TRENTINO-Alto Adige ~南チロルの町たち~ 30
EMILIA-ROMAGNA ~エミリア・ロマーニア~ 161
La Costiera Amalfitana ~アマルフィ海岸 105
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ミラノの北、ブリアンツァ地方の風光明媚な丘、モンテヴェッキア。この時期は日差しも柔らかくなって、ブドウ畑のむこうに広がるロンバルディアの平原はかすんで見えています。今月末から来月にかけてはこのあたりでもあちこちで収穫祭が行われる季節。湖水地方からミラノへ戻る途中で立ち寄ったモンテヴェッキアは、もうすでにちょっぴり秋景色。 少しずつ短くなる昼と、真夏の焼け付くような強さがうそみたいな西日。涼しい風にまた一枚、色づいた葉が落ちてきて・・・ ・・・秋はちゃんと、やってくるんですね
September 14, 2010
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さて、こちらはコモ湖近くのレストラン。ここは実は、昔の貴族のお屋敷を改造したという、「お屋敷リストランテ」です なんだかお城みたいな建物は、先に紹介したヴィッラ・グレッピよりも歴史がありそうです。・・・中はどんな風になっているのかしら~~ 建物も、お庭も、手入れが行き届いていて、やっぱりお屋敷はこうでなくっちゃ!ってしみじみ思ってしまいますよね~ 糸杉が並ぶ、お屋敷へと続く石畳の小道。こういうアプローチがまた、素敵ですよね☆お店の中がとっても気になるところだったんですが、実はこの日は結婚式があって、貸切だったので、見ることができませんでした。。。ガッカリ!でも、おじさんが忙しそうに走ってる姿をみたら、邪魔しちゃいけませんよねぇ。。。 レストランの様子はいずれまた、改めて取材(?)させてもらうことにして、おとなしく退散。・・・駐車場には披露宴の招待客たちがぞくぞくと到着してきていました。そろそろ夕暮れ。こんなところでパーティなんて、素敵ですね~~
May 8, 2010
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さて、ゆっくり回ってきたヴィッラ・グレッピですが、お屋敷の全景はというと、こんな感じ。遠目に見れば、まだまだイケてるお屋敷ですが、素敵なお庭もあるし、これからのメンテナンスをもっとしっかりして、残して欲しいと思ってしまいました。 誰にも見てもらえなくて、お花たちもかわいそうじゃない。。?ホテルとか、レストランとか、いろいろ使い道ありそうなんですけどね~~。
May 6, 2010
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お屋敷のお庭を歩いてゆくと、木立に囲まれた小道のようなものが見えてきました。気になって近づいてゆくと、道ではなくて橋になってました。橋といっても、下は川ではなくて・・・ クルマが行き交う公道でした敷地を切り開くようにして道路を作ったような感じなんですけど、なんだかスゴイ☆コレってお屋敷に住んでる人専用の、言ってみれば「自家用歩道橋」ってヤツですよね まだまだ続く、お屋敷のお庭。広いお屋敷ってちょっとアコガレちゃうけど、こんなに広いとちょっと、面倒かもしれませんね~~自宅の中に別荘が建てられそうよ~~~
May 5, 2010
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ヴィッラ・グレッピのレバノン杉レバノン杉について調べてたら、実は大変貴重なものであることが判明レバノン杉はその名のとおり、中近東が原産のマツ科の樹木で、太くまっすぐに伸びるその幹は良質な木材として知られ、古代エジプトやメソポタミア時代から建材や船材に利用されていたそうです。かつてレバノンに住んでいたフェニキア人はこの木を使ってガレー船を造り、全地中海へと進出したんだそうです(wikipediaより)。ところが今ではレバノン杉の伐採が大規模に進んだ結果、自生する森は消滅してしまい、絶滅危機リストの危急リストに載せられているのだとか・・・・なんとも貴重な木だったのですね~。 さて、そんなレバノン杉の枝に、たくさんの実がなっているのをみつけました でもこれって、どう見ても松ぼっくり。。。??木そのものがとっても大きいので、枝に乗っている実も、大人の握りこぶしより少し大きいくらいの、リッパなものでした。「レバノン杉」って、名前は「杉」なのに、本当はマツ科ということで、松の木の仲間なんですって。だから、実のことは松ぼっくりでいいんだそうです 「杉ぼっくり」っていうのがあるのかと思って調べたんだけど、なんだ、つまんないの~名前が「杉」なんだから、杉ぼっくりでもいいんじゃないかって思ったんだけど、レバノン杉の実を呼ぶときは「レバノン杉の松ぼっくり」って言うんだそうです。これは、同じマツ科に属するヒマラヤ杉にもいえることで、ヒマラヤ杉の実は「ヒマラヤ杉の松ぼっくり」。。。。なんか、ややこしい!?でも、こんなに貴重な木だってことがわかったので、よかったです♪ ヴィッラ・グレッピもこの木のおかげで面目躍如ってところですネこの松ぼっくり、あんまりリッパだったから、ひとつ欲しくて落ちてるのを探したんですがありませんでした。。枝についているやつを引っ張ったんですが(コラ)、こちらもすっごく固くて取れないの今度は「レバノン杉の松ぼっくり」を拾いに行きたいわ~~~。
May 4, 2010
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歴史あるお屋敷のお庭には、これまた歴史を感じる巨木がたくさんあります。なかでも、このお屋敷の前に聳え立つレバノン杉はひときわ大きくてカッコ良かったです たぶん、このヴィッラが建てられた当初からここにあったものだと思うので、樹齢は数百年にもなるというこの巨木。その大きさもリッパですが、ドレスの裳裾のように地面にむかって広がる枝振りのまた見事なこと!!なんだかハンモックみたいですよね~~♪ちなみに、どれくらい大きいかといいますと。。。。 身長170cm弱の人間(ワタシ)がこんなに小さく見えるほど。。。・・・木のおかげで、痩せて見えるわね・・・(ニヤリ)
May 3, 2010
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ヴィッラ・グレッピ自慢の、お庭散策♪このお屋敷の歴史についてはあまりよく知られていないようでして、18世紀から19世紀にかけて、ミラノやコモの貴族たちがブリアンツァ地方にこぞって別荘を建てた時代に作られたものの一つだといわれています。現在の名前の由来となっているグレッピ家がこのヴィッラを買い取ったのは1811年。かれこれ200年前の話なんですね~。そんなわけで、人が作ったモノは年と共に老朽化していくわけですが、敷地内の樹木は立派に育っているのを見ますと、やっぱり自然はたくましいなって思うわけであります。。。 うわぁ~、ココからの眺めなんてもう、お屋敷というよりはもはや遺跡。。。でも、あの蔦が生い茂るアーチの下を潜ってみたいかも♪ ・・・ほほう、ここは昔の温室ですねお屋敷だったころはきっと、素敵な庭園だったんでしょうね~。なんて思いつつふと見上げると、 夏の花に彩られたかつてのお屋敷が見えたのでした・・・一瞬、豪華なお屋敷の、在りし日の姿が眼に浮かんだのであります。。。
May 2, 2010
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さて、体育館の裏にやってきました。正面に見えているのが、体育館です。そして、その建物に向かって、U字型に建てられている黄色の建物、こちらがその昔、貴族サマの厩舎だったところです砂利が敷き詰められたこの一画は、お屋敷のほかの部分と比べてなんだかキレイですよね。 それもそのはず、ここが現在、地元ブリアンツァの地区連合事務所になっているからヴィッラ・グレッピは現在でも、地元に密着したイベントや展示会の場所として使われることが多く、そうしたときに会場となるのがこちらの旧厩舎、ということなんですネ~。どうせなら、お屋敷のお手入れして、立派な建物を有効に使えばいいのに。。なんて思っちゃったんですケド、イロイロあるんでしょうね。。。 18世紀から19世紀にかけて作られたという、ヴィッラ・グレッピ自慢の庭園には、こんな巨木もたくさん残っています。次回は、ちょっぴりワイルドなお屋敷の庭園を散策します♪
May 1, 2010
