1
胃薬飲んで2日目にはもう吐き気が引っ込んだから、やはり胃酸過多なんだなぁ。 カリフォルニア セントラル・コースト プライベート・セレクション・シャルドネ2013 Private Selection Chardonnay ロバート・モンダヴィ社 Robert Mondavi シャルドネ100% 25~30%をフレンチオーク樽発酵、70~75%はステンレスタンク発酵 アルコール分13.5% 輸入:コストコホールセールジャパン株式会社 購入価格:1278円色は薄い金色。香りはオレンジ、レモン、クリーム、バニラ、シロップ、洋梨?シナモン?味は苦味と酸味を伴う薄い甘味。余韻に苦味と苦味を伴う甘味。うーん、普通だな。香りは結構フルーティーで味もフレッシュな雰囲気を持つものの、よくあるシャルドネの範囲内。苦味を軸に果実感を追わせ、余韻の苦味感でスパッとフィニッシュ。しつこさは無く、シンプルな味を、そこそこの香りで変化つけてる感じ。 40分以上の時間経過(温度上昇)でも大きな変化は無し。(室温26℃、湿度62%) 苦味感が伸び易くなった気はするが、それで全体の美味さには影響無さそう。飲んでて味に勢いが無く、余韻もあっさりし過ぎ。苦味(ミネラル感)の張りも大人しく、飲み易さは有るけど、何かだらしない味。甘味が葡萄の甘味というより、アルコール感の甘味になってるのがイカンのか!?これはこれで、食中のガブ飲みワインとしては何も悪くない。柑橘に ほんのりバニラっぽい香り、苦味に酸が乗る程々の厚み、あっさりした余韻。約1000円弱のウッドブリッジシリーズの、ワンランク上。何も嘘が無い。塩焼き鳥や、チーズメインのピザ、塩と油の絡んだ味と相性良し。あまり凝った味に対応出来る様なワインではない。だが、豆腐ステーやオムレツにステーキソースをかけたものには合いそう。淡泊な食材に濃い味付けをしたものに向いてる感じ。値段相応。1300円弱のシャルドネとしては正統派。ただ、コスパではチリやオーストラリアに後れを取りそう。★楽天検索 ロバート モンダヴィ セレク シャルドネ★楽天扱い約20件 1851円~2646円 平均2000円前後これで通常1800円オーバーは考えられない。全く意味が無い。どういう理由でこの価格なのか・・・。これに1800円も出す位なら、自分ならウルフ・ブラス・イーグルホーク・シャルドネを約1000円で買う。もしくはチリのモンテス・アルファ・シャルドネが今なら1800円以下で買えるから、そちらをオススメ。
2014/10/01
閲覧総数 217
2
ジャパニーズ・スピリッツとあるが、中身は麦焼酎。熟成由来(?)の色調が一定より濃いと、ウィスキーとの誤認を防ぐためにこの表記になるらしい。「ホワイトオークを用い・・・」と書かれているが、オーク樽熟成とは書かれていない。原材料の欄にもホワイトオークと書かれてるので、オークチップを漬け込んで風味と香りを付ける製法もしてるのかな!? 鹿児島県 いちき串木野市 薩州魂 Sasshu Spirit 濱田酒造株式会社 Hamada Shuzou KabushikiGaisha 麦、麦麹、ホワイトオーク ホワイトオーク樽熟成(?) アルコール分40% 購入価格:1890円(700ml)香りはホワイトチョコレート、シンナー、バニラ、梨、レモンの皮?出力はそれなりだが、樽感はまあまあ良し。 【ストレート】口当たりは澄んだ雰囲気だが、口内に入ってからはピリピリとアルコールのアタックが出てくる。コクの浅さと粗さは、「やはりこれは焼酎なんだ」と納得。でも甘味の出方は悪くなく、この粗さも これはこれで飲み応えの内と思える。 【ロック】何か、香りも味も乱れるな・・。苦味が強く、余韻も浅く。【ストレート】と比べると、この酒の良さが大分削がれてる感じがする。 【水割り】 ・酒1:水0.1香りが出にくくなった。だがこれは1~2分の経過で馴染んでくるとやや復活。味の粗さも悪い方に行って、甘味が苦味に変わってしまった。これも水が馴染んでくると復活してくるが、あえてやる意味は無いと思う。 ・酒1:水1ミントっぽい香りが出てきた。多分バニラ香が細くなって錯覚してるんだろう。【水割り(酒1:水0.1)】と比べると、甘味が素直に感じられる。意外と(?)バランスは良いかもね。飲み易さと香りの出方が丁度良い。 ・酒1:水3~4香りは順当に弱体化。飲み易さは有るが、割と普通の(樽熟の)麦焼酎水割り。これも、面白さは無いな。 ☆ソーダ割り(酒1:炭酸水1~2)☆ 香りが結構ボヤけるかな。 でも味は甘味が軽やかな感じになって、飲み易さは良好。 苦味も出ないことはないが、そこは炭酸の勢いで散らせる。オススメは【ストレート】か【水割り(酒1:水1)】。この2つがオススメと言うより、それ以外をあまりオススメ出来ない。【ソーダ割り】は、香りよりも味重視で楽しむのなら結構良いと思う。ウィスキーとは別物とは思うが、焼酎としては面白い。香りと甘味の流れも、あくまで麦焼酎の枠内でウィスキーと闘えるモノを作ろうとしてる!?でもこの系統で言うと、やはり麹屋伝兵衛が頭1つか2つ抜けているんだよなぁ。麹屋伝兵衛は常圧蒸留と減圧蒸留のブレンドという技術の妙が有る。これはこれで悪い味ではないし長所も有るが、飲み手を掴むには もう一手必要だな。今回はやってないが、公式で推奨された飲み方の一つに「冷凍庫で冷やす」というのがあるが、香りの出方が穏やかになりつつ、甘味のシャープさと拡がりが強調されそうな飲み方と思う。ちょっとやってみようかな。一応、値段相応。1800円台以下という事なら、まあまあ上出来と思う。トゥワイスアップ(酒1:水1)で飲む事が前提なら、コスパ的にもそう悪いものでもない。通常の樽熟麦焼酎の1.5倍程度の価格評価かな!?(スピリッツ扱いによる税金分だなw)冷凍庫に保管して次の日(開栓20時間経過) 【ストレート】香りはシンナー、檜、バニラ、シナモン?口内で温められる事で一気に香りが開くのか、鼻から抜ける香りが強く感じられる。初日は焼酎らしさが有ったが、冷凍庫に置くとウィスキーっぽさが見えてくる。 【ロック】氷が溶けにくいのか、【ストレート】と大差無し。これは少し時間を置かないと違いが出にくいと思う。でもそれやると初日とあまり変わらなくなりそうで、わざわざやる意味も無いかも。 【水割り(酒1:1)】味も香りも薄まったな。木の香りが強調されて甘い要素が霞んでしまった。これならストレートでチビチビと舐める様に含みながらチェイサーで流し込んだ方が美味い。冷凍庫に保管して飲むならなるべく【ストレート】一択。ソーダ割りなら初日と大きな違いは無く楽しめるだろう。【ストレート】で飲むならパーシャルショットもまずまず良い感じ。2日目も値段相応。変わり種の麦焼酎としては、それなりに納得いくモノを持ってる。樽熟の麦焼酎が好きで、ウィスキーも好きな人なら、1回は飲んでみて良いと思う。麦焼酎とウィスキーの中間(麦焼酎寄りの)。★楽天検索 薩州魂★楽天扱い約13件 1980円~2706円 平均2100円前後アルコール度40%の樽熟焼酎が約2000円。まあまあこんなもん。樽の風味が効いた蒸留酒が好きな人ならそれなりにオススメ。特に水割り派の飲み手ならコスパも悪く感じないはず。
2018/12/07
閲覧総数 577
3
ニュージーランド マールボロ地区 マールボロ・ソーヴィニヨンブラン2014 Marlborough SauvignonBlanc カークランド・シグネチャー(販売?) Kirkland Signature ティー・ポイント・ヴィンヤード(製造) Ti Point Vineyard(Produced and Bottled) ソーヴィニヨンブラン100% アルコール分12.5% 輸入:コストコホールセールジャパン株式会社 購入価格:998円色は薄い黄色。香りはレモン、シトラス、麦わら、リンゴ、塩水、ゴム、塩化ビニール?味は苦味と苦味を伴う薄い酸味。余韻に苦味。う~ん、品種への期待の割に酸が弱い。温度が上がればもう少しマシか?柑橘の香りにやや青臭い雰囲気の、ついでにビニールの様な香りも混じる。