レジャーサービス研究所(東京&上海)

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2012/04/05
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カテゴリ: コンサルタント



上海で研修が終了した夜、
あるバーで上海人の経営者とチュニジア人の経営者と飲んだ時のこと。

両名とも、かつて日本にに10年間も住んでいたことがあり、
会話はほとんど日本語でした。

その時、チュニジア人のAさん(仮称)に指摘頂いた日本経済の見方が
とてもためになったので、一部紹介します。

===

GDPに関して、いつまでもあれこれ議論されているが、
日本の庶民は素晴らしい。
他国に比べれば大騒ぎせず、淡々と暮らしているし、
極端に生活のグレードも落ちてない。

それに日本で暮らして大発見があった。
私は少々郊外で暮らしていたので、兼業農家をやっている人とかいて、
「今日はこれが採れたから、、、」と野菜をタダでくれた。
(私たち外国人のアパートに届けてくれていた)

そういう人がたくさんいた。

こちらはお礼するものがないから、
アパートで同居する外国人たちと交代で各自月に2日間ずつ、
その農家の人々の作業の手伝いをした。

また、ある日本人主婦たちは食事を作りに来ていた。
その農家の老夫婦たち仲間は交代で近所の主婦の子供たちを預かっていた。
だから主婦たちは、昼間に働きに行くことができた。

こういう個人やグループ間の貸し借りが非常にうまく作用していた。
これらはお互いに金銭のやり取りはない。
だから、こういう活動は経済活動の指数には反映されない。
しかし、現実にはこのような活動は日本全国で大小様々な形で行われている。

もしも天才的な経済学者か誰がが
こういう活動を経済活動のお金に換算することができたとしたら、
日本のGDPはとっくに世界一でしょう。

しかしながら、
ビジネスモードになったらこうした活動続くのかどうなのか?わからない。

現在も、上海の私たちのビジネスの企画書を日本の友人が手伝ってくれている。
ここでも「善意の手伝い」だ。
しかし、そのお礼に彼らが欲しい中国の情報を定期的にレポートにして提供している。

人々は賢くて、
経済的に不況になると「物々交換」や「手間手間交換」を始めるのだ。

全てをビジネスにすればGDPがアップして幸せになれるか?と言えば、
それはNOなのかもしれない。
何でもかんでも契約書、見積書、請求書の
「紙ビジネス」にしたいとは思わない人がいるのだ。

このような「交換」のままで良いものもある。
ビジネスをしたいというよりは、
お互いに困っている部分を補い合って、生活しやすくしているのだ。

これが少しでも成立していると、
精神的な充実感とか安心感を感じることができる。

これは信頼と絆があってはじめて成り立つとても高度な社会で
どんな国でも真似できるものではない。

こういう世界にはない素晴らしいお手本は皆足元にあって
書店やビジネススクールにはない。

このような活動ができる善意を再確認する教育を全国に広めていけば、
高齢化も少子化もどんどん改善するはずだ。
この教育に関してだけは妥協してはいけない。
日本の強みがなくなるからだ。

日本の家は狭いと言うけれど、
こうして地域と一体化して暮らしているととても広く感じるものだ。

だから、日本に滞在中の私たちは金銭的には決して裕福ではなかったが、
美味しい食事をたくさん食べることができたし、
人々と一緒に良く働いて多いに遊んだ。
とてもハッピーな気持で暮らすことができた。

私は日本の庶民が勝手に自然にやっていることが正しいと思っている。
こんなことができるのはおそらく日本だけだ。

日本の庶民は人から奪うとか騙すことを考えていないからだ。
これは外国から見れば凄いことだ。

現在私が住んでいる上海の経済活動は活発だが、
その分、凄まじいストレスと付き合わなければならない。
社内も社外も社会も騙しあいの壮絶なバトルが繰り広げられているからだ。

全ての活動をお金に変えようとする典型的な街と言える。
それが果たして幸せなのかどうか?

日本人はすぐに欧米や中国、韓国と比べて、
あーだ、こーだと自虐的になるが、
全く違うのだから比べても仕方ない。

日本人が幸せになるには、
あくまでも日本流で行けば幸せになれるのに、、、と
いつも思っている。

===

などなど生活に密着した「そういう考え方もあるんだなー」
というユニークな視点の数々でした。

無料でコンサルを受けた気分だったので
ワインをご馳走させて頂きました(笑)。








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Last updated  2012/04/06 03:31:48 AM
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