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さて、半分廃墟なヴィッラ・グレッピですが、やはり由緒あるお屋敷。やや荒廃しているものの、ヴィッラとして使われていた頃をイメージさせるような建物はまだまだ健在。地元の高等学校だったころ、ここは体育館として使われていたんですってちょっと手狭ではあるけど、なんだか高級感ありますね~~~ 体育館の入り口の上部には、こんな立派なステンマ(紋章)もついてました。百合の花とペガサスです。こんな紋章、かっこいいですよね 運動を終えた生徒たちは、ここで水を飲んだりしたのかしら。。。こんな学校なら、もう一回学生に戻ってみたくなっちゃいますネ
April 30, 2010
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さて、ふたたびロンバルディアに戻ってきました☆滞在していた友人の家があるブリアンツァ地方です。 ミラノとコモ湖の間に広がる丘陵地帯で、風光明媚なこの地方には昔から貴族たちのヴィッラがたくさん建てられていました。こちらは、丘の上から北西方向を見たところです。緑のなかに点在する小さな集落や、遠くの山並みを見ているだけで、なんだか癒されちゃいます♪去年の8月に撮った写真なんですけど、遠くの山にはまだ、雪が残ってますネ。イタリア最高峰のモンテ・ローザ周辺ですこの景色を一望できる高台にあるのが・・・ こちらのお屋敷、ヴィッラ・グレッピです貴族のお屋敷だったところを町が譲り受けて地元の高校として使っていたところだそうです。私の友人も、実はここの卒業生。現在は学校も閉鎖されてしまい、いくつかの建物が地元の商工会などで使われているだけ、というちょっとさびしいお屋敷なんだそうですが、友人のコネでちょっとだけ、敷地内に入れてもらいました☆ 門から車で敷地の奥まで行き、そこから歩いて庭園などを見せてもらったのですが、やっぱり建物は老朽化が進んでいて、なんとなく「廃墟」っていう感じ。。。友人も、卒業してからはほとんどここに来ることがなかったということで、荒れ果てた建物にちょっとがっかりしているようでした。お庭はとっても広くて、商工会が使っている建物などは近代的で立派だったので、なんとかこちらのお屋敷も、きれいに再生できないものかと、おせっかいながら思ってしまったのであります。。。。・・・肝試しには、もってこいかもね。。
April 29, 2010
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久しぶりに、ブリアンツァを見下ろす丘の上の町、モンテヴェッキアへとやってきました☆モンテヴェッキアの丘の上には小さな教会があって、そこのバルコニーからはブリアンツァをはじめ、ロンバルディアの平原を一望にできます。その教会へと向かう階段。結構な勾配で、丸石を敷き詰めた石段は訪問客泣かせでも、がんばってこの石段を上り詰めると。。。 ご褒美に、こんな絶景が開けるのです♪天気が良かったらもっとサワヤカな風景が見られるんですけど、曇っていてもなかなかワビサビを感じます♪そして、こんな天気だからこそ見られたのが・・・ 遠くで降っている雨のカーテン方角からいって、ミラノ方面でしょうか。。。真っ黒な雨雲から降り注ぐ雨が、ここから見るとまるでカーテンみたいにはっきりと見えました。 お天気悪い日でもなにかしら発見がある、モンテヴェッキアなのでした♪
February 7, 2010
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バールでハチミツ入りのマッキアートをいただいた後は、こんな天気なのでいったん部屋へ帰ることにしました。 雪というものは、暖かい家の中から見たり、車の助手席で眺めてる分にはキレイですよね車の場合、積もったりしたら厄介ですけど。。フロントガラスにパツパツと当たる雪の音と、景色を楽しみながら車を走らせていたら、信号待ちの交差点で、こんな看板を見つけました。 そう、いけばな。日本ではガーデニングとかで、西洋風の庭造りが人気だけど、こちらではボンサイやイケバナが人気みたいこれは植木屋さんの看板なんだけど、このほかにも、アクセサリーショップの名前が「ココロ」だったりと、ブリアンツァでは今、ひそかに日本語がはやってるのかもしれません
January 31, 2010
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今日はカトリック教会ではドン・ボスコの記念日サレジオ会の創立者で、青少年の教育のために生涯を尽くしたドン・ボスコは、私がもっとも尊敬する聖人さまの一人。ちょうど1年前のこの日はイタリアに滞在していたので友人といっしょにミサに与ってきました聖堂の祭壇にはドン・ボスコの写真が飾られ、華やかに行われたミサはとっても感動的でしたさて、そんなドン・ボスコの記念日は、朝から雪このときの滞在では、ほとんど雨や雪に逢わなかったのですが、この日だけ、朝からずっと、雪が降り続いていました。 ミサが終わってから、教会の近くにあるバールでカフェをいただきました。寒いから、エスプレッソにあわ立てたミルクを入れたマッキアートをいただきます バールのおじさんは、「風邪を引かないように」といって、お砂糖のかわりにハチミツをたらしてくれました 窓側のテーブル席に座って、雪の降り続く町を眺めながらいただいたハチミツ入りマッキアート ・・・いつもより、ちょっぴりゆっくりとコーヒータイムを楽しみたくなりますネ
January 31, 2010
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1月最後の木曜日の夜、子供を食べちゃうというオソロシイ魔女、ジュビアーナをやっつけた伝説を再現するお祭りが行われました。広場の真ん中に置かれたジュビアーナ人形に火をつけて燃やすことで、災厄を振り払い、新しい季節を迎えるという意味もあるようです。時代衣装をつけた人たちが順番にたいまつを持って、ジュビアーナ人形の下に積み上げられた薪に火をつけます 真冬の湖水地方ということで、この日も気温は氷点下という寒い夜でしたが、勢いよく燃え上がるジュビアーナ人形の炎が広場を照らすと、イベントを見守っていた観衆から拍手喝采が起こり、少しの間、寒さも吹き飛んでしまいました☆ あっという間に炎の柱となってしまった、ジュビアーナ人形炎を使っていやなことや災難を焼き払う、というのはなんとなく、私たちの文化にも通じるモノがありますよね。イタリア版の『どんど焼き』みたいな感じなのかな人形を燃やしてしまった後は、伝説にもとづいて、集まった人たちにもおいしいリゾットが振舞われました さすがに寒かったので、体育館へ移動してリゾットをいただいたり、友人と話をしていたら、時代衣装をつけた人たちが引き上げてきました。 お祭りの大役を果たした皆さん、満足げです☆・・・・おおきなあくびをしている人もいますけどジュビアーナの伝説には地方によって諸説あるようです。昨日、友人に聞いた伝説を確認しようとwikipediaで調べたんですけど、場所によってはリゾットでだますのではなくて、子供に見立てたお人形に、ナイフとかハサミをたくさん詰め込んだものを子供のベッドに寝かせておいて、それを食べたジュビアーナは絶叫して死んでしまった(翌朝母親が部屋に入ると、無残にもバラバラになったジュビアーナの死骸が。。。という、もっともっとコワイバージョンもありました・・・・リゾットのほうがイイ!絶対に。。。。
January 30, 2010
