眼前にダウラギリ
今日の仕事は早起きして約400m上のプーンヒルまで登って降りてくること。あとはロッジで休み。とはいえ今日のプーンヒルが今回のトレッキング最大の目的。
朝5時にロッジ出発、プーンヒルを目指し、ヘッドランプの灯りを頼りに登る。チリン君は電灯は要らないという。どういう目をしているのだろう。歩き始めるとあちこちのロッジから同じ目的の人達が続々合流してくる。みな息を切らせている。
約1時間足らずで3200mの頂上に到着。200人くらいの人達が日の出を待っている。ご来光に対する期待は世の東西を問わないらしい。
やがて正面のダウラギリに朝日が当たって朱に染まり始めた。遠くにマヤプチャレも見えている。ここから見るマチャプチャレは、ピークが二つに割れてたしかに魚の尻尾に見える。
感激の一瞬!ボクはこれを見るために来たのだ。
昨年はヒマラヤ山脈遊覧飛行に2度挑戦するも悪天候で飛ばず、サランコットからの眺望もダメだった、けれどこれで去年の借りを返しておつりがくる。
頂上で約1時間滞在、じっくりと感激に浸った。
下りは40分でロッジへ。朝食を済ませると宿泊客はみな次の地点へと出発して行き、残ったのはボク1人。
散歩
朝食後、付近を散歩、といっても村は狭く大して見るところもない。チベットの土産物屋さんの露店が並んでいるが特に買うものもない。唯一、絵葉書を買った。
アンナプルナ一週
食堂で絵葉書を書いているところへ一組の男女が到着、なにやらにぎやかに話し始めた。頃合いを見て持っていた小さな一口羊羹を差し出したのが会話のきっかけになった。
男性はアメリカ人で、ポカラからアンナプルナを約一ヶ月かけて一周するトレッキングをしていて、今日が24日目だという。
地図を見せてもらうと、歩いた軌跡が書き込んである。なるほどこういう歩き方もあるのかと感心した。これに比べるとボクの6日間のトレッキングは実にささやかである。
女性の方はオーストリア人で、彼女もまた一ヶ月の予定でこの男性とほぼ同じルートを歩いている。たまたまこの二日間を一緒に歩いたらしい。名前はメアリー、27歳。今夜ここで泊まり明日の朝プーンヒルへ登るという。たくましい。男性の方は一休みするとさよならと言って出発した。
結局彼女とは昼食と夕食を一緒にとった。
1対1で外国人のそれも若い女性とよくもまあ会話をしながら間をもてたものよと我ながら感心した。なかなかやるじゃないか
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