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◆いや~ついに。 庵野秀明氏が「帰ってきたウルトラマン」の熱烈なファンで、自身でも 8mm映画を自主製作していたことは、「帰ってきた~」のムックで知って いたので違和感はなく、歓迎したいところなのだが・・・。 現時点での報道では、設定は「帰ってきた~」ではなく初代ウルトラマンの 設定を踏襲?するらしい。 シリーズ化も期待してしまう。 さらに「怪獣は地球侵略のための生物兵器」という設定もあるらしい。 ここが気がかりである。 シン・ゴジラのように、設定のリアルさを求めすぎてしまうと、 エンタテイメントとしての「後味」が削がれてしまうのが怖いのだ。 実際、シン・ゴジラは「感心」はしたがそれは理性のレベルであり、 最近観直している平成ゴジラのVSシリーズの方が、正直面白い。 まあ、与えられる側としては希望・願望を持ち続けるしかないが、 同世代かつ「帰ってきた~」ファンの共通点を持つ庵野氏を信じて 公開を待ちたい。
2019/07/29
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◆久しぶりに真面目に観た。 監督は、全作「ビオランテ」から引き続き大森一樹(脚本も兼ねる) 我々の世代には、大森氏は「ぴあ」などのサブカル誌で常に評価されて いた存在であり、バリバリ商業映画のゴジラシリーズを撮った時には 意外性を感じたのを憶えている。 当然、当時のバブル(資本主義)に警鐘を鳴らしたい、という大森氏の イデオロギーが作品の端々にこぼれ出るのには初見の時には参ったが、 今回は「良いところ」だけを鑑賞するように努めた。 結果、この作品はなかなかの名作と感じた。 過去のゴジラ作品で、心にグッと来たのは「ゴジラの息子」のエンディング で雪の中に埋もれるゴジラ親子などがあったが、それはあくまで情緒の 範疇であったが、本作で、我が家では大人気・ガス人間第一号=土屋嘉男 演じる、元軍人実業家がゴジラと見つめ合うシーンは、マジで泣けた。 本作以外でも、昭和~平成に掛けての新ゴジラシリーズは、例えば夏木陽介 演じる科学者が初代ゴジラに両親を殺されていたり、因果関係は作中で描か れる事が多いが、本作のようなお互いの密度はなかなか描かれなかった。 タイムトラベルを盛り込んだ折角の設定は、当時の外タレの稚拙な演技で 台無しだったが、設定そのものは面白かった。 昭和ゴジラ&東宝のオールスターと言ってもいいキャストの豪華さも 相まって、ゴジラシリーズの一里塚であることは間違いない。
2019/07/28
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◆1981年版は劇場でリアルタイムに鑑賞したが、あまり面白くなかった 印象があったが、この歳になって「戦国自衛隊」などを改めて観ると、 当時物の作品の「熱さ」が染みるようになっており、古い作品を観るのが 楽しみになっている。 今回、録画してあった2003年版を合わせて観ることで、どちらも観ていない カミさんの意見も聞きたくて、イッキ観した。 先に2003年版を観た。 「三流役者」と揶揄された佐藤浩市が主演。 魔界集は、私の好きな加藤雅也(荒木又右衛門)、長塚京三(宮本武蔵) あたりはなかなかのはまり役。窪塚洋介(天草四郎)はNG。 画面全体がず~っと暗くて、じっくり見るにはいいが、とても劇場映画とは 思えず、TVドラマを観ているようだった。 さて1981版。もう、タイトルバックからして燃えている(笑) 天草四郎演じるジュリーの良く通る張りのある台詞で「一本っ!」 相変わらず暑苦しさが堪らない千葉真一は割愛するが、本作の珠玉は 若山富三郎だ。 運動神経抜群ながら、不摂生で撮影当時既に身体はガタガタの50代だった はずの富三郎のジャンプ!殺陣!ついでに佳那晃子の色気! 深作欣二監督の大好物の紅蓮の炎に揺らぐジュリーの名演技も相まって、 こりゃ凄い映画だったわ。 タランティーノ監督などの海外勢も虜にした名作。
2019/07/03
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◆鶴田浩二主演。 1970年当時なのにモノクロ映画とは意外だったが、ラストシーンのみ カラーになるという意外性。 ストーリーは神風特攻隊とそれを援護する直掩隊の人間模様を、 高倉健・小池朝雄・若山富三郎・菅原文太・室田日出夫・千葉真一・ 梅宮辰夫など当時の東映オールスターキャストで、バランス良く 淡々と描かれている。 戦争(特攻)賛美ではなく、否定でもなく、どんな主義主張を持つ 人間が観ても、それなりに戦争の断片を想像し、考察するきっかけに なり得る秀作だと思う。 CGの無い時代にも拘わらず、空中戦のシーンなども迫力がある。 「この物語は宇垣纏中将とはなんら関係ありません」とタイトルで 表示される理由は、恐らく1970年時点では、玉音放送後に部下と 特攻出撃した宇垣中将に対する、部下遺族の意見が色々あった点に 配慮したものと思われる。
2019/06/19
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◆CSで録画したものを引っ張り出して鑑賞。 我がホームシアターは、最近は「スタートレック・ボイジャー」の 上映が多く、なかなか溜まっている映画が掛からないw で、久しぶりの西部劇。 主演は、ロバート・デュバルとケビン・コスナー。 ストーリーは、流れ者のカウボーイが変わる時代の中で、時代に適応 しようとしながらも、信念をつらぬくために引き金を引く。 ガンマンとして過去に多くの銃撃戦を経験してきたコスナーが、 自分の雇い主であるデュバルと、たったふたりで町を牛耳る悪党と 対決するのだが、その銃撃戦のリアルさが評価されているこの作品だが、 実際、中学時代に愛読した西部の撃ち合い記録に近い、接近戦が多く、 見ごたえ充分だった。 この作品の向こうに見えてくるのは「荒野の七人」 コスナーの役柄は、自身がファンと自認しているマックイーンの ヴィンの「その後」に見えてくる。 フロントサイトを削り落とした、S.A.Aキャバルリー。 窓をかち割るシーンから、ご丁寧に太腿も撃ち抜かれるw オマージュであることは、一緒に観ていた愚息とも同意見だった。 西部の風景も美しく、丁寧に作られた名作だ。
2019/05/24
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◆数少ない楽しみにしていた地上波番組だったのに・・・。 4月の改編で、作品(作家)主体の紹介番組から、地方の美術館巡り みたいになってしまい、その上毎回、安手のタレントをレポーターに して、グレード低下は歴然。 その上、ナレーターは市川実日子という「個性派」女優に変わり、 蓮っ葉な、放り投げたような語り口が、紹介されている美術品・施設に 全く思い入れが感じられなくなってしまったのが致命的。 もちろん、全て私の主観だが、少なくとも番組ファンだった、 妻や子供たちも同意見。 フェルメール作品の有名どころのタイトルをちゃんと言える孫娘も 録画したものを繰り返し観ていたので、一緒に新作を観るのを楽しみに していたのに、新しいスタイルではムリそうである。 残念。
