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書評/酒井雄哉・茂木健一郎「幸せはすべて脳の中にある」
3.5点/5点
脳科学者の茂木健一郎氏と比叡山のお坊さん・酒井雄哉氏との対談。
「人は死ぬから生きられる」では南氏の鋭い指摘に茂木氏もタジタジと見受けられる場面も多いように感じた(特に前半戦)が、コチラではそこまで火花が散るような感じではなく、流れるように対談が進んでいったように感じた。
どちらの議論方法が優れているという問題ではなく、好みの問題でしょうし、出来る事なら両方読んでみる事をお勧めします。
この「幸せはすべて脳の中にある」を読んで感じたことは「いろいろ複雑に考え過ぎている人が多いけど、簡単に考えた方がイイのかもしれない」ということ。
世の中にはいろいろ情報があってビジネス本もたくさんあってこういう情報を仕入れる事は大事だけど「答えは案外簡単な所にあるケースも多い」かも。
例えば「幸せは何か?」という問いに酒井氏は「 今いるところが一番の幸せだなと思っていればいい 」(p184)と答えます。
その上で「 自分の目の前にあることをその時々でまじめにやっていく 」と説いています。
シンプルですが自分の中でのプリンシパル(原理)になる考え方だと思います。
普段いつも勉強しているカツマーのような方にぜひ手にとって頂きたい1冊です。
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