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1月最後の木曜日は、ブリアンツァ地方やその周辺では『ジュビアーナのお祭り』が行われます私も、友人の家からそう遠くない、小さな町で行われたこのお祭りをちょこっとのぞいてきました♪お祭りは夜の広場で行われます。この町では、小学校の校庭に集まってイベントが行われていました。私たちが到着したときにはすでにイベントが始まっていて、たくさんの人が来ていたんですが、校庭のフェンス越しに覗いてみると、時代衣装に身を包んだ人たちがずらっと並んでいて・・・ 校庭の真ん中には、キャンプファイヤーのように薪が積み上げられて、その上に巨大な人形が据えられていました。友人いわく、あの人形が『ジュビアーナ』なんですってちょうど町のエライ人なんでしょうか、お祭りの前の演説が始まったので(コレがまた長かった。。)、その間に私はジュビアーナの伝説を友人に聞いてみました。ジュビアーナというのはこの地方に棲む魔女の名前で、その姿はやせぎすで手足がとても長く、いつも赤い靴下を履いているそうです。長い手足を生かして木から木へと飛びうつり、森に入る人々を脅かしていたジュビアーナは、毎年1月の最後の木曜日になると、子供を食べるために里へやってくるといわれていました。恐ろしいジュビアーナの唯一の弱点は、お日様の光日光を浴びると、魔女は死んでしまうと考えられていたのです。ある年のこと、わが子を守ろうとした母親は、大なべにいっぱいのリゾットをこしらえて窓の上に置いておきました。そのおいしそうなにおいに誘われて、ジュビアーナは子供部屋へ行く代わりに、その場でリゾットを食べ始めます大鍋にたっぷりと作ってあったリゾットはそれはもう美味しかったので、ジュビアーナは時のたつのも忘れてガツガツと食べ続けます。鍋のリゾットを食べ終わろうとしたとき、朝日がのぼり、ジュビアーナは太陽の光に体を焼かれて死んでしまい、こうして小さな子供たちが救われた、というお話。へぇ~~~~~~~~っと、感心して聞き入ってしまった、ちょっぴりコワイ、昔話。ちょうど伝説を聞き終わったところで、演説も終わったようです。次回はいよいよ、お祭りのクライマックスですつづく☆
January 29, 2010
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ブリアンツァ滞在中、ほとんど毎日のように通っていたのが地元の公立図書館。ブログチェックとかもココでしてましたここは、19世紀のお屋敷を図書館として使っているしせつで、天井がたかくて落ち着くし、日本のガイドブックに載っていない情報が手に入るので(しかも無料!)いりびたっってました(笑)閲覧スペースには、こんな自動販売機があって、飲み物や軽食もとれます(自販機の手前のトビラがお屋敷っぽいでしょ?)公立の施設だからなのか、飲み物も格安。 日本ではおなじみのカップ式販売機も、イタリアだと新鮮 しかも、カフェメニューだけでこんなに豊富!私のお気に入りはカプチーノ・コン・チョコラートホットドリンクは一律0.35ユーロです。 お菓子類は、朝食にもピッタリなチョコレートバーやビスケット、それにブリオッシュまであり、お値段は0.5~0.7ユーロ前後。新聞やネットを閲覧しながらカフェとビスケットで朝食、しかも1ユーロ以下。旅行者にはたまりませんわね~こちらの図書館、外からみるとこんな感じ☆⇒図書館はお屋敷☆
December 6, 2009
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アリアーテを流れるランブロ川に沿った散歩道。進むにつれて道も細く、周囲はうっそうと茂った緑に囲まれてゆきます。 ふと見ると、草の葉の上に、キレイなブルーの蜻蛉を発見思わず息を潜めてしまいます♪川のせせらぎもいつしか静まっていて、木の葉を揺らす風の音と、時折聞こえる虫の音だけがBGM。いったいどこまで続いているのかしら?なんて思い始めたころ、ランブロ川に釣り糸を垂れている少年の後姿が見えてきました。 緑に囲まれて、緑のTシャツ♪・・・保護色かしら真剣な後姿が絵のようで、思わず見つめてしまったのであります釣れるとイイですね~♪ もう少し上流には、少年の家族でしょうか、オトナもいました。しばらくして、少年が合流。今日の釣果はどうだったのかしら。。 しばらく森林浴を楽しんだ後は再びアリアーテの聖堂へ。実は先ほどからずっと歩いてきた川沿いの散歩道は、聖堂の裏手の森の中だったんですこの角度は聖堂の南側から見たところで、正面の八角形の建物が洗礼堂で、その向こうに聖堂と鐘楼が見えています。ここから聖堂をぐるっと回りこんでクルマへと戻ったのですが、聖堂横の道路は坂道になっていて、駐車場から見ると、聖堂を見下ろす感じになります。 ちょうど、ひとつ上の写真の反対側、北東から聖堂を見たところです。少し高いところから見た、ロマネスクの屋根は赤い瓦で覆われていて、砂色の壁との調和がとても美しかったです。 そろそろ黄昏色に染まり始めた空に、歴史を感じる鐘楼が映えますネ☆森林浴と、ロンバルディア地方屈指のロマネスク聖堂。夏の夕暮れ時、夢のような散策だったのでした
November 29, 2009
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ロマネスク様式の聖堂で有名なアリアーテの町外れを流れるランブロ川。モンツァやミラノを経て、ポー川からアドリア海へと流れ込む川ですが、このあたりではまだ、大河というよりは清流といった感じです 川の対岸は、ヴェラーノ・ブリアンツァ、別の町ですネ。ランブロの流れがあんまりキレイだったので、私たちは川沿いに少し、お散歩することにしました♪ ・・・が、橋の上からは、川沿いに遊歩道が見えていたのですが、周りを見渡してみても、それらしき道が見当たらずウロウロしていたら、通りがかりのスィニョーラが、この路地を入っていけばいいとアドバイスをくれました。といっても、なんだか個人のお宅に入っていってしまいそうなんですけど。。。。 と、おそるおそるアーチをくぐったら、あっけなく遊歩道へ出ていましたもしかしたらジモティ御用達の裏道なのかも♪ かわいらしい家並みが続く舗装道路をしばらく歩いてゆくと、突き当たりにこんな散歩道が開けましたなんだかワクワクしますネ!久しぶりに森林浴ができそうですつづく
November 28, 2009
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8月の、ある日の午後。夕方、アペリティーヴォに出かける途中でアリアーテ(AGLIATE)の町を通りました。アリアーテは、優美なロマネスク様式の聖堂で有名です。少し西に傾き始めたお日様に照らされたシンプルなファザードに魅せられて、ついつい寄り道♪ 10~11世紀にまでさかのぼるこの教会のファザードは、石を積み上げて作られた質素なつくり。ミラノやモンツァなど、ゴシック装飾の大聖堂と比べると、素朴で暖かい雰囲気がしますネ☆ 西日がやわらかく差し込む聖堂の内部は、こちらもシンプルでした。奥の祭壇後陣、そして三身廊を分けているアーチの上の壁にはかつて、鮮やかなフレスコ画が飾られていたようですが、今ではだいぶ剥落してしまっています。見学する時間帯にもよるのでしょうが、私たちが行ったときには、教会入り口側から西日が差し込んでいて、聖堂内が金色に染まっていたのが印象的でした 中央祭壇の下には白亜のクリプタがありました。ほんわかとした上の聖堂とはまた違う、ひんやりとした静謐な世界です。。 教会の南側には、ロンバルディア地方最古といわれている洗礼堂が建っています。聖堂とおなじ、シンプルな石積みの洗礼堂は八角形の小さな建物。 洗礼堂の壁にはまだ、鮮やかなフレスコ画が部分的ではありますが残っていました。・・・この洗礼盤で、今までどれだけの人たちが洗礼を授かってきたのかしら。。ロンバルディア地方最古の洗礼堂が、ミラノでもモンツァでもなく、ブリアンツァの小さな町に残っているなんて、なんだか不思議ですネ☆
November 28, 2009
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滞在していた友人宅の近所には古いお屋敷や教会がたくさんあるのですが、中でもフレスコ画が美しいと評判の教会へ来てみました。サン・ピエトロ・エ・サン・パオロ教会です。11世紀に建てられたという教会ですが、残念ながら閉まっていましたここには、教会に隣接して大きな修道会の建物があるのですが、最近になってからCasa di riposo、老人療養施設に生まれ変わったのだそうです。施設の人なら、教会について知っているかも、ということでたずねてみることに。 カーザ・ディ・リポーゾ、言ってみれば老人ホームということなんですけど、最近ではこうして古い教会や修道院をリフォームした施設が多いそうですたまたま、日曜日のミサで司祭様が「新しい教会がたくさん作られる一方で、古い教会は寂れてゆくかカーザ・ディ・リポーゾになってゆく。もっと地域の共同体全体を見直して、カーザ・ディ・リポーゾではなくて、本当のカーザ(家)でお年寄りたちが暮らせるようなコムーネを目指すべきではないか」みたいなことをおっしゃっていたのを思い出してちょっと複雑な心境。 施設の入り口で隣の教会を見学したいんですけど、と説明すると、事務所の人なら鍵をもっているかもしれません、ということで2階にある事務所へと案内されました。元修道院ということですが、中庭を見下ろす回廊部分は明るくて居心地のいい空間 事務所のスィニョーラを待つ間に通されたのはこんな待合所。