国の戦略は「三戦」と「A2/AD」 以下、本文から"”部一部を抜粋引用 "ところが残念なことに、日本の政府と国民には「米国に戦略的根拠地を提供している」という自覚さえ、まったくなかった。しばしば日本の政治家の口から「日本はアメリカに基地を提供している代わりに守ってもらっている」という言葉が、まるで決まり文句のように飛び出す。だが、「それでは、日本はどんな基地を提供しているのか? それを踏まえたうえで『守ってもらっている』と言えるのですか?」と問いただしても、答えられた政治家は皆無に近い状態だ。 むろん、政治家が頼りにしている官僚や学者でさえ、これまで本書で紹介した程度の基本的データを押さえた答えを口にした人すら、いなかったのである。 これが、日米同盟に関する日本側の認識の全てを物語っている。” "2月10日~11日、日米首脳会談がワシントンに続いてフロリダのトランプ大統領の別荘で行われた際も、米国側は北朝鮮に対する「全ての選択肢が検討されている」と複数回にわたり述べたと言われる。この時、米国側から日本側に伝えられた選択肢には、北朝鮮が大陸間弾道ミサイルの発射実験をする構えを見せた場合などに、米国が軍事攻撃をすることも含まれていたとされ、日本のあの驚きと懸念は尋常なものではなかったという。” たしかにあの時の安倍総理の驚きと、どうにも困惑した表情はテレビを通じて明白に伝わってきていた。それとともに、全ての人ではないにしろ、政治家や官僚や学者もこのレベルと考えるのが現実的かと思うと、、、、、 まあ、そんなことはさておき、だからこそ、一人ひとりが客観的に論理的に考えることが必要、メディアは騒ぐことが一つの仕事にもなっているし、思考停止状態でメディアと一緒になって騒いでいても始まらない。一人ひとりが客観的に論理的にいろいろな角度から考えられる目が、、 物事を表裏両面から、あるいは複眼的にみる目を養っておいた方がいいのはいうまでもない。 今回のミサイル発射も、本書で一部示されているように、考え方によっては、冷静には何をそんなに騒いでいるのだろうという考え方も一方ではできないこともない、過剰反応することで相手を利する場合もあるし、、大変に難しい状況にあることは間違いないのだろうが、、、 感情的に煽りが入り、ともすれば、白黒はっきりした威勢のいい考えになびいてしまうような可能性も完全に否定できず、そのような土壌がなきにしもあらずの中、このような時こそ、自己内対話や複眼思考で自分の頭でバランスよく考えることが大事ではなどと、飲みながらつらつらと、、 、、、 もちろん、軍事アナリストが書いたことだから、絶対なんてことはない、が、いずれにしろ、本書はその道の専門家が実際の計数を示して論理的展開している内容で、極めて現実的な見方を示していると考えられる一冊。 にほんブログ村 ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter --------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2017年08月29日
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以下、目次 序 章 あの日に何が見えたのか 日航123便墜落事故に関する略年表第一章 1985年8月12日の記録 1 スチュワーデスの視点から 2 政治家の視点から ・中曽根康弘総理大臣の場合 ・山下徳夫運輸大臣の場合 3 日本航空の視点から第二章 新たに浮かび上がるあの日の証言 1 遺族となった吉備素子氏の体験と記憶 2 山下徳夫運輸大臣の記憶 3 目撃者たちの証言 ・ファントム二機と赤い物体の目撃者第三章 「小さな目は見た」というもう一つの記録 1 上野村小学校、中学校の文章が語る235名の目撃証言 2 横田基地への取材ノートから 3 ガソリンとタールの臭いが物語る炭化遺体と遺品 ・検視に関わった医師たちの証言 ・山口悠介検事正による異例の説明会 ・上野村に眠る遺骨と尾根に残る残骸から見えてくるもの第四章 33回忌に見えてきた新たな事実 ~目撃証言からの検証~ 1 事故原因を意図的に漏洩したのは米国政府と言う記事 ・ガソリンとタールの異臭について ・墜落現場不明という誤報とファントム二機の追尾 ・人命救助よりも大切だったのは赤い物体か? 2 未来に向けて私たちができること終 章 未来の目を見た ・事実関係時系列表目次の項目から見ても、記録や証言をベースにしての事実を中心にした組み立てになっている。 以下、本文から””部抜粋引用 "当時を知る広報や航務、社長秘書室などで働いていた複数の日航社員に、吉備さんの話をもとに確認をしたが、いろいろと思い当たるようであった。さらに事故原因についてはこんな返事が返ってきた。 「そういうことはねえ、今、言っちゃいけないんだよ。私たちが死んだあと、ずっとずっと後にいつかわかることだから。米軍が絡んでいるんでしょ?たぶんね」 ‥‥ いずれにしても、当時の社内関係者の間では、すでに事故の原因を後部圧力隔壁説と考えてはいないようだ。当時、社内の関係部署に対する運輸省や政府の様々な圧力や言動から、事故原因が公式発表とは異なることについて思い当たることがある、ということなのだろう。