2019/05/10
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◆CSで放映されているのをホームシアターでカミさんと鑑賞。 もちろん、子供の時に観ていたのだが、今は前田美波里の色気が 気になってしまって仕方なかったw ストーリーも中々よく出来ており、隊員のひとりでちょっと癖のある 役で「土屋嘉男」が登場した時には、 「おおっ!ガス人間っ!」と二人で拍手。 高島忠夫はじめ、黒部進など当時の若手やウルトラQコンビも登場し、 充実のキャスト、東宝怪獣映画初のグアム島ロケ(意味あったのか?) に加えて、エンディングの切なさも良かった。
2019/05/07
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◆ヤマト2202関連の動画を検索していて発見した、岡山在住の方の チャンネルでこんな企画が。 「告知 宇宙戦艦ヤマトシリーズ 名台詞 投票 令和元年5/15締切」 →https://youtu.be/UeHmYg5g8Bs 5/4ライブ配信のチャット参加中で決まりました。 私はここのHN+"mv"で参加させていただいております。 極少人数でまったりと同世代?が情報交換する中、主宰者氏も飲みながら どんどん脱線し、先日はヤマト話から飛び火して、皆で「戦国自衛隊」を 鑑賞しながらチャットで盛り上がりました。 ご興味のある方は是非投票にご参加ください! 「一票」が重い投票になること間違いなしです(笑)
2019/05/04
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◆リンクを辿ってみた、海外の掲示板でこの映画の評を知り、 そういえば録画してあったのを思い出し、おっとり刀で鑑賞した。 変態・宮崎駿のアニメ映画(もちろん何作かは大好きなのだが)に 慣らされた身としては、このストーリーの映画が製作され、劇場公開され、 さらには海外でも評価を得ていることに驚いた。 漫画原作があるようだが、もちろん読んでいない。 私のような「いじめっ子」だった人間には、かなり身につまされる作品で あり、20代では最期まで観ることが出来なかったと思う。 老齢になった今、この作品を鑑賞したことも何かの縁だと思う。 映画としては、アニメなのに遠近のボケが多用されていたりするなどの 絵の美しさもあって、この年代で最後まで観れたと思う。 稚拙なアニメでは、2時間はもたなかっただろう。 もはや日本だけのマーケットではないアニメ界の作り手が、少なくとも 絵については互いにハードルを上げ合っているように感じる。 観る側にとっては有り難い限りだ。
2019/04/29
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◆1969年 東宝映画 「狙撃」に続く加山雄三のアクション映画。 CSでオンエアされたものを録画した記憶もあるのだが、 特典映像期待でDVDを購入した。 案の定、フォトギャラリーで側面&ホールド・オープン状態のCMC ガバメントがアップで拝める。 劇中でもカートを重そうに排出しつつの発火シーンが楽しめる。 佐藤慶が使っているのはナカタorCMCのP-38のようだが、スライドを 引くシーン、マガジン交換のシーンなどがしっかりと。 他にもMP-40のBLKシーンなど、GUN愛好家には価値ありシーンが多い。 監督は黒澤明の助監督も務めた名匠・森谷司郎。 助監督としては「椿三十郎」「赤ひげ」、監督としては「日本沈没」 「八甲田山」「動乱」「海峡」などの大作がある。 脚本はTV実写版「ワイルド7」「太陽にほえろ」など多くのアクション 作品を手掛けた貝山知弘。 ストーリーは諜報機関に所属する日系2世の凄腕諜報員(加山)が 国際的武器商人と中国の取引を阻止するために、暗闘を繰り広げる 単純なものだが、当時の世相(反戦)を反映した描写がバランス良く 盛り込まれた深みのあるものになっている。 余計な台詞、BGMが少なく、あっさり塩味の秀作だ。 映像は素晴らしく、是非ブルーレイ化を期待したい。
2019/04/18
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◆ショーケンに関しては、私の世代にはもうコメント書けないぐらいの 喪失感である。 数年前に購入し、冒頭部分で挫折中の自伝「ショーケン」を読了して から改めて偲びたい。 モンキー・パンチ氏も・・・ つい先日、どこかのサイトでフランスの日本漫画イベントにて 元気に現地ファンと交流する姿を拝見していたので、まさか、という のが率直な感想である。 親父の工場が昼休み用に「定期購読」されていた成人向け漫画誌で読んだ、 ちょっとHな大人の漫画。 絵は汚いけど、子供向け漫画とは異質の絵の雰囲気に惹かれた。 「ジャガーマン」とかいうタイトルで、少年誌にもピカレスクものが連載 されており、この主人公である泥棒が、最後にとある少女の病気を「盗む」 ために、医者になるようなエンディングだったと記憶しており、小学生の 私は、「プロフェッショナル」を感じた記憶がある。 そんな氏の作品がTVで放映されることになり、初回を観たのは母の実家に あった離れ。 毎週日曜日は母の実家に行くのが通例で、メインのカラーTVは 大人に占拠されていたので、子供たちはこの離れにあった白黒TV で観るのが通例だった。 ちなみにこの離れは、ひい爺さんの部屋だったものを、叔父が釣り具 づくりのために改装し使っていた。 ちなみにこのひい爺さんは、乃木将軍の馬丁として日露戦争などに 従軍した人だが、大東亜戦争後、新聞で騒がれるまで、孫である 母にも経歴を明かさなかった人だ。 そんな由緒ある?部屋で観た初回の峰不二子コチョコチョに、 否、一瞬でレーシングカーが入れ替わる痛快さに夢中になった。 人生に潤いを与えてくれた両氏のご冥福を祈ります。
2019/04/17
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◆リドリー・スコット監督。 齢80歳を超えてますます意気盛ん。 「エイリアン」シリーズをまだまだ撮ると公言している上、 本作のような社会派ドラマも撮るとは・・・。 実話を基にした作品で、なぜR・スコット監督が?とも思ったが、 クリストファー・プラマー演じる資産家のJ・P・ゲティが財をなす 過程を描くシーンで、スコット監督らしい壮大な映像が散りばめられ、 グッと引きつけられた。 ストーリーも秀逸だったが、何よりこのドラマ以降の実在の人物たちの 「その後」も切ない。 「エイリアン」シリーズの今後も期待!
