歩人のたわごと

歩人のたわごと

2022/05/10
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WEBサイトでを調べてみた、有名な詩らしく
訳や詩吟などが多数見つかった

幕末の志士たちがよく歌われた詩で
自分自身を励ます内容の詩
と紹介されている

まずは元の詩
0509書5

そして詩吟、たまには気分が変わっていい



知者は惑わず仁者は憂えず

君何ぞ戚々として双眉愁うる

歩みに信せて行来すれば皆坦道

天に憑りて判下す 人謀にあらず

之を用うれば則ち行き 舎けば則ち休す

此の身浩蕩 虚舟浮かぶ

丈夫落々 天地を欣ぐ

豈に顧みて束縛 窮囚の如くならんや

千金の珠 鳥雀を弾じ

土を掘るに何ぞ属鏤を用うるを煩わさん

君みずや 東家の老翁 虎患を防ぐを

虎 夜 室に入って其の頭をふくむ

西家の児童 虎を識らず

竿を執って虎を駆ること牛を駆るが如し

痴人 噎に懲りて遂に食を廃し

愚者 溺に畏れて先ず自ら投ず

人生 命に達すれば自ら灑落

憂讒避毀 徒に啾々たらんや


啾啾吟 ( 王陽明 )の訳

智者は思い迷わない
仁者は心配しないというのに、

君はどうして悲しげに
眉をひそめてくよくよしているのか

安心して足にまかせて歩いて行くときは
みな平らな道なのに・・・

天より審判が下るのだ
人が下すのではない

天に使われるのであれば行き
天の用事がなければ休もう

この身は果てもない海に浮かぶ
無人の船にたとえよう

男子たるもの堂々と
両手で大地をさし挙げる心づもり

どうして(私利だとか功名心だとかの)

いろいろなことで自分を縛り
とらわれ人のようになるんだろう。

(つまらないことで自分を犠牲にするのは)
千金の弾丸でスズメを打つようなものだ

土を掘る鍬に
誰も金をちりばめることはない

虎が出るというので
東の老翁は恐れて家の中

虎は闇夜に室に入り
翁の頭を食いちぎってしまった

ところが
西の子供は虎を見たことがなかった

虎を見て
虎とも知らないで竿を振って

牛を追うかのように
虎を駆り立てて追い払った

馬鹿は、のどに食物をつかえさせ
それに懲りて食を断ったという

愚か者は、溺死を恐れるあまりに
自分から溺れてしまった

人の生死は天命と知ってこだわる心はない

非難影口を気にして
くよくよすることなどない


幕末の若者たちは将来の夢を見ながら
この詩を吟じていたのだろうか





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Last updated  2022/05/10 06:03:33 PM
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