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2011年12月22日
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カテゴリ: 好きな音楽のこと
すっかりレコメが遅くなってしまいました~
しかもちびちび書いて、結構な時間温めてしまった(^_^;)

本当は秋に1つ、冬に1つ、ってペースで
来年くらいでアルバムレコメは終わらせる予定だったのにぃ~

ちょっとノロノロになりそうですが
出来るだけアップします♪




1. Still Live In My Heart

2. 咲かぬ花されど枯れぬ花

3. 君

4. REALIZE

5. Heaven Rose



2003年3月リリース。

安部さんのデビュー20周年記念時に、ミニアルバム3部作として出た中の1枚です。

実はこの頃の私は、離婚後とか、その他もろもろで
個人的にばたばた(精神的に)としており、
ひとまず3部作を揃えたのは良かったのですが
しっかり聴き始めたのは2005年くらいからじゃないかな。
30代後半で聴いたって事は、その方が良かった、と今は思えます。



安部さんの場合、どのアルバムも入手困難ではありますが、
3部作の中でも、特にこのHeaven Rosesは
一時期 かなりの高値(数万円)で取引されていた事もありました。

そのくらい、手元に置いておきたいと思う方が多かった、という事かな。
売りに出す方がいないってのは、何だか嬉しかったりします。

ご本人が以前言っていたように、
このアルバムは、浮遊感のある居場所のない揺れている様子を
音にしたかった、という事で、
まずアルバムタイトル曲でもある「Heaven Rose」が出来上がったそうです。
今までにないタイプの楽曲に挑戦してみたという、
トライアルのようなものだったのかも。

このように、他のアーティストへ提供した曲のセルフカバーだけでなく、
今までの安部さん作品にはない、新たなアプローチを試みた楽曲もあるです。
5曲と少ない中でも、深さという面では、
フルアルバムとひけをとらない仕上がりだと思います。

お得意のボサノヴァあり、斬新なブルースあり、と
凝縮されている5曲ですね~



Still Live In My Heart




作詞は樋口了一氏、作曲は安雲公亮…安部さんのPNです。
鈴木雅之氏に提供した曲のセルフカバーです。

マーチンverはしっかりマーチンの世界になってます。
ストリングスも綺麗。
せっかくなのでマーチンverもつけちゃいます。


鈴木雅之 Still Live In My Heart




聴いていると、いきなりじわっときて、せつないのです。
これがいざ歌ってみると…めっちゃ難しいっ
しばらくの間は、課題の中の1つはこれだな、と1人カラオケ中に思いました。




咲かぬ花されど枯れぬ花




作詞は、安部さんがプロデュースをしたアカペラグループ、
チン☆パラのメンバーだった
(まだこの頃は解散してない)木村学氏。

チン☆パラのアルバムでは、ほぼ全曲を安部さんが作り、
作詞は木村さん以外の作品が多いので
木村さんの作詞って、何だか目立ちます。

例えば「縞瑪瑙」って読めないし(笑)
調べたら、「シマメノウ(オニキスの事)」だったです。

ブルース歌う安部さんがめちゃくちゃ新鮮ですし、
安部さんが発する「どす黒い」とか、「枯れる」といった
比較的キレイな路線で売っている方(笑)の、こういう言葉の響きは新鮮。

そして歌詞の中身も、もちろん新鮮。
咲かなくても枯れない花…いいですよねこの響き。
でも8分咲きくらいは咲きたいな、とか思ったりして(笑)

安部さんのかなり気持ちの入ったボーカルも痺れます。
というか、ブルースかなりいけます!








こちらもマーチンへの提供曲のセルフカバー。
作詞は西尾佐栄子さん。
「もう涙はいらない」を作った方です。と書くと
「あ~、そっち系ね(どっちだよ(笑))」と伝わりやすい、かな。

ボサノヴァはお手の物の安部さんのメロディーと、
この背徳感溢れる歌詞に感情たっぷりに歌い上げている様子は、
そりゃもう合いすぎます。

安部さんがボサノヴァを得意としているのは、
小さい頃に聴いた音楽の影響でしょうね。

何度かここでも書いてきましたが、
小学生でセルジオメンデスを聴いていたってのは
そりゃもう驚きました。

セルメンの歌は、私も大好きな曲が多いのですが(何しろバカラック好きだし)
ブラジル音楽の緩い(良い意味で)感じって、気負ってないなと思えて
気持ち良く聴けますね~
それでいてこの歌の中の主人公の、犠牲的といっていいような愛し方は
キュンキュンしちゃう女性は多いかも。

余談ですけど、
カラオケ練習曲として、バカラック作品は密かに頑張ってます。


REALIZE




作詞は乙武洋匡氏。松本英子さんに提供された曲です。
いい歌です。

これがまた、カラオケで歌うと難しいの何のって…
松本さんバージョンは、少し歌詞が違うのですが、
同性としては、松本さんverの方が歌いやすいかも。
歌詞も女の子向けだし。

ただ…夢より大事な事が貴方だった、それにやっと気付いた、と言うのは
気付いた所まではわかるんだけど、その先はかなりの決断が必要かと…
あ、女性目線だからいいのか。ん、いいのかな?(笑)

同じ曲で異なる歌詞の「明日」という歌もあり、
こちらを熱唱する安部さんが、本当に好きです。
絶対CD化して、もっと多くの方に聞いて欲しいっ



Heaven Rose



こちらの作詞は、木村学氏と安部さんの合作。

初めて聴いた時は、作風が古いような新しいような
不思議な印象を受けました。
新たなアプローチをしたくなったという、安部さんの意気込みは
しっかり伝わりましたし、それがこういったタイプの曲とは
想像付かなかったですしね。


浮遊感を意識した安部さんの歌い方と、バックの音のぼんやりとした流れで
場合によっては睡魔がきちゃうような感じです。
幸福感は感じないし、かといって絶望があるわけでもなく、
心地良いという音もないのですが…
そのファジーな感じを表現したかったのかな。とか思ってます。

しかし、歌詞はぼんやりはしていないので
そのギャップなども面白いなぁと思いました。

去年ライブで初めて聴いた時、ライブでは更に印象が変わりました。
アコースティックだったから、なのかも。
またいつかライブで聴いてみたいです。

おしまいっ





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最終更新日  2011年12月23日 00時26分25秒
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