2019/03/31
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◆今回は長い「新星篇(=完結篇)」の公開終盤、続編制作が発表された。 ネットニュースでは「劇場内には泣き出すファンもいた」との事w 私はヤマト仲間でもある、愚息の友人から第一報を受けた。 いや~嬉しい。もちろん、予想はしていたのだが。 昭和ヤマト同様、守銭奴になり切ってシリーズ展開していただきたい(笑) 今回の2202については、ファンの間でも賛否両論。 何となく「オールドファン=否定派」「若いファン=肯定派」という 雰囲気が醸成されているが、私の周囲では逆だ。 愚息やその友人たちが割と批判的で、私は「これもありかな」と諦念も あるが、何度かBDで観直すうちに、新しい解釈も出てきてどんどん 肯定的になって来ている。 早くも新作の内容予想が活発になっている。 私は、過去作にこだわらず、ストーリーや時間軸も自由に発想した 「リブート」シリーズ化してくれてもいいと思う。 いずれにしても、あと数年は生きていなくては!
2019/03/28
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◆2年間に亘り、均せば3ヶ月に1度劇場に足を運んだ長編作が遂に完結。 今回も劇場内のほとんどが同世代という中、愚妻・愚息・愚息の友人と 4人で並んで鑑賞となった。 本編終了後、中継での舞台挨拶も観て劇場を出た。 簡単に感想は語れず、というのも40年前の作品のリメイク、その結末を どう捉えればいいのか、頭の整理のつかないまま電車に乗って帰宅。 劇場で購入したBDで再度鑑賞して、ある程度頭の整理がついてきた。 私は今回のこの結末、アリだと思う。 オリジナルと較べてネットで酷評されているのも観るが、2199が放映 されたとき、「今更、ヤマトなんてビジネスになるのか?」 と訝しくも思ったが、結果「星巡る箱舟(劇場版オリジナル)」も 公開され、さらにはまさかと思っていた「さらば宇宙戦艦ヤマト」まで リメイクされた事実が素直に嬉しい。 物販も含め「ビジネスじゃないか!」との評には、そりゃ当然ビジネス ですよね。と違和感も感じる。 若い頃の我々でさえ「さらば~」の時の別れに涙した後、しれっと復活 した「ヤマト2」「新たなる旅立ち」「ヤマトよ永遠に」「完結編」と 西崎義展が「新しいヨット」が欲しくなる度に新作が制作されることを 許容しながら楽しんできたはずである。 スタートレックのリブートシリーズもそうだが、割り切って楽しめば、 新作は基本的に歓迎である。 さらに、オリジナルファンにも(ビジネスとしてだろうが)気を遣った 演出も垣間見えれば、まだまだ乗ってやろう、という気持ちになる。 今後の展開に期待しつつ、一区切りついたことに満足。 XT200690 posted by (C)kirk1701
2019/03/02
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◆子供の頃TVで観て以来「チザ~ム ジョ~ンチザ~ム」という主題歌が 今でも時々口ずさんでしまうほど記憶に張り付いていた名作。 主演は、この作品の直前作品でアカデミー主演男優賞を受賞して脂の 乗り切った、ジョン・ウェイン。 実在した大牧場主ジョン・チザムを描いた作品だが、当時の世相を 反映して、先住民への気遣いも見られ(これが「あざとい」との評もあるが) ビリー・ザ・キッドやパット・ギャレットも登場する豪華西部劇。 CS放映を録画しての鑑賞だが、映像の美しさにまず魅かれる。 さらには、随所に出てくる馬・牛を使ったスタント。 クライマックス。牛の群れが町を暴走するシーンは役者さんの緊張感も ひしひしの伝わってくる緊張感あふるるものだった。 残念ながらDVDしか発売されていないが、BD化を強く望む次第。
2019/02/11
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◆半年以上待った甲斐があったほぼ文句なしの作品だった。 最寄りのシネコンでの鑑賞だったが「ヤマト2202」同様、他の観客も ほとんどが同世代以上の、リアルタイムでロッキーを観ていた世代だった。 今回の作品は「クリード」の続編であるとともに「ロッキー4」の続編でも あり、あの「ドラゴ」そして彼の息子、妻などが上手い具合に絡み、 本格的な「人間ドラマ」として強く印象に残った。 ボクシングシーンはセコンドの動きなども、非常にリアルで、良く練られて いるのが判る。 お約束の特訓シーンは、映像も美しく、トレーニング内容もなかなか本格的 ながら控え目で、その分、各キャラクターの心情の描写がきめ細かい。 終盤、ドラゴが息子と一緒に「走る」シーンが泣けてしょうがなかったのは、 持ち込んだウィスキーで酔いがまわったせいだろうか? 或いは出演している俳優陣の、実生活の浮き沈みに関する情報を得てしまって いるからか。 思うに、評価が分かれるロッキーシリーズだが、がむしゃらに(金目当てで あっても)シリーズを続けているうちに、ファンも、そして作り手側も作品 に育てられ、人生の経験を積むうちに、作品そのものが、人生の旅の道連れに なっていく・・・。 ちなみに今回も鍛えたスタローン。その身体は新作「ランボー」で存分に 発揮されるとのこと(苦笑)
2019/01/11
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◆好きな作品は、BDが出たら買い替え、DVD版やLD版は処分しょうと 思っているのだが、なかなか手放せず、どんどん増えている状態だ。 自分の寿命を考えて、「何度も観たくなる」作品に絞っているのだが。 理由は、映像特典と吹替。 吹替に関しては、洋画は大抵字幕で鑑賞しているのだが、このところ スタートレックの劇場版を比較する機会あり、吹替の声優が同じでも、 バージョンによって台詞が異なることがあることが分かった。 こうなると気になって仕方がなくなり、結局手放せない。 洋画を原語(+字幕)で楽しみ、さらに吹替のバージョンを楽しむ。 映画の有難みをしみじみ感じる。
2019/01/10
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◆この秋、朗報を目にした。 スタートレック(TNG)で艦長を演じたパトリック・スチュワートが、 来年から再びピカード艦長として新シリーズの撮影に入るとの事!! 17年ぶりに帰ってくるピカード艦長を待つ間、この「自叙伝」で、 TVシリーズや劇場版で描かれなかった、ピカードの「空白期間」を 知っておくのも一興だろう。 本作は架空の人物の自叙伝という形を取りながら、本当の作者は 私と同世代で、かつ「スタートレック・エンタープライズ」の プロデュースもしていた格好の「代筆者」である。 断片的に描かれたピカードの若き日や幼少期から、これまた架空 なのか現実なのか不明の老後まで、我々ファンのもやもやを見事に、 しかもほのぼのと解消してくれている。 あの憎いながらも剽軽な「Q」までも、何ともいい役で登場する。 随所に登場する懐かしい面々が、まるで映画やTVで観るように活き活き と描かれているのは、作者の経歴に加えて、翻訳者氏もシリーズ全てに 目を通してから翻訳したことにも依るだろう。 本書の売れ行き次第では、既に米国で発刊されている、カーク艦長の 自叙伝なども順次発売されるだろうことを期待する。 DSCF0312 posted by (C)kirk1701
