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語呂合わせ「せめてあしふく」で
(株)櫻井弘話し方研究所 代表取締役社長 櫻井 弘
態度を整える
謝罪会見の時に「申し訳ありません!」と頭を深々と下げたとしても、ポケットに手を突っ込んでいたら、クレームの嵐になるのは明らかです。言行不一致では違和感しか相手に伝わらないからです。そこで、今回は相手に大きな影響を及ぼす話し手の態度を調えるポイントを、「せめてあしふく」というロゴ合わせで紹介します。
[ せ ] 「背筋を伸ばす」……聞き手をしっかり認識できて、堂々とした感じも出て声もしっかり届きます。
[ め ] 目線をしっかり向ける……以前(第 9 回)にご紹介したアイコンタクトの仕方「左目で相手の左目あるいは鼻を見る」を用い、目で言葉を届けて、相手の反応もしっかりとキャッチしましょう。
[ て ] 「手の位置」……手は「横に添える」が基本です。前に組むのが良いですが、組むときは指をそろえてから軽く組むようにしましょう。「後ろ手」は自分を縛っているかのように映ります。声も出にくく、偉そうに映りますので、基本的にはやらないようにしましょう。
[ あし ] 「足の位置」……特に男性の場合、足の広さは最大でも「肩幅止まり」にしましょう。肩幅以上になると応援団のように映ります。「休め」の姿勢は足を組み替えるので、体が左右に揺れて落ち着きません。かかとを握り拳一つ分くらい空けて、両足に体重をしっかりとのせて安定して起ちましょう。
[ ふく ] 「服装のチェック」……襟や袖、ポケットのふたなど、相手に違和感を与えることのないように、「身だしなみ」を整えておきましょう。
以上のように「背(せ)め(目)て(手)あし(足)ふく(服)という語呂合わせで、相手に大きな影響を及ぼす態度を調えるポイントを簡単に覚えることができます。初対面は一度しかありません。この時の第一印象につながる態度を整えることが信頼を結ぶ話し方に不可欠な条件を心得ましょう。
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