味は苦味が立ってて、果実の流れがやたら弱い。とりあえず、余計な味がしないって事で、それなりに分かり易さは持ってる。苦味が立つものの、しつこく伸びるって事は無いし、水っぽい雰囲気になるのは避けられてる。こういうタイプはフルーティーな香りでシンプルな味を補強するのがセオリーと思うが、このワインにはそういう甘酸っぱい感じの分かり易い果実香が乏しいw。むしろゴムやビニールっぽい薬品的な青臭さが追加投入。こういうものと思うしかないw。 開栓40分以上の時間経過(温度上昇)でも変化は無し。 温度が上がれば味に変化有るかな?と思ったが、そうでもなかった。 これはこれで、安定はしてるんだろう。(室温25℃、湿度55%)何か・・・普通。それでも、品種の特徴はまあまあ出てる。だが香りや果実感は弱く、イマイチ白ワインとしての魅力に欠ける。「ニュージーランド(マールボロ)」の「ソーヴィニヨンブラン」というのだけがウリ。そこに興味を持たずに飲むと、「単なる安い白ワイン」で終わる。豚か鶏のソテーが欲しい。魚介マリネやサラダだとワイン側の苦味の勢いに押し切られるかもしれない。肉の脂の甘味で苦味を抑えつつ、酸味を引き出せれば上手く活用出来ると思う。まぁ、・・・値段以下。約1000円弱のソーヴィニヨンブランワインとしては標準とも思えなくもないが、自分の経験的には800円以下のチリのソーブラとも大差無し。個人的に、同じ金額ならボルドーの白の方が飲んでて面白い。価格評価としてはほぼ同じ印象を抱いたwクロスロ-ズ・マイルストーンだが、実力的にはクロスローズの方が上だな。クロスローズは「800円台と言われて納得するが、でも1000円を狙える力は有る」という書き方。一方、今回のティー・ポイントは「1000円で納得しなくもないが、800円と言われたらもっと素直に納得する」みたいなニュアンス。このワインの出来が良くないというより、比較対象にしちゃったチリのソーヴィニヨンブランの出来が良いという事だろうけど、それだけ1000円前後の価格帯は激戦区という事でw。特にチリはこの辺強いww。(ボクシングでいうフィリピンやメキシコ)ティー・ポイント ソーヴィニヨンブラン2015【楽天内当店限定】【コストコ】【COSTCO】価格:1465円(税込、送料別) (2017/7/3時点)楽天ではブリーズ・オンラインのみこの価格ではオススメしない。コストコの商品を500円近く高価い価格で楽天で買う意味となると、年会費払ってでも年に10回以上コストコで買い物するかどうか、という点だろうけど(送料や単価を考えると実質5回以下か・・)、それにしたってこの価格でこのワインは流石に金が有っても買う気にならない。チリのコノスル・レセルヴァとかの方が上。
2017/07/02
閲覧総数 424
4
ボルドー グラーヴ AOCペサック・レオニャン シャトー・バレ(バレット)1998 Chateau Baret フィリップ・カステジャ バランド家 メルロー55% カベルネソーヴィニヨン40% カベルネフラン5% 新樽30% 12~18ヶ月熟成 アルコール度12.5% 輸入:キッコーマン株式会社 購入価格:2079円写真はショットツヴィーゼル・サントス・ボルドーに40cc位注いで撮影。色はくすんだどどめ色。褐変しかけ。香りはアンズ、コーヒー、湿った土、ヴァニラ?味は渋味と酸味寄りの甘味。余韻に渋味と苦味を伴う酸味。なかなか美味い。10年の熟成で滑らかな口当たりと穏やかな渋味を感じられるようになっている。地域の特徴らしい味と香りを出しつつ熟成感も出してて、このヴィンテージのボルドーならではの味。この穏やかな渋味の熟成感を長所と取るか、果実感衰退の証と取るかは人による。実際余韻が弱くて平坦なイメージになりかけてる。パワー派の飲み手には物足りなく感じる部分が少なくないと思う。このワインは熟成の折り返し地点に到達した。今なら問題ないがせいぜい今年中がいいトコか!?これから次第にパワーが衰えていくと思う。今のこれはこれで大人しい飲み口の良いワインとは思うが将来性が見えないのが減点対象。もう2~3年早く飲めてればバランスの取れた、かなり良いワインだったろうと思えた。ほぼ同価格のシャトー・ラフォン・ムノーの方が上かな(少し前に見たら今は350円以上値上がりしてたから比較にはならんだろうが)。値段相応。ただし、今年いっぱいまで。そこから先は未知数。多分先細り。シャトー・バレ1998 2079円