ただし、「自分たちが死んだずっと後」という表現は、当事者や遺族の視点が無視された実に不透明で無責任な言動だと感じる。関係者の中には「今は無理だが退職して年金をもらったら話す」という人もいて、結局のところこれが今、日本中を覆っている「忖度」という本来の意味より歪んで用いられている言葉に表象された現象なのではないかと考える。それは見えない何かを恐れながら、単に自分の利益と保身を優先して生きていることに過ぎない。 何を信念として日々生きているのか、それは己や世間に対して正直な生き方なのか、その答えは今日の日本人一人一人が考えなければならないことである。” "そこで湧いてきた疑問は、仮に事故原因は別にあるとして、それを山下氏はいつ知ったのだろうか、ということである。何か不穏なものをうすうすは感じていたかもしれないが、例えば運輸省の官僚、自衛隊、米軍、首相などを介するうちに、どこかで事実がゆがめられていたかもしれないという疑念もあっただろう。大臣という地位にあっても、すべてを正確に把握できる環境になかったのかもしれない、そう強く感じたのは、山下氏の別れ際の一言だった。 「あのね、日本はなんでもアメリカの言いなりだからね。遺族が再調査を望むのであれば、ぜひすべきだと思う」 ここでもアメリカが出てきた。これがどういうことを意味するのかわからないが、この言葉は山下氏の良心から出た520名へのメッセージだったと確信する。” "この32年間、墜落に関する新聞記事等の膨大な資料を、現在から墜落時まで時系列にさかのぼって読み込んでいくと、そこに見えてきたものは、これは未解決事件であるということだ。後から次々と重要なことが判明しても再調査はしない、無視をする、という方針を持ち続ける運輸安全委員会の姿勢もさることながら、日本人の特質なのか、何かを隠し通すことが美徳であるという勘違いによって、嘘をつき通すことに慣れてしまっているずるさが関係者の中に蔓延しているのではないだろうか。” "どうすれば、間違ったことを正して勇気を持って公にできるのだろうか。 故意か過失か、組織の指示か否か、いずれを問わず人命よりも優先されるものなどこの世の中にはない。戦争でもない「平時」に、人名を最優先するという当たり前のことが行われず、もし何かの隠蔽工作が行われたとするなら、それを正当化する理由などどこにもない。 それでは、情報を知り得た人がそれを隠し続けているならば、どのような仕組みを作れば情報を公開することが可能になるのだろうか。 情報の開示を全国民共通の利益となって、今後様々な物事を判断する上で貴重な材料となるが、今の世の中はまったく逆の状況で、話しにくい環境になってきている。” "今の日本において都合の悪いことをなかったことにし、後世に残すべき重要書類を捨て去ることがまかり通っているとすれば、そのような悪しき日本を見ながら育った子どもの行く末はどうなるのだろうか。” 最後に、"これは事故ではなく、520名が亡くなるという事件であった可能性が非常に高い”と締めている。 最初は、事故当日の報道当初の乱れと発見の遅さは、少し心に引っかかっていたけど、、でも、そんなことはちょっと考えられない、あり得ない、と放置していた情報だった、けど、なんかつながりだしてきた。 著者の公式ブログ「日航123便あの日の記憶 天空の星たちへ」 以下はこの本で紹介されている水島教授のHP 日航123便墜落事件から25年―『天空の星たちへ』のこと 2010年4月12日 日航123便はなぜ墜落したのか 2010年8月9日 「日航123便墜落事件」から30年 2015年8月10日 日航123便墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る[本/雑誌] / 青山透子/著 にほんブログ村 ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter --------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2017年08月25日
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今日は、ある情報と、もうひとつの情報がなんの因果か、見事にくっついて、くすぶっていたある情報が裏打ち強化されて、なんか、ストンと腑に落ちた感じが、、 使命を感じた方が書いたもので、これは単なる陰謀説とはほど遠いものと感じて、早速、本を購入して読み始めた。 ある仮説が、、 最初の頃は、えっ、それはあり得ないのでは、そんなレベルだった、それが、もしかして、ひょっとしたら、、昨年暮れにも、バブル期に絶頂と奈落の底を経験した人にセミナーの終わりに尋ねて見たことがある、「これって本当にそうなんですか?」「今、じきに明らかになります」との返事、以降もその方のラインを見ていると、相変わらず、全てがそちら方向の話題ばかりで、やはりそのレベルだったのかと、半ば諦観を持って見ていたが、、、 ここ最近、いろいろな情報が、なんか繋がり出してきて、、コレってありかも、、そして今日見た二つの情報から、確信に近い仮説に! 