歩人のたわごと

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2016/04/01
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カテゴリ: 野山や海の動植物


ひろみちゃん8021 さんからの質問です

ん? 一瞬、意表を突かれました
確認のために調べてみました。

農林水産省のHPにわかりやすい
解説を見つけました。

片栗粉は、日本の北東部の原野に自生する
ユリ科のカタクリの根茎からとれる澱粉で
あるため片栗粉とよばれています。

現在はカタクリの自生が減少したため
性質の似ている馬鈴しょ澱粉を総称して
片栗粉とよばれています。

片栗粉の名前の由来は、
1.カタクリの花が「傾いた籠状の花」の意味から
「カタカゴ」とよばれ、この「カタカゴ」が「カタコ」
→「カタコユリ」→「カタクリ」になった説

2.カタクリの葉の形が栗の子葉に似ている
ことから「片栗」となった説があります。

馬鈴しょ澱粉に変わったのは、明治以降
北海道開拓とともに馬鈴しょ栽培が奨励され
馬鈴しょ澱粉が大量・安価に出荷されたことにより
片栗粉はほとんど馬鈴しょ澱粉によるものに
切りかわりました。(農林水産省のHPより)


カタカゴ について

物部(もののふ)の 八十少女(やそをとめ)らが
汲くみまがふ 寺井の上の 堅香子(かたかご)の花
(大伴家持 万葉集巻19-4143)

"カタカゴ" はブログ友の
けん家持さん に教わった言葉です。

以下は4年前のボクのブログに
寄せていただいたけん家持さんコメントです。

万葉集には、大伴家持の上の歌1首のみが
この花の歌ですが、この歌一つで
万葉の花として、堂々の存在感があるというのは
この花の美しさの故でしょうかね。

それにしても、家持さん、よくぞこの歌を
残して下さったものと我々は感謝ですな。

かたかご、という万葉の頃の呼び名を
我がブログでお知り戴いたとは
光栄なことであります。

そう言えば、小生、今年はまだ
かたかごの花を見て居りませんな。

若水を 汲むや少女(をとめ)の
ゐ群れ行く 泉のかたへ 堅香子の花 (偐家持)






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Last updated  2016/04/01 03:58:10 PM
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