2018/12/01
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◆昔だったら窓際でお茶でも啜って、のんびり後進の成長を見守る 年頃のはずなのだが、今はそうもいかないようだ(苦笑) 企業人として30年の経験を経て、毎年のように仕事の質・量ともに 増えている。特に9~11月は余裕がなかった。 その間、久しぶりに買い漁り始めたWAやCAW、タナカなどの モデルがリビングに積みあがっており、撮影ちになっているのだが、 手軽に撮れるこのあたりから、リハビリも兼ねて。 数十年にわたり「スタートレック」のメカをデザインしてきた ジョン・エーブス氏の迫力あるスケッチ集だ。 TOS時代の劇場版から「ジェネレーションズ」のエンタープライズB、 ソランの武器からコミニュケーターまで、あらゆるメカが描かれており、 ファンとしては長く楽しめる。 TNGから使われ始めたPADDなどは、現在既にi-PadやAndoroidの 端末として普及していることを考えると、歴史あるシリーズのメカの 幾つかは、未来には現実となるだろう。 DSCF0313 posted by (C)kirk1701
2018/11/30
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◆横浜桜木町ブルク13で鑑賞。 過去5作に較べて、若い女性なども含む大勢の人が会場前にイスまで 持ち込んで並んでおり、「アイドルでも来るのか?」とビビったが、 別の入り口から無事入場。 さて本作。 過去5章のフラストレーションを一気に解消してくれる出来だった! 5章までに拡げてしまい過ぎた風呂敷を、ドラマとして盛り上げながらも ある程度畳む、という作り手の意図が良い方に転んでくれた。 当然、観客の大勢を占めるオリジナルのファンに対して、過去5章は 作り手が大きな「誤解」をしていたように思う。 「40年前に観た作品が、格調高くなって蘇る」ことを望んでいるという 誤解である。 が、今回の作品のネット上でのレビューなどを見れば、我々の世代は、 ヤマトに「格調」なんてものを求めていなかったことは明確だ。 要は基本は「グッ」と来る男のドラマ。その上に、この宇宙の不条理に 対する多少の味付け。 本作はまさに「待ってました!」と膝を叩いて楽しめる男のドラマだ。 その証拠に、会場で購入したBD、もう2回も鑑賞してしまった(苦笑) 劇場とは異なるBDのエンディング。絵も素晴らしいが、オリジナル ファンにはそれだけで泣ける風景も盛り込まれている。 さあ、来年3月。いよいよ最終章だ!
2018/11/03
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◆冒険王オリジナル復刻決定版、と銘打って既に「宇宙戦艦ヤマト」は 入手していた。 さらに言えば、当時物のコミックスは大切に保管しており、中身への 興味はコミック未収録部分ぐらいだったが、老後にのんびり読みたくて、 大きな冊子を欲したあたりはワイルド7と同様である。 ササっと目を通して、最終パートの「設定資料」を読んでいると・・・ 「さらば宇宙戦艦ヤマト」と「宇宙戦艦ヤマト2」が制作された当時の 別のプロット(松本案)が載っていた。しかも3パターンも。 以下ネタバレになります。 白色彗星とヤマトの闘いの序盤以降のプロットの一部です。 案1:ヤマト2のプロット(これが採用された) 案2:ヤマトが白色彗星に全くかなわないところに、ヤマトに勝利し、 ガミラス再建に旅立ったはずのデスラーが戻ってくる。 白色彗星側に通信で「地球側につく」と筋を通したうえで、 「大ガミラスの闘い方を見せてやろう」と攻撃開始。 都市帝国に対しては、なんとタランがドリルミサイルに搭乗して 瞬間物質移送機で突っ込む! 「総統からのささやかな贈り物を届けにきた。」とタラン。 都市帝国は破壊するが、超弩級戦艦が登場・・・。 案3:超弩級戦艦になすすべのない古代は特攻を決意。 乗員を退艦させるが、何と真田も残留。 どちらが残るか揉めているところに、アナライザーが乱入。 「人間に貰った命を返す時が来ました」と名乗りを上げる(泪) 真田とアナライザーの漢気あふるる会話が泣かせる。 案2及び案3のバージョンが是非観てみたい。 やはり、昭和版ヤマトは松本零士が作ったものだ、と実感した。 DSCF0259 posted by (C)kirk1701
2018/09/13
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◆子供の時、夢中になって観たドラマ。 間違いなくSF史上に残る名作だと思う。 当時はタイムトンネルのプラモデルまであった。 アクションのないフィギアではなく、トンネル部にスライドを挿せる ようになっており、ドラマの幾つかのシーンを鑑賞できるようになって いたと記憶している。そのくらい人気があった。 先年「タイムレス」というドラマを観ていて、この作品が先ず頭に 浮かんだ。そのくらい、設定は似ている。 かなり前にCSで放映されたものを録画したDVDはあるのだが、 今回改めて購入した理由は、 ・日本未放映エピソードが収録されている(「真珠湾」と「硫黄島」) ・2000年ごろに企画されたリメイク版のパイロット映像が収録されている などである。 パイロット版は1話分だけだが、登場人物名も含めて「タイムレス」と 本作の中間的な作品となっていた。 結局制作されなかったようで、残念である。 本編第一話をホームシアターで鑑賞したカミさんと愚息の評価も上々。 主演の「ジェイムズ・ダレン」は我が家では「スタートレックDS9」に 登場するホログラム歌手役でお馴染みなので、若き日の彼を見るだけでも 楽しめているようだ。 打ち切りになってしまった「タイムレス」の代わりに、全30話を ボチボチ楽しもうと思う。 DSCF0242 posted by (C)kirk1701
2018/09/08
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◆東映チャンネルにてオンエア。 先般記した「零戦黒雲一家」と同じ萱沼洋(かやぬまひろし)原作。 鑑賞後、これも「さらば宇宙戦艦ヤマト・愛の戦士たち」の原型と 確信するほど、酷似しているシチュエーションが散見された。 作品自体は、高倉健、田崎潤、久保菜穂子と私の大好きな俳優陣に 加え、日本初の空手映画に主演した波島進や、ウルトラ警備隊隊長の 中山昭二など、豪華キャスト。 殿山泰司の医師役は、見た目も佐渡先生そのもの! 助監督に深作欣二と、我々の世代には必見の映画だと思った。 タイトルが乱暴すぎるのが残念だが、敢えて見るべき価値のある作品。 完全なフィクションではあるが、登場人物が語る大東亜戦争末期の 作戦の矛盾など、親類の戦争経験者などから漏れ聞いた話と符合する 点も多く、この時期の戦争映画には、戦後世代の勝手な思い込みで 設定されるテーマとは異なる生々しい「本音」が見え隠れする点でも 価値のある作品と思う。 高倉健の大根振りは後の「宮本武蔵」での佐々木小次郎と大差ないが、 これが年齢を重ねることで、「味」になるのを想像しながら観るのも また楽しい。