単なるライターではなく、筆者はその職場の仲間、その方が不自然さを感じて、ライフワークとして時間をかけて一つひとつの事実に検証を加えていく、その場面の再現と遺族に寄り添って書かれた内容に胸が詰まってしまうが、、事実はひとつである。全てが組み立て上がっているわけではないが、その事実へのアプローチに確かさを感じる本である。 今日はモヤモヤの霧が晴れた日になった。しかしながら、気がついてみれば、30数年が経過していた。真実を知るにはやはりそれなりの年月が必要だということだろう、きっと、、、もっともわかっている人は、分かっていたのだろうけど、、遅まきながら、、、 にほんブログ村 ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter --------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2017年08月23日
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今回の読書会、テーマは茶、「茶色の朝」を迎えないためにもこういうようにフリーに対話ができる場は大事なんて話もあった、、昼食を挟んで、今度は以前喫茶をやっていた場所を借りて、「習志野の森」でのイベントの打合せ、、その後木場まで行って初対面 😊 駅に戻る時は雨がザーザーザー、、 帰り道、炭坑節が、聞こえてきた、そして場所を変えての日本酒の屋台もあったりして、、 「アンポンタン」は解体が始まっていた、遠くでは時々空が光る、雷だ、、19日も無事に終了。 今日のまな板の上の本は 習志野ぶっくさろんの経緯 習志野ぶっくさろん にほんブログ村 ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter --------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2017年08月19日
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著者の「壁シリーズ」の第5弾??、軽く読めそうなので涼しい合間を縫って、、 以下、目次 はじめに 京都に「壁」は存在するか? 第一章 城郭のない街 大陸では城壁で囲むのが常識 城郭は「結界」 「借景」ができた日本 城郭に代わる結界 「心の壁」は万国共通? 障子や襖はネコでも開ける 日本人の「うち」と「そと」意識 「先の大戦」は応仁の乱? 第二章 京都人のいけず 京言葉は本音を隠す 「ノー」と言わない文化 オーストラリアの言葉の壁 「ぶぶ漬け」でもは都市伝説か? 「いちげんさんお断り」の本当の意味 「爆買い」に頼らない京都人 美人は京都でつくられる 京都の男は働かないのは常識? 京都人との距離の取り方 第三章 共同体の壁と京都 ゲゼルシャフトとゲマインシャフト 江戸の侍文化と京の町衆文化 京都に国際マンガミュージアムが誕生した理由 都会人は根無し草 人口過密国・日本 共同体が生き続ける街 第四章 都市論と京都 京都は閉鎖的か? 『論語』と都市理論 詩を読む意味 「あってはならない」が都市の理論 情報化社会の欠点 古都になるには1000年かかる? 人工都市の悲劇 京都と奈良 京都のライバルは? 第五章 私の好きな京都 戦後と京都の食文化 京都人はパンが好き 京料理の美しさ 甘党にはたまらない和菓子の宝庫 虫好きの秘密の場所 そぞろ歩きが楽しい街 木屋町の思い出 お寺でお坊さんに説教 行くなら真冬がいい 時間がゆっくり流れる 第六章 京都、東京、大阪―新三都物語 東大は長男、京大は次男 「付け馬」がついてくる店 ライバル関係は成立しない お金以外の価値観が存在する街 住むなら京都がいちばん! 地元を愛する関西人 世界を見る目 京都とか東京の類似点 第七章 京都は日本文化の中心か? 文化財の活用方法 祇園祭は文化財の宝庫 伊藤若冲ブームに見る審美眼 骨董品とオークション 天皇家と家元制度 ノーベル賞と京都賞 鎌倉仏教と京都 第八章 共通言語と地方 言葉の収斂 究極の伝達方法はコピー なぜ生物は進化するのか 言葉が生まれ、淘汰される 生き方が問われる時代 誰のための社会? 言葉こそ文化である 言葉と価値観 日本の英語教育 方言は消えていくか? 「地方に住む」を義務化したい ベンチャーは地方でこそ成功する 子供は田舎で増える 第九章 京都とサブカルチャー マンガとの出会いは手塚作品 なぜに日本ではマンガが発達したのか? 日本語の特殊性 言語と脳のしくみ 情報はどう処理される 目の情報と耳の情報 アイコンと音 オノマトペの宝庫 マンガが必要な理由 グローバリゼーションとマンガ 世界がマンガを必要としている 私の好きなマンガ 任天堂が京都で誕生した理由 第十章 京都と自然 京都に都が遷った理由 夏の蒸し暑さと底冷えの街 盆地と港町 川と都市の発達 鴨川と『方丈記』 京都の魅力 以下、本文から"”部、抜粋引用 "実際に京大の教壇に立ったことがありますが、東大に比べるとすごく楽でした。なぜかと言うと、東大とは雰囲気が全然違ったからです。 