わたしのこだわりブログ(仮)

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2014年05月07日
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カテゴリ: 神社仏閣

ぽっ
あちこち出かけたのですが疲れて作業が遅々として進まず・・。
でも、日本も捨てがたく、あと何本か紹介させてください m(_ _;;m

先週、京都五山にある禅寺の一つ、東福寺と伏見稲荷に行って来ました。
実は伏見稲荷は予定外。ランチを求めて歩いているうちに伏見稲荷にたどりついたので参詣し、なんとなく稲荷山の神社を一周回ってしまったのです。お稲荷様に招かれたのかもしれません。スマイル

それにしても伏見稲荷は広大で、「疲れた」なんてものではなく、宮参りと言うよりはかなりハードな登山となりました。内容もチャチャっと終わらす予定でしたが、やはり写真がたくさん。全2回で行きます しょんぼり

京都 伏見稲荷大社 1 (本殿のある境内)

伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)
白狐(びゃっこ)
稲荷神(いなりしん)
祭神五柱

前回、伊勢の神宮は「日本各地にある神社、およそ8万社を包括する宗家(神社本庁)」と紹介しましたが・・。
今回紹介する 伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)も、全国約3万社以上あるといわれる稲荷神社の総本社 なのです。
つまり 街のあちこちで見かけるお稲荷様の祠(ほこら)。それらは全てこの伏見稲荷大社から分社された出張所のようなものです  スマイル
pict-伏見稲荷 7.jpg
表参道二つ目の鳥居から・・。

伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)
京都市伏見区深草の稲荷山西麓に鎮座する稲荷神(いなりしん)を祀る稲荷神社で、全国の稲荷神社の総本社。
稲荷山(海抜233m)含み麓の社も全て伏見稲荷大社の境内 になる。
(境内地27万坪びっくり稲荷山全ての宮を回る所用時間は2時間近く・・。)

pict-伏見稲荷 1.jpg
最初に宮ができたのは711年(和銅4年)。都が平城京に遷都した翌年 である。
この地に住み着いた渡来系氏族の秦伊呂具(伊呂巨)が建立したと伝えられている。

楼門(ろうもん)
pict-伏見稲荷 8.jpg
二層の大門を楼門(ろうもん)と呼ぶ。入母屋造りで、 1589年(天正17年)建造。
楼門(ろうもん)の造営者は豊臣秀吉。母である大政所(おおまんどころ)の病気平癒を祈願して建立 したものらしい。
(伏見区自体の前身は戦国時代の武将豊臣秀吉が築いた伏見城の城下町だった所以で関係が深い?)

左右のお狐様は右が宝珠(御霊)、左が鍵(米倉の鍵)をくわえている。
pict-伏見稲荷 14.jpg

白狐(びゃっこ)
狐は古来より日本人にとって神聖視されてきた動物ですが、 稲荷神様の眷属 として象徴ののように白狐(びゃっこ)が祀られています。
彼らは神の神威を人に伝え、また人の願いを大神に伝える使いである事から神通力を持つ特別な存在
。「 ご眷属様」としてこちらもまた祀られているようです

つまり、白狐様にお願いして稲荷神にお願いを伝えてもらう・・と言う事のようです。

稲荷神(いなりしん)
朱い鳥居と、神使の白狐(びゃっこ)がシンボルとなって祀られている神社の神様 です。
全国各地に祀られた稲荷神(お稲荷様)は割と身近な神様ですね。

稲荷神は稲の神様で、そこから穀物、農耕、商工業の神様となっているようですが、元々は渡来系氏族で、山城に根付いた秦氏の氏神様 だそうです。
渡来した秦氏は農耕技術のノウハウなどがあったからなのでしょうか?

しかし平安末期から鎌倉初期にかけては秦氏の勢力も落ちていたので荒廃の一途。それが中世に商工業の守護神として庶民信仰に支えられる形で復活したようです。
今では食物の神というより商売繁盛の神様としての方が有名 になっています。

因みに東寺建造の際に秦氏が稲荷山から木材を提供したことで、稲荷神は東寺の守護神とみなされるようになったそうです。
(日本は神様と仏様が複雑にからみあって信仰されてきているので難しいですしょんぼり)

外拝殿(げはいでん)
pict-伏見稲荷 9.jpg
楼門と同時期に造営され、1840年(天保11年)に改築。
平成26年1月に重要文化財に指定。

楼門(ろうもん)、北廻廊、南廻廊 を横に見たところ
pict-伏見稲荷 12.jpg
平成26年1月に重要文化財に指定。

外拝殿(げはいでん)からの本殿
pict-伏見稲荷 10.jpg
応仁の乱(1468年(応仁2年))で焼け落ちた本殿は1499年(明応8年)に復興。
五間社流造りと言う本殿は明治25年に国宝となり、その後昭和25年に重要文化財に改称。

本殿
pict-伏見稲荷 11.jpg

祭神五柱 (祀られている神様は5神)
山麓に近い峰が下社のある三の峰、中社のある二の峰、上社がある一の峰。
それぞれに異なる神様がまつられている
・・と言う事です。

下社 ・・・ 宇迦之御霊大神(うかのみたまのおおかみ)・・主祭神。穀物・農耕・商工業の神様。
中社 ・・・佐田彦大神(さたひこのおおかみ)・・「猿太彦大神」。旅や交通安全の神様
上社 ・・・大宮能売大神(おおみやのめのおおかみ)・・市場、食物の神様。
田中社 ・・田中大神(たなかのおおかみ)
四大神 ・・四大神(しのおおかみ)

pict-伏見稲荷地図.jpg
下、 黄色い円内 が麓の社殿。
上、 青い円内 が三の峰、二の峰、一の峰のある稲荷山。
稲荷山は奉納された千本鳥居が山の道を示している。(もはや千本どころの数ではないが・・)

pict-伏見稲荷 13.jpg

pict-伏見稲荷 2.jpg
商売がうまい。絵馬もここでは鳥居の形。お持ち帰り用もあるのです。
赤の好きな外国の方に人気?
因みに稲荷山各社の絵馬も狐の形であったり・・とここと形が違うのです。

いよいよ稲荷山に・・。
pict-伏見稲荷 15.jpg

pict-伏見稲荷地図 2.jpg

玉山稲荷社
pict-伏見稲荷 16.jpg

五社相殿
pict-伏見稲荷 17.jpg
平成26年1月に重要文化財に指定。

奧宮
pict-伏見稲荷 18.jpg
平成26年1月に重要文化財に指定。

つづく
リンク ​ 京都 伏見稲荷大社 2 (千本鳥居)






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Last updated  2021年02月05日 14時28分55秒
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