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こころの金メダル
第12回<2009.10.17>
第12回 ひきだし
<日 時>
2009年10月17日(土) 午後1時00分~
<場 所>
○市市民会館本館 小会議室C
<参加者>
「ふ」
N先生(公立中学校 英語科 男性)
K先生(府立高等学校 国語科 男性)
T先生(公立小学校 男性)
N先生(公立支援学校 高等部 英語科 女性)
O先生(公立小学校 男性)
M先生(公立小学校 女性)
K先生(公立中学校 英語科 女性)
Mさん(大学4年生 女性)
Mさん(大学4年生 女性)
Yさん(大学4年生 男性)
Mさん(大学4年生 女性)
Hさん(大学4年生 女性)
Aさん(大学4年生 男性)
Mさん(大学4年生 女性)
「ふ」
以上14名
<流 れ>
あいさつ[1周年のお礼]
あたため[ペア・コミュニケーションの実例]
*ペア→グループ→クラス
*参加のハードルを下げる
*ミニホワイトボードを使って
アイスブレイク(森Tから)
問いに答える
*子どもと関わる上で、最も大切にしていることは
*教材研究について
*保護者対応について
*何がしんどいんですか
太田Tからの報告
*「子どもを育てる学校掃除」
ダスキン関係者からの提言
リンカーン・グループワーク
「授業」を考える
ふりかえり
<「授業」を考える ブレインストーミングで出たこと>
【気持ちの面で大切にしていることやルール】
*自分が言ったことを繰り返しさせる → 「今、先生、なんて言った?」
*あと10秒で静かになりま~すとカウントさせる(しゃべる余裕を与える)
*できるだけ「静かに」を言わずに、黙ったり手を叩いたりする
*日常に置き換える
*視覚化
*適切な指示
*自分の考えた答えを説明させる
*「このプリント1枚やったら、しゃべってもいいよ」
*モデルとなる子をほめる
*簡単なプリントを作る
*黒板に、ヒントになるような単語カードをはる
*具体物の提示
*教科書に載っていない「裏話」を入れる
*余談は初めの方にはしないようにしている
*私語や雑談は授業には必要ない ということを4月にルール徹底
*生徒が先生役に回る
*ハンドサインを取り入れて、自分の意見を提示できるようにする
*「自分たちで考える」「調べる」時間を作る
*「みんなでやってみよう」 → 「1人でやってみよう」
*メッチャ小さな声で話す
*パソコンを使って映像で示す
*気づいたら手を挙げるというクラスのルール
*今、開いていてほしいページ数を板書する
*できるだけ身近なものを題材にとって説明する
*体験的な活動(具体物を取り入れる)
*うるさくなったら、静かになるまで待つ
*声のメリハリをつける
【工夫〈わからせる・静かにさせる〉】
*終了のチャイムで絶対に終わる
*できるだけ「教師対子ども」にならないように、グループワークを入れる
*失敗や間違いを気にせずに発表していこう
*自分で考える時間を設ける
*「楽しかった」と思える授業
*「これを伝えたい」と思うものを持って臨む
*できるだけ全員がわかる授業
*小さなことでもほめる
*考えようとする、ヤル気にさせる問題提議
*意見を聴く
*話を聴く時と作業の時のメリハリをつける
*初めと終わりのあいさつをきっちりとしてケジメをつける
*話を聴く時は、話している人の方を見る
*全員と授業する
*自分ができることよりも少し上を目指して努力させる
*他人の意見をバカにしない
*つぶやきをひろう
*子ども同士の学び合い
*机間巡視をしながらほめる
*発表する時には、必ず立つ。
*「友だちに説明できてこそ理解している」から、説明までできる子を増やす
*子どもの言葉を大切にする
*なるべく全員が一度は発言できるようにする
*間違った意見を言った時はフォローする
*否定しない
*ノートに自分の意見を書かせる時は私語厳禁
【疑問に思うこと・その他】
*できる子も退屈させないような授業の工夫
*中学校では、授業中の私語や立ち歩きは当たり前?
*どの程度指導書に頼るか?
