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Break Time (一休み)
先週一泊で温泉旅行に出かけた。整形的にはゆっくり暖まると良いよ・・と言われたが少し前に帯状発疹にかかり「温泉ではあまり暖まるな。」と皮膚科で言われたので、せっかくの温泉も中途半端に・・
さらに帰宅して思いっきり体調をくずし、コロナだったら迷惑だ・・。と一緒に出かけた弟に叱られマジ不安であった。
幸いにも熱も出ず、咳も無い。おそらく単純に疲労と風邪? 一過性で終わり翌日にはケロッと治ったが、本当に今はちょっと体調を崩すとみんなを不安にさせて大いに迷惑をかける事になる。
コロナのおかげで皆、何かしらの迷惑を被り、今年の全ての予定が狂ってしまった事だろう。
本当に無かった事にしたい悲惨な年である。
そんな事を思っていたら100均で、8月なのにすでに来年のカレンダーが発売されているのを見つけた。例年そんなに早く売られていたか? とりあえず私は来年のカレンダーを購入。来年に掛るしか今は希望が無いのよね。
ところで、話しはガラっと変わるが、今年は国勢調査の年である。1920年から始まった国勢調査は、今年で21回目。末尾0年の大規模調査の年。しかも100年目の節目の年である。
実は3月、ポストに調査員募集の広告が入れられていた。ちょっと興味があって申し込みしたものの、コロナが蔓延。今年は中止? と思っていたらやはり100年目の節目の年だからやるらしい。
講習会があり、資料がダンボールで届けられた。
日本の人口はおよそ1億2700万人。約5300万世帯が居住しているそうだ。
前に日本の人口が世界の中でもかなり多い事を書いたが、今回の国勢調査で動く指導員や調査員だけで80万人にのぼるらしい。
※ 2016年08月のデータなので数字は若干増えていると思いますがリンク先のせます。興味のある人は見てください。
リンク 日本の人口と世界の人口あれこれ (写真 ハーグの街)
因みに国勢調査は住民票に関係無く、そこに3ヶ月以上居住している全ての人(外国人も含む)が対象である。
玄関やポストに表札を出さなくなっている人が増えた昨今、空き室かの判別も難しい。思っていた以上に調査員は大変な仕事だったと言う事に気付き、慌てています。
さて、今回はBreak Time(一休み)で植物の写真を紹介。実は前からどこかで紹介したかった植物の珍しい種(タネ)です。
マダガスカルジャスミンの種(タネ)
ハワイで散歩中に見つけたアケビのような実はマダガスカルジャスミンの実。その実の種子は種の揺り籠(ゆりかご)のようなポッドに収まっていました。繁殖の為に、種子を遠くに運ぼうとする形態は、以前紹介したウェルウィッチア(Welwitschia mirabilis)とは全く違うけど、風を利用して遠くに遠くに運ばれようとする機能は一緒。
リンク 新 世界で最も醜い植物 第4位 (ウェルウィッチア)
実の大きさは長径10cm程度。ほぼアケビと同じくらいのサイズ。
種子はタンポポの種子のようにふわふわです。種子自体の大きさは8mm程度。羽根毛の長さも含めると4~4.5cmくらい。
実の器のサイズから考えると中に詰められた種は驚くほど大きく広がる。
ちょっと羽子板のハネに似ている。
英語の説明ではパラシュートと書いてあったので、風に乗って遠くに着床する意味でのパラシュートなのだろう。飛び出た種子が近くの葉っぱにひっかかっています。
乾燥するとポッドが開き、さらに乾燥すると羽根毛が乾いてパラシュートのように開くのだろう。
雨でこれが落ちて着床?
羽根毛はうまくたたまれてポッドの中に収納されているようです。
おそらく種の部分が外皮側で中の芯に羽根毛が付いてるのだろう。
毒があると言うので実まで採取してこなかったのが残念。
こんな実からこんな種子が飛び出るなんてちょっと想定外ですね。遺伝子はどこからこの形に進化したのでしょうね。
学名
ステファノティス・フロリブンダ(Stephanotis floribunda)
俗に? マダガスカルジャスミン(Madagascar jasmine)
ジャスミンの名が付いているがこちらはマダガスカル原産のGentianales(ゲンティアナレス) リンドウ目であり、ジャスミンはLamiales(ラミアレス) Oleaceaeシソ目に入るので厳密にはジャスミンではない。
芳香や花の形がにている事から付いた名前かもしれない。
APG IVシステムによる分子ベース,の植物分類 本家のジャスミンと比較しました。以上、表にまとめてみたが、マダガスカル・ジャスミンは 本家ジャスミンとは、目(Order)から系統が分離
。
Gentianales(ゲンティアナレス) 和名? リンドウ目
※ ゲンティアナレスのメンバーには、コーヒーやプルメリアがある。
Apocynaceae(アポシナ科) 和名? キョウチクトウ科
※ ヨーロッパ、アジア、アフリカ、オーストラリア、アメリカの熱帯や亜熱帯に自生するこれらは多くは乳白色のラテックスを持っており、多くの種は摂取すると有毒。
つまり アポシナ科の植物の多くに毒性がある
。マダガスカルジャスミンも美しい花と爽やかな芳香で惑わされるが、 葉、花、実、根にはアルカロイド(alkaloid)系の毒が含まれている。
因みにジャスミンは Lamiales(ラミアレス)シソ目、Oleaceaeオレア科
で
すが、
Oleaceae(オレア科)は多くの場合、花は芳香が強い。分布は亜寒帯からアフリカ、オーストラリア、南米の最南端に至るまで結構コスモポリタンに分布しているらしい。
※ Lamiales(ラミアレス)シソ目は従来の形態などに基づく分類からAPG植物分類体系による系統分類に再編が行われ、結構移動が出ている項目です。
※ Oleaceae のメンバーには、ジャスミンの他、ライラック、オリーブがある。ちょっとペリカンマンゴにも似ていてる若い実。
常緑のつる性低木で、花は春から夏にかけて長期間開花。
※ 写真はハワイで撮影。あちらでは年中開化しているが、日本での開花は4月~9月。純白の筒状の花芽。蕾の長さ4~5cm
ジャスミンに似た芳香。結婚式のブーケにも使われる。
ハワイ名 プアメール(Puamale)
一見、雄しべや雌しべが見え無いが、花筒の奥に雄しべが5本、雌しべが1本あるらしい。
それにしてもこんなかわいらしい花からこんな実がつくなんてね。
おわり
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