歩人のたわごと

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2011/06/23
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カテゴリ: 野山や海の動植物
0619ヒカゲノカズラ2



ヒカゲノカズラ(日陰鬘、日陰蔓)
ツル性のシダ植物、別名:カミダスキ




名前は、同行のMさんが教えてくれたので
調べる手間が省けて大助かり。

青々、ニョキニョキの姿に魅かれて
夢中で写真を撮っている間に
みなさんに置いて行かれました。(笑)

そういえば寿司屋さんのネタを入れる
ガラスケースの中で見かけたことがあるような。



《参 考》【[京都林務事務所]山の幸(ヒカゲノカズラ)より】

新たな副収入源として期待される「山の幸」登場か?

花脊地域では通称「リュウノヒゲ」と呼ばれる「ヒカゲノカズラ」が京都市内の高級料亭から注文を受けて活気が戻りつつあります。

かつては大和郡山の金魚の産卵に使われたヒカゲノカズラも近年、ドライフラワーや高級花材アート資材として見かけるようになりました。これから夏場の料理に涼しげな山の産物、添え物としても最高の演出ではないかと思われます。

ヒカゲカズラは、ヒカゲノカズラ科で山麓の比較的明るいやや乾燥した場所で育つ常緑性のシダ類です。茎はツル上に長く伸び、長さ2メートルになることもあり長く横に這い、表面は刺状の葉で覆われます。茎のところどころから白色の根を出します。胞子嚢は大きく石松子(セキショウシ)と呼ばれ、湿気を防ぐので皮膚ただれに撒布する丸薬などに使われます。

「古事記」の天岩屋戸(アマノイワヤト)の項にこのヒカゲノカズラが出て来ます。天照大神が天岩屋戸に隠れたとき、天宇受売命(アメノウズメノミコト)が日影(ヒカゲノカズラ)を冠にして踊り、慰めたと言われています。刈り取った後も緑色を保ち、長く伸びた異様な姿に古代より日本人は生気あるものとして神事に用い霊力を感じ取っていたのでしょう。
別名「ヤマノカミサマノフンドシ」、「キツネノクビマキ」、「ウサギノネドコ」など沢山の呼び名があり里人に親しまれて来ました。 





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Last updated  2011/06/23 05:30:58 PM
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