弥生おばさんのガーデニングノート「花と緑の365日」

数年前、ふらっと花壇を訪ねてきたタカサゴユリ。

他のユリの花が咲き終わったお盆の暑い最中に、テッポウユリに似た花を見て、植えた覚えはないけどな・・・

あっ、もしかして、ずっと前に、テレビで紹介されたタカサゴユリ？
我が家の庭にも、来てくれたの？

タカサゴユリの種は軽く、風に運ばれ、土の上に無事着地し、根付いた年は数枚の葉を出すだけですが、球根が充分太った翌年以降、茎を伸ばして花を咲かせるそうです。

球根類、宿根草がひしめいている中に、タカサゴユリの白い花が、突然、現れて、本当に驚きました。

日当たりがよいと、球根がよく太り、太り方しだいで、茎の長さや花の数などに差が出るそうで、テレビでは、見上げるほどの高さで、何十も花が咲いていて、その見事さに百合と信じられず、唖然としました。

突然、現れ、数年経つと旅立ってゆく・・・と聞いたので、昨年、種を採りました。

今年、他のユリは芽を出しましたが、タカサゴユリはどこへともなく去っていったようです。

２月に撒いた種は、温度が足らなかったようですが、半分残っているので、もうしばらくしたら、植えてみようと思います。


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