2018/08/22
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◆愚息の友人を招いての丸一日掛けた「ヤマト祭り」 未見の子が一人いたので、丁寧に「2199」~「星巡る箱舟」と 平成版を理解してもらっところで、昭和版の劇場版1作目と、 「さらば~」を鑑賞後、2202の初回公開分を。 私は遠慮しようと申し出たのだが、「解説を」ということで、 真面目な愚息の友人たちを横に、こちらは飲みながらの鑑賞& 途中で居眠りまでするオッサン振りで付き合ったが、 改めて昭和版と平成版を較べて観てみると、大雑把ながら、 ストーリーがシンプルな昭和版と、緻密な設定で説得性を重視した 平成版の違いがハッキリ判る。 各著名キャラクターを比較するのも面白い。 ドメル将軍は昭和版を観た若者は「ゴルゴ13みたい」と評し、 ズウォーダー大帝は、小理屈をこねる平成版よりも、 「宇宙は全て俺のもんだ!」という昭和版の方が、悪党らしくて 小気味よい。 総じて、所見の若者には平成版、既にそれなりに観ている子には 双方とも楽しめたようである。 昭和版の「新たなる~」以降も今後紹介し、若い世代の感想を 聞きたいものである。 シリーズ展開の裏(大人の事情)なども解説しないと(笑)
2018/08/14
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◆往年の里見浩太朗よろしく、いい役を演じ放題の岡田准一が石田三成を。 時代劇受難の時期を超え、時代劇専門チャンネルで定期的に制作される、 人間ドラマとして突き詰めた時代劇に加え、本作のようなスケールの 大きい時代劇が制作されるようになったのは嬉しい。 台詞回しや設定、セットなどはリアル志向で好感が持てるが、 まさか石田三成が関節技を使いこなすとは(爆笑) 関ヶ原のシチュエーションに関しては、幾つかの「異説」に忠実に 描かれており、凝ったストーリになっている。 最も良かったのは島左近を演じた平岳大。 今後も時代劇で活躍して欲しい。 監督の原田 眞人は、ハワード・ホークス監督が好きなようで、 なるほど終盤の雰囲気はそれらしい。
2018/08/13
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◆名作「猿の惑星」シリーズのリブートシリーズの完結編(?) 期待値が高かった分、何とも小さな話になってしまい、残念。 オリジナルの2作目で、物語としては終わっている筈で、 コーネリアス夫妻が過去の地球に戻ったところで、別のタイム ラインに入っているのと同様、リブート版もこのまま好きなように 物語を構成することができるだろう。 が、仮に本作の続編があったとしても、もうあまり期待しない。 オリジナルより大きな世界観ならともかく、本作のようなちっちゃい 話は、せっかくのSF(空想科学)のフィールドでやってくれなくても 良いと思うからだ。
2018/08/12
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◆島本和彦原作劇画を映画化したもの。まったく知らなかった。 というより学生時代に読んでいた「炎の転校生」の島本氏が その後も作家活動を続けていたとは知らなかった。 ネットで確認すると、なかなかのお坊ちゃんらしく、それで あの突き抜けた感のあるギャグ漫画が書けていたのか、と 勝手に得心。 さて映画作品としては、とにかく笑えた。 割と真面目な役柄が多い「玉山鉄二」にとってこの作品は どういう位置づけに整理されているかが気になる。 大きなお世話だが。 校長役の藤岡弘は、ホント、ハマリ役。 マンガの実写映画化としては成功した部類ではないだろうか。
2018/08/11
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◆「リドリー・スコットはこんな映画も撮れるんだ!」と鑑賞後に 家族と感心してしまった。 何しろ、薄暗いSFホラーばかり見せられてきたもんだから(笑) 「故郷」にこだわり続けて人生を送る者もいれば、それを全く過去の ものとして人生を送る者もいる。 が、ちょっとしたきっかけで、忘れていたはずの過去が信じられない 力で自分を「故郷」に呼び戻すこともある。。。のだろう。 これだけ美しい故郷なら、また格別だろう。 風景の美しさだけでも必見の作品だが、ほのぼのとしたストーリーに 癒されたと同時に、自身の来し方も振り返えさせられた作品だった。
2018/08/10
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◆録画しておいた理由は、T・クルーズに加えてM・フリーマンが 出演しているから。 正直、内容はあまり期待していなかったのだが、なかなかの作品。 この作品は、SONY製のCineAltaF65カメラで撮影されている。 35mmフィルムと同等画質の撮影が可能というカメラで、フィルム映画 ファンの私としては、その画質の確認もしてみたかったのだが、 なるほど、素晴らしい画質である。 もうそろそろ、70mmフィルムに迫るデジタルカメラも登場するだろう。 ストーリーは意外な展開あり、アクションありで面白い。 M・フリーマンも終盤、漢気を見せてくれている。 エンディングは「パッセンジャー」と同じようなほのぼのとしたもので、 私はこういう終わり方の映画は好きだ。
2018/08/09
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◆ハードカバーの本は、保管スペースの関係で余程のものでなければ 買わないようにしているのだが、新潮社の「中瀬親方」でも絶賛され、 毎朝聴いている「おはよう寺ちゃん」には作家本人もゲスト出演しての フィーバー(死語)振りについつい買ってしまった。 一気に読んでみたが、評判程怖くなかったぞ。 初めて「リング」を読んだ時のような「ミステリー&ホラー」で暑さを 忘れさせてくれるかと思い、カミさんも読むのを楽しみにしていたのだが。 作家さんが非常に緻密にプロットを組み立てているのは感じられたが、 ちょっと浅い。 最初の1話以降は、ほとんどオチが読めてしまった。 正直、肩透かしを食らったような感じ。
2018/08/08