東大は、学生が「先生、そんなことを言っていいのですか」というような大学。つまり、世間に「東大はこうでなければならない」という基準のようなものがあって、それを学生自身も自覚しているわけです。実学と常識を学ぶのが東大。東大ではなにしろ法学部がトップですから。世間というものを前提として受け入れなければならないので、とんでもないことを考えてはいけないのです。” 「京都の壁」無理やりの「壁」テーマという気がしないでもないが、、なかでも上記で一部引用した、東大と京大の比較が面白い、、 個人的に思っていたこととほぼ合致、、、 東大は規格内にピチッと収まっているが、 京大は規格とか標準とか常識とか、そんなことにはまるっきり関係なしに、ちょっと言葉は悪いかもしれないがピンキリで桁外れ、なんてたって面白いのは断然京大、、 ノーベル賞受賞者数などもそんな側面があるのでは、こんなところにも京都の革新的で自由な風土が反映されているのではと、常々感じていたところ、、、もちろん全てではないが、そのような傾向にあるのはきっと確か。 にほんブログ村 ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter --------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2017年08月16日
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この数十年、何か大事なものが失われてきたのではないか、との漠たる感覚、特にグローバリゼーションの言葉の下で、アメリカ化?が急速に浸透してしまった社会、、忘れ物はなんなのかを知りたくて、そして小見出しが何とも魅惑的、で、本書を手に、、、 以下、目次 まえがき 山折哲夫 第一章 天皇と日本人 天皇の「おことば」 女性天皇・女系天皇、女性宮家 カリスマとしての宗教的権者 天皇を支える二つの原理 「純粋な白人」と「純粋な黒人」 天皇霊を継承する大嘗祭 憲法から削られた「儀式」 王の滅びない身体 空位期間が革命を可能にする 「殯」とは何か 皇太子一家をめぐる天皇の憂い 安倍政権に対する危機感 「浩宮パパ」のホームビデオ 水俣病患者との歴史的対話 「真実に生きることができる社会」 「許すけれども許していない」 昭和天皇、幻の謝罪詔書 「象徴」の意味を考える 第二章 原発と震災 映画『シン・ゴジラ』 五年前と変わらぬ荒涼たる光景 増加する災害関連死 忘れるべきか、遺すべきか 鉄砲を捨てた日本人 秀吉の「鉄砲・刀狩」 幕末の外国人が見た日本の姿 反原発の無言の声 ゴジラを生み出したもの 第三章 近代の融解 日本人が葬ったもの 東京オリンピックと『方丈記』 「近代の店じまい」の時代 「酒鬼薔薇聖斗」事件 オウム信者の「忖度」 オウム死刑人の法廷で語ったこと 崩壊する「甘え」の構造 タテ社会の人間関係 人工知能ロボットVS人間 AIアルファ碁に打ち負かされて ロボットにはできないこと 共同体が破壊されたあとに 地方の死滅か、観光産業か 「互助」と「自助」 向こう三軒両隣り ヒューマニズムより義理と人情 第四章 近代の夢から覚めて~情へ 無明ということ ピカソの絵には救いがない 科学的知性の限界――破壊と建設 なぜ、いま岡潔が再評価されるか 情は時空を飛び越える 自然と生命のリズム 言葉と想像力をめぐって 万葉の挽歌を生んだ感性 演歌のリアリズム 第五章 土に還る――日本人の死生観 脳死・臓器移植への違和感 クローン人間は人を愛するか 死とは何か 中途半端な無神論 「霊魂が残る」という感覚 お能の面はなぜ目が細いか 死の作法を考える 父を葬る 死ぬ前にジョブズが残した言葉 ただ生きているのはつまらない 「お前は今死ねるか」 以下まえがきから、””部抜粋引用 ”ところが日本では機首を下げていくとき、しだいに豊かな田園地帯が迫ってくる。 ‥‥‥ 飛行機がやっと滑走路に滑り込んで、ああ、日本列島は三層構造でできあがっていると気づく。それだけではない。この列島の構造は、おそらく日本の意識にも三層構造をつくりだしているのではないか。第一に深層に流れる「縄文」的感性、そしてそこに潜む無常観や自然観。第二に中層に浸透する「弥生」的人間観、あるいはそこに流れる勤勉や忍耐心。最後に表層をカバーする「近代」的な価値観、またはそこに根ざす儒教的合理主義、である。ここで見落としてはならないのは、この三層がたがいに他を排除しない、したがって否定しあわない、寛容な重層な構造になっているということだ。 相互包括の関係といってもいい。戦争や災害のような危機に直面したとき、われわれの先人たちはこの三層に横たわるそれぞれの価値観や世界観を柔軟に取りだして対処し、苦難をのりこえてきたのではないか。どれか一つの価値や主張を生活の第一原理にすえるのではない。状況に応じた三層それぞれの価値観に身をゆだねる。 こうした生き方はたしかに指導原理を欠く無責任、無原則の態度と言えば、言えるかもしれない。選択意志の薄弱で曖昧な処世術、と批判されるかもしれない。第二次世界大戦のみじめな敗戦の経験をふり返れば、そのような忠告に耳を傾けるのも大切なことだ。 