2008/06/24
閲覧総数 157
5
モルゴンでは結構名の通った作り手らしいが ブルゴーニュ ボジョレー地区 モルゴン村 モルゴン・ヴィエイユ・ヴィーニュ2003 Morgon Vieilles Vignes ドメーヌ・ギィ・ブルトン Domaine Guy Breton ガメイ100%(平均樹齢約75年 ビオロジック栽培) DRC社の2年目樽で10ヶ月熟成 アルコール度13.5% 輸入:株式会社エスエヌ精機ワイン部 購入価格:2590円色はくすんだ濃い目の小豆色。上澄みは朱色。香りはプラム、アンズ、カシス、白砂糖、バニラ、グレープフルーツ?味は静かな酸味と苦味を伴う軽い甘味。余韻に穏やかな渋味と軽い酸味。穏やかな味に甘酸っぱい香り。これは良い、面白い香り。ビオ系の酸っぱい香りがあるが、こういう香りなら“個性”と言われても納得。ビオワインファンが珍重するビオ臭とは本来こういうものなのか?フルーティな香りにジューシーで薄口ながらもしっかりとした味わい。適度な濃度(粘度)で、特に酸味の基礎がブレない。常に口の中に葡萄の酸味がジワジワと広がり、しかし突出することなく静かに存在感を感じられる。人によっては香りの好みが分かれるかもしれない。味も比較的薄口だし、濃い味が好きな人には物足りなさを感じる人も出てきそう。(そういう人がボジョレーワインを好んで買うとも思えないけど)知らずに飲んだらボジョレーのガメイとは思えないかも。クリュ・ボジョレーの実力の片鱗を見せてもらった。無濾過で粉の様な細かい澱が出てるけど気にならない。(これが色のくすみの原因か?)値段以上。これなら3000円以上でも余裕でイケる。300cc残しで次の日(約18時間後)アンズ、グレープフルーツの香りが強まり、灯油、クレヨン?の様な香りも出てきて変に重苦しくなる。味も酸味が強まり、何やらクドい感じに。これはこれでヴォリューム感はあるし不味くはないが、前日の素朴で優しい印象が妙にケバケバしく変わってどこか荒っぽい。良いトコの清楚で快活なお嬢様が軽くグレちゃったが、なまじ面影が残ってるのが見てて切ないみたいな・・・う~ん、何を言ってるんだ自分はwww!?レモンの輪切りを浮かべた梅ウォッカのグレープジュース割りにバニラエッセンスを加えた、みたいな感じかな・・。グレープが100%有機栽培天然果汁で高級感はあるが、有り難味とワインの「格」が弱くなってた印象。自分には初日の方が好み。或いは3日目には再び落ち着いてくれたのか!?★楽天検索 モルゴン ギィ ブルトン★
2009/02/15
閲覧総数 815
6
ボルドー ボワ・サンテアンヌ・ボルドー・ルージュ2014 Bois Sainte-Anne Bordeaux Rouge ジネステ社 Ginestet セパージュ不明 アルコール分12.5% 輸入:株式会社徳岡 購入価格:538円(1077円の商品入れ替え特価50%off)色はやや濃い赤紫。香りはブラックベリー、カシス、インク、炭、緑茶の出涸らし?プルーン?味は渋味と苦味。余韻に苦味と薄い酸味。軽い味。でもガブ飲み向けと言う程でもない。ベリーにインク、やや苦めのニュアンスを出す香り。味は酸はほとんど出さず、ボルドーらしい渋味をメインに据えつつ、飲み易さを重視。元が1000円のボルドーなので、およそ想定内の味わい。意外と(?)渋味のサポートが効いてるのか、軽いはずの渋味が苦味で底上げされてる。余韻の酸味が最後に果実感を演出し、全体のバランスを整える。あまり味わって飲もうとすると、底の浅さが目立ってくるのでw、ワインがあまり舌に触れない様にして飲むのがコツ。