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◆なんとも言えない終わり方の作品だが、エンドロールの曲が良い。 ジェイク・ギレンホール演じる主人公は交通事故でが妻を亡くしたが、 本心では悲しんでいない自分と葛藤する。 そんなとき、自動販売機のクレームから出会ったシングルマザー (ナオミ・ワッツ)との関係の中で、徐々に自分を取り戻していく。。。 という流れなのだが、この映画は非常に感情移入し辛かったのは、 私が平凡な人間だからか? 義父を演じるクリス・クーパーとの酒場でのやりとりはいい味。 タイトルの意味(オチ)もあまり驚かなかった。 印象には残るが何とも評価し辛い作品だ。
2018/08/07
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◆原作本が納品される前に、amazon prime で映画版を見つけてしまった。 全く記憶にないので、果たしてどんなものかと家族で鑑賞。 私だけが原作を読んでいたので、筋は読めた。 原作に忠実に作ろうとした制作側の気持ちは汲めるのだが。。。。 不動明と飛鳥了を演じた少年?がチョロ過ぎて全く感情移入できない うえ、デビルマンと名勝負を繰り広げたシレーヌ(彼女?の部下も 泣かせたなあ)が観たことあるモデルだが、なまじこんなの使うから、 造形が変わってしまい、その上演技力不足。 牧村家の夫婦が宇崎竜童と阿木燿子で、これはOK! 美樹役の酒井彩名はただのヤンキーにしか見えず。 ということで、全く評価できず。 認知的不協和でネットを検索すると、大方の評価として 「映画化自体が事故」 とされているようである。納得。
2018/08/06
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◆夏休みに入ると愚息が唐突に 「デビルマンって読んだことありますか?」と尋ねて来た。 「もちろん、連載で読んでいたよ。」 「面白いんですか?」 「う~ん、原作の方は、今どきじゃあり得ないね。」 ということで、愚息に読ませたいとネットで探して購入。 愚息に読ませる前に、一応、目を通して観たが・・・。 子供の頃と印象は同じ、というよりさらにインパクトが強く感じた。 凄い世界観だとは思うが「首」がねえ・・・。 DSCF0147 posted by (C)kirk1701
2018/08/05
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◆ロッキーシリーズの続編にあたる「クリード」は劇場で観た時も、 再度ホームシアターで観た時も、変わらず良作だと思った。 さすがにスタローンもいい歳だし、もう終わりかと思っていたが、 柳の下にドジョウはまだまだいると判断したのか、続編が制作され、 米国では本年11月、日本では来年1月の公開が決定した! ファンとしては素直に嬉しい上、今回はなんと「ドラゴ」が登場する らしい。 そういえば・・・ドラゴを演じたD・ラングレンが「還暦トレーニング」 と題して自身のトレーニング振りを動画サイトにやたらアップしている。 まさか・・・・と思ったが、どうやら今回は、「アポロの息子・クリード」 と「ドラゴの息子(or弟子)」の対決という図式のようだ。 トレーラーを動画サイトで見ただけなので、謎は深まるばかりだが、 ロッキーとドラゴの再会はありそうなので期待したい。
2018/08/03
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◆これまた初見。変身人間シリーズの第2作。 CS放映を待てずにDVDを探して購入。 何しろ主演が鶴田浩二なので、コレクションして損はない。 東宝特撮お色気担当:白川由美は今回は大人しいOL役。 今回は服を着たまま終わるかと思ったら、鶴田と潜入した 牧場でなぜか着替えシーン。 東宝制作陣のこだわりが窺える(笑) ガス人間は捜査主任に昇格し、お得意のポーズも披露。 ところで、ネットで調べてみると本作で電送人間を演じた 中丸忠雄氏が当初はガス人間の候補だったらしい。 列車が爆発するシーンなど、迫力ある特撮はさすがだが、 今回もサスペンス・スリラーとしてしっかりした作品に 仕上がっている。 ちょっと軽めの鶴田浩二は、東映映画で落とし前をつけるために、 日雇い労働者の前で割腹自殺する役辺りとは別人のようである。 新聞記者や学者が、「友人だから」という個人的理由でグイグイ 捜査に加わってくるのはこのシリーズのお約束だがちょっと。
2018/08/02
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◆これも初見。変身シリーズの記念すべき第一作である。 東宝特撮お色気担当・白川由美が今回はキャバレーの歌手役で 大活躍(笑) 下水道ではわざわざ下着姿で歩かされ、お疲れさまでした! 愚息に説明するのに「二谷英明の奥さん」というだけで済むのは 旧い映画を散々紹介してきたおかげである。 「郷ひろみの元義母」という説明も併用しているが。 ちなみに佐原健二は「サコッチの同期(ウルトラマンメビウス)」 ということで愚息には説明不要。 終盤、液体人間退治のために、有楽町~築地一帯を焼いちまおう とする作戦は凄すぎる。 まさかこの作品で、東宝得意の「住民の避難シーン」が見られる とは思わなんだ。 本作ではガス人間こと土屋嘉男はまだ刑事役。 上着のポケットに手を入れているカットでは、ガス人間に変身する のかと思ったが、本作の時点ではまだ無理の様だった(笑) このシリーズで平田昭彦が刑事役を演じているが、これが結構 ハマっていると思う。 ファンである佐藤充の悪役振りも爽やかである。
2018/08/01
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◆初見。 見逃した名作はあまりにも多すぎて、人生の残り時間を考えると、 焦りを覚える日々である。 リアルなガン捌きに定評のある三橋達也が主演ではあるが、 八千草薫の美しさばかりが目立ってしまう。 特撮ものというより、サスペンス作品と呼んでも差し支えない程 ストーリーもしっかりしている上、物悲しさがある。 ガス人間を演じる土屋嘉男は、私にとっては「七人の侍」での 村人と、「激闘!マッドポリス80」の初代キャップであり、 昨年まで存命されていた。 土屋氏の著作「クロサワさーん!黒沢明との素晴らしき日々」も 今回入手した。 東宝が真面目に(予算をかけて)作っていた作品には、こういう 印象に残る作品が目白押しである。
2018/07/31
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◆「日本車“スバル・インプレッサ”が公道でアメ車と対決! ドラッグレースに全てをかける父親と息子の姿を描くカー・アクション。」 という解説に惹かれてCSのムービープラスで録画~鑑賞。 CSではアライサム(B級専門会社)特集などが組まれたり、B級作品の 良い狩場になっている。 本作も完全なB級作品でありながら、この満足感はなんだろう? そう「ベスト・キッド」のレース版なのだ。 B級映画だった「ロッキー」をさらになぞったB級映画「ベスト・キッド」を さらにさらになぞったのがこの作品なのでは? ということは、おじいさんは「ロッキー」であるわけで、そりゃ面白いはず。 B級映画万歳!