なんだかホテルみたいです。そういえば前回、ヴェネツィアでとまったホテルも、元修道院だったんだっけ。。。数分待たされた後、やってきたスィニョーラによると、この施設はもともとは教会所有の建物だったんだけど、現在の老人ホームの経営とはまったく別なので、教会については残念ながらお役に立てない、とのこと。まあ、考えてみたらそうですよね。スィニョーラは親切に、教会の関係者の一人と知り合いだからと連絡を取ってくれたのですが、その人も不在とのことで、代わりにこの老人ホームの施設内にあるフレスコ画を見せてくれることに。 スィニョーラに案内されて通された、集会室のフレスコ画です。元は修道院の礼拝堂だったところで、キリスト磔刑の場面が鮮やかに描かれていました。隣の教会のフレスコ画はもっと古い時代のもので、すばらしいものなのよ、とスィニョーラ。今度は事前に連絡をくれれば見学の手配をしてくださると約束してくれました。なんだか、軽い気持ちで問い合わせたつもりだったんですが、あまりの親切にビックリ。かえって恐縮デス スィニョーラの事務所から見える、施設の中庭とお隣の教会の鐘楼。青空がキレイです。帰り際、1階の回廊に置かれたベンチで、数人のお年寄りがおしゃべりをしている前を通りました。「ブォンジョルノ」と声をかけて通り過ぎようとすると、「よくきたね」「中国人なの?」「ここで働くの?」など、質問攻めに。おじいちゃん、おばあちゃんたちはにこにこしてたけど、やっぱり寂しいんだろうなぁ・・・なんだかちょっぴり切ない気持ちになりました。 施設を出ると、目の前にはブリアンツァの豊かな大地が広がっていたのでした。。。
November 27, 2009
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バールでカプチーノをいただいた後は、近くのお屋敷へ歩いて行きました。このあたりは、モンツァとレッコの中間地点。なだらかな丘陵がつづく、のどかで風光明媚なトコロです昔から貴族サマの別荘が多いところで、滞在していた家からも、徒歩圏内に大きなお屋敷がいくつもあります。 公園みたいな緑地にたたずむのは、そんなお屋敷の、冬の温室だった建物を改造した施設ラ・リモネーラと呼ばれる建物は、16世紀に作られたもので、現在は市の公立図書館として使われているのだそうですそして、この建物を所有していた伯爵様のお屋敷というのが・・・ こちらでございます~~図書館だけでも立派なお屋敷だと思ってしまった私は、立派な庶民ですね~ネオクラシコ様式のお屋敷は16~17世紀に建てられたもので、中には伯爵様専用の礼拝堂があり、美しいフレスコ画や伯爵夫妻の肖像画があるんですって 図書館でお勉強して、外でお弁当食べて。。そんな一日もアリ、ですよね~なんだか、うらやますぃ
November 17, 2009
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今回お邪魔した友人宅の、近所のバールにて。ちょっと田舎の小さな町の、小さなバールです。カプッチーノを頼むと、「ジャポネジーナが来たのは初めてよ!」と、バールのマンマは張り切ってくれたみたい たっぷりのココアパウダーで、ハートのトッピングかき混ぜるのがもったいないですね 小さなバールだけど、奥行きを感じる壁画が飾ってありますこの絵は、このお店の前の通りを描いたものなんです。 通りの突き当たりに見えている背の高いビルと、手前の3階建ての建物、そして通り沿いのバール。・・・うん、なるほど確かに、ココの景色だわ~地域密着型の、地元のバール。なんだかほのぼの、あったかい雰囲気です。 かき混ぜる前に、ハートの中にお砂糖をまぶしてみましたあま~い一杯に、身もココロも充電された気分です☆さあ、今日はどこへ行こうかな♪
November 17, 2009
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さて、再びイタリアに戻りましょう♪ベルガモからの帰り道。西日に照らされた道路をドライブして部屋に帰る途中、ブリアンツァ地方の聖地であるマドンナ・デル・ボスコのそばを通りかかりました。「森のマリア様」の礼拝堂は、小高い山の中腹にあります。(上の写真の、山の中腹に見える建物がそうです。)私たちは以前、礼拝堂のすぐそばまでクルマで行ったことがありますが、ふもとの道路から見上げるのがはじめてだったので、時間もあることだし、ちょっと寄っていくことにしました。 ・・・・って、立ち寄ったのはいいけど、この階段を登るワケ?? なんて、躊躇するワタシのことを戒めるかのような、こちらの誘い『上りましょう、信仰と愛をもって、偉大なる恵みを分け与えてくださるおん母の家へ』ここは、カトリックの巡礼地。イタリア国内はもちろん、外国からも大型バスで巡礼者がやってくるところなので、そうした巡礼者たちを励ますためのメッセージなんでしょうね~。ああ、でも! ここもまた、丸石敷きの階段~~~~ 上っていく先には、マリア様の奇跡の礼拝堂と、その下にパパ・ジョヴァンニ23世の銅像が見えていますが、ベルガモでたっぷり歩いてきたので、今回はゴメンナサイ、パスします~礼拝堂のそばまでクルマで行けるのを知ってるだけに、階段わざわざ上ろうって気にならなかったんですよね~。。 ・・・それに、ここからでも十分、いい景色がみれたんだもん♪ブリアンツァの山々と、そのむこうにレッコのシンボルであるギザギザのレーゼゴーネ。マドンナ・デル・ボスコには、後日また改めて行ってみることにします☆「森のマリア様」の礼拝堂の様子は、コチラから☆⇒Madonna del Bosco ~森のマリアさま♪
November 9, 2009
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今回のバカンス、後半はまた、ブリアンツァに住んでいる友人のお宅に泊めてもらってましたメルカートでケーキを買って帰ると、ちょうどおばさんがお昼用のニョッキを作っているところでしたこの家は大所帯で、全部で5世帯が母屋と、道路をひとつ挟んだ3階建てのアパートに住んでいます。朝晩はそれぞれの家で食べるのですが、お昼はたいてい、母屋に集まって、おばさんの手料理をいただきます。今日のメニューはニョッキなのね 捏ねた生地を棒状にして、ひとつずつナイフで切り分けていくおばさんの手つきにしばし見とれてしまいました♪おばさんは、いつもこうして5世帯分の食事を作ってるんだ~。イタリアのマンマってほんとにスゴイせめてお皿を並べたりしようかな。。。なんて思ってるうちに、上の階に住んでいるお兄さん夫婦の息子たちがやってきました。 この兄弟がね、ウフフフ、グッドルッキングでしょう~~~「チャーオ、ジャポネジーナ!」なんて私に挨拶するんですよ左がお兄ちゃんのエリヤ、右が弟のマルティーノ。5歳と3歳の兄弟はやんちゃ盛り。おばさんの邪魔をしないように、相手をしてあげるんだけど、やっぱり男の子の兄弟ってタイヘンね。食事の前のいい運動になります、ハイ子供、といえば、半年前にちょうど1歳の誕生日を迎えたばかりの友人の娘、グローリアも、だいぶ大きくなったんですよ♪ 半年前までは赤ちゃん用のBOXの中で立ったり座ったりしていたグローリアは、もうちゃんと歩けるし、言葉もだいぶ覚えました子供ってほんとにすぐ、大きくなるものなのねぇ~ブリアンツァの自然に抱かれてすくすく育つ天使たちに囲まれて、幸せなひと時なのであります。。。。
October 30, 2009
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次の日は、前日の寒さがウソみたいな晴天に恵まれました今日こそはベルガモへ行くぞ! と、気合を入れてお出かけの準備♪午前中は町の市場が出るので、ベルガモへ行く前にちょっと探検☆このあたりでは、地区ごとにメルカートが立つ曜日が違っていて、月曜日はここ、火曜日はあの地区、といった感じでお店がでます。地区によって、出るお店の種類が違うので、お肉は何曜日、日用品は何曜日にドコ、といったように町の人も使い分けているんだそうです。 私が行ったところは、結構何でも売ってる大きい市場でした☆お洋服や雑貨、そしてもちろん食料品♪チーズやさんの店先には、「グラナ・パダーノ1キロ8.90ユーロ」って書いてありました・・・こんなの見ちゃったら、空港で高いお金払って買うのがホントにイヤになっちゃいますネ。1キロ買っちゃいたいです、本気で。 野菜も、果物も、お洋服も。見ているだけで楽しいメルカートですが、最後にどうしても誘惑に負けて買っちゃったのは。。。。 こちらの、りんごのケーキですホールケーキが、たったの3ユーロなんですもん早速お持ち帰りして、お昼ご飯のデザートにしましょう♪