けれども、世界がテロや難民などの問題に直面する今日、この日本列島において熟成された三層構造の世界観や人間観が、これからは意外な働きをするようになるのではないだろうか” 外国で暮らしたことがないので、島国、日本人の独特の感性や考え方、その長所にしろ短所にしろ、きっちりと理解できていないので、本などに頼らざるを得ない。 戦後、経験したことがないような難問題が山積されている中で、日本人の良い面や悪い面、考え方や行動の癖などの理解を少しでも深めておくことが大事ではと、、、 小見出しを見ても内容がなかなか想像できないように、どこをどうピックアップするのかも難しい。時代的になかなか希望がわくような環境にはないので、せめても、この「まえがき」にあるような、前向きな言葉を載せるのが適切なのだろうとの思いで上記引用。 しかしながら、、先ほどドキュメンタリー731部隊を見たあとでもあり、、 何とも気になる、今の空気が、、、 にほんブログ村 ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter --------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2017年08月13日
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まずは目次序 章 司馬遼太郎という視点 歴史を作った歴史家/頼山陽と徳富蘇峰 日本人の歴史観への影響/司馬作品のオリジナリティ 歴史小説と時代小説/歴史を奇想で崩した作家 動態の文学、静態の文学/なぜ歴史を学ぶのか第一章 戦国時代は何を生み出したのか 日本、日本人に対する疑問/司馬文学と「司馬リテラシー」 三英傑をどう見るか/「革命の三段階」とは 明智光秀という仕掛け/合理主義者としての信長 秀吉はなぜ活躍できたのか/家康の行動のもとにあるもの 三英傑の残した影響/司馬作品はなぜ売れ続けるのか 日本、日本人の二面性/高度経済成長という時代背景第二章 幕末という大転換 なぜ脇役・敗者を描くのか/明治維新とは何だったのか 革命が腐敗を始める時/創作活動の原点にあるもの 生命の危険から発せられた疑問/織田信長から大村益次郎へ 「組織は変質する」という歴史感/時代を変革した合理主義者 70年安保と三島由紀夫/医者に向けられたまなざし 幕末に見た昭和陸軍の原型/坂本龍馬はいかに「発見」されたか 幕末の風景からわかること 常識、形式の否定から発展が生まれる第三章 明治の「理想」はいかに実ったか 明治維新が起きた背景/国民国家か、植民地か 「攘夷」と「尊王」/徳川はなぜ倒されたのか 青写真のない新国家/現実主義者・坂本龍馬 何が明治の礎となったのか/江戸時代最大の遺産は人材 モデルとしての帝国大学と東京/明治に実った江戸の「理想」 江戸時代の「負」の遺産/格調の高いリアリズムとは 文字や宗教の代わりに生み出されたもの/明治人と現代人 「弱者の自覚」があった明治日本/秋山真之と乃木希典 「坂の上の雲」に込められたメッセージ第四章 「鬼胎」の時代の謎に迫る 日本史上の特異な時代/明治と昭和は切断されているか ナショナリズムとパトリオティズム/暴走する「お国自慢」 日本人の「前例主義」/「鬼胎」の時代の萌芽 多様性を失っていった日本/「ドイツ服」の落とし穴 「国家病」としてのドイツへの傾斜/「鬼胎」の正体「統帥権」 統帥権と 権/「この国のかたち」に込められた思い 終 章 21世紀に生きる私たちへ 最後に残された言葉/日本の歴史を動かしたのは誰か 司馬遼太郎からの問いかけ 以下、一部本文から"”部抜粋引用 "司馬遼太郎さんは、作家であると同時に、歴史について調べ、深く考えると言う意味においては歴史家でもありました。しかし他の歴史家と司馬さんは一線を画しています。司馬さんは、ただの歴史小説家ではありません。「歴史をつくる歴史家」でした。 非常に稀ではありますが、日本史上何人かこうした歴史家は存在します。歴史というのは強い浸透力を持つ文章と内容で書かれると、読んだ人間を動かし、次の時代の歴史に影響及ぼします。それをできる人が「歴史をつくる歴史家」なのです。” "対して、司馬さんの文学というのは、時代のダイナミズムや社会の変動を描く「動態の文学」です。 ‥‥‥ 司馬さんの文学が「動態」となった理由――それは戦争体験が大きいと思います。「どうしてこういう国になってしまったのだろう?」という疑問が彼に小説を書かせた動因でした。ですから司馬文学の背後には、HOWよりWHYがあります。” "「組織は変質する」というのは、司馬さんの重要な歴史観のひとつです。最初は理想があるけれども、だんだん老化して、おかしなことをおこない始めるという、古今東西、あらゆる組織や人物に言えることです。時代も同じように、だんだん変質してくる。その変質を歴史の動態、ダイナミズムとして、ここに表現したのだと思います。” "司馬さんが描きたかったリーダー像というのは、国を誤らせない、集団を誤らせない、個人を不幸にしない、ということに尽きると思います。