カシスの香りが感じ取れなければ、酸味のニュアンスを得るのは困難。で、香りの出力もそんなに無い。良くも悪くも値段なり。総合的には、普通の1000円ボルドー。飲み易さ重視で、軽い渋味を苦味で底上げ、香りでほんのり果実感。赤ワインの酸味が苦手な人には、まぁまぁそれなりに向いてる(!?)(酸味平気で苦味が苦手ならイタリアの1000円キアンティを)渋味が軽いので、アブラはあまり必要無い。トマト系パスタ辺りが適任。チーズバーガーの様なジャンクな味にも合う。安い味にこそ相性良し。肉を選ぶならソース少な目のローストビーフに。538円なら値段以上。880円位の実力のボルドー。1000円で納得、でも760円位でも納得だな。こんなんでも7~10年位寝かせて渋味を落ち着かせれば、より軽さと飲み易さを活かした味に変わりそうな気もする。が、そこまでする程の質と味と格でもないと思うのでw、すぐ飲んで良し。
2019/02/13
閲覧総数 517
7
無料でそちらにお伺いしますので、ワインを試飲しませんか!?という電話営業を受けた。ワインハウス ゲアハルト という会社らしい。草の根営業過ぎて単純に、なんかスゲーなぁ!、と思ってせっかくだから飲ませてもらう事にしたw。ドイツのヤコブ・ゲアハルト社の直営店らしい。キャンペーン中で今週はこの地域を周ってるらしく、何の因果か自分の家が選ばれた。楽天ブログのテ ン カ ワさんみたいなドイツワインフリークでもない自分がどこまで理解できるかは分からないが、まぁその辺は飲んでから判断するものとしよう。一応ドイツ以外にも色々輸入してはいる様だ。今回の滞在時間は約1時間で飲ませてもらったのは9本。(1杯当たり約30ml弱)左から順に1→41:ドイツ アンホイザー・シャルドネ2008 アウグスト・アンホイザードイツ白でシャルドネって珍しいと思って飲んでみたが・・・こりゃアカンわ。話にならん。香りも妙にキツいし、味がもうスカスカでただの苦い水。正当評価不可。多分抜栓後に結構な時間が経過した上に、温度も大分高目(体感で14℃以上)だったのが原因だな。辛口のシャルドネには酷に過ぎる環境条件。チンザノ・ドライの方がマシレベル。抜栓後どれ位時間が経ってるのか聞いた所、「どれも大体3~5日位ですね」・・・・・ダメじゃん。いや、そりゃ無料キャンペーンの品だし訪問する度に全部新ボトル開けろとは言わないけど、試飲でこんな状態のワインを出してるようじゃワインを扱う会社として見識を疑われても文句言えんぞ。こういうキャンペーンをやる上で、会社で商品の研究やら味見とかの研修をしたりはないのか? ・自分のところに来た社員さんはお酒をあまり飲まない人。(友人と一緒にたまに店で嗜む程度)・お客さんにワインを飲んでもらって、美味しいと言ってもらうのがうれしいらしいが 自分が何を扱っていて、それのどこが良いのか、誰に売るのか社員さんもよく分かっていない。・会社に入ってまだ数ヶ月で色々ワインの事を勉強中です、 という割には社員さんはワインは飲まない。・しかも仕事で使って余ったワインは飲まずに捨てる規定ときた。 個人的に持ち帰る人はいて、それはかまわないらしいがこの社員さんは持ち帰らない。色々聞いてみて・・・そりゃまぁ、自分みたいなマニアを基準にしてはいけないんだろうけど、比較的マニア向けの商品をこだわりも趣味でも無い人が薦めるというよくある営業の構図に萎える。信念や確たる知識・経験を持たない人に「これは良いですよ」と言われても胡散臭さが鼻についてどうも駄目だ。人柄は良いんだろうけどね。でも人柄と商品の質は別の問題だし。だが酒に罪は無い。 自分も言いたい事は言った。せっかくのワイン群だし、自分なりに精一杯ワイン達の実力を測ってみようと思う。というわけで、今回のワインは抜栓後結構な時間が経過してるという前提というのが分かった。2:ドイツ ヒュクセルレーベ・カビネット2008 ヤコブ・ゲアハルトこれはそこそこイケる。甘口傾向だと多少の環境変動にも耐え切れるなぁ。ライムや蜂蜜の香りに乗せて、甘味に偏らない均整の取れたバランス感が気に入った。