October 30, 2009
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翌日。昨日までの晴天はどこへやら、どんよりと曇った空模様。お日様が隠れてしまうと、標高の高い湖水地方は急に肌寒くなります。8月のはじめだというのに、この日の最高気温は20度を下回る陽気でした。今回も、滞在したのはブリアンツァ地方。ミラノと、コモ湖の中間に広がるエリアの中で、コモとレッコ、そしてミラノの三つの町を線で結ぶとちょうど地図上に逆三角形のエリアを描くのですが、そこがブリアンツァ地方です。昔からミラノ貴族たちの郊外の別荘が多く、須賀敦子さんのエッセイの中にも度々登場するブリアンツァという地名に、以前からココロ惹かれるものがあったのですが、実際に訪れてみると本当に、自然に恵まれた美しい地域です♪上の写真はそんなブリアンツァにあるお屋敷のひとつ、ヴィッラ・マリアーニです。 芝生に覆われた敷地には、現在は音楽学校として使われている建物があります。学校は夏休み中でしたが、緑の敷地は地元の人々の憩いの場所として解放されていました。このあたりのお屋敷は、こうして公共の施設として利用されているところが多く、図書館だったり、学校として活躍しています。 ブリアンツァの地形は、なだらかな丘陵地帯。ロンバルディアにありながら、トスカーナやヴェネトのように、ブドウ畑が広がるのどかな風景に囲まれています。お天気がよければ、ここから遠くモンツァやミラノの町まで見渡せるはずなんですけど。。。 夏休みの学校は、お屋敷といってもやっぱり、さびしげですね。ライオンさんに挨拶したところで、雨がぱらぱらと降ってきましたこの日はベルガモへ行く予定だったのですが、Tシャツに短パンという格好ではあまりにも寒かったので、一旦お部屋に帰って着替えることにします。。。
October 28, 2009
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今日は日曜日! ブリアンツァ地方の聖地、マドンナ・デル・ボスコの教会でミサに与って来ました~。心が洗われる鐘の音と、雄大な景色をお届けします♪
August 2, 2009
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さてと、そろそろまた、都会の喧騒が恋しくなってきました。このあたりで一旦、ブリアンツァにお別れして、ミラノへと戻ってみたいと思います♪ブリアンツァは二股に分かれたコモ湖の両枝にある町、コモとレッコを結ぶ線と、ミラノとを結んだ三角形のエリア。ベルルスコーニ首相の家をはじめ、各界著名人や昔からのミラノ貴族たちの別荘があり、のどかでありながらどこか上品な地域です。 そして、そのブリアンツァを潤しながら流れるアッダ川は豊かな自然の恵みだけではなく、物資や人材を大都市ミラノへと流し込むロンバルディアの動脈ともいえる川でした。今でもこうして、時代の流れを感じさせない景色を眺めると、ほっとしてしまいますよね♪また、近世までミラノ公国とヴェネツィア共和国との国境をなす川としても大切な存在だったアッダ川。この流れを見ていたら、またしてもマンゾーニの小説「いいなづけ」の場面がよみがえってきます。。。主人公のレンツォはミラノで暴動に巻き込まれ、逮捕状まで出て「お尋ね者」になってしまったときに、追っ手から逃れるために外国であるヴェネツィア領ベルガモを目指して逃亡します。レッコで生まれ育ったレンツォにとって、アッダの流れはまさに、自分を守る堤防でありまた、ふるさとを思い出す懐かしい水音。夜陰にまぎれて、レッコよりもはるかに下流、ゴルゴンツォーラ近くで雑木林の中を歩くレンツォの耳に響いたアッダの水音は、マンゾーニの筆によって、「旧友との再会、肉親の兄弟か救い主との再会に似ていた」と表されます。 ミラノで暴動の首謀者だと疑われて捕らえられそうになってから丸一日、そして夜更けまで歩き通してアッダのほとりにたどり着いたレンツォは、川の近くの農作業用の小屋で仮眠を取り、早朝再び川岸にでて、漁師の船で対岸へと渡ることに成功します。船に乗った後も、はたして対岸がヴェネツィア領なのか、それともまだなにか障害を越えなければならないのかと心配したレンツォは、船頭に尋ねます。「あそこはベルガモかい?」「ベルガモの町だ」と、そっけなく答える漁師に念を押すようにたずねるレンツォ。「すると向こう岸はベルガモ領かね?」漁師の答えは「サン・マルコ様の御領地だ」ベルガモは、ヴェネツィア共和国領。ヴェネツィアの守護聖人がサン・マルコなので、漁師はこのように答えます。「ああ、ありがたや、サン・マルコ様、聖人様」安堵のため息とともにレンツォの口から飛び出したこの言葉は、そこまで読み進めてきた私たち読者にとっても感動的な一言なのですが、ちょうどこの遊歩道を歩いていたときに、案内してくれた友人が、「ほら、向こうはもうベルガモだよ」と指差したので、いままでは本の中の世界でしかなかったあの会話が急に、目の前に生き生きと映像化されてよみがえってきたのでした。。。以来、私の中では『ベルガモ=サン・マルコ様の御領地』という呼び方が流行っています(笑)次回の旅では、サン・マルコ様の御領地へ、久しぶりに行ってみようかな~~~♪
April 28, 2009
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今回ブリアンツァでお世話になったお家のすぐそばには、昔のお屋敷を改造した図書館がありますイタリアとか、ヨーロッパの町のスゴイところは、古いモノをホントに大切に使っているトコロ。石造りの建物をわざわざ壊して近代的なビルを作ってしまうよりも効率がいいといえばそれまでですが、効率云々よりもまず、先達が残した景観を大切にしているという感性を感じます。 図書館の奥にはこうしてお屋敷があって、こちらは現在でも住居として使っているのだそうデス。。 公立図書館は、雑誌や本の閲覧のほかにインターネットも無料で使えるので便利。もちろん、ガイドブックには載っていない地元の情報やミドコロなども調べることができます。ミラノのお家のそばには、カッシーナ(農園)を改造した図書館があって、そこも大好きなんですが、ミラノにしてもココにしても、場所の使い方には感心してしまいます ブリアンツァの小さな町の、小さな図書館。 お屋敷の雑木林を透かして見える夕日と、人懐こい地元の人たちの笑顔に会える、ほっと一息つける場所。・・・また、行きたいなぁ~♪ミラノの農園改造型図書館は、コチラ♪
April 27, 2009
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ブリーヴィオの街中を歩いてみます。昔ながらの町は、クルマ一台が通るのがちょうどいいくらいの細い道が多くて、背の高い建物にはさまれたような景色。・・・いわゆる、「イタリアらしい町並み」とでも申しましょうか。。。(笑) 黄色い壁のおうちは、ブリアンツァ地方ではよく見かけるのですが、冬になると霧が多いから、明るい色で壁を塗るという昔ながらの生活の知恵。・・・風水的にも、なんだか良さそうな色ですよネお金がたまりそう(笑) 日本の風土だと、黄色い家ってどうも浮いてしまいそうだけど、こういう町並みならぜんぜんOKなのがちょっとうらやましいです。そんな、黄色いお家の中に、お顔のレリーフが飾ってある家がありました。 凛々しい横顔がステキなこの男性は、イタリアの文学者、チェーザレ・カントゥ氏。ここブリヴィオの出身で、17歳で文法を修めた後にコモやミラノで教鞭をとりながら執筆活動をしたり、政治運動に身を投じたりした人だそうで、マンゾーニの「いいなづけ」についての論文もあるそうで、地元では結構な有名人なんだそうです。。。 彼の家の前の通りは、その名も「チェーザレ・カントゥ通り」。通りに名前がつくくらいだから、相当な著名人なんだろうけど、ぜ~んぜん、知らなかったデス。。。横顔カッコ良かったから、あとで調べてみようと思ったんだけど、文学者ということで、難しいコトバが多くて挫折(苦笑)それより、世の中連休でしょ??次、いつイタリア行こうかなんてことばっかり、思ってたりして~~~
April 26, 2009
