ベランダ上のアーチに、ドイツの彫刻家エルンスト ユリウス ヘーネル(Ernst Julius Hähnel)(1811年~1891年)作の 5 つのブロンズ像。 左からheroism(英雄主義)、tragedy(悲劇)、fantasy(ファンタジー)、comedy(喜劇)、 love(愛)が表現されている。 上の女性像はfantasy(ファンタジー)らしい。
さらにロッジアの正面ファサードの上に設置されたペガサス(天馬)に乗った 2 人の騎手(Erato and Harmony)の像(1876年)もエルンスト ユリウス ヘーネルErnst Julius Hähnel(1811年~1891年)作。
自分の写真が無ったので参考にウィキメディアから借り、部分カットで2者を並べました。
どちらがどちらの女神か不明。二人は共に天馬であるペガサスに乗っている。
「Erato and Harmony」は直訳すると「愛と調和」になるが、「Erato」は抒情詩・恋愛詩をつかさどる学芸の女神Erato(エラト)の事。(ギリシャ神話)
Harmony(調和)の女神は聞いた事が無いが、Harmonyを具現化した女神像かもしれない。
建築にまつわる悲劇
建築は アウグスト・シカード・フォン・シカードブルク(August Sicard von Sicardsburg)(1813年~1868年)
。 内装は エドゥアルド・ファン・デ・ヌル(Eduard van der Nüll)(1812年~1868年)
二人は親友で、共同プロジェクトをすでに幾つも行っている関係。
※ コンドッティエーレ(condottiere)(傭兵隊長)については、前回「レオナルド・ダ・ヴィンチ(Leonardo da Vinci)」の中、チェーザレ・ボルジア(Cesare Borgia)(1475年~1507年)の所で触れています。軍人の肩書きですが、そもそも良家の子息達です。 リンク レオナルド・ダ・ヴィンチ(Leonardo da Vinci)