正統派のドイツ白で、単独でも食事と一緒でも上手く合うと思う。3:ドイツ リースリング・シュペートレーゼ2009 ハマン醸造所これも悪くない。ドイツ白らしい甘味が穏やかに動き、余韻の引きもソフト。香りは弱々しいが、それは仕方ないか。4:ドイツ リースリング・アウスレーゼ2009 ヤコブ・ゲアハルトこれはイマイチ。甘口でありながらスッキリした飲み口である点には面白さを認めるが、結局甘味にしか特徴が無い。シンプルなラベルだし、これはヤコブ・ゲアハルトさんのファン向けアイテムだな。左から順に5→95:コート・ド・ブライ(ボルドー・シュペリール扱い) シャトー・ル・コーン(コネ)2005ボルドーなら自分の領分。数日持ち歩きまくった赤ワインだから期待はしてなかったが、意外に美味い。5年で綺麗に渋味が抜け、滑らかな口通り。まさに今が飲み頃。アンズ、土、プルーンの香りも熟成感を後押しし、高級感を生み出してる。ブライの赤だから良くも悪くも平均的な味わいだが、2005年だからか、平均なりに味に奥行きを感じる。6:イタリア サリチェ・サレンティノ(?)2008 マッセリア・ピエトローザ香りは面白い。オレンジにラムネを足した様な感じ。だが味は苦味が目立って酸味が底を支える、少々特殊な味。フルーティーさは有るが、ビターズ系リキュールにも近い印象が有った。イタリア好きなら好む人もいそうだが、これは自分の好みではないな。7:ルーマニア マルモロ・メルロー・シュペートブルグンダー2007 S.A.Murfatlarこれはマニアックだな。 ルーマニアでメルローとピノノワールか。味はそこそこ普通だが、香りで個性が生まれる。渋味は控えめで薄い甘味が乗る飲み易い傾向の味だが奥行きは今ひとつ。香りがユニークで黒胡麻や黒砂糖にコーヒーの様な香り。普段から飲む類のワインではなく、ソムリエの勉強用かワイン会での一発ネタ用。8:ドイツ ポルトギーザー・ロットヴァイン2009 ハマン醸造所ポルトギーザーってのも珍しい品種だな。何だかベルギービールっぽい香り。味もほのかに甘味が乗って飲み易いけど、全体的に味が少々弱々しい。香り以外に面白さは無い。これも好みじゃない。9:ハンガリー トカイ・アスー・5プットニョシュ2000 Chateau Pajzosおお、これは美味い。流石はトカイ。石油にオレンジの皮みたいな香りがして、貴腐っぽさをアピール。味自体は甘いだけで終わりそうだけど、余韻の伸びとクリアー感は立派な高級感。極甘口としては充分及第点。9本飲んで自分なりに注目したのは2:カビネット2008 ゲオハルト5:シャトー・ル・コーン20059:トカイ・アスー2000 の3本。次点で3:リースリング・シュペートレーゼ2009 ハマン2の価格が2400円。5の価格が2980円。9の価格が忘れちゃったけど6000台。3は3900円(だったかな?)と言われ、再度思考。5のワインは1980円ならまだ一目置いたが、2980円では価格に見合わない。9のワインは5プットのトカイワインならおよそ標準的なところか。3のワインは4000円弱出しても飲みたい魅力は無い。若さ故の弱点も有るな・・。2のワインが一番納得のいく範囲の価格だった。 正直大手の業者が2を扱えば通販で1000円台後半位で手に入りそうなレベルではあったが、 そこを考えれば比較的小規模(?)の業者が2400円なら良心的な方だろうと。 ほぼゲアハルト社の直営店限定という販売ルートでレア感も有る。「購入は1銘柄当たり12本単位となります」という小売業者や飲食店向け仕様の注文条件だったが、「今回特別に半ケース(6本単位)での注文も受け付けましょう」との申し出があったので、せっかくだから贈答用も兼ねて2のワインを6本購入してみることにした。やはり出張訪問試飲はボトル数が限られるし、ボトルの状態にも不安が付きまといまくる。訪問員個人の力量にも差が出易いし、そもそも扱ってる商品自体が客を選び過ぎる。面白い試みではあるが、本当の御得意様相手にしか使えない営業・広報手段だと思う。キャンペーン中という事で来てもらったが、新規開拓には社員さんの負担もかなり大きいだろう。ワインの単価もやや高価目だし、難しいな。色々とお疲れ様でした。後日、注文のワインが届いたのだが、・・・・・・・・・・・