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ブリヴィオの、アッダ川沿いの遊歩道で見つけた不思議なボックスコレはいったい何でしょう。。。。??・・・なんて、ちょっと簡単すぎるかなわんこのイラスト入りのこのBOX、お散歩のエチケットグッズの自動販売機なのです・・・ゴミ箱ではないですヨ~(笑) 前に回ってみると、こんな感じ。コインを入れて、下にあるペダルを踏むと買えるという仕組みらしいです。。。。ちなみにここで売っているのは、エチケット袋ではなくて、ミニ・シャベルとのこと。袋は持参して持っていってもらうか、むしろ埋めちゃえ、っていうことなのかしら。 この販売機、料金は、0.2ユーロ。・・・ケチがとりえ(?)の北イタリアの人たちが、果たしてこのBOXを利用するのかしら??なんて老婆心的な考えを抱いてしまったのは、私だけかしら(笑)ミラノの市営公園にあるドッグランでは、無料でエチケット袋を配布していましたし、トスカーナ、サンジミニアーノに行ったときも、無料だったと思います。。。ただ、袋があってもソレに入れるのに必要なシャベルがないと、ちょっと困るかもしれませんから、ある意味これはアイデアですネ。 機械自体もなんだかさび付いていて、大丈夫なの??って心配になってしまったのですが、ふと気づいて見回すと、さすがに遊歩道はキレイ実際に売れているのかどうか、ビミョウなDOGY BOX。 でも、エチケットをアピールするという点では十分、役目を果たしているのかもしれませんネ♪ミラノのドッグランは、コチラ
April 26, 2009
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アッダ川流域の町、ブリヴィオ(Brivio)。このあたりまで来ると、川幅もかなり広くなって、周囲の景色もロンバルディアらしい平原地帯に差し掛かってきます。それでも、北にアルプス、そして東側にはベルガモの丘陵地帯を望む、風光明媚な土地柄です。とくに何かするというワケでもなく、ただのんびりと川沿いをお散歩するだけでもリラックスできる、ブリアンツァ特有の優雅な雰囲気が漂っていました♪ 川辺の遊歩道から、土手を一段上がるともう、ブリヴィオの町。北イタリア特有の、ちょっとチロル風の建物が立ち並ぶ広場は開放的でとってもキレイ。このあたりは現在ではミラノのベッドタウン。昔ながらの町の周囲にはどんどん、新興住宅地が出来てきていますが、この小さな町も、さかのぼると紀元前4-5世紀までたどれるという、歴史あるトコロでした そんなブリヴィオの歴史を伝えるのが、このお城。お城というよりはお屋敷みたいですけど、敷地内には古代ローマの要塞として造られた遺稿が残っており、ジュピター、ユノー、ミネルヴァの三大ローマ神を祀る神殿跡も発掘されているのだそうここで出土した銀細工の工芸品やアンフォラ(ローマ時代の壷。胴体が膨らんでいて、両側に取っ手がついている、よく教科書に載っていたようなヤツです)などの一部は、ルーヴルで見ることができるんですって ・・・なんだか、地味にスゴイですよね、ブリヴィオ歴史とともに何度も立て直されたお城は、現在ではすっかりお屋敷風なたたずまいですが、説明看板には、中世のお城を描いた絵がついていたので写真に撮ってきました。 ちょうど、ヒトツ上の写真で私が撮った位置と逆から描いた絵のようです。手前に大きく見えるロトンダ(円筒形の塔)と、その奥につづく居住部分と川にせり出すようにも見える石垣は、よく見ると、現在のお城でも確認できるんですネ。残念ながら、お城の中は非公開ということで見学ができませんでしたが、静かなブリヴィオの町の風景に、2000年前の面影を感じることができるような気がしたのでした♪
April 25, 2009
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翌朝・・・空気のおいしい、景色の良いトコロにいると、いつもより早起きになりますネ♪私たちは再び、アッダ川流域のエコ・ムーゼオへとお出かけです。今回訪れたのはブリヴィオ、という小さな町。まずはクルマを停めて、川沿いの遊歩道をお散歩です。穏やかな水面からは、もやが立ち上っていて、景色全体をぼんやりと霞ませています。靄を透かすように遠くにはレーゼゴーネの山々、そして水面ぎりぎりを飛ぶ鳥の姿も見えます。 水面から、湯気のように靄が立ち上っている様子、わかりますでしょうか。。。ブリアンツァに滞在してからは、自然の美しさに感激しっぱなしの私デス。 ブリヴィオの町は、この写真では向かって右側の岸に開けていて、ゆっくり歩いても1時間もあれば町を一周できてしまうほど小ぢんまりとしたかわいいパエーゼ。でもね、規模は小さくても、お城もあるし、マンゾーニゆかりの文豪の家もある。。。町の中の様子は次回お伝えするとして、とりあえずはこの美しい景色をゆっくりと、味わっていただければとおもいます♪
April 25, 2009
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アッダ川流域のエコ・ムーゼオ。昨日のインベルサーゴから少し下流へ行くと、川の両岸は切り立った崖になり、向かい合う町を結ぶのは、船ではなくて、こんな雄大な橋になりました。このあたりはパデルノ・ダッダ(Paderno d'Adda)、アッダ川流域のパデルノ、という地名になります。アッダ川流域の町にはこうして土地の名前の後にダッダ(d'Adda)=「アッダ川の」という呼び方がついている所が多く、パデルノ以外にもコルナーテ・ダッダ、ヴァプリオ・ダッダ、カッサーノ・ダッダなど、数え上げるとたくさん出てきますそれほど、ブリアンツァの人々にとってアッダ川は、生活に欠かせない川だったのでしょうネ。さて、ごらんの鉄橋ですが、立派な橋ですよね~。この橋ができたのは今から100年以上前、というからオドロキです大きなアーチの上の橋は上下2段に別れていて、上は車が通る橋、そして下段は電車が走る橋になっているのだそうですこうして、雄大な橋を眺めるだけでも楽しいですが、実はこの橋から、アッダ川の上流を眺めた景色というのがまた絶景なんです♪ 緩やかに流れるアッダ川と、その奥にレーゼゴーネとアルプスの山並み。しばらく、言葉もなく見つめてしまったのでした
April 20, 2009
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コモ湖に源を発するアッダ川。このあたりは流れも穏やかで、水もキレイなので、ハクチョウたちが飛来していました♪私がいる方はレッコ県、そして対岸に見える建物などはベルガモ県です。その昔はミラノ公国と、ヴェネツィア共和国領という、二つの国の国境だったアッダ川。国境を越えるための手段はおもに、渡し舟でした。もちろん橋もあるのですが、手っ取り早く対岸の町へ行きたいときにはやっぱり船が活躍するものです。ちょうどココ、インベルサーゴには、昔ながらの渡し舟が残されています。私たちがここにやってきたのも、実はこの船を見るため ちょっと変わった形のこの渡し舟、その名も「ダ・ヴィンチのトラゲット」といいます。あの天才、レオナルド・ダ・ヴィンチの考案による渡し舟、ということなのですが、実際には本当にダ・ヴィンチの考案によるものなのかというのはいまだにナゾ。ちょっと、気になりますよね よく見ると、二つのボートを連結させて、大きなフェリーのような船が作られています。人間なら100人、自動車は5台まで、一度に運ぶことができるこの渡し舟、昔の姿をそのままに、今もココ、インベルサーゴとベルガモを結ぶ船として活躍しています。実は、このアッダ川というのが見かけによらず暴れん坊で、静かに見える川面も、川底の深さなどによって急に流れが速くなったり緩やかになったりするようで、昔から川を渡す船を動かすのには経験がモノをいうと言われてきました。今でこそダムや水門があって、流れを調整していますが、昔はまっすぐ渡りたくても下流へ流されてしまうことが多かったんだとかそこで、ダ・ヴィンチ先生が、ミラノからわざわざこのアッダ川のためにこのトラゲットを考案してくれた、というワケです。 これは、かなり昔の写真ですが、馬車が乗っていますよねそして、船の上のほうに、川を渡るロープが通っているのがわかります。岸と岸をつなぐロープに、カーテンみたいに船を通してしまう、というユニークなアイデアなんですね~ 20世紀になってから、一時運航をストップしていたこの渡し舟、近年になってまた、復活しています。片道0.4ユーロで、対岸へ渡してもらえます。岸と岸を結ぶロープを手繰りながら進むこのトラゲットもまた、エコムーゼオの大切な「顔」なのでした☆
April 19, 2009