*授業の中で、いかにコミュニーションをとらせるか
*一方通行の授業にならないための工夫
<参加者の感想>
【今日のひきだしで「こころに浮かんだこと」「気がついたこと」】
*この場で話し合いをして、今の自分の姿がよくわかりました。今までできていたことが当たり前と思って考えていたところがあったけど、たくさんの人たちの話を聴くことで、自分ができていないことや自分に足りないところがすごく見えてきました。大学生の前向きな姿勢と、現職でがんばっておられる先生方の体験話を聴かせてもらい、良い刺激をもらいました。授業力を高めるために、自分がもっと研修に参加したり、いろいろなアイデアを発見したり日々努力していかなければならないなと思いました。
*今回もとても勉強になりました。先生方のリアルな答えを聴かせていただけたり、学生だからまだ知らないことも多くあるので、これからも聴けたらいいなぁと思いました。特に「なんで教師を目指したのか」を聴くと、その方の目指す教師像もイメージしやすかったです。授業の話も、現場の先生ならではの考え方もあり、わかりやすかったです。
*途中からの参加でしたが、すぐに自分の言いたいことを聴いてもらえて気分が良かったです。そうじに関する授業も興味深かったです。授業に関するブレインストーミングも、いろいろな意見が聴けて、とてもいい取り組みだと思いました。現場に出る前の学生さんには、本当に貴重な経験だと思います〈そんな経験がなかった私には、うらやましい限りです〉
*「問いに答える」というお見合い的な活動は、とても勉強になりました。「保護者対応に困ったことがない」という驚きの意見もあり、学校によって様々なんだなと思いました。授業作りについてのグループワークは、現場の先生の貴重な意見を聴けて、本当に勉強になりました。掃除についての実践、とっても楽しかったです。
*学生の方の意見や疑問を聴くことで、自分が忘れかけていた初心の気持ち〈不安や期待〉を思い出しました。そして、聴かれたことに対して自分の意見が持てるようにまだまだ精進していかないとと思いました。また、自分の小学校時代から振り返って、今、先生になっても「掃除」についてこんなに考えることはありませんでした。太田先生の実践をぜひ試してみようと思います。「たかが掃除、されど掃除」行事が重なる2学期は、体力面も精神面も疲れますが、また月曜からがんばれる力をもらいました。
*掃除も、15分をただこなすだけでなく、クラスで良い方法を考えて実行することで、意味ある時間になるなと思いました。ぞうきんの絞り方も勉強になりました。ブレインストーミングが、場をほぐすのにとてもいい方法だなと思いました。
*「子どもと接する時に自分が大切にしていること」というお題で、私は「笑顔」など自分から子どもたちに発信することばかりを考えていて、「どうして笑顔を大切にするのか」という、その目的自体を忘れかけていたことに気がつきました。豊田先生のように、子ども目線に立ち、「子どもたちが毎日楽しく学校に来れるようにすること」などの、本来子どもたちに持つ願いを、私も常に持っていたいなと思いました。
*現場の先生方からいろいろな話を聴くことができて、とても参考になりました。また、「掃除」という普段当たり前にやっていることに対して、「どのような力がつくのか」「どうすればきれいになるのか」ということを考えることで、掃除に対する見方や考え方が変わったように思います。大学生と現職の先生とのバランスもちょうどよく、グループ活動でも現場からの見方と大学生からの見方の両方があり、とても良かったです。
*明後日教育実習なので、すぐに活用していきたいです。ぞうきんの絞り方を自慢げに教えてあげたいです。先生方への疑問の答えを聴くことが出来て、とても良かったです。先生方が子どもと関わる上で大切にしていることとして、どの先生も「全力で向き合うこと」を挙げていました。そうすることが、子どもとの信頼関係を築く上で大切なのだということがわかりました。教育実習、2週間ですが、子どもたちと全力で向き合ってきます。
*授業について、今日あらためて考えて、自分が思いつかなかったことでも自然にやってるなぁと思いました。もっと自分の考えとかをじっくのと整理する必要があると思います。また、今日は現職の先生との交流がとても多くて勉強になりました。改めて「聴かれる立場」になってみて、見えてくるものが多かったです。自分の実践紹介では、どれぐらい伝わったかはわかりませんが、これからも伝える情報は共有していこうと思っています。