2010/08/06
閲覧総数 14682
8
もらいもの アメリカ カリフォルニア州 レッドウッド・スパークリング・ブリュットNV Redwood Sparkling Brut レッドウッド・ヴィンヤーズ Redwood Vinyards シャルドネ主体、細かなセパージュ不明 アルコール分12% 輸入:株式会社オーバーシーズ 参考価格:1000円前後色はかなり薄い黄色。香りはレモン、カリン、粉砂糖、アンズ、ラムネ、蜂蜜?龍角散?味は酸味と甘味。余韻に薄い苦味と甘味。ああ、ちょっと美味いかも。ソフトな炭酸に甘酸っぱい構成。味と香りのイメージも一致し、飲み易さは上々。味がラムネっぽい雰囲気で、単なる辛口スパークリングとは口当たりや味わいが異なる。良い意味でジュースっぽく、余韻も綺麗で万人向けに仕上がってる。香りも柑橘系に偏ったものではなく、やや粉っぽいニュアンスは混じるが結構幅を感じる。飲み易さと引き換えのジュースっぽさだし、味のユルさについては特に文句は無い。抜栓5分位で炭酸がヘロヘロだが、そこは値段なりだろう。瓶内では意外と長持ちしてるが、注いでからが早い。普段飲みのガブ飲み系スパークリングとしては、そこそこの良い出来。微妙に酸が強めだが、香りと後に続く甘味感が上手にカバー。時間経過には弱さも見せるが、グラスに少量ずつ注いで飲み切れば大した問題は無いはず。料理は大体何でもOK。パスタ系が望ましいけど、サラダみたいな野菜盛り合わせとの相性が一番かも。ワインの甘酸っぱさが、色材の苦味に対抗出来る。値段相応。飲み易さ重視の甘酸っぱさと分かり易さ。変に酸味や泡の強さを主張したがるスパークリングよりは、飲んでて明快に素直な美味さを感じ取れた。レッドウッド スパークリング ブリュット 750ml[REDWOOD VINEYARDS BRUT][アメリカ]価格:968円(税込、送料別)楽天ではカルディ コーヒーファームのみ1000円以下の正直な価格。1000円以下という括りなら、上出来だと思う。
2013/11/18
閲覧総数 323
9
もらいもの。母の知人の韓国旅行みやげ 韓国 マジュアン・レッド・カベルネソーヴィニヨン2009 Majuang Red CabernetSauvignon ワイン・エキスパート(ブランド) ロッテ七星飲料株式会社(所有) Wine Expert Lotte Chilsung Beverage Co.Ltd カベルネソーヴィニヨン100%(チリ産95%、韓国慶山産?5%)(マスカットベリーA5%?) アルコール分13% 輸入:----- 参考価格:800~1000円前後(韓国のレストランでボトル35000ウォン程度らしいので、日本の飲食店でボトル2400円位と思う)色はやや透き通った紫。香りはカカオ、杉、カシス、チョコレート、ピーマン?マキロン(消毒薬)?味は薄い酸味と薄い苦味。 余韻に苦味と薄い渋味。推理やWeb翻訳を駆使した結果、使用葡萄の95%がチリ産なのが分かった。(ほぼチリワインじゃんw)果実的香りはそれほど出ず、青臭さと粉っぽい感じの香りがメイン。味は渋味をあまり出さずに、口当たりからの酸味を軸に苦味で支える。下手に渋味を活かす重い方向には持って行かず、むしろ比較的軽めの飲み易い形に仕上げてる。そこを苦味と香りで厚みの印象を出し、余韻も薄いなりには意外と主張する。喉越しにピリピリと刺激が加わるのが気になるが、この位はアクセントの範囲内。もっとも、元の葡萄がそれほど良質なものでなさそうで、香りの粗さ や 味のエグさが目立ち易い。苦味も結構うるさく、厚みを出す苦味が、必要の無い処でも出てきて粗野なイメージ。標準で、抜栓後に室温(25℃位)保管して3~4日経過してる様な味と香り。まあハッキリ言って、何の印象にも残らないワインだな。