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早朝のアッダ川。アルプスを背景に、コモ湖から流れ出すアッダの流れは昔からの手付かずの自然に守られて美しい景色を見せてくれます♪ ココ、インベルサーゴには、あのダ・ヴィンチゆかりのちょっと面白いモノもあるのですが、今回ご紹介したいのは、このアッダ川が提供している「エコ・ムーゼオ」という取り組み。エコとはもちろん、エコロジーのこと。そして、ムーゼオは「美術館、博物館」という意味。つまり、アッダ川の流れに沿って自然環境の美しさを認識しながらエコについて考える場所にしよう、ということなのですネ☆このインベルサーゴをはじめとする11箇所の流域で歴史的な見所、または自然と調和する絶景ポイントを楽しむことができます。 エコ・ムーゼオの看板に「へぇぇええ!」って感心していたら、後ろからカッポカッポとひづめの音が。。びっくりして振り返ると、こんな優しい目をしたお馬さん近くの農場で飼っている馬で、毎朝、川沿いの小道をお散歩するんだそうです。。 ゆるやかなアッダの流れとともに、やわらかい小道をのんびりと歩いてゆくお馬さんを見ていたら、なんだか私まで、リラックスしてきました♪・・・こういう風景は、これからも大切に守ってゆきたいものですネ☆
April 18, 2009
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聖地、マドンナ・デル・ボスコの礼拝堂から見下ろした景色丸石を敷き詰めた階段を見ていると、クラクラしちゃいますね 間違っても、ヒールのある靴なんて履いていけません(マジで!)このあたり、湖水地方やベルガモでは、こんな舗装(丸い石を敷き詰めた道)が多く見られるのですが、どんな靴を履いていても絶対に歩きにくいと思うんですが、どうしてなんでしょうね~~。 階段の向こうには、インベルサーゴ(Imbersago)と呼ばれるこのあたりの景色が広がっています。森のマリア様の伝説を思わせる牧草地と、奥のほうに見える集落、そしてその対照的な景色を分けるように、木立が続いているのがわかりますか?実は、あの木立の下には、コモ湖から流れ出たアッダ川が横たわっているのです。コモ湖の東側、レッコから流れ出たアッダ川は、ロンバルディアの平原を蛇行しながら時に激しく、時に緩やかに流れて、イタリアでもっとも長い川、ポー川に合流します。ちょうどこのあたりから、アッダの流れは単なる川ではなく、「国境」としての「線」となります。現在ではロンバルディアとヴェネト、という「州境」になりますが、中世から近世にかけては、ミラノ公国とヴェネツィア共和国との、まさに「国境」だった川です。島国に住む私たちにとって、川を隔てた「外国」って、なんだか不思議な感じがしますよね。。。 現在ではブリアンツァの人々の憩いの場所として人気のあるアッダ川。これからしばらく、アッダの流れに沿って、マイナスイオンたっぷりの景色を、お届けしますね♪
April 17, 2009
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ブリアンツァ地方の名所のひとつ、マドンナ・デル・ボスコへとやってきました☆日本語に直すと、「森のマリア様」という意味になるこちらの教会は地上が教会、そして地下に奇跡の泉のある礼拝堂があります。・・・それにしても、「森のマリア様」という言葉に思わず、あの歌を思い出してしまったんですが、そういうの、私だけ??♪ある日 森の中~♪ マリア様に~ 出会ぁった~~~~♪そんなメロディが頭の中をぐるぐる回っている状態で見学しちゃった私ですが(笑)この歌みたいなコトが本当にあった、ということからこの教会ができました。時は17世紀初頭、1617年3月9日。この地に放牧に来ていた3人の羊飼いの少年たちの前に聖母マリアが姿を現しました。1本の栗の木の上に美しいマリア様が現れると、季節でもないのに、あっという間に栗の木には花が咲き、実が熟したといわれています。地元の人々や巡礼者たちによって、この現象は霊的なものという声が高まり、礼拝堂が出来たといいます。また、狼に襲われたわが子に母親が救いを求める祈りをささげると、あっという間に狼は子供を放して遠ざかったという逸話も残っています。 小高い丘の斜面に立てられた礼拝堂へは、教会の外の階段を下りて向かいます。私たちはクルマを礼拝堂脇の駐車場へとめたのですが、実はこの礼拝堂、意外と大きくて。。。 見下ろせば、道路もクルマもあんなに小さく見えるところまで、階段が続いていたのでした・・・クルマでよかった~~~♪ 3人の、よき羊飼いたちに現れたという姿を再現した礼拝堂。マリア様の立たれている足元には、病を癒すという評判の泉がわいているので、参拝客たちはみなさん、ペットボトルを持参して、奇跡の水をたっぷりと汲んでいる姿が印象的でした♪・・・もちろん私も、ゴクゴク飲んできたんですよ~~~☆
April 17, 2009
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絶景の高台にあるモンテヴェッキアから、再びドライブ。手前の山の向こうに、雪をかぶった山が見えていますが、あれがレッコを象徴する山、レーゼゴーネ。 のこぎりのようにぎざぎざした稜線が特徴で、一度見ると忘れられないシルエットです。 このあたりのドライブでは、レーゼゴーネがどのように見えてくるか、といった景色で方角がわかったりします。ちょうど、ミラノでドゥオモのマドンニーナを目印にするようなものですネ。湖水地方の入り口にあたるこのあたりは、道路もアップダウンやカーブが多いので、山の見え方でも立派なナビになるんです。いくつかの丘を越えて進んでゆくうちに。。。 レッコの山が正面に見えてきました♪このまま、道なりにまっすぐ進めば、レッコの湖畔へと行くことができますが、私たちはここで、もう少し寄り道をしたいと思います。 幹線道路からちょっと脇に入って細い道を進んでゆくと、小さな教会と礼拝堂に到着します。実はココ、カトリックの聖地のひとつ。教皇様もいらっしゃったという巡礼地で、その名も『マドンナ・デル・ボスコ(Madonna del Bosco)』森のマリア様、という意味の教会で、地元ブリアンツォーリの篤い信仰を集めている場所。名前のとおり、周囲を森と丘陵地に囲まれた静かな礼拝堂で、マリア様の祝福をいただくことにします☆・・・つづく・・・
April 16, 2009
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モンテヴェッキアから、北側の景色やっぱり、山の景色って素敵です♪昔、むか~し、学生をしていたころ、一時期視力がかなり落ち込んで、右目が0.8、左目は0.1位まで、視力が落ちました。その後、仕事で3年間、富士山の近くで過ごしたら、なんと視力が両目とも1.5に回復していたのでビックリでも、こうしてまたゆっくりと山の景色をながめると、やっぱり山って美しいんだ、やっぱり自然の色合いにはかなわないんだ、って思います♪ 絶景のモンテヴェッキアですが、この景色は昔からミラノ貴族たちの取って置きの場所だったのかもしれません。集落には時折、こうした立派なお屋敷があったりするのですヨ。朝早かったということもあり、またしても人気のなかったモンテヴェッキアでしたが、今回もまた、美猫に出会うことが出来ました~ こちらがその猫ちゃん前回行った時には愛想のいい猫がいて、集落の入り口で見張りをしていたものですが、今回もまた、キレイな毛皮を着たネコちゃんです猫たちが、いつまでものびのびと暮らせる町でいてほしいものですネ♪☆前回出会ったモンテヴェッキアのネコの写真は、コチラからどうぞ☆
April 16, 2009
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よく晴れた冬の日の朝、私たちはドライブでモンテヴェッキアへ行ってきました♪実は、モンテヴェッキアは2回目。ミラノからの日帰りでも十分に楽しめますが、せっかくブリアンツァに滞在しているので、朝の空気の澄んだ時間ならではの景色を楽しむことにしました。 モンテヴェッキアは、ロンバルディアの平原を見下ろす丘の上の町。小高い丘の上の、白い教会が目印です。周辺の斜面ではブドウやさくらんぼなどの栽培が盛んで、ワインやチーズなどを作っている家もあります。丘の上の教会と、その周辺にある小さな集落がモンテヴェッキア。急な斜面の石段をのぼって、教会のテラスから、西のほうを見ると。。。 木立とブドウ畑の向こうに、雪をいただいて、朝日を受けてばら色に輝く大きな山並みを発見。そう、あの山がスイスの最高峰、モンテ・ローザ(4634m)モンテ・ローザとは、ひとつの峰を指すのではなく、いくつかの峰からなる大きなシルエットが特徴。遠く離れたココ、モンテヴェッキアからもはっきりとその雄姿を見ることができました。 ちょっと、色がわかりづらかったので修正してみましたが、どうでしょうか。。。?早起きは3文の得、といいますが、名前のとおり、ばら色に染まったモンテ・ローザを見ることができたのでした♪☆前回のモンテヴェッキア訪問は、こちらからドウゾ☆