その対極にあるのが、過去からの伝統にとらわれて一歩も出られない人物や組織のあり方であり、合理主義とは相容れない偏狭な「思想」にかぶれて、仲間内だけでしか通用しない異常な行動を平気で取ってしまう人や集団です。” "司馬さんが考える「歴史を動かす人間」とは、思想で純粋培養された人ではなく、医者のような合理主義と使命感を持ち、「無私」の姿勢で組織を引っ張ることのできる人物だったといえます。” "司馬遼太郎という小説家のすべての仕事をひとつの本に見立てるならば、長大な最後の「あとがき」にあたるものが『この国のかたち』なのではないかと思います。なぜ敗戦に至ったのか――という自身への大きな問いを終生持ち続けて、それに誠実に答えた司馬さんの言葉であり、過去に対する総決算が『この国のかたち』なのです。” 以前に氏が「22歳の自分へ手紙を書き送るようにして小説を書いた」と語っていたことを記憶しているが、まさに『昭和』を書けなかった氏が、そこに至る過程を歴史小説で示すことによって、あの戦争とそこでの不条理な体験を何とか昇華させたかったのではと、やはり、そんなことを思ってしまう、、 そして、かたや、今、生きていたら、今の時代をどのように評するだろうかなどと想像しながら、、、 にほんブログ村 ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter --------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野-------------------------------------------------------------------------- #読書 #本 #書評
2017年08月03日
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毎日暑いし、あまり活字が詰まった固めの本は読む気が起きない、こういう時は、簡単にサクサクとページが進みそうな本ということで。 著者の考え方が必ずしも好きということではなく、1年9カ月という結構な時間、刑務所に収監されたいたという特異性があるので、そこに価値があると、、ということは、自分の頭で考える時間を集中的に持ったということ。その発露としての何かを得られればとの思い、とともに、仕事はスマホひとつで行なっていると豪語しているので、どんな使い方をしているのか、この2点。 以下、目次 第一章 一つの仕事をコツコツとやる時代は終わった 寿司屋の修行なんて意味がない もはや「ノウハウ」に価値はない 三つの肩書きを持てばあなたの価値は一万倍になる あなたの代わりがいる限り、あなたの値段は上がらない 第二章 ばか真面目の洗脳を解け ベストセラーはコピペ本 「全部自分でやらなければいけない」という思い込みを捨てよ 手作り弁当より冷凍食品の方がうまい 「手抜きをしてはいけない」という思い込みも捨てよ 見切り発車は成功のもと すぐに始めてしまって、走りながら考えよう 第三章 サルのようにはまり、鳩のように飽きよ まずは一つのことにサルのようにはまれ 「ハマる」ことも才能だ、バランスなんて考えず、一つのことに熱狂しよう 飽きっぽい人ほど成長する 「飽きる」ということは成長の証だ、どんどん飽きて新しいことを始めよう 第四章 自分の時間を取り戻そう 経費精算を自分でやるサラリーマンは出世しない 人生において「やらないこと」を明確にしよう 電話をかけてくる人間とは仕事をするな 技術の進化に逆行して「人の時間」を奪ってはならない 大事な会議でスマホをいじる勇気を持て 他人の目を気にするのやめないと、自分の時間は生きられない おかしな奴とは距離を取る 「自分の時間」を生きるためには「付き合わない人」を明確にしよう 仕事を選ぶ勇気 嫌な仕事を断る、大丈夫、仕事は逃げない 『君の名は』がヒットした理由 現代人は「無駄な時間」を我慢できない 第五章 自分の分身に働かせる裏技 自分の分身に仕事をさせる技術 「原液」を作れば、寝てる間も分身が勝手に働いてくれる 教養なきものは奴隷になる 太い幹となる「教養」があれば、枝葉が無限に伸びていく 知らないことは「恥」ではない 専門外の情報や知識は聞けばいいだけだし、ネットで調べれば一瞬だ なぜ、できる人は「質問力」が高いのか いい質問ができなければ、良いアイデアや必要な情報は引き出せない 99%の会議はいらない 会議は短く 第六章 世界最速仕事術 すべての仕事はスマホでできる あなたが忙しいのは、仕事が多いからではない 仕事の速さはリズムで決まる 大量のことをこなすために、必要なのは「速度」ではなく「リズム」だ ヒマな人ほど返信が遅く忙しい人ほど返信が早い 「一工夫」するだけで仕事の渋滞は解消する 刑務所にいても一度もメルマガを遅らせなかった秘訣 どんな過酷な状況である与えられた条件の中で最大限の効率化を図る 一晩10件以上はしごしろ 会議もディナーも猛烈な勢いではしごしよう 仕事の質は睡眠で決まる よく寝てこそ、超人的なスケジュールをこなすことができる さようならストレス 本音で生きればストレスはたまらない 第七章 最強メンタルの育て方 恥をかいた分だけ自由になれる はっきり言おう、誰もあなたには興味がない 小利口はバカに勝てない リーダーはバカでいい 第八章 人生に目的なんていらない 永遠の3歳児たれ 「多動力」は大人になるにつれ失われていく 資産が人をダメにする 持っているものをなんとか生かそうとすることで、あなたの動きが遅くなる ハワイに別荘なんて持つな 予定調和の幸せを求める人生はつまらない 人生に目的なんてない 今を楽しむことだけが、すべてなのだ 以下、本文から"”部抜粋引用 "元リクルートの藤原和博さんが唱えている「レアカードになる方法」を紹介しよう。 