香りは青臭く、味にはコクが無い、割としょーもない部類。気軽にガブ飲み出来そうな軽い味わいは決して悪くはないが、トータルの味わいはワンコインの安チリと同レベル。セパージュの産地が産地だから 価格から言っても それが当たり前なんだがw、あえてこのワインを飲みたいと思わせる決め手は皆無。韓国らしく焼肉とかに合わせると、ワインの軽めの味わいが肉に潰されそうになりそう。モヤシのナムルとか、ビビンバとか、野菜系のピリ辛料理にはそこそこ合うと思う。青椒肉絲や酢豚の様な中華料理にも合いそうかな。値段相応。韓国ワインという括りなら 下駄履かせておよそ相応だが、チリワインの一つとして評価したら値段以下。チリなら700円前後位で、これと同等以上の美味さのワインを買える。「韓国のワイン」という ある種のレア感wが、プレミアを乗せてる。何というか、10~20年位前の日本産ワインというのがこんな感じだったのかな~って思えるワイン。輸入葡萄と国産の葡萄を混ぜて醸造し、国内で瓶詰め・ラベリングしてして「国産ワイン」を名乗る的な意味でも。20年後、純国産で高品質ワインを生み出せるか、韓国のワイン文化の実力が試されてる。個人的には、韓国の気候にカベルネソーヴィニヨンの栽培は合わないと思えるのだが、どうだろ?パッと見て分かる単語だけグーグル翻訳マジュアン:???カベルネ ソーヴィニヨン:???? ???チリ産:???国産:??
2012/05/29
閲覧総数 605
10
腹痛は収まったし、スパークリングもボチボチ飲んでいこうか。 ラングドック ヴァン・ド・ペイ・ドック AOCブランケット・ド・リムー バロン・マキシム・ブラン・ド・ブラン・ブリュット・ゴールド・レゼルヴNV Baron Maxime Blanc de Blanc Brut Gold Reserve バロン・マキシム Baron Maxime モーザック90% シャルドネ10%(PDF) 瓶内二次発酵 熟成9か月 アルコール分11.5% 輸入:コストコ・ホールセール・ジャパン株式会社 購入価格:1238円色は薄く黄緑がかった薄い黄色。香りはグレープフルーツ、瓜、リンゴ、レモンジャム?チャービル?味は薄い酸味と薄い苦味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。まあまあかな。柑橘から水分を多く感じる果実に、ほんのりハーブ香。酸の勢いは思った程強くなく、苦味感も控えめで、飲み易さはかなり有る。泡の勢いも見た目ほど派手ではなく、薄めの味とも相まって、非常にあっさりした味わいになってる。スペイン・カヴァから泡と酸味の強さを引いて、独特の膨らみを持たせた感じ。パンチの弱さは有るものの、お上品な味わいで嫌いじゃない。味のあっさり・スッキリ感に物足りなさを感じる人は確実にいると思う。グラスに注いでからの泡持ちも、決して良いとは言えない。3分程度で徐々に落ちる。ボトル内でも40分がいっぱいいっぱいで、じっくり飲みたい人には向かないね。フランスのブラン・ド・ブランの泡物らしい、あっさり・スッキリを体現(追求)した真っ直ぐなワイン。正直、瓶内二次発酵の品とはいえ、熟成して香りや味がどうこうって実力は感じない。リリースして即消費するなら、以前飲んだバロン・ド・ブルバン・ブリュットとも大きな差は無いと思う。出来は悪くないんだけど、同価格のその他ヴァン・ムスー や スペイン・カヴァに物量で潰されるタイプ。これはこれで、ほぼ料理は選ばない。オードブル向けに食前酒の延長で飲む分には万人向けで、あっさり味は決して料理を邪魔しない。スナック菓子からジャンクフード、そこそこのナマ物料理まで、何でもイケる懐の広さを見せる。値段相応。約1000円チョイのバロン・ド・ブルバンよりは上、約1400円弱のブリュット・ダルジャンよりは下。本当に良くも悪くもフランスは、上方向には値段に正直だわw。リムー地区の泡物に何らかの興味が無ければ、わざわざ買わなくてもいいだろうな。
2014/11/10
閲覧総数 1894