2018/07/30
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◆若い頃、リドリー・スコットの描く近未来都市の暗さに引いてしまい、 途中までしか観ていなかったが、続編がWowowで放送されたので、 「エイリアン祭り」の余波で通して観ることにした。 ふ~ん、こういうお話だったのね・・・。 自己認識に関するSF作品は多いが、生き死にが関わってくると切実で、 ここまでドラマが膨らむわけね。ふむふむ。 観終わってラストの解釈でネットを検索すると、まあ、あるわあるわ。 エイリアンシリーズもそうだが、リドリー・スコットさんは、御自分の 年齢を考えて、取敢えず各作品に「解答」を出して欲しいと思うのは 私だけだろうか?
2018/07/29
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◆子どもの頃から何度も見て来た映画だが、CSでHDリマスター版が 放映されたので、家族にも見せたくてホームシアターで今一度。 友人たちと笑い飛ばしてきた「地球の軌道を変える」などのSF設定が 実は当時の東大教授らの監修のもと行われたことを知りビックリ。 (唯一、ゴラスが接近し月が吸い込まれたのに地球が無事なのは 物理的にNGということらしいが) いや~半世紀にわたり失礼いたしました。 さて改めて観ると、ゴラスに遭遇し非業の最期を遂げる田崎潤の 渋い演技、大好きな池部良の生真面目なリーダー役、そして、 この夏「東宝お色気担当」だったと知った白川由美の若々しさ など、子供の頃とは全く違う視点で楽しむことが出来た。
2018/07/28
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◆ノーマークだったこの作品をDVDで購入して鑑賞することになったのは、 「『さらば宇宙戦艦ヤマト』の『原型』がこの作品にある。」という情報を 得たからなのだが、なるほど、両作品の監督である舛田利雄の描きたいもの は共通していると感じた。 一部のプロットは確かに酷似している。興味深い。 作品そのものも面白く、石原裕次郎はともかく、二谷英明、大坂志郎、そして 渡辺美佐子がハマり役で大満足だ。 学生時代、バイト先で知己を得た方が南方戦線を経験しており、彼から聞いた 兵隊さんたちの日常生活の一端もそのままのイメージで描かれているなど、 変な思い入れで一方通行の作品に落ちることなく、まさに娯楽作品としての 大作として楽しめた。 DSCF0145 posted by (C)kirk1701
2018/07/25
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◆CSで何度か録画していたのだが、 ・ケースのデザインの良さ ・付属小冊子の内容が非常に充実 ・「総集編」が収録されている などの理由で結局購入することにした。 BDが出るのを待っても良かったのだが、リメイク版が クライマックスを迎える今、愚息やその友人との 「勉強会(=イッキ見)」もあり、今が買い時と判断。 内容は何度も観たものだが、劇場版と異なり終盤、地球で ヤマトとコスモタイガーが都市帝国に仕掛けるシーンは何度 観ても鳥肌モノだ。 パチンコ(パチスロ?)でこのシーンがリメイクされたことが あるが、あれも素晴らしかったなぁ。 DSCF0140 posted by (C)kirk1701
2018/07/23
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◆劇場版と最近始まったTVリメイク版がなかなか良くできている 上に、劇場版ではオリジナル版の出演者のカメオ出演や、主題歌が 口ずさまれたりと、オリジナルが是非観たくなってきた。 ちなみに、私が当時、デザインで敬遠していたMGCのM-16A1を 購入する気になったのはこのドラマがきっかけである。 さてさて探してみると、シーズン1のDVDセットが販売されていた。 残念ながらシーズン2は未発売のようで残念・・・と思ったら、CSで 有料再放送と来た。やるじゃね~か! (笑) ドキドキしながら観てみると・・・少なくとも序盤は記憶通りのどちら かと言えば人間ドラマに仕上がっている。 DSCF0144 posted by (C)kirk1701
2018/07/22
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◆「哲学SF」なんて分野があったとは知らなかった(笑) 異星人とのコンタクトものでは、我々の世代では「未知との遭遇」は 宇宙船の中が見れるというバージョンも含め、わくわくしながら劇場に 足を運んだことがなつかしいが、この作品は淡々としたシーンが続く。 異星人を最初に観た時は「バ、バイラスっ!」と思ってしまったのは 家族でも私だけだったようだ(苦笑) この作品では、「時間は流れるものではなく、過去も未来も既に確定 したロールケーキのようなもので、我々はそのひとつの断面を現在と 認識している」という理論を採っている。 この辺りが非常に分かり易く描かれた脚本のおかげで、鑑賞後にもやもや した気分の残らない作品となっている。 劇場版「S.W.A.T」のジェレミー・レナーの学者役もなかなか良い。
2018/07/21
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◆ドン・シーゲル監督、スティーブ・マックイーン主演。モノクロ作品。 ジェームズ・コバーンと、「ビヨンド・ザ・シー」などで有名な歌手、 ボビー・ダーリンも共演している。 (ちなみにボビー・ダーリンは大好きでレコード・CDも愛蔵) 昔見た映画なので、結末は知っていが、一匹狼キャラのマックイーンは 相変わらず恰好いい。 今回の彼の相棒は「グリース・ガン」 マガジンを3本、上下互い違いにテープで巻き、周囲の兵士とは差別化 した、ちょっと身体を傾けた走り方で戦場を駆ける。 不発が多いようで、盛んにボルトを引いている。 改めて観て、独軍側の砲撃シーンなど、「コンバット」同様に記録 フィルムが挿入されていたりと、完全なB級映画だが、ボトルショーに 近い設定で、男たちのぶっきらぼうな優しさが良く描かれている。
2018/07/20
