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2005.04.24
カテゴリ： アメリカ映画
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原題：The Aviator(アメリカ)９３分
【この映画について】
本作品は今年のアカデミー賞授賞式で話題をさらった作品だ。何よりも日本で大人気のレオ様の作品でもあり、レオ様が念願のアカデミー賞授賞なるかが注目された。前哨戦のゴールデン・グローヴ賞では「レイ」のジェイミー・フォックスと共に授賞をしていただけに期待された。
結局この映画からは キャサリン・ヘップバーンを演じたケイト・ブランシェットが助演女優賞に、その他には技術系部門で撮影賞、編集賞、美術賞、衣装デザイン賞の計５部門で授賞した。 監督賞を目指していたマーティン・スコセッシは今回も涙を呑んだ。
【ストーリー（ネタバレなし）】
本作品は３時間弱の長編映画ゆえに、このストーリーを逐一書いてしまうとうっかりこれを読んでしまった人を白けさせてしまうかな？
日本人には馴染みに薄い人物ハワード・ヒューズとは映画界と航空業界の、二つの業界の発展に大いに寄与した米国人である。１９０５年にテキサス州ヒューストンに生まれ１９７６年に亡くなる。映画ではその中の主に１９２７年から第二次大戦後の１９４７年辺りまでを中心に描いた。彼の後半生は隠遁生活を送っていたために、最も影響力があり華やかだった時代にスポットをあてて描いた。
ヒューズは親から継いだ遺産を元手に航空業界と映画業界の双方に進出する。映画業界はサイレントからトーキーへと移行する時代に差し掛かっていた。そんな中でも自ら監督・制作に携わり巨額の資金を投じた「地獄の天使」が大ヒットし一躍ハリウッドの寵児に。そんな彼はハリウッド女優のキャサリン・ヘップバーン（ケイト・ブランシェット）やエヴァ・ガードナー（ケイト・ベッキンセール）らと浮名を流すことでステータスを高めていった。
一方航空業界でもTWAを買収しパンナムと対抗するべく、航空機の開発に自らの会社ヒューズ・エアクラフト社を設立する。自らが陣頭指揮にあたりデザインや設計を指示するヒューズは自信満々だった。更に自らが操縦して開発にあたった飛行機H-1が当時の世界最速記録を樹立した。だがそんな快進撃を快く思わないのがライヴァル社のパンナムだった。パンナムは政治家を利用して、パンナム社が国際線を独占出来るような法案を立案し可決させようと画策していた。
この法案を阻止するべく公聴会に出席したヒューズだが、そこで彼は逆襲に転じた。どんな逆襲かは映画館で観てのお楽しみです。
ここまで順風だったヒューズの生活にも徐々に翳りが見え始めてきた。自社で制作した偵察機のテスト飛行に失敗し、ビヴァリーヒルズの住宅街に墜落し自らも重傷を負う。更に、FBIより軍用機開発資金の不透明な流れを追及されたり、制作し映画が映倫コードにひっかったり、交際中の女優との別離、孤独からくる強迫観念症などが彼を襲った。
彼は人生の最後の賭けをし、ロングビーチ港で開発したハーキュリーズ号のフライトを何としても成功させたかった。果たして成功したのか...。
【鑑賞後の感想】
ハワード・ヒューズと言う人物像をすらすらと語れる日本人はごく僅かだろう。私も僅かに自ら航空会社を設立していた程度知識しかなかった。
逆に定着したイメージが無いだけに、素直に映画を観れたかもしれない。ディカプリオはアカデミー賞授賞はならなかったが、それはレイ・チャールズを演じたジェイミー・フォックスが余りにも素晴らしすぎたからだ。
今回のヒューズの生涯は、彼の一番華やかだった頃を描いたものだが出来ればその後のヒューズも、どうなったかさらりと紹介してもらいたかった。
原題：The Aviator(アメリカ)９３分
【この映画について】
本作品は今年のアカデミー賞授賞式で話題をさらった作品だ。何よりも日本で大人気のレオ様の作品でもあり、レオ様が念願のアカデミー賞授賞なるかが注目された。前哨戦のゴールデン・グローヴ賞では「レイ」のジェイミー・フォックスと共に授賞をしていただけに期待された。
結局この映画からは キャサリン・ヘップバーンを演じたケイト・ブランシェットが助演女優賞に、その他には技術系部門で撮影賞、編集賞、美術賞、衣装デザイン賞の計５部門で授賞した。 監督賞を目指していたマーティン・スコセッシは今回も涙を呑んだ。
【ストーリー（ネタバレなし）】
本作品は３時間弱の長編映画ゆえに、このストーリーを逐一書いてしまうとうっかりこれを読んでしまった人を白けさせてしまうかな？
日本人には馴染みに薄い人物ハワード・ヒューズとは映画界と航空業界の、二つの業界の発展に大いに寄与した米国人である。１９０５年にテキサス州ヒューストンに生まれ１９７６年に亡くなる。映画ではその中の主に１９２７年から第二次大戦後の１９４７年辺りまでを中心に描いた。彼の後半生は隠遁生活を送っていたために、最も影響力があり華やかだった時代にスポットをあてて描いた。
ヒューズは親から継いだ遺産を元手に航空業界と映画業界の双方に進出する。映画業界はサイレントからトーキーへと移行する時代に差し掛かっていた。そんな中でも自ら監督・制作に携わり巨額の資金を投じた「地獄の天使」が大ヒットし一躍ハリウッドの寵児に。そんな彼はハリウッド女優のキャサリン・ヘップバーン（ケイト・ブランシェット）やエヴァ・ガードナー（ケイト・ベッキンセール）らと浮名を流すことでステータスを高めていった。
一方航空業界でもTWAを買収しパンナムと対抗するべく、航空機の開発に自らの会社ヒューズ・エアクラフト社を設立する。自らが陣頭指揮にあたりデザインや設計を指示するヒューズは自信満々だった。更に自らが操縦して開発にあたった飛行機H-1が当時の世界最速記録を樹立した。だがそんな快進撃を快く思わないのがライヴァル社のパンナムだった。パンナムは政治家を利用して、パンナム社が国際線を独占出来るような法案を立案し可決させようと画策していた。
この法案を阻止するべく公聴会に出席したヒューズだが、そこで彼は逆襲に転じた。どんな逆襲かは映画館で観てのお楽しみです。
ここまで順風だったヒューズの生活にも徐々に翳りが見え始めてきた。自社で制作した偵察機のテスト飛行に失敗し、ビヴァリーヒルズの住宅街に墜落し自らも重傷を負う。更に、FBIより軍用機開発資金の不透明な流れを追及されたり、制作し映画が映倫コードにひっかったり、交際中の女優との別離、孤独からくる強迫観念症などが彼を襲った。
彼は人生の最後の賭けをし、ロングビーチ港で開発したハーキュリーズ号のフライトを何としても成功させたかった。果たして成功したのか...。
【鑑賞後の感想】
ハワード・ヒューズと言う人物像をすらすらと語れる日本人はごく僅かだろう。私も僅かに自ら航空会社を設立していた程度知識しかなかった。
逆に定着したイメージが無いだけに、素直に映画を観れたかもしれない。ディカプリオはアカデミー賞授賞はならなかったが、それはレイ・チャールズを演じたジェイミー・フォックスが余りにも素晴らしすぎたからだ。
今回のヒューズの生涯は、彼の一番華やかだった頃を描いたものだが出来ればその後のヒューズも、どうなったかさらりと紹介してもらいたかった。
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