歩人のたわごと

歩人のたわごと

2019/01/02
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カテゴリ: 日常生活
≪長き夜の 遠の睡りの 皆目醒め 波乗り船の 音の良きかな≫



回文和歌 というそうです

ながきよの とおのねふりの みなめさめ なみのりふねの おとのよきかな


お正月に、この歌が書かれた七福神の宝船の絵を枕の下に置き
歌を3度読んで寝ると吉夢を見られるという風習があったそうです

AIが幅を利かせる今の世にいると
こんな風習は懐かしく感じられます

以下、ウイキペディアからの引用
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意味・解釈
進みゆく船は心地良く波音を立てるので
過ぎ去る刻の数えを忘れてしまい
ふっと「朝はいつ訪れるのだろう」と
想うほど夜の長さを感じた。

調子良く進む船が海を蹴立てゆく波の音は
夜が永遠に続いてしまうのではと思うほど心地よいので
思わず眠りも覚めてしまう。

長い世の中の遠い戦いの記憶から皆よ目を覚ましなさい
波に乗っている船にぶつかる音の状況はよいのだろうか。

言葉遊びとしての要素を多く含んだ歌で
「なみのりふね(波乗り船)」と「みのり(実り)」が
掛けられているのをはじめ
「とおの(遠の)」と「とおの(十の)」
「長き夜(夢見が続く)」や「長き世(長寿)」
または「長き世(時代の波)」
「船(宝船)」と「不音(静かな)」など
音や意味合いなどの言葉遊びが随所に用いられている。

*************************************


この様な解説を読むと、よくよく考えて作られた歌だと
ただただ感心するばかりです

ラジオの「冬休み子ども科学電話相談」を
聞きながら、このブログを書いています

皆さんもどうぞ良い初夢をご覧になりますように!

追記:他にも回文和歌が見つかりました

むら草に 草の名はもし そなはらば なそしも花の 咲くに咲くらむ
白浪の 高き音すら なかはまは かならずとをき かたのみならし
繁る葉も かざしていはま 闇くだく みやまはいでじ さかも遙けし
長き夜の のもはるかにて そまくらく まそでにかるは もののよきかな
はらあける 船なるたなは いをとると をいはなたるな ねぶるけあらば
しなたまも をかしなまひも 待てしばし てまもひまなし かをも又なし
惜しめとも  ついにいつもと 行春は 悔ゆともついに いつもとめしを





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Last updated  2019/01/02 07:04:56 PM
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