まず、一つのことに一万時間取り組めば誰でも「100人に1人」の人材にはなれる。一万時間というのは、一日6時間やったと考えて5年。5年間一つの仕事を集中してやれば、その分野に長けた人材になれる。 ここで軸足を変えて、別の分野に一万時間取り組めば何が起きるか。 「100人に1人」×「100人に1人」の掛け算により、「一万人に1人」の人材になれる。これだけでも貴重な人材だ。 ‥‥‥ 肩書が一つしかない名刺なんて、さっさとゴミ箱に捨ててしまおう。” "教養なき者は、「今」という時代の変化に振り回され、目の前の仕事をこなす歯車で終わってしまう。 反対に「教養」があれば、ジャンルを横断する「原液」となるものを生み出すことができる。” "人は年を取ると、今まで培ってきた人脈や経験にがんじがらめになり、新しい刺激に身をさらさなくなる。 自身を変革し続けるフレキシビリティーを失ってしまう。 僕も40代になったころ、同世代の人間が妙に落ち着き、つまらなくなっていうことが気になり始めた。 そうやって落ち着いて一つの型にハマるせいで、自分で自分の世界を狭めてしまう。” "日本人は「多動力」に最も不向きな性格かもしれない。しかし、すべては洗脳であり思い込みである。一度まっさらになって、考え方そのものを見つめ直してほしい。一つのことをコツコツとやる時代は終わった。次から次えとたくさんのことに手を出そう。” いずれにしても、物心ついた時からの金太郎飴的な洗脳の呪縛から少しでもとけて、、限られた短い時間を、文明の利器(IT等)をうまく使用して、想定外に面白く楽しく過ごせればと、、、 にほんブログ村 ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter --------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野-------------------------------------------------------------------------- #読書 #本 #書評
2017年07月21日
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最近、目のパフォーマンスが落ちてきて、、久しぶりに本の話題、、 以下目次 年齢がものを言うこと 果てがないという感覚 「老成」の意味 孔子の老成 儒教の徳目 仏教の四苦 輪廻の観念 多くの「偽経」 老いることでこそ 第二章 老後はない 「老後問題」は新しい 三分割される人生 老齢の子育て 長生きする不幸 「神のみぞ知る」 老いたからこその進歩 第三章 死ぬまで生きる いつからが老後か おおむね平常通りの人生観 武者小路実篤の試み 平均寿命の影響 「太く短く生きる」難しさ 老成が前提となる世界 「見る」ことを重ねる意味 第四章 ご先祖になる 柳田邦夫の『先祖の話』 先祖とは何か 「ご先祖になるつもりだ」 家族の祭 権 「仏」と呼ばれる先祖 日本人の「先祖崇拝」 サラリーマン家庭の難しさ 次世代へ施すもの 第五章 本当の事人生は隠居から 法律用語としての隠居 インドの「四住期」 芭蕉も若冲も西鶴も 隠居後の大成 現代における隠居 老後でなく老成 好奇心という扉 第六章 就活よりも出家 無縁墓の時代 終活の実情 「終活など、やめておきなさい」 出家のはじまり 出家の理由 仏の世界に生きる 理解できないものとの出逢い 第七章 子供のこころを失わない 還暦の実感 老成の条件 新陳代謝を繰り返す世界 それぞれの通過儀礼 「時分の花」と「まことの花」 日常における革新 煩悩をかきたてる世界 第八章 老いというチャンス 老後の変化 忍び込む老い 自己防衛の機能 『戒老録』の教え 戒の本源性 信仰の有無 試練というチャンス 第九章 人生には締め切りがある 目的があるかどうか 締め切り後も続く人生 執着という敵 持ち家政策の罪 墓という伽 「死にとうない」の真意 見えにくい多死社会 死の現状 以下、本文から"”部、抜粋引用 "私たちは経験を重ねることで、物の見方を深めていける。若い時に、経験が浅い時に見えないことが、徐々に、そして確実に見えるようになっ ていく。 すると、今度は、その見方を他の人間、特に若い世代にも伝えたくなってくる。老成は、自らの成長を意味するだけでなく、他を利することにも つながっていく。それによって、さらに教える側、伝える側もいっそうの進歩を遂げていくことができる。他者のためには、老成は、不可欠なのだ。 物事を深めていけば、やはり人は、老いないのだ。 "現在の私たちは老後ということに縛られてしまっている。