前門の虎、後門の狼　<年子を抱えて>

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2010/03/27

筍泥棒

(2)

テーマ： ё・ぼ・や・き・ё(1794)

カテゴリ： complaint

母は、週に一度は実家（車で１時間くらいの距離）に顔を出し、
祖母の畑を手伝ったり、この時期は海であさりをとったりしている。
所有している山では筍がとれるので、昨日は山へ行ったらしいのだが…。

ここ１、２年、山へ行くと必ず誰かに会うのだという。
その「誰か」というのは、筍泥棒！

最初は、どうしてこんなところに見知らぬ人が…と思ったが、
同じ人に何度か遭遇したらしい。初老の夫婦だったり、中年男性１人だったり。
そして彼らは大きなビニール袋を抱えている、と。
祖母が「ここはうちの山だけど！」と怒ったら、すごすごと帰っていったらしいが、
その後も懲りずに現れるとのこと。

「店で筍を買おうとすると高いから、とれるものはとろうって魂胆よね、
山は皆のものだ、くらいにしか思っていないんでしょうよ。
昨日も会っちゃったわ、まったく気持ちが悪いったらありゃしない。
嫌味ったらしく、こんにちはって声かけたらバツの悪そうな顔してたけど」

確かに、筍は丹精こめて栽培しているわけではないし、
畑から農作物を奪っていくのとは違うとはいえ、
他人の山に勝手に侵入するなんて、良心の呵責という言葉を知らんのか！

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