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◆この再販シリーズ、もう逃げられなくなっている(苦笑) 届いてみると、コミックは既に持っているもので、なおかつ一部は DVD化(「謀略運河」だったか)されているものだ。 絵のあまりの酷さに途中で挫折してすべては見ていないが。 要は2巻で発行されていたものを、1巻にまとめ、連載時にカラー だった頁がカラーで収録されているだけのものだ。 これで2,700円はちょっと高い・・・が、本日予約を入れた 「地獄の神話 生原稿 下巻」は7,000円近い(爆) ま、掛かる手間(人件費)と想定販売部数を勘案すれば、この程度 になるのだろう。 ま、ついていけるところまで行こう! DSCF0138 posted by (C)kirk1701
2018/07/19
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◆2016年の作品。アカデミー脚本賞受賞作。 Amzon Primeでウォッチリストに入れて久しく、やっと鑑賞。 監督・脚本は「アナライズ・ミー」などの脚本を手掛けた ケネス・ロナーガン。 冒頭、航行する船を斜め前から撮ったシーン。 どうやってシンクロしたのか?見応えのあるシーンだ。 ネタバレにならない程度に書くのが難しいが、「何一つ解決しない」 人間ドラマが続く。 随所に入ってくる人口5,000人程度の港町のカットは秀逸。 連休の「エイリアン祭り」に慣れてしまった脳みそでは、この作品の 良さがいまひとつ理解できない。 あの三枚の写真、内訳ががどうなっていたのか???
2018/07/18
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◆「プロメテウス」の続編。そして「エイリアン」前日譚。 「前日譚ではなくリブート」とという情報も流れている。2017年公開。 正直、オリジナルとの「接続性」が気になるほど、「エイリアン」に 思い入れはないし、既に2作公開されいてる、「AVP」でエイリアンの 起源については触れられており、無理に整合性を持たせる気も、本作も 監督したリドリー・スコットにもなさそうだし。 何より我が家では「AVP」が大うけで完全に認知されており、今更、 「あのエイリアンがプレテダーの獲物かよ!」という爆笑衝撃を なかったことにはできないのだ(笑) 前作登場のマイケル・ファスベンダーは今回はさらに重要な役で出演。 そして名作「君が生きた証」のビリー・クラダップまで! さらに今回のヒロインはキャサリン・ウォーターストン・・・どっかで 聞いたことのある名前だと思ったら、名作ドラマ「ロー&オーダー」の サム・ウォーターストンの娘ときた。 以上の配役については、鑑賞中に家族の誰かが気づく。 「あれっ?この人?」に始まり、延々と記憶を辿り、最後はネットで 確認するのだが、ある程度の本数を鑑賞していればこその愉しみである。 さて、本作。ホラー映画はあまり好きではないのでSF映画寄りのシーンで それなりに楽しむことができたが、正直、辻褄の合わない点が幾つか 気になり「やはり『前日譚』ではなくリブートなの?」とも思ったが、 ネットで調べてみると、まだまだ続編「エイリアン:アウェイクニング」 が企画されたり、ボツになったりしているみたいなので、要はスコット監督 の寿命と根性次第、といったところか(笑) さらにプロローグ動画も幾つか公開されており、多少の補足にはなる。 https://youtu.be/XeMVrnYNwus https://youtu.be/B4Cmf4BuNgg もう、付き合うしかないだろう(笑)
2018/07/17
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◆「エイリアン」の前日譚。2012年公開。 監督は第一作「エイリアン」以来久々登板のリドリー・スコット。 この作品の公開時点で続編『エイリアン/パラダイス・ロスト』が既に 企画されており、それが2017年の『エイリアン:コヴェナント』となる。 実はこの作品、数年前に冒頭のみ観ていたのだが、「『エイリアン』に に直接つながるわけではない。」というスコット監督のコメントをどこか で読んでいたので、先送りにしてしまっていた。 老境に入ったスコット監督の哲学的作品になっていると勝手に思い込んだ こともある。 今回『エイリアン:コヴェナント』を観るにあたって、その前作である この作品も改めて真面目に鑑賞した。 結果・・・いや~失礼しました。スコット監督!素晴らしい! オリジナルから30年以上を経て、総合芸術である映画そのものが非常に バランスが取れており、2時間、ダレることなく楽しむことが出来た。 その上で期待した「謎解き」も絶妙にワクワクさせてくれる。 そして、つい先日、我が家を感動させてくれた「光をくれた人」の主演、 マイケル・ファスベンダーが重要な役で出演。 これ、順番が逆だったら、感想も変わってしまったかも知れない。 2回、3回と観たくなる作品である。
2018/07/16
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◆シルベスター・スタローン,ロバート・デ・ニーロそして我が ハーヴェイ・カイテル競演のサスペンス。 スタローンはちょっとうらぶれた保安官を演じるために、身体が だぶついたままで出演。 他に高額ギャラの役者を呼ぶために、ギャラ返上で臨んだとか。 デ・ニーロは裏表もないまともな役なのは仕方ないとして、 カイテルは、痛快なぐらいの徹底した悪役がハマりすぎ! 作られた演技とは思うのだが、どうしても「コイツ絶対悪い奴だ」と 観る側に思わせてしまう雰囲気の出せる彼のような役者こそ、天性の 役者だと思う。 デ・ニーロのように徹底した作り込みで役を仕上げる役者も素晴らしいが、 カイテルは、なんか地のままでやっているような奔放さが良い。 腐敗した市警察対正義の保安官、という図式だが、「ランボー」のような 大暴れもなく、ヘロヘロの中年保安官が頑張るこの作品、終盤など、 橋をうまくあしらったカットも秀逸だ。 ま、何より3人の俳優をまとめて観れるお得感で評価できる佳作。
2018/07/14
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