老後ではなく、それを老成の期間、ますます成長なり、発展をとげていく時代として とらえることで、考え方を根本から変えていくことができる。 定年も老後の始まりではなく、それまでの人生からの隠居であり、そこから新たな人生を切り開いていく出発点とみなすことができる。 問題は、現代版の隠居である定年後に何をするかだ。ただ、老後資金や年金の不足を補うために仕事をするということにとどまらず、老成する道をどうやって選択するかを考えていかなければならない。老いても、そこには成長があり、進歩の余地があるのだ。” "好奇心は、持とうと思って持てるものではない。持たなければならないと思ったときには、すでに好奇心は自分の中から失われてしまっている。 好奇心は、実は積み重ねである。一つのことをなしとげたとき、その先がはじめて見えてくるからだ。 本を書くという作業に当てはめれば、1冊書き終えると、次に書くべきことが見えてくるのだ。書かなければ、その次のテーマは見えてこない。 扉を開けば、次の扉があるわけで、開かなければ、その前にたたずんで、無為な時間を送るしかない。” "私たちは、ずっと新陳代謝がくり返される世界に接している必要がある。絶えず新しいことが起こるような世界に生きていく必要がある。それ によって、子供のこころを失わないということができるなら、いくつになっても、さらに先を目指していけるのだ。” "年齢を重ねてこそできることがある。経験の積み重ねが、その人の物の見方に深みを与えていく。より豊かな人間性を育むことができる。 敵は老後という言葉である。” いろいろな方々を見ていると、年の取り方は、やさしくもあり、難しくもあると感じるが、、、 物事を深めていけば人は老いない、絶えず新しいことが起こるような世界に生きていく必要がある、年齢を重ねてこそできることがある、敵は老 後という言葉である、、、 なるほど、老後という言葉は適切な言葉ではない、消し去ろう! もっとも、言葉は大事ということで、今まで、な るべく使わないようにしていたつもりだけども、、自分では、、 人間は歳と共に退化していく部分もあるが、その反面、進歩していく面が多いし、それを活かさない手はない。 にほんブログ村 ライフスタイル ブログランキングへ Facebook Twitter --------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野-------------------------------------------------------------------------- #読書 #本 #書評
2017年07月15日
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「習志野ぶっくさろん」も今回で12回目、 冒頭「廃藩置県」では千葉県の藩の成り立ちについて紹介があり、その意外な内容に興味をそそられる、、 足元を再度、見つめなおすキッカケが、、、 お待たせ、最後は、習志野を舞台にした小説、本屋大賞受賞作「みかづき」がまな板に、、次々出てくる身近な地名に、俄然、みんなの妄想が広がって収拾がつかない、、、午後は場所を変えて昼食を取りながら、夢こむさ習志野の活動打合せ、その最後に、先ほどから引きづってきた「みかづき」が再度テーマに、、 まずは、『習志野市で「みかづき」の映像化をしちゃうぞ会』 を立ち上げることに、先ほどまで予想だにしていない展開に、さあて~、、、 にほんブログ村 Facebook Twitter ライフスタイル ブログランキングへ --------------------------------------------------------------------------「習志野防災かるた」が完成--------------------------------------------------------------------------「わくわく習志野」リニューアル版をアップ--------------------------------------------------------------------------足で拾ったビジュアル習志野情報--------------------------------------------------------------------------習志野の民話が形(本)になりました-------------------------------------------------------------------------- アクティブシニアネットワーク・習志野--------------------------------------------------------------------------夢こむさ習志野--------------------------------------------------------------------------
2017年06月03日
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