April 15, 2009
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レッコの友人宅。彼女の大好きな、赤を基調としたインテリアは、訪問者まで元気付けてくれる気がしますこの日のメニュウは、パスタとサラダ、メインはサーモンと、鶏肉のソテー。彼女のパートナーはベジタリアンなので、メインの料理以外は、野菜を中心としたさっぱりメニュー。 彼女はここでパートナーと20年以上一緒に暮らしていますが、結婚しているわけではなく、ヨーロッパではアタリマエな感覚のある、「事実婚」的な生活をしています。実際には結婚しているのと同じなのに、法律上、宗教上で結ばれていないことを事実婚、と言うらしいですが、料理をするのも、会話をしているときも、実に二人とも息がピッタリ。彼がパスタソースを作れば、 彼女は茹で上がったパスタを入れて混ぜ合わせる、その間に彼は客人たちのグラスが空になっていないか気を配ったり。ものすごく息のあった二人を見ていると、こういう暮らしもアリなんだなって思う。私よりかなり年上の二人ですが、ラブラブ状態に当てられっぱなし(笑) 彼女は最近「風水」に凝っていて、かなり本格的な本とか持ってきては私にいろいろ聞くんだけど、ごめんなさい、私はソッチにはとんと疎くて。。。。(苦笑)そのほか、動物(ペット)の話、恋の話、家族の話。。。。楽しい会話はどんどん盛り上がって、時間もあっという間に過ぎていってしまったのでした。。。 食後にはグラスを持ってソファへ移動してまた、おしゃべり。・・・・正面の壁の絵も、もちろん彼女の作品デス☆ブリアンツァ地方の魅力や、お勧めスポットなども教えていただきました♪次回からは、そんな地元ブリアンツォーロたちが休日にすごす、のどかな景色をお届けしていきたいと思います♪
April 15, 2009
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ミラノから、レッコに住んでいる友人を訪ねて、夕暮れのドライブ。今日からしばらくは、ミラノの北西部、ブリアンツァ地方をご紹介していきたいと思います♪ミラノからは40キロほど北上することになるのですが、ロンバルディア地方特有の広々とした平原と、その向こうにスイスとの国境をなす山並みが見えてくると、「ブリアンツァ」と呼ばれる地域に入ったことを感じます。 須賀敦子さんのエッセイ「ミラノ 霧の風景」の中にも、羨望を含んだ筆致で描かれているブリアンツァ地方は、その風光明媚な景色と、大都市ミラノに近いという土地柄から、昔からミラノ貴族、ロンバルディアの貴族たちの別荘地としても人気があったところ。今では観光の名所はミラノと、湖水地方とに別れていますが、その間に位置するブリアンツァ地方は、どちらかというと地元ロンバルディアの人々の隠れ家的な行楽地として愛されています。 ちなみに、F1グランプリの開催されるモンツァも、ブリアンツァ地方の町のひとつです。 のどかで、どこかエレガンテな雰囲気のブリアンツァの風を感じながら、私たちはまず、レッコへと急ぎます。 レッコに住む友人から、かねてから夕食を一緒に、と誘われていたのでワインと日本のお土産を持って友人宅へ。レッコの湖畔からほんの少し高台へ上がったところにあるアパルタメントに住む友人は、昔は高校の美術講師をしていましたが、今は独立したりっぱな画家として活躍しています。お部屋のインテリアなども、芸術家らしいセンスが光っていますよね☆ 壁に飾られた絵も、テーブルの上の照明も、彼女の手作り。・・・さあて、今日のご飯は、なにかな~~~
April 14, 2009
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イタリアから帰国後、ばたばたと忙しくしておりましたが、ciao-chie.、とうとう風邪にヤラれました実はおとといの午後、なんだか急に寒気と咳、鼻水に襲われてちょっと「まいったな」と思っていたんです。と、いうのも仕事上、今週は忙しさのピーク。ちょっとくらいの風邪の症状でグズグズ言っていられない雰囲気なんですよね。まぁ、いつもなら「効いたよね、早めのパ●ロン♪」っていう感じで市販の風邪薬で直ってしまうんですが、今回はおとといの夕方から急に熱が。。。ちょっとボ~っとしながらも定時に仕事を終えて、家に帰ってから熱を計ると38.4度・・・うわ、ヤバい!解熱剤を飲んで、お風呂に入ってすぐにベッドへ直行。おかげさまで、昨日の朝には37.5度まで熱が下がったので、フツウに出勤。ところがね、熱はそのまま下がらずに体調は下がる一方もうちょっと若いころには気合でカバーできていたんですけどね、午後にもなると体中が痛くなってしまいました。仕事もたくさんやらなきゃいけないことがあるし、夕方お客様が来る予定があったため、なんとかがんばったのですが、仕事が終わったときはもう、一気に疲れがでちゃいました多分また、熱が上がっていたんでしょうね、いつもは貴重品ロッカーにお財布やら何やらを預けてあるのを取ってから帰るのですが、ボ~っとしたまま、通勤用のかばんだけを持って、コートを着てそのまま退社。駅にたどり着いてからようやくかばんの中身が空っぽだということに気づき、がっかりしながら再び会社へ。ふつうならこういうとき自分のおバカさにイラついたりするのですが、ヘンにフワフワしちゃっているから不思議です(苦笑)・・・・結局途中からタクシーで帰宅帰ったら、案の定39度ちかいお熱がありました本当は今日も残業予定で、明日ようやく休みだったのですが、今日は全員出勤だし、申し訳ないが休ませていただきました。。今日と明日、ゆっくり休養して、あさってからまたバリバリ働くぞ~!!今日一日眠って過ごしたら、今は熱も37.5度まで下がりました。でも、今度は薬のせいで、胃がムカムカします。。。。ああ~、もうイヤ イタリアの、パパのおうちの暖炉。大きな薪を投げ込んで、ぱちぱちいうのを眺めるのって落ち着きますネ。家の中で出たちょっとしたごみとかも、集めて暖炉にポイ!って燃やしてしまうので、便利です♪具合がわるいとね、余計に懐かしいのよ、イタリア~~~
February 11, 2009
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ミラノの北部、ブリアンツァ地方にある、「アルコレ」という名の小さな町。モンツァとコモ、そしてレッコを結ぶ三角地帯を昔からブリアンツァ地方と呼び、ミラノのお膝元であり、湖水地方にも近いこの風光明媚な土地は古くからミラノ貴族たちのお屋敷が立ち並ぶエレガントなエリアです。今回の旅行では、ミラノ滞在の後、ブリアンツァに住む友人を訪ねて、まずは電車でアルコレの駅へ行き、そこから車で迎えに来てもらいました。アルコレまでは、ミラノからレッコ、またはベルガモ行きの電車で15分ほど、F1グランプリで有名なモンツァの次の駅で降ります。ここは今でもミラノのベッドタウン。建売住宅なども立ち並んでいるのですが、駅から程近い場所に、えんえんと続く緑色の生垣 念のためにいいますが、写真左手の生垣です。森や林ではアリマセン。 なんとここはイタリアの首相であるベルルスコーニ閣下のおうちなんですってもちろん首相ですから、ローマなどにたくさんお住まいがあるのですが、もともとの出身が実はココ、ブリアンツァなんですって・・・・ブリアンツァ地方に入っていきなり見せられたのが、ベルルスコーニさんのおうちですから、数日の滞在ではありますが、この地方、まだまだ見所たくさんありそうです♪ホントは、この左奥の角を曲がったところが正門なんですが、やっぱり正面にはカラビニエーリの車があって、警備が厳しいんです。。。 ・・・だから、数百メートル離れた場所にあるバールに車を停めて、コーヒーをいただきつつ、ちゃっかり写真も撮ってきましたやっぱり、ヨーロッパのお屋敷ってリッパですね~。ちなみにベルルスコーニ氏は、この近所にさらにいくつかのヴィッラを所有なさっているそうです。・・・お近づきになりたいですね~(笑)
February 3, 2009
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