*掃除で身につく力についての太田先生のお話は、ものすごく興味深く、自分が担任になったらぜひやってみたいと思っています。どうすれば子どもたちは意欲的に掃除をするのかを悩んでいたので、とても参考になりました。授業についてのグループワークでも、やってみたいものだらけでした。私たちの素朴な疑問にも応えていただける機会がここにはあるので、毎回得るものばかりです。今はイメージだけなので、早く実践してみたいです。
*小・中の先生は、話し合いやグループワークを多く取り入れている。生徒の意欲を高めるためにも必要だと感じた。「国語は難しいですよね」と言われることが多かった。確かに答えを提示しにくいので難しい面もあるが、自分の工夫と努力次第で、いくらでも面白い時遊行ができると再認識した。それから、「教育の継続性」を強く感じた。小・中・高で教師間の連携を深めて、まとまりのある教育活動をしなければならない。
*基本的なことが一番大切なんだと思った。実践的に使うことができそうな内容があったので、良い勉強になりました。
*掃除の取り組ませ方を生徒たちに考えさせるのは面白そうだと思った。中学校には「そうじの仕方」というマニュアルがあって、4月に生徒たちにプリントを配って、「こうやって掃除すんねんで」という押しつけになっているので「小学校は、こんなことも子どもたちに考えさせることができていいな」と思った。クラスで自由に使える時間があってうらやましい。自分の仕事のことを愚痴ではなくてマジメにいろいろと話して、聴いてもらえる時間があったのがとてもよかった。
<ひきだしの活動について>
【「ひきだし」の活動について、あなたが率直に感じていること】
*今日も大満足です。みんなからは「遠くからがんばって来るな」と言われますが、遠いとか関係なく、本当にいろんなことが吸収できて、私にはプラスになっています。ありがとうございます。
*いろいろな人たちの意見が聴けて、とても良い場だと思います。また、同じようなことで悩んでいる人がいることがわかって、共感できたり、共に考える機会があり良かったです。
*今日も時間がたつのがあっという間でした。毎回楽しい活動をありがとうございます。次回もぜひ参加したいです。
*少しメンバーも固定化してきているようなので、次回は自分も1人連れてきたいと思います。内容では「学校間の違い」を知りたいので、それぞれの学校での取り組みなどを聴けたらうれしいです。
*初めての参加で緊張しましたが、他校種、とりわけ大学生と交流することは少ないので、新鮮な気持ちになりました。
*昼間の開催、個人的には賛成です。ただ、「ふ」先生や現場の先生が来にくいのであれば、夜の開催もありだと思います。
*小・中・高で所属する学校が違うと、いろいろと見え方が違っていて面白かったです。でも、話を深める時にどう話し出していいのかわからずに、少し戸惑ってしまいました。次回はもっと深く話ができるように、質問したいことなどを準備してきたいと思います。
*今回のようにいろいろな方と意見交流ができたのは、動きがありいいなと思いました。できたら「ふ」先生の意見を今後聴けたらなと思いました。
*「ひきだし」では、たくさんの現場の先生の話が聴けるので、毎回楽しく参加させてもらっています。今回は特に、学生から先生方に質問することができたのでとてもよかったです。
*昼間にやっていただけたので参加しやすかったです。ありがとうございました。
*「ふ」先生からは、いろんなことを教えてもらっています。また、ここ数回の「ひきだし」では、先生方の実践も紹介してもらって、学び合いができていると思います。
*今日の最後にやろうとされていた「模擬授業」は面白い取り組みだと思いました。校種・専門の違う方に見ていただく機会はそんなにないので、やってみたいと思いました。授業や学級経営についても、もっともっと深めていきたいと思いました。学生さんが加わって、「ひきだし」はさらに面白くなったと思いました。
*「ふ」先生の道徳の後の生徒の感想を見ていて、先生がどんな授業をされているのか見てみたくなりました。
<次回予定>
第13回 ひきだし
【日 時】
2009.11.28(土) 午後1時~
【場 所】
○市市民会館本館 会議室C
【内 容】
*大学生からの質問で自己を振り返る
*実践例の紹介
*私の